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第4話 菜園荒しを捕まえろ
7 犯人の正体
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「犯人を捕らえることができたぞ」
翌日の早朝。アレックスは無表情にそう告げた。
その犯人は、菜園にある農具置き場の小屋に閉じ込めてあるのだという。
私達は早速、その小屋へと向かった。
「こっ、この子が犯人だったの!?」
「うわ、超可愛いんだけど!」
「まるで、ぬいぐるみみたいね」
クリンちゃん、私、ノイアさんの順に、それぞれ犯人に対しての台詞だ。
その犯人とは、愛くるしい一匹の生き物だった。ケージの中から、『ププ~』という可愛らしい鳴き声を発して、円らな瞳で私達を見つめている。
コロンとまん丸で、どことなくペンギンのぬいぐるみっぽい。大きさはだいたい二十センチほど。体毛は綺麗なブルーで、見るからにフカフカしてそうだ。猫のような耳をもち、額にはエルセノアと同じような結晶がある。その色は体毛より濃いめのブルーで、それがまるで宝石の様に美しい。
アレックスの話によれば、この子は動物とは思えぬ手際で作物を取り、それを旺盛な食欲で食べ始めたのだという。
「さあクリムベール、気の済むまで存分に痛めつけるがいい」
アレックスは無表情顔で、思わず耳を疑いたくなるドSな台詞を吐いた。いきなり何言いだすの、こいつ!?
「アレックス何考えてるの!? そんなこと、できるわけないでしょ!?」
クリンちゃんが即座に反論する。
「しかしお前は昨日、犯人を捕まえたらぼこぼこにしてやる、などと物騒な宣言をしていたではないか」
アレックスはしれっと言った。
「あう……、あ、あの時はカッカしてたから、つい……」
クリンちゃんは、ばつが悪いといった感じで言い淀む。
「ところでこの子、なんていう動物なの? こんなの、見たことないんだけど」
「こいつは妖獣・ププカだな」
「ようじゅう・ププカ?」
「そこそこ知能は高いが、人語を解せん下等な妖精だ。そして、この世界で最も脆弱な動物に当たる存在だ。何せ野良猫より弱いからな。私が子供の頃は世界中至る所で大量に棲息していた。それこそ“一匹見かけたら、その近辺に三十匹は潜んでいる”という感じにな」
「何よそれ……。こんな可愛い子に、まるでゴキブリと同じような言い回しするんじゃないわよ……」
呆れた感じにノイアさんが突っ込む。
「あんたの子供時代って……、それって何年前の話?」
見当もつかないので訊いてみる。ってか、こいつにも子供の頃があったんだ。きっと可愛げ皆無の、くそ生意気なガキだったんだろうな。
「大体八百年ほど前だ。まあ、そんなどこにでもいるような奴らだったが、現在は絶滅の危機に瀕し、稀少生物になっている」
「へ~、なんで?」
「こいつらの額の結晶。シルフライトというのだが、これに安定型の伝動エネルギーが多量に含まれていることが判明してな。瞬く間に乱獲され、数が激減したというわけだ」
「てんどう……エネルギー?」
「主に機械を動かす時に必要となるエネルギー源のことだ」
なるほど~。地球でいう電気みたいなもんか。
「ところで、袋叩きにする件は中止ならば、こいつの処分はどうする? ……ああ、闇市にでも売り飛ばすというのはどうだ? 稀少生物だから高額取引してくれるぞ。菜園荒らしがなくなる上に大金まで手には入る。まさに一石二鳥というやつだ」
アレックスが非情な提案をしれっとしてきた。
「げっ、何それ!? そんな最低な行為、できるわけないじゃん!」
すぐさま反対した。
「そうか。お前は意外に欲がないのだな。ではいっそのこと、今晩のお前達の食事の材料にでもしてしまうか? 聞いた話では、こいつの肉はなかなか美味いらしい。特にこいつはまだ幼体だ。肉は格別に柔らかいことだろう」
アレックスがさらに血も涙もない提案をサラッと炸裂させた。
「んなッ!? さっきの処遇よりひどいこと思いつかないでよ! ほんっと、信じらんない! この鬼畜ッ!」
アレックスの胸ぐらに掴みかかり怒鳴った。
「まったくよ! 黙って聞いてりゃ、とんでもない提案ばかり。そんな可哀想なこと、できるわけないでしょ!?」
「アレックスの悪魔! この子を食べるなんてダメだよ!」
ノイアさんとクリンちゃんもアレックスに非難の言葉を浴びせる。
こんな可愛い子を“闇市に売る”とか“食材にする”とかってマジあり得ない! こんな非道な提案思いつくって、こいつに流れてる血の色は、きっと真っ黒に違いないよね!
