【完結】自称病弱令嬢は、求婚するイケメンズから逃走する

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婚約者には病弱な幼馴染がいて、何かあるごとに私を放りだして彼女を優先するのです。
 苦情を言っても“伯爵家のくせに”、“病弱な彼女を気にかけるのは当然だ”と返されるだけ。
 でも…仕方がありません。これも貴族としての義務。いつか分かって頂けると信じて献身する。
……私に出来る事はそれしかありません。
 

 ……あら? 何か騒がしいわね。

「ぐふふふふ……!!」
「ぎゃーー!!」
「いやー、変態!!」


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