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第6話 三大竜【大地の覇竜編】
5 バカコンビと再会
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再び行動を再開させた。
途中、殺人竜討伐に挑戦していると思われる人達と何人かすれ違ったりする。皆、負傷してやむなく下山する者達だ。この辺りの魔物達にやられたのだろう。進むほどに魔物も強くなってきているから。その表情は暗かったり、悔しそうだったりと様々だった。
「ぎゃあああッ! だっ、誰か助けてくれーッ!」
突如、助けを求める鋭い悲鳴が辺りの空気を切り裂いた。
「行ってみましょう!」
ロートレックさんが真っ先に駆けだし、私達もその後を追う。
悲鳴が聞こえた先では、二人組の男達が紫色の巨大なアリに囲まれ、大ピンチに陥っていた。
よくよく見ると、その二人はウマ男とカバ男だった。こいつらもお約束な再登場をしてくれる……。
カバ男はかなり深手を負ったらしく、ぐったりと木にもたれ座り込んでいる。苦痛に顔を歪め、顔色が非常に悪い。
ウマ男は棍棒をめちゃくちゃに振り回して大アリ達を攻撃しているが、やられてしまうのは時間の問題だろう。
「これはまた、厄介な連中に襲われているものだな」
アレックスが他人事のように淡々と呟いた。
「のんきに感想を述べている場合じゃないですよ。彼らを助けますよ!」
「おう!」
ロートレックさんとケンユウさんは大アリの群の中に飛び込んでいった。
「仕方ないな。クリムベール、あの肥えた小僧、奴らの毒を食らったようだ。治療しに行ってやれ」
「うん、わかった!」
クリンちゃんは元気よく返事をすると、カバ男の元へ駆けだした。
「ノイア、虫が嫌いだそうだが今回ばかりは数が多い。観念してお前も戦え」
「言われなくてもわかってるわよ!」
ノイアさんはそう言うと短刀を鞘から抜き、戦いに加わる。
「ユウコ、お前はここでじっとしていろ」
アレックスは私に結界の魔法をかけ、めんどくさそうに戦闘に参加しに行った。
みんなが戦う姿をただ見守る。
戦えないから仕方ないけど、こうやってただ見てるしかできないというのは、結構もどかしいものだ。
みんなは手際よく大アリ達を倒していく。
しかし、かなりの数を倒しているにもかかわらず数が減らない。っていうか、むしろ増えてない!?
「ちょっと、これどういうこと!? こいつら、後から後からわいてくるわよ!?」
たまらずノイアさんが叫んだ。
「人海戦術がこいつらの最大の武器だからな。次々に仲間を呼び寄せ、とにかく数で攻めてくる」
アレックスは戦いながら、淡々と説明する。
「これではキリがありませんね。ここは僕に任せてください。皆さん、巻き込まれないよう気をつけてくださいね」
ロートレックさんは不思議な文字が刻まれた大きな本を出現させ、それを開き、何やら呪文を唱え始めた。
頭上に一帯を覆う程の巨大な魔法陣が浮かび上がり、まばゆい閃光と雷鳴とともに、稲妻が大アリ達を襲う。
大アリの群は一瞬にして塵となり、あっけなく全滅してしまった。
「生き残りは……いないようですね」
ロートレックさんは辺りを注意深く確認する。
大丈夫そうなので私もみんなの元へ行く。
「今の、もの凄く高位の術じゃない! あんなのを使えるなんて、あんた何気に凄いわね」
ノイアさんが尊敬と感心の眼差しでロートレックさんを見る。
「ロートレック、やるねえ」
ケンユウさんも楽しそうに尊敬の眼差しを送る。
「短時間で決着がついたことは評価するが、少々やり過ぎだ。見ろ、そこかしこに被害が出ている。お前、相変わらず加減するということを知らんな」
アレックスは巻き添えになってなぎ倒された木々を指して、淡々と嫌味ったらしく指摘した。
「すみません、加減はしたつもりなんですけど……」
ロートレックさんは申し訳なさそうな表情で謝る。