「そうは言うがお前達、それはこいつの姿が愛らしいからだろう? たとえばこいつが巨大なゴキブリだったらどうだ? お前達、その台詞言えるのか? 言えないだろう? どうせ、気持ち悪いなどと喚き『早く始末してくれ』と言うに違いない」
私達三人に手厳しい攻撃を受け、アレックスは負けじと言い返してきた。
こいつ、何屁理屈こねてやり返してきてんの!? 私達三人から集中砲火にあったのが、そんなに悔しかった!?
「気持ち悪いこと言い出さないでよ! 想像するとトラウマになりそうじゃない!」
ノイアさんがアレックスの頭を叩いて突っ込む。
「ではお前達は、こいつをどう処分したいのだ? もしや逃がすのか? それでは、元の木阿弥というやつだ」
「じゃあね、この子、うちの子にしちゃうのは?」
クリンちゃんがそう提案する。どうやら飼いたいということらしい。
「好きにすればいい。ただし、面倒はきちんと見るのだぞ」
アレックスはそう許可すると、一足先に屋敷の方へと戻っていった。
「やったあ♪ 今日からよろしくね」
クリンちゃんはケージの中からププカを出し、抱き上げる。
「ププ~♪」
ププカの方も、いきなりクリンちゃんに懐いたようだ。かなり人懐っこい性格らしい。
「ねえねえ、私にも抱っこさせてくれる?」
「うん、いいよ」
私はププカを受け取り抱き上げる。思いの外軽かった。はう~、フッカフカ~♪
「ププ~♪」
人懐っこいくりくりお目々で見つめてくる。いやん♪ もう可愛過ぎ!
基本的な飼い方を教えてもらうため、私達はアレックスの書斎へ押し掛けた。
「アレックス、プリンちゃんは、何を食べるの?」
クリンちゃんが訊いた。“プリンちゃん”とは、ププカに付けた名前だ。食べ物の名前を付けるなんて、クリンちゃんはやっぱり食いしん坊だなぁ。
「そいつらは雑食性だ。なんでも食べる」
アレックスは何やら書き物をしながら淡々と答えた。
「食べさせちゃいけないものはないの? ほら、食べたら中毒起こすものとか」
ノイアさんが訊いた。
「恐ろしく悪食だ。そういったものは何もない」
アレックスは、羽ペンを走らせながら、淡々と説明する。
「や~ん、プリンちゃんってばくすぐったいよぉ」
「ププ~♪ ププ~♪」
プリンがクリンちゃんに甘えている。
「……お前達、いつまでここにいるつもりだ?」
アレックスがこちらを見ようともせず言った。心なしか微妙に不機嫌そうだ。
「やんっ! もうプリンちゃん、そんなとこに潜っちゃダメ~!」
プリンはクリンちゃんのスカートの中に顔を突っ込んでいる。こらこらプリン、もしや君はオスなのかい?
「早くそいつを、どこかへ連れていってくれないか? そいつの甘えたような甲高い鳴き声が耳に障って仕方ない」
アレックスがようやくこちらを見て言った。無表情だけど、何となく顔に不機嫌さが現れている。いつもなら、私達が入り浸って騒いでても特に何も言わないのに……。
あ、もしや、プリンに妬いてんの? クリンちゃんをプリンに取られちゃって嫉妬心燃やしちゃってるの!? それともクリンちゃんにベタベタ甘えるプリンが羨ましくて僻んでんの!? どっちにしても男の嫉妬なんてみっともないぞ、アレックス!
