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第八章 そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。(R18バージョン)
求められすぎて
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お姫様抱っこで、ぐったりと八島さんにもたれかかり、ちゃぷんとお風呂につかる。このところ恒例になりつつある入浴方法だ。
初めの頃の恥ずかしがっていた私に言ってやりたい。あんなのは、まだまだ序の口だったと。今なんて、動けないし、動きたくないし、疲れすぎちゃって頭働かないし、ぼーっとしてだらーんとしている生きた屍だ。羞恥を感じる気力もない。
ぼんやり、ゆらゆら揺れるお湯の波紋を眺める。そうしているうちに、じわじわと体力が回復してくる。それにつれ、頭の中身も回転をはじめた。
なにしろ、掛け流しのこのお風呂、どこぞの霊湯を引いているらしいのだ。疲労回復はもちろん、怪我の治癒に病平癒、代謝アップでお肌もツルツル。威力覿面、出る頃には疲れが癒えているという寸法だ。
これで、神泉から汲んだ水飲んで、神饌から作られたご飯食べると、内面からも元気になっちゃって、おかげでいくらでも激しい、……その、運動? ができてしまうっていう……。
遠い目になる。ここ数日、ほぼベッドで過ごしているよ、どうかしてる……。
そりゃあ、八島さんにとんでもなく色っぽい顔で求められるのも、素肌同士でぺったりくっついていられるのも、すごくすごく嬉しいよ。
だけど、だけどね、人生それだけで過ごしていくのは、いかがなものかと思うんだよ!! そういうのは、夜の寝る前の最後のご褒美っていうか、こう、日常のエッセンスっていうかで、それが主な何かになっちゃうのは、違うと思うのです!!
ていうか、激しすぎて、どうにかなっちゃいそうだから、もうちょっとちょっぴりでいいんですがあああああー!!
「千世様、心ここにあらずですね。何をお考えなのですか?」
……と思うのに、背後から抱きしめられて、耳の後ろにキスされると、快感が漣になって全身に伝わり、もうあそこが疼いて、吐息が漏れてしまう。
「千世様」
耳を齧られながら囁かれて、ずどーんと下腹部に直撃を受けた。ううう、体じゅうの血がざわざわして、八島さんで頭がいっぱいになっちゃうよ……。
ぴんぽーん
顎にかかった指に導かれ、そのままキスする寸前、なんだか懐かしい音がした。実家にあったのとそっくりな呼び鈴。はっとして、目を開けて、迫ってきた八島さんの唇を、間一髪顔をそむけてほっぺたに受ける。
「誰か来たみたいです!」
八島さんは、じっと私を見て、目を細めた。笑みに見えないこともないけど、これ、不機嫌になってるよね? でも負けていられない。とにかくお客様だ!
「何を聞かれたのですか?」
「え? あの、ぴんぽーんていう、玄関のチャイムですよ。……してましたよね?」
「ああ、これは、そういうものだったのですか」
冴え冴えとした冷たい笑みが深められた。八島さんの腕が解かれる。離れていく体に、反射的に彼の肘を掴んだ。
「どこに、」
「追い払ってまいります。少々お待ちください」
「え、お客様じゃないんですか。何か悪いものでも来たんですか? 危ないんですか!?」
その時、またもや、ぴんぽーんと鳴り響き、一緒に、
「千世さーん!」
どこからともなく、お詩さんの声が聞こえてきた。なんだ、悪い何かじゃなかった。ほっとして返事する。
「はーい!」
「あ、千世さん、千世さん、元気か!? 大丈夫か!?」
「元気ですよ。今行きます、ちょっと待っててくださいね」
どこだかわからないけれど、声がした気がした方へ大声で返した。
このお屋敷の玄関は遠い。すぐに向かおうとして、バスローブなのに気付いた。それでさらに気付く。そういえば、どこに服がしまってあるんだろう。いつも八島さんが下着から何から用意してくれるから、どこにあるのか知らないよ。
うわあ、私、どれだけ甘えてたんだろう。うっかりにもほどがある。大いに反省しつつ、尋ねた。
「八島さん、お洋服はどこですか? 着替えないと」
「どうしてもお会いになるのですか」
八島さんは、どうしようもなく不機嫌だった。全身から、嫌だ、というのが立ちのぼっている。それをつくづく眺めながら、そんなに警戒することないのに、と思う。一番好きなのは八島さんで、他の人たちは比べようもないんだから。
……あ、もしかして、好きって伝えてないからかな。この前も、なんとなく言えなかったし。
…………それで何か変わるのなら。
「あの、八島さん、私、」
口にする寸前で、なぜだかまた言葉に詰まった。うまく次が出てこない。
「千世様?」
「う、うん、えーと、……なんでもありません」
目をそらして、とっさにごまかす。
好きって伝えるのって、なんだか難しい……。
「千世さん!? 千世さん!? 邪魔されとるんか!? 助けが必要か!?」
お詩さんが気づかわしげに呼びかけてきた。八島さんの妨害を受けてると思ってるんだろう。
「すみません、お風呂入ってて! 着替えて行きますから、少しお待たせします!!」
「あ、それはすまんかった。待っとるで、ゆっくりでいいよ。だけんど、助けが必要なら、すぐ呼ぶんだぞ。萌黄もおるし、女神様もあらっしゃるでの!」
「はーい! ありがとうございます!」
これ以上、お客様を待たせてはいけない。なんとなく八島さんと目を合わせられずに、彼の顎のあたりを見ながら頼んだ。
「お洋服、用意してもらえますか? それから、髪も大急ぎで乾かしてもらえますか?」
八島さんは動かなかった。返事もなかった。十回ぐらい瞬きしたところで、おそるおそる視線を上げる。目が合った。憂いに満ちたまなざしに、きゅっと心臓がすくむ。思わず彼の頬に手を伸ばしかけたその時。
「千世様」
両腕で抱き寄せられ、真綿で絞めるように抱きすくめられた。こめかみにキスをされる。少しずつ下へとずれながら順々に肌の上を下りてくるそれに、どんどん体が熱くなる。だけど!