「ふ~、助かったぜ~。ったくよォ、あんなキモい奴らがいるなんて聞いてねーし。あんたらサンキュな」
ウマ男が軽い調子で礼を言ってきた。
「さっさと帰れ。こんな連中に手こずっているようでは話にならん。殺人竜討伐など到底無理だ」
アレックスは厳しい物言いで忠告する。
「はぁ? あんた、何様ですか~? 偉そうに指図すんじゃねーよ!」
アレックスの正論だけど尊大な物言いにウマ男は気を悪くし、露骨に顔をしかめる。
「な、なあ、やっぱ帰ろうぜ? この兄ちゃんの言う通りだって。俺、もうあんな目に遭うのヤだよぉ。殺人竜とやらも、噂じゃとんでもねえ化物って言うしさぁ」
カバ男は怯えた顔でウマ男の腕を引っ張る。
「冗談じゃねーよ! 一千万ディルだぜ? 目の前にぶら下がってる大金を、おめーはみすみす諦めんのか!?」
ウマ男はカバ男を振り払い、胸ぐらを掴み上げ、耳障りな甲高い声で怒鳴りつけた。
「簡単に仰いますが、一千万は殺人竜討伐に成功しなければ、手にすることはできないのですが……」
ロートレックさんは呆れたような表情で、もっともな突っ込みを入れる。
「それがどうしたってんだ! 殺人竜なんて、どうせちょれー奴に決まってらァ。だって殺人竜だぜ? んなショボい名前のトカゲに俺が負けるわけねんだよッ!」
ウマ男は顔を真っ赤にして、唾を飛ばしながらまくしたてた。
何こいつ? 頭おかしいんじゃないの? ただのトカゲに一千万の懸賞金がつくわけないじゃん。
みんなも私と同じことを思っているようだ。無言のまま憐れみの視線をウマ男に注いでいる。
「……あんた、脳みそ腐ってんじゃないの? そんな弱いドラゴンだったら国がわざわざお触れを出して、一千万もの懸賞金をかけるわけないでしょ。ちょっと考えたらわかりそうなことじゃない」
ついにノイアさんが沈黙を破り、キツい言葉でウマ男の頭の悪さを指摘した。
「そうだぜ。殺人竜は生半可なドラゴンじゃねえ。例えばお前さんが百人いたとする。その百人で挑んだとしても、あっという間に返り討ちに遭うだろうよ」
ケンユウさんもわかりやすい例えで、殺人竜の恐ろしさを教える。
「ざけんなよ! なんでテメーにそこまでバカにされなきゃなんねーんだ、オラァッ!」
ウマ男はケンユウさんの胸ぐらを掴んで凄む。
「よっ、止せよぉ! この男、ドラクワルトだぞ!? 最強の種族っていわれてる奴に喧嘩なんか売るなよぉ!」
おろおろしながらカバ男が止めに入る。
「最強の種族っていうのは言い過ぎだがな……。気に障る言い方したのは謝る。が、俺も竜滅士の端くれだ。実力を見抜く目はあるつもりだ」
ケンユウさんは襟に留められているバッジを指して言った。それが竜滅士の証らしい。
「くっ……!」
ウマ男もようやく現実を理解したようで、ケンユウさんを解放する。
「な?な? 早く帰ろうぜ? 俺、まだ死にたくねえよぉ……!」
カバ男は今にも泣きそうな顔でウマ男にすがりつく。
「ちっ!」
ウマ男は憎々しげに舌打ちをすると無言で山を降りていった。カバ男は「待てよぉ!」と叫び、慌ててその後を追う。
「……やれやれ、やっと諦めてくれたわね。気に食わない奴とはいえ、むざむざ死にに行くような真似を、見過ごすことはできないわ」
ウマ男の背を見つめ、ノイアさんが呟いた。
「そうか? 私にはそうは見えなかったが……。肥えた小僧はともかく、あの痩せた小僧は性懲りもなく、また戻ってきそうだぞ? もっと徹底的に脅かした方がよかったのではないか?」
「脅かすって、例えばどんな風によ?」
「そうだな……、この先に生息している、食人鬼・オーガの巣に、あの小僧を放り込んでみるとかだ。これなら確実に、あの小僧の心を折ることができるだろう」
アレックスは無表情に淡々と、恐ろしい例えを繰り出してきた。
「……それマジで言ってんの? だとしたらあんた、エルセノアの皮を被った悪魔ね」
ノイアさんは軽蔑の眼差しでアレックスを見る。