「何? もしかして、あんたプリンに妬いてんの? クリンちゃん取られちゃったから」
ノイアさんがにやにやしながら、私が思ったことを口にした。
「そんなわけないだろう。誰にだって生理的に受け付けないものがあるだろう? それが私の場合、そいつの鳴き声だというだけの話だ」
アレックスはそう言って、再び羽ペンを走らせ始める。
あんなこと言っちゃって、ほんとのとこはどーだか……。アレックスってクリンちゃんに結構メロメロだよね。クリンちゃんのワガママは大抵叶えてあげちゃうし……。
そのことを言ってやろうかと思ったけど止めておいた。どうせ、いつもの無表情顔で屁理屈こねて回避されるに決まっているから。
翌日の早朝。アレックスは無表情にそう告げた。
その犯人は、菜園にある農具置き場の小屋に閉じ込めてあるのだという。
私達は早速、その小屋へと向かった。
「こっ、この子が犯人だったの!?」
「うわ、超可愛いんだけど!」
「まるで、ぬいぐるみみたいね」
クリンちゃん、私、ノイアさんの順に、それぞれ犯人に対しての台詞だ。
その犯人とは、愛くるしい一匹の生き物だった。ケージの中から、『ププ~』という可愛らしい鳴き声を発して、円らな瞳で私達を見つめている。
コロンとまん丸で、どことなくペンギンのぬいぐるみっぽい。大きさはだいたい二十センチほど。体毛は綺麗なブルーで、見るからにフカフカしてそうだ。猫のような耳をもち、額にはエルセノアと同じような結晶がある。その色は体毛より濃いめのブルーで、それがまるで宝石の様に美しい。
アレックスの話によれば、この子は動物とは思えぬ手際で作物を取り、それを旺盛な食欲で食べ始めたのだという。
「さあクリムベール、気の済むまで存分に痛めつけるがいい」
アレックスは無表情顔で、思わず耳を疑いたくなるドSな台詞を吐いた。いきなり何言いだすの、こいつ!?
「アレックス何考えてるの!? そんなこと、できるわけないでしょ!?」
クリンちゃんが即座に反論する。
「しかしお前は昨日、犯人を捕まえたらぼこぼこにしてやる、などと物騒な宣言をしていたではないか」
アレックスはしれっと言った。
「あう……、あ、あの時はカッカしてたから、つい……」
クリンちゃんは、ばつが悪いといった感じで言い淀む。
「ところでこの子、なんていう動物なの? こんなの、見たことないんだけど」
「こいつは妖獣・ププカだな」
「ようじゅう・ププカ?」
「そこそこ知能は高いが、人語を解せん下等な妖精だ。そして、この世界で最も脆弱な動物に当たる存在だ。何せ野良猫より弱いからな。私が子供の頃は世界中至る所で大量に棲息していた。それこそ“一匹見かけたら、その近辺に三十匹は潜んでいる”という感じにな」
「何よそれ……。こんな可愛い子に、まるでゴキブリと同じような言い回しするんじゃないわよ……」
呆れた感じにノイアさんが突っ込む。
「あんたの子供時代って……、それって何年前の話?」
見当もつかないので訊いてみる。ってか、こいつにも子供の頃があったんだ。きっと可愛げ皆無の、くそ生意気なガキだったんだろうな。
「大体八百年ほど前だ。まあ、そんなどこにでもいるような奴らだったが、現在は絶滅の危機に瀕し、稀少生物になっている」
「へ~、なんで?」
「こいつらの額の結晶。シルフライトというのだが、これに安定型の伝動エネルギーが多量に含まれていることが判明してな。瞬く間に乱獲され、数が激減したというわけだ」
「てんどう……エネルギー?」
「主に機械を動かす時に必要となるエネルギー源のことだ」
なるほど~。地球でいう電気みたいなもんか。
「ところで、袋叩きにする件は中止ならば、こいつの処分はどうする? ……ああ、闇市にでも売り飛ばすというのはどうだ? 稀少生物だから高額取引してくれるぞ。菜園荒らしがなくなる上に大金まで手には入る。まさに一石二鳥というやつだ」
アレックスが非情な提案をしれっとしてきた。
「げっ、何それ!? そんな最低な行為、できるわけないじゃん!」
すぐさま反対した。
「そうか。お前は意外に欲がないのだな。ではいっそのこと、今晩のお前達の食事の材料にでもしてしまうか? 聞いた話では、こいつの肉はなかなか美味いらしい。特にこいつはまだ幼体だ。肉は格別に柔らかいことだろう」
アレックスがさらに血も涙もない提案をサラッと炸裂させた。
「んなッ!? さっきの処遇よりひどいこと思いつかないでよ! ほんっと、信じらんない! この鬼畜ッ!」
アレックスの胸ぐらに掴みかかり怒鳴った。
「まったくよ! 黙って聞いてりゃ、とんでもない提案ばかり。そんな可哀想なこと、できるわけないでしょ!?」
「アレックスの悪魔! この子を食べるなんてダメだよ!」
ノイアさんとクリンちゃんもアレックスに非難の言葉を浴びせる。
こんな可愛い子を“闇市に売る”とか“食材にする”とかってマジあり得ない! こんな非道な提案思いつくって、こいつに流れてる血の色は、きっと真っ黒に違いないよね!