「お客様が、待ってます! 何してるんだろうって、思われます、ん、あ……っ」
ちょうど首の柔らかいところを唇で食まれ、語尾の息が抜けたみたいになった。我ながら艶めかしすぎる声に赤面する。誤魔化したいのと、押し切られてしまいそうなので、早口で言い募る。
「もうっ! ダメっ、ですっ」
キスがぴたりと止まった。その分、ぎゅぎゅぎゅと抱きしめ具合が密になった。苦しくはないけれど、……うわあ、動けない。
「……これほど煽っておきながら、理無いお方ですね、千世様は」
苦渋の滲んだ声が、低く耳に届いた。理無いってなんぞや、と思ったが、苦情を申し立てられているのは、その声音でわかった。
ううううう~ん。でも、だって、お客様、玄関先まで来てるし。女神さまだって来てるんだよ。追い返すなんてできないよ。それに、お詩さんには、ぜひ会いたい。いろいろ聞きたいことがある。
……たとえば、『 』の巧みな誘いをどう躱すかとか、『 』ときちんとした生活を送るにはどうしたらいいかとか、……それから、底なしの体力の『 』との付き合い方、とか。切実に聞きたいよ……。
とはまさか言えず、当たり障りのない理由を挙げる。
「ご近所付き合いは大切ですよ、ね?」
しばらく私を抱きしめて微動だにしなかった八島さんは、やがて溜息めいた息を吐いた。
「かしこまりました。お着替えをご用意いたします」
初めの頃の恥ずかしがっていた私に言ってやりたい。あんなのは、まだまだ序の口だったと。今なんて、動けないし、動きたくないし、疲れすぎちゃって頭働かないし、ぼーっとしてだらーんとしている生きた屍だ。羞恥を感じる気力もない。
ぼんやり、ゆらゆら揺れるお湯の波紋を眺める。そうしているうちに、じわじわと体力が回復してくる。それにつれ、頭の中身も回転をはじめた。
なにしろ、掛け流しのこのお風呂、どこぞの霊湯を引いているらしいのだ。疲労回復はもちろん、怪我の治癒に病平癒、代謝アップでお肌もツルツル。威力覿面、出る頃には疲れが癒えているという寸法だ。
これで、神泉から汲んだ水飲んで、神饌から作られたご飯食べると、内面からも元気になっちゃって、おかげでいくらでも激しい、……その、運動? ができてしまうっていう……。
遠い目になる。ここ数日、ほぼベッドで過ごしているよ、どうかしてる……。
そりゃあ、八島さんにとんでもなく色っぽい顔で求められるのも、素肌同士でぺったりくっついていられるのも、すごくすごく嬉しいよ。
だけど、だけどね、人生それだけで過ごしていくのは、いかがなものかと思うんだよ!! そういうのは、夜の寝る前の最後のご褒美っていうか、こう、日常のエッセンスっていうかで、それが主な何かになっちゃうのは、違うと思うのです!!
ていうか、激しすぎて、どうにかなっちゃいそうだから、もうちょっとちょっぴりでいいんですがあああああー!!
「千世様、心ここにあらずですね。何をお考えなのですか?」
……と思うのに、背後から抱きしめられて、耳の後ろにキスされると、快感が漣になって全身に伝わり、もうあそこが疼いて、吐息が漏れてしまう。
「千世様」
耳を齧られながら囁かれて、ずどーんと下腹部に直撃を受けた。ううう、体じゅうの血がざわざわして、八島さんで頭がいっぱいになっちゃうよ……。
ぴんぽーん
顎にかかった指に導かれ、そのままキスする寸前、なんだか懐かしい音がした。実家にあったのとそっくりな呼び鈴。はっとして、目を開けて、迫ってきた八島さんの唇を、間一髪顔をそむけてほっぺたに受ける。
「誰か来たみたいです!」
八島さんは、じっと私を見て、目を細めた。笑みに見えないこともないけど、これ、不機嫌になってるよね? でも負けていられない。とにかくお客様だ!