「ま、後は自己責任だ。俺達がそこまで面倒みる必要もねえだろ。んじゃ、先に進もうぜ」
ケンユウさんに促されて、私達は行動を再開させた。
途中、殺人竜討伐に挑戦していると思われる人達と何人かすれ違ったりする。皆、負傷してやむなく下山する者達だ。この辺りの魔物達にやられたのだろう。進むほどに魔物も強くなってきているから。その表情は暗かったり、悔しそうだったりと様々だった。
「ぎゃあああッ! だっ、誰か助けてくれーッ!」
突如、助けを求める鋭い悲鳴が辺りの空気を切り裂いた。
「行ってみましょう!」
ロートレックさんが真っ先に駆けだし、私達もその後を追う。
悲鳴が聞こえた先では、二人組の男達が紫色の巨大なアリに囲まれ、大ピンチに陥っていた。
よくよく見ると、その二人はウマ男とカバ男だった。こいつらもお約束な再登場をしてくれる……。
カバ男はかなり深手を負ったらしく、ぐったりと木にもたれ座り込んでいる。苦痛に顔を歪め、顔色が非常に悪い。
ウマ男は棍棒をめちゃくちゃに振り回して大アリ達を攻撃しているが、やられてしまうのは時間の問題だろう。
「これはまた、厄介な連中に襲われているものだな」
アレックスが他人事のように淡々と呟いた。
「のんきに感想を述べている場合じゃないですよ。彼らを助けますよ!」
「おう!」
ロートレックさんとケンユウさんは大アリの群の中に飛び込んでいった。
「仕方ないな。クリムベール、あの肥えた小僧、奴らの毒を食らったようだ。治療しに行ってやれ」
「うん、わかった!」
クリンちゃんは元気よく返事をすると、カバ男の元へ駆けだした。
「ノイア、虫が嫌いだそうだが今回ばかりは数が多い。観念してお前も戦え」
「言われなくてもわかってるわよ!」
ノイアさんはそう言うと短刀を鞘から抜き、戦いに加わる。
「ユウコ、お前はここでじっとしていろ」
アレックスは私に結界の魔法をかけ、めんどくさそうに戦闘に参加しに行った。
みんなが戦う姿をただ見守る。
戦えないから仕方ないけど、こうやってただ見てるしかできないというのは、結構もどかしいものだ。
みんなは手際よく大アリ達を倒していく。
しかし、かなりの数を倒しているにもかかわらず数が減らない。っていうか、むしろ増えてない!?
「ちょっと、これどういうこと!? こいつら、後から後からわいてくるわよ!?」
たまらずノイアさんが叫んだ。
「人海戦術がこいつらの最大の武器だからな。次々に仲間を呼び寄せ、とにかく数で攻めてくる」
アレックスは戦いながら、淡々と説明する。
「これではキリがありませんね。ここは僕に任せてください。皆さん、巻き込まれないよう気をつけてくださいね」
ロートレックさんは不思議な文字が刻まれた大きな本を出現させ、それを開き、何やら呪文を唱え始めた。
頭上に一帯を覆う程の巨大な魔法陣が浮かび上がり、まばゆい閃光と雷鳴とともに、稲妻が大アリ達を襲う。
大アリの群は一瞬にして塵となり、あっけなく全滅してしまった。
「生き残りは……いないようですね」
ロートレックさんは辺りを注意深く確認する。
大丈夫そうなので私もみんなの元へ行く。
「今の、もの凄く高位の術じゃない! あんなのを使えるなんて、あんた何気に凄いわね」
ノイアさんが尊敬と感心の眼差しでロートレックさんを見る。
「ロートレック、やるねえ」
ケンユウさんも楽しそうに尊敬の眼差しを送る。
「短時間で決着がついたことは評価するが、少々やり過ぎだ。見ろ、そこかしこに被害が出ている。お前、相変わらず加減するということを知らんな」
アレックスは巻き添えになってなぎ倒された木々を指して、淡々と嫌味ったらしく指摘した。
「すみません、加減はしたつもりなんですけど……」
ロートレックさんは申し訳なさそうな表情で謝る。
「ふ~、助かったぜ~。ったくよォ、あんなキモい奴らがいるなんて聞いてねーし。あんたらサンキュな」
ウマ男が軽い調子で礼を言ってきた。
「さっさと帰れ。こんな連中に手こずっているようでは話にならん。殺人竜討伐など到底無理だ」
