4 / 72
第1話 いつもの日常は唐突に壊れ
4 夜と紫煙
しおりを挟む
「へっくし!」
大きなくしゃみとともに目が覚めた。掛け布団も掛けずに眠ってしまったせいだ。少し寒い……。
時計を見ると、3:00時過ぎだ。
クリムベールちゃんから借りたパジャマに着替え、改めてベッドに潜り込んだ。
………………
…………眠れない……。
静かだなぁ。コチコチと時計が秒針を刻む音と、フクロウらしき鳥の鳴き声が時折、かすかに届くだけだ。
もう眠れそうにないや。そうだ、中庭に出て外の空気でも吸ってこようかな。
廊下に出ると、中庭を目指して歩を進める。
本当に広い屋敷だなぁ。アレックスって実は貴族か何か?
迷わないように注意しながら移動したので、無事に中庭にたどり着くことができた。
中央に噴水があり、そこから出ている水しぶきが夜の闇にキラキラと光る。その周りには花壇が作られ、鮮やかな花を咲かせている。クリムベールちゃんがお世話をしてるのかな?
ひょこひょこと噴水に近づく。
「どうした? 眠れないのか?」
突然背後から声を掛けられ、驚いて飛び跳ねた。
「うわ、ビックリしたあ……!」
アレックスだった。
壁を背にして煙草を吸っている。ワイシャツみたいな真っ白なシャツと、黒いズボンという、随分と身軽な格好だ。初対面の時に着ていた、かっちりとした黒装束に比べるとかなり印象が変わる。
にしても、あん時は怖かったよ……。だって大鎌まで持ってたもんね。マジで死神がお迎えに来たかと思った。
「何してんの?」
アレックスに近づいて訊ねた。
「見てわからんか? 煙草を吸っている」
アレックスは私に視線を向けず、空を見ながら答えた。私もつられて空を見上げる。
空には多くの星が瞬いている。その光景は圧巻の一言が相応しい。
「凄っ! 何この星の群れ! 手ぇ伸ばせば掴めそう!」
思わず手を伸ばす。しかし次の瞬間ハッと我に返り、アレックスの方へ視線を向けてみた。ばっちりと目が合う。あちゃー、しっかり見られてたか……。
「その発想、実に子供らしいな。面白いことだ」
アレックスはちっとも面白くなさそうに呟き、再び空を見上げ煙草を吹かす。
「い、いいでしょ別に。だってこんなの見たことないんだもん!」
「お前の住む世界には、星はないのか?」
「あるけど、こんな風に綺麗には見られないよ。まあ、私が住んでたとこではね。だからこんな凄い星空、プラネタリウムでしか見たことないの」
「ぷらねたりうむ?」
「星空や天体の動きを見るための施設だよ」
「ほう、お前の居たチキュウとやらには、そんな場所があるのか」
「っていうかさ、この世界って、本当に月が二つあるんだねぇ。ビックリした!」
そう、このティル・リ・ローナには月が二つある。実際に見るまではちょっと信じられなかったけどね。だけど、本当に空には白い月と黒い月浮かんでいる。
「月が二つあるのは当然だと思うが……」
「それはアレックスがこの世界の住人だからじゃない? 逆にアレックスが地球にきたら、色々驚くと思うよ?」
「ああ、そうかもな」
それきり会話が途切れ、しばらく沈黙が続く。
ちらりとアレックスを見る。空を見上げているアレックスの顔は、相変わらず無表情で何を考えているかわかららない。端正な顔立ちだから、みとれてしまうくらい綺麗だけど、まるで仮面みたいだ。
アレックスは煙草の箱から一本取り出した。その際、私に一瞥をくれ、
「なんだ?」
「あ、いや、アレックスって煙草吸うんだなぁ、と思って……」
「意外だったか?」
「まあね。ほら、話し合いの時とかは、吸ってなかったし」
「私は人前では煙草を控えているからな」
「へえ、なんか意外。あんたそういうことに無頓着そうなのに。でもさ、今、私居るけど?」
「それは、私が煙草を吸っている時に、のこのこやって来たお前が悪いんだ」
「何その理屈……」
アレックスは煙草をくわえると、親指を隠すように握り、しゅっと親指を引き抜いた。すると、親指の先端に火が灯る。それで煙草に火を付け吸い始めた。