「何を聞かれたのですか?」
「え? あの、ぴんぽーんていう、玄関のチャイムですよ。……してましたよね?」
「ああ、これは、そういうものだったのですか」
冴え冴えとした冷たい笑みが深められた。八島さんの腕が解かれる。離れていく体に、反射的に彼の肘を掴んだ。
「どこに、」
「追い払ってまいります。少々お待ちください」
「え、お客様じゃないんですか。何か悪いものでも来たんですか? 危ないんですか!?」
その時、またもや、ぴんぽーんと鳴り響き、一緒に、
「千世さーん!」
どこからともなく、お詩さんの声が聞こえてきた。なんだ、悪い何かじゃなかった。ほっとして返事する。
「はーい!」
「あ、千世さん、千世さん、元気か!? 大丈夫か!?」
「元気ですよ。今行きます、ちょっと待っててくださいね」
どこだかわからないけれど、声がした気がした方へ大声で返した。
このお屋敷の玄関は遠い。すぐに向かおうとして、バスローブなのに気付いた。それでさらに気付く。そういえば、どこに服がしまってあるんだろう。いつも八島さんが下着から何から用意してくれるから、どこにあるのか知らないよ。
うわあ、私、どれだけ甘えてたんだろう。うっかりにもほどがある。大いに反省しつつ、尋ねた。
「八島さん、お洋服はどこですか? 着替えないと」
「どうしてもお会いになるのですか」
八島さんは、どうしようもなく不機嫌だった。全身から、嫌だ、というのが立ちのぼっている。それをつくづく眺めながら、そんなに警戒することないのに、と思う。一番好きなのは八島さんで、他の人たちは比べようもないんだから。
……あ、もしかして、好きって伝えてないからかな。この前も、なんとなく言えなかったし。
…………それで何か変わるのなら。
「あの、八島さん、私、」
口にする寸前で、なぜだかまた言葉に詰まった。うまく次が出てこない。
「千世様?」
「う、うん、えーと、……なんでもありません」
目をそらして、とっさにごまかす。
好きって伝えるのって、なんだか難しい……。
「千世さん!? 千世さん!? 邪魔されとるんか!? 助けが必要か!?」
お詩さんが気づかわしげに呼びかけてきた。八島さんの妨害を受けてると思ってるんだろう。
「すみません、お風呂入ってて! 着替えて行きますから、少しお待たせします!!」
「あ、それはすまんかった。待っとるで、ゆっくりでいいよ。だけんど、助けが必要なら、すぐ呼ぶんだぞ。萌黄もおるし、女神様もあらっしゃるでの!」
「はーい! ありがとうございます!」
これ以上、お客様を待たせてはいけない。なんとなく八島さんと目を合わせられずに、彼の顎のあたりを見ながら頼んだ。
「お洋服、用意してもらえますか? それから、髪も大急ぎで乾かしてもらえますか?」
八島さんは動かなかった。返事もなかった。十回ぐらい瞬きしたところで、おそるおそる視線を上げる。目が合った。憂いに満ちたまなざしに、きゅっと心臓がすくむ。思わず彼の頬に手を伸ばしかけたその時。
「千世様」
両腕で抱き寄せられ、真綿で絞めるように抱きすくめられた。こめかみにキスをされる。少しずつ下へとずれながら順々に肌の上を下りてくるそれに、どんどん体が熱くなる。だけど!
「お客様が、待ってます! 何してるんだろうって、思われます、ん、あ……っ」
ちょうど首の柔らかいところを唇で食まれ、語尾の息が抜けたみたいになった。我ながら艶めかしすぎる声に赤面する。誤魔化したいのと、押し切られてしまいそうなので、早口で言い募る。
「もうっ! ダメっ、ですっ」
キスがぴたりと止まった。その分、ぎゅぎゅぎゅと抱きしめ具合が密になった。苦しくはないけれど、……うわあ、動けない。
「……これほど煽っておきながら、理無いお方ですね、千世様は」
苦渋の滲んだ声が、低く耳に届いた。理無いってなんぞや、と思ったが、苦情を申し立てられているのは、その声音でわかった。
ううううう~ん。でも、だって、お客様、玄関先まで来てるし。女神さまだって来てるんだよ。追い返すなんてできないよ。それに、お詩さんには、ぜひ会いたい。いろいろ聞きたいことがある。
……たとえば、『 』の巧みな誘いをどう躱すかとか、『 』ときちんとした生活を送るにはどうしたらいいかとか、……それから、底なしの体力の『 』との付き合い方、とか。切実に聞きたいよ……。
とはまさか言えず、当たり障りのない理由を挙げる。
「ご近所付き合いは大切ですよ、ね?」
しばらく私を抱きしめて微動だにしなかった八島さんは、やがて溜息めいた息を吐いた。
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