アレックスは厳しい物言いで忠告する。
「はぁ? あんた、何様ですか~? 偉そうに指図すんじゃねーよ!」
アレックスの正論だけど尊大な物言いにウマ男は気を悪くし、露骨に顔をしかめる。
「な、なあ、やっぱ帰ろうぜ? この兄ちゃんの言う通りだって。俺、もうあんな目に遭うのヤだよぉ。殺人竜とやらも、噂じゃとんでもねえ化物って言うしさぁ」
カバ男は怯えた顔でウマ男の腕を引っ張る。
「冗談じゃねーよ! 一千万ディルだぜ? 目の前にぶら下がってる大金を、おめーはみすみす諦めんのか!?」
ウマ男はカバ男を振り払い、胸ぐらを掴み上げ、耳障りな甲高い声で怒鳴りつけた。
「簡単に仰いますが、一千万は殺人竜討伐に成功しなければ、手にすることはできないのですが……」
ロートレックさんは呆れたような表情で、もっともな突っ込みを入れる。
「それがどうしたってんだ! 殺人竜なんて、どうせちょれー奴に決まってらァ。だって殺人竜だぜ? んなショボい名前のトカゲに俺が負けるわけねんだよッ!」
ウマ男は顔を真っ赤にして、唾を飛ばしながらまくしたてた。
何こいつ? 頭おかしいんじゃないの? ただのトカゲに一千万の懸賞金がつくわけないじゃん。
みんなも私と同じことを思っているようだ。無言のまま憐れみの視線をウマ男に注いでいる。
「……あんた、脳みそ腐ってんじゃないの? そんな弱いドラゴンだったら国がわざわざお触れを出して、一千万もの懸賞金をかけるわけないでしょ。ちょっと考えたらわかりそうなことじゃない」
ついにノイアさんが沈黙を破り、キツい言葉でウマ男の頭の悪さを指摘した。
「そうだぜ。殺人竜は生半可なドラゴンじゃねえ。例えばお前さんが百人いたとする。その百人で挑んだとしても、あっという間に返り討ちに遭うだろうよ」
ケンユウさんもわかりやすい例えで、殺人竜の恐ろしさを教える。
「ざけんなよ! なんでテメーにそこまでバカにされなきゃなんねーんだ、オラァッ!」
ウマ男はケンユウさんの胸ぐらを掴んで凄む。
「よっ、止せよぉ! この男、ドラクワルトだぞ!? 最強の種族っていわれてる奴に喧嘩なんか売るなよぉ!」
おろおろしながらカバ男が止めに入る。
「最強の種族っていうのは言い過ぎだがな……。気に障る言い方したのは謝る。が、俺も竜滅士の端くれだ。実力を見抜く目はあるつもりだ」
ケンユウさんは襟に留められているバッジを指して言った。それが竜滅士の証らしい。
「くっ……!」
ウマ男もようやく現実を理解したようで、ケンユウさんを解放する。
「な?な? 早く帰ろうぜ? 俺、まだ死にたくねえよぉ……!」
カバ男は今にも泣きそうな顔でウマ男にすがりつく。
「ちっ!」
ウマ男は憎々しげに舌打ちをすると無言で山を降りていった。カバ男は「待てよぉ!」と叫び、慌ててその後を追う。
「……やれやれ、やっと諦めてくれたわね。気に食わない奴とはいえ、むざむざ死にに行くような真似を、見過ごすことはできないわ」
ウマ男の背を見つめ、ノイアさんが呟いた。
「そうか? 私にはそうは見えなかったが……。肥えた小僧はともかく、あの痩せた小僧は性懲りもなく、また戻ってきそうだぞ? もっと徹底的に脅かした方がよかったのではないか?」
「脅かすって、例えばどんな風によ?」
「そうだな……、この先に生息している、食人鬼・オーガの巣に、あの小僧を放り込んでみるとかだ。これなら確実に、あの小僧の心を折ることができるだろう」
アレックスは無表情に淡々と、恐ろしい例えを繰り出してきた。
「……それマジで言ってんの? だとしたらあんた、エルセノアの皮を被った悪魔ね」
ノイアさんは軽蔑の眼差しでアレックスを見る。
「ま、後は自己責任だ。俺達がそこまで面倒みる必要もねえだろ。んじゃ、先に進もうぜ」
ケンユウさんに促されて、私達は行動を再開させた。
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