「そうは言うがお前達、それはこいつの姿が愛らしいからだろう? たとえばこいつが巨大なゴキブリだったらどうだ? お前達、その台詞言えるのか? 言えないだろう? どうせ、気持ち悪いなどと喚き『早く始末してくれ』と言うに違いない」
私達三人に手厳しい攻撃を受け、アレックスは負けじと言い返してきた。
こいつ、何屁理屈こねてやり返してきてんの!? 私達三人から集中砲火にあったのが、そんなに悔しかった!?
「気持ち悪いこと言い出さないでよ! 想像するとトラウマになりそうじゃない!」
ノイアさんがアレックスの頭を叩いて突っ込む。
「ではお前達は、こいつをどう処分したいのだ? もしや逃がすのか? それでは、元の木阿弥というやつだ」
「じゃあね、この子、うちの子にしちゃうのは?」
クリンちゃんがそう提案する。どうやら飼いたいということらしい。
「好きにすればいい。ただし、面倒はきちんと見るのだぞ」
アレックスはそう許可すると、一足先に屋敷の方へと戻っていった。
「やったあ♪ 今日からよろしくね」
クリンちゃんはケージの中からププカを出し、抱き上げる。
「ププ~♪」
ププカの方も、いきなりクリンちゃんに懐いたようだ。かなり人懐っこい性格らしい。
「ねえねえ、私にも抱っこさせてくれる?」
「うん、いいよ」
私はププカを受け取り抱き上げる。思いの外軽かった。はう~、フッカフカ~♪
「ププ~♪」
人懐っこいくりくりお目々で見つめてくる。いやん♪ もう可愛過ぎ!
基本的な飼い方を教えてもらうため、私達はアレックスの書斎へ押し掛けた。
「アレックス、プリンちゃんは、何を食べるの?」
クリンちゃんが訊いた。“プリンちゃん”とは、ププカに付けた名前だ。食べ物の名前を付けるなんて、クリンちゃんはやっぱり食いしん坊だなぁ。
「そいつらは雑食性だ。なんでも食べる」
アレックスは何やら書き物をしながら淡々と答えた。
「食べさせちゃいけないものはないの? ほら、食べたら中毒起こすものとか」
ノイアさんが訊いた。
「恐ろしく悪食だ。そういったものは何もない」
アレックスは、羽ペンを走らせながら、淡々と説明する。
「や~ん、プリンちゃんってばくすぐったいよぉ」
「ププ~♪ ププ~♪」
プリンがクリンちゃんに甘えている。
「……お前達、いつまでここにいるつもりだ?」
アレックスがこちらを見ようともせず言った。心なしか微妙に不機嫌そうだ。
「やんっ! もうプリンちゃん、そんなとこに潜っちゃダメ~!」
プリンはクリンちゃんのスカートの中に顔を突っ込んでいる。こらこらプリン、もしや君はオスなのかい?
「早くそいつを、どこかへ連れていってくれないか? そいつの甘えたような甲高い鳴き声が耳に障って仕方ない」
アレックスがようやくこちらを見て言った。無表情だけど、何となく顔に不機嫌さが現れている。いつもなら、私達が入り浸って騒いでても特に何も言わないのに……。
あ、もしや、プリンに妬いてんの? クリンちゃんをプリンに取られちゃって嫉妬心燃やしちゃってるの!? それともクリンちゃんにベタベタ甘えるプリンが羨ましくて僻んでんの!? どっちにしても男の嫉妬なんてみっともないぞ、アレックス!
「何? もしかして、あんたプリンに妬いてんの? クリンちゃん取られちゃったから」
ノイアさんがにやにやしながら、私が思ったことを口にした。
「そんなわけないだろう。誰にだって生理的に受け付けないものがあるだろう? それが私の場合、そいつの鳴き声だというだけの話だ」
アレックスはそう言って、再び羽ペンを走らせ始める。
あんなこと言っちゃって、ほんとのとこはどーだか……。アレックスってクリンちゃんに結構メロメロだよね。クリンちゃんのワガママは大抵叶えてあげちゃうし……。
そのことを言ってやろうかと思ったけど止めておいた。どうせ、いつもの無表情顔で屁理屈こねて回避されるに決まっているから。
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