「ちょッ! 何々今の!? 魔法? もしかして魔法なのっ!? もっかい! もっかい見せて、お願いッ!」
不思議な現象を目の当たりにし、私は思わずアレックスに飛びつく。
「何をする。危ないではないか。わかったわかった。見せてやるからいい加減離れろ」
アレックスは再びさっきのように火を点けてみせた。
「すご~い! ねえ、これってやっぱ魔法?」
興奮して思わず手を叩く。
「まあ初歩中の初歩といった感じの術だ。この程度の術がそんなに珍しいのか?」
「そりゃもう! 地球では魔法なんて存在しないからね」
「そうか。それは……なんというか信じ難い世界だ。だが、お前からはまったく魔力を感じられんからな。そういう世界もあるということか」
「この世界の人ってみんな魔法が使えるの?」
「まあ、生まれ持った資質によるところが大きいが、初歩の術なら大抵の者が使えると思うぞ」
アレックスは淡々とそう答え煙草を吸う。そして吸い殻を掌サイズの銀色のケースに入れた。
「それ、携帯灰皿ってやつ?」
「そうだ」
「ふ~ん、その辺にポイ捨てしそうな感じなのに。人前で喫煙しないこともそうだけど、何気に喫煙マナーだけはいいんだね。ちょっと見直した」
「……誉められている気がせんな。大体その辺に無造作に捨ててみろ。火事になるかもしれんだろう」
「あ、それもそうだね」
「この屋敷は深い森の中にあるんだ。火事になるということは、この森に生息する多くの動植物達の命を奪うことと同義だ。そんな惨事を招くような軽率な行動は慎まねばならない。命の重さは、人も動植物も全て等しい存在だと私は思うのでな」
意外過ぎる言葉だった。正直、こいつは第一印象もその後の印象も最悪だったから見直した。ただの自己チュー男じゃなかったんだね。
「……そっか。うん、そうだね」
何だか少し嬉しくなった。
「そういえば、、ここで研究者みたいなことをしてるって言ってたけど、どんな研究してんの?」
「なんだ突然……」
「だって気になるでしょ? これから一緒に暮らす人が、何をしてる人なのか」
「お前には関係のないことだ」
「うわ、絶対そう言うと思った。……あ、まさか、人に言えないような、後ろ暗いヤバげな研究してるんじゃないでしょうね?」
「そんなことをしていたら、今頃私は牢獄に繋がれているぞ。安心しろ。法に触れるようなことは何もしていない」
「そっか、それならいいんだけど。……あ~あ、気になるなぁ」
少し不満げに呟いた。アレックスは何も言わない。
しかし、微妙な間が開いたその時、
「……一族を救済する方法を探している」
細い声でアレックスは呟いた。
「え……? それって、エルセノアのこと?」
「ああ」
アレックスは短く答えると、それ以上は何も言おうとしない。
私もその先は何も訊かなかった。というより訊けなかった。私達は出会って間もない間柄なのだ。あまり踏み込んだ話は控えた方がいいに決まっている。
あくびが一つこぼれた。心なしか睡魔が襲ってきている。
「さてと、私、そろそろ寝るね」
「ああ」
「じゃあ、おやすみ……」
中庭を出ようとした時だった。
「ユウコ」
不意に呼び止められた。
「何?」
私は振り返る。
「夜間着に着替えても下着は着けていた方がいい。透けて丸見えな上に、早くから下垂するようになるぞ」
アレックスは無表情に淡々と、余計なお世話的セクハラ発言を炸裂させた。
「こっ……、こ、このスケベッ! あと、垂れるって大きなお世話だよっ!」
反射的に胸を隠す。恥ずかしさで火の玉になったように顔が熱い。恥辱と屈辱のあまり駆け出した。
部屋に戻るなり私は、ベッドに潜り込み、枕に顔を埋める。
ホンット、最低ッ! 何?何なの、あいつ!? なんでそういうこと言っちゃうワケ!? まっ、丸見えって……私、カンペキ見られてんじゃん! もう、サ・イ・ア・ク! っつーか、最後垂れるとか言ってたよね!? 何ソレ!? 大きなお世話だし! 普通女子に面と向かって言う!? 言わねーよッ! もし言ったとしても、そんなん脂ぎったエロおやじだけだよっ! 澄ました顔してあの男、とんだセクハラ野郎だよ!
屈辱で頭がカッカして仕方ない。
しかし、しばらくすると睡魔がうまい具合に私を眠りにつかせてくれた。
☆★☆
こうして私は唐突に、異世界・ティル・リ・ローナで生活をする羽目になってしまったのだ。
大きなくしゃみとともに目が覚めた。掛け布団も掛けずに眠ってしまったせいだ。少し寒い……。
時計を見ると、3:00時過ぎだ。
クリムベールちゃんから借りたパジャマに着替え、改めてベッドに潜り込んだ。
………………
…………眠れない……。
静かだなぁ。コチコチと時計が秒針を刻む音と、フクロウらしき鳥の鳴き声が時折、かすかに届くだけだ。
もう眠れそうにないや。そうだ、中庭に出て外の空気でも吸ってこようかな。
廊下に出ると、中庭を目指して歩を進める。
本当に広い屋敷だなぁ。アレックスって実は貴族か何か?
迷わないように注意しながら移動したので、無事に中庭にたどり着くことができた。
中央に噴水があり、そこから出ている水しぶきが夜の闇にキラキラと光る。その周りには花壇が作られ、鮮やかな花を咲かせている。クリムベールちゃんがお世話をしてるのかな?
ひょこひょこと噴水に近づく。
「どうした? 眠れないのか?」
突然背後から声を掛けられ、驚いて飛び跳ねた。
「うわ、ビックリしたあ……!」
アレックスだった。
壁を背にして煙草を吸っている。ワイシャツみたいな真っ白なシャツと、黒いズボンという、随分と身軽な格好だ。初対面の時に着ていた、かっちりとした黒装束に比べるとかなり印象が変わる。
にしても、あん時は怖かったよ……。だって大鎌まで持ってたもんね。マジで死神がお迎えに来たかと思った。
「何してんの?」
アレックスに近づいて訊ねた。
「見てわからんか? 煙草を吸っている」
アレックスは私に視線を向けず、空を見ながら答えた。私もつられて空を見上げる。
空には多くの星が瞬いている。その光景は圧巻の一言が相応しい。
「凄っ! 何この星の群れ! 手ぇ伸ばせば掴めそう!」
思わず手を伸ばす。しかし次の瞬間ハッと我に返り、アレックスの方へ視線を向けてみた。ばっちりと目が合う。あちゃー、しっかり見られてたか……。
「その発想、実に子供らしいな。面白いことだ」
アレックスはちっとも面白くなさそうに呟き、再び空を見上げ煙草を吹かす。
「い、いいでしょ別に。だってこんなの見たことないんだもん!」
「お前の住む世界には、星はないのか?」
「あるけど、こんな風に綺麗には見られないよ。まあ、私が住んでたとこではね。だからこんな凄い星空、プラネタリウムでしか見たことないの」
「ぷらねたりうむ?」
「星空や天体の動きを見るための施設だよ」
「ほう、お前の居たチキュウとやらには、そんな場所があるのか」
「っていうかさ、この世界って、本当に月が二つあるんだねぇ。ビックリした!」
そう、このティル・リ・ローナには月が二つある。実際に見るまではちょっと信じられなかったけどね。だけど、本当に空には白い月と黒い月浮かんでいる。
「月が二つあるのは当然だと思うが……」
「それはアレックスがこの世界の住人だからじゃない? 逆にアレックスが地球にきたら、色々驚くと思うよ?」
「ああ、そうかもな」
それきり会話が途切れ、しばらく沈黙が続く。
ちらりとアレックスを見る。空を見上げているアレックスの顔は、相変わらず無表情で何を考えているかわかららない。端正な顔立ちだから、みとれてしまうくらい綺麗だけど、まるで仮面みたいだ。
アレックスは煙草の箱から一本取り出した。その際、私に一瞥をくれ、
「なんだ?」
「あ、いや、アレックスって煙草吸うんだなぁ、と思って……」
「意外だったか?」
「まあね。ほら、話し合いの時とかは、吸ってなかったし」
「私は人前では煙草を控えているからな」
「へえ、なんか意外。あんたそういうことに無頓着そうなのに。でもさ、今、私居るけど?」
「それは、私が煙草を吸っている時に、のこのこやって来たお前が悪いんだ」
「何その理屈……」
アレックスは煙草をくわえると、親指を隠すように握り、しゅっと親指を引き抜いた。すると、親指の先端に火が灯る。それで煙草に火を付け吸い始めた。
「ちょッ! 何々今の!? 魔法? もしかして魔法なのっ!? もっかい! もっかい見せて、お願いッ!」
不思議な現象を目の当たりにし、私は思わずアレックスに飛びつく。
「何をする。危ないではないか。わかったわかった。見せてやるからいい加減離れろ」
アレックスは再びさっきのように火を点けてみせた。
「すご~い! ねえ、これってやっぱ魔法?」
興奮して思わず手を叩く。
「まあ初歩中の初歩といった感じの術だ。この程度の術がそんなに珍しいのか?」
「そりゃもう! 地球では魔法なんて存在しないからね」
「そうか。それは……なんというか信じ難い世界だ。だが、お前からはまったく魔力を感じられんからな。そういう世界もあるということか」
「この世界の人ってみんな魔法が使えるの?」
「まあ、生まれ持った資質によるところが大きいが、初歩の術なら大抵の者が使えると思うぞ」
アレックスは淡々とそう答え煙草を吸う。そして吸い殻を掌サイズの銀色のケースに入れた。
「それ、携帯灰皿ってやつ?」
「そうだ」
「ふ~ん、その辺にポイ捨てしそうな感じなのに。人前で喫煙しないこともそうだけど、何気に喫煙マナーだけはいいんだね。ちょっと見直した」
「……誉められている気がせんな。大体その辺に無造作に捨ててみろ。火事になるかもしれんだろう」
「あ、それもそうだね」
「この屋敷は深い森の中にあるんだ。火事になるということは、この森に生息する多くの動植物達の命を奪うことと同義だ。そんな惨事を招くような軽率な行動は慎まねばならない。命の重さは、人も動植物も全て等しい存在だと私は思うのでな」
意外過ぎる言葉だった。正直、こいつは第一印象もその後の印象も最悪だったから見直した。ただの自己チュー男じゃなかったんだね。
「……そっか。うん、そうだね」
何だか少し嬉しくなった。
「そういえば、、ここで研究者みたいなことをしてるって言ってたけど、どんな研究してんの?」
「なんだ突然……」
「だって気になるでしょ? これから一緒に暮らす人が、何をしてる人なのか」
「お前には関係のないことだ」
「うわ、絶対そう言うと思った。……あ、まさか、人に言えないような、後ろ暗いヤバげな研究してるんじゃないでしょうね?」
「そんなことをしていたら、今頃私は牢獄に繋がれているぞ。安心しろ。法に触れるようなことは何もしていない」
「そっか、それならいいんだけど。……あ~あ、気になるなぁ」
少し不満げに呟いた。アレックスは何も言わない。
しかし、微妙な間が開いたその時、
「……一族を救済する方法を探している」
細い声でアレックスは呟いた。
「え……? それって、エルセノアのこと?」
「ああ」
アレックスは短く答えると、それ以上は何も言おうとしない。
私もその先は何も訊かなかった。というより訊けなかった。私達は出会って間もない間柄なのだ。あまり踏み込んだ話は控えた方がいいに決まっている。
あくびが一つこぼれた。心なしか睡魔が襲ってきている。
「さてと、私、そろそろ寝るね」
「ああ」
「じゃあ、おやすみ……」
中庭を出ようとした時だった。
「ユウコ」
不意に呼び止められた。
「何?」
私は振り返る。
「夜間着に着替えても下着は着けていた方がいい。透けて丸見えな上に、早くから下垂するようになるぞ」
アレックスは無表情に淡々と、余計なお世話的セクハラ発言を炸裂させた。
「こっ……、こ、このスケベッ! あと、垂れるって大きなお世話だよっ!」
反射的に胸を隠す。恥ずかしさで火の玉になったように顔が熱い。恥辱と屈辱のあまり駆け出した。
部屋に戻るなり私は、ベッドに潜り込み、枕に顔を埋める。
ホンット、最低ッ! 何?何なの、あいつ!? なんでそういうこと言っちゃうワケ!? まっ、丸見えって……私、カンペキ見られてんじゃん! もう、サ・イ・ア・ク! っつーか、最後垂れるとか言ってたよね!? 何ソレ!? 大きなお世話だし! 普通女子に面と向かって言う!? 言わねーよッ! もし言ったとしても、そんなん脂ぎったエロおやじだけだよっ! 澄ました顔してあの男、とんだセクハラ野郎だよ!
屈辱で頭がカッカして仕方ない。
しかし、しばらくすると睡魔がうまい具合に私を眠りにつかせてくれた。
☆★☆
こうして私は唐突に、異世界・ティル・リ・ローナで生活をする羽目になってしまったのだ。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
魔法のせいだからって許せるわけがない
ユウユウ
ファンタジー
私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。
すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる