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第三章 転
人は見かけによらぬもの
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お昼寝セット?
意外すぎるそれに、緊張が切れたのもあって、束の間、頭がついていかない。ぼんやりと八島さんの持つ枕とタオルケットを眺めていたら、
「長座布団もございますが、お出ししますか?」
と、どこまでもプロフェッショナルなお伺いをたてられた。
枕、タオルケット、それに長座布団。お昼寝三種の神器というにふさわしい品ぞろえである。こんなところまで完璧とは、さすが八島さん。すごい。素晴らしい。そして、能力の無駄遣い感がはんぱない。
……それって、きっと私のレベルに合わせてるからなんだよねえ。仕事ができる大人の男って感じのご主人様だったら、そろえるのは、えーと、なんだろう。アイマスク? 首枕? 想像つかない。でも、少なくともお昼寝セットじゃないはずだ。だって、お昼寝じゃなくて、『仮眠』とか似て非なるものになるだろうから。
「今はいりません」
なんだか申し訳なくなってきて、小さな声で断った。
八島さんは丁寧に畳んで、枕とタオルケットを押入れにしまい戻した。それから、いずまいを正して私に向き直った。
「猫は早急に他のものをご用意いたしますが、本日は間に合いそうにありません。明日までにはご用意いたしますので、どうかご容赦を」
神妙に頭を下げられて困惑する。
「頭を上げてください。猫、ですか? 猫って掛け軸のことですよね?」
「はい。あれはお気に召さなかったようですので、別の猫を持ってまいります」
「いえ、あの、特に猫を飼いたいわけじゃないので、そんなに一所懸命探してもらわなくてもいいですよ」
「ですが、昼寝の供には猫が必要でございましょう」
昼寝の供?
私は首を傾げた。私の声にしない疑問に、察しのいい八島さんは答えてくれた。
「一月ほど前、『日本の夏を訪ねて』という旅行番組をご覧になっていた時に、『縁側、風鈴、蚊取り線香、薄い長座布団の上にお腹だけタオルケットを掛けて、猫をお供にお昼寝だなんて、贅沢の極みですね。あ、それに蕎麦殻枕もあれば完璧です。風鈴はうるさいからいらないかも』と仰っていらっしゃいました」
言った、かもしれない。そんな番組を見た覚えが無きにしも非ずだ。なにより、八島さんが説明してくれたそれが、すらすらと思い浮かべられた。確かに贅沢で完璧なお昼寝だ。
だけどそれをちゃんと覚えていてくれて、その通りに用意してくれようとするなんて。
……どうしよう。完全に、『お馬鹿なご主人様』とそれに振り回されて東奔西走する『できた執事さん』だ。
「猫はいいです、あの仔猫でじゅうぶんです、いえ、私にはもったいないくらいです!」
私、他に何か無意識に失言してないだろうか。たかがお昼寝ごときで、八島さんの手を煩わせて頭を下げさせるなんて、どこの何様だ、駄目なご主人様にもほどがありすぎるっ。
「千世様」
八島さんは溜息を吐くように私の名を呼ぶと、立ち上がってきて、私の前に座りなおした。珍しく苦笑気味だ。だけど、まなざしはどこまでも柔らかい。その視線に囚われて呼吸困難に陥る前に、私はささっと畳の縁の模様に目をやった。
「千世様にお使いいただくのは名誉なことでこそあれ、もったいないなどということはございません」
八島さんの言葉に承服しかねて、私は黙っていた。すると彼の手が伸びてきて、膝の上の手を取られた。少しだけ持ち上げられ、捧げ持たれる。それがまるでこちらを見て欲しいと懇願されているようで、私は思わず目を上げてしまった。
彼が嬉しげに微笑む。本当に何の裏表もなく、ただただ私の視線が嬉しいといっているそれに、胸がきゅっと痛くなった。
「このお屋敷は千世様のためにご用意したものでございます。ここにあるものは、草木の一本、小石の一つにいたるまで、すべて千世様のもの。千世様のお気に召す物だけお傍に置かれればよいのです。千世様がとても控え目でお優しいお方であることはわかっておりますが、どうぞ遠慮なさらないでくださいませ。千世様のくもりない喜びこそが、我が喜びなのです」
ま、まままま、またこの人はとんでもなく大甘なことを!
私は顔が熱くなるのを止められなかった。うっかりしていると、この人私に気があるんだと思っちゃいそうだ。
完璧な八島さんに欠点があるとすれば、その気もないのに女性を口説いてしまうという点だろう。人間、一つくらい欠点があった方が愛嬌があっていいと言うけれど、彼の場合は天性の容貌とあいまって、凶悪さが増している気がする。さすが八島さん、何をやっても一流だ、と妙なところで感心した。
何をどう答えればいいかわからず口を噤んでいたら、八島さんは言を継いだ。
「このお屋敷も、特に建築に名のある神々に命じて建てさせはしましたが、千世様にお住まいいただくに足るものとはとても言えないと承知しております。まことに申し訳ないことながら、勉強不足で、此岸の若い女性の好みというものに造詣がないのでございます。お気に召さない点は、どうか胸に秘めることなく教えてくださいませ。すぐに建てなおさせますので」
私はぎょっとして聞き返した。
「か、神様が建ててくださったんですか!?」
「はい。そうでございますが」
それが何か、という表情を八島さんはした。
「ええ!? なんていう神様なんですか!?」
「建材は|屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、|屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)に用意させ、建築は|手置帆負命(たおきほおいのみこと)、|彦狭知命(ひこさしりのみこと)に任せました」
長くてよくわからないけど、たぶん、四つの神様の名前があがった。
神様って、本当にいたんだ!! というか、畏れ多いにもほどがある!!
「ご、ご挨拶、しないと。お礼、……ええと、お布施、はお寺でしたっけ、神様には何を差し上げ、じゃなくて、奉れば、」
私はそこで言葉につまった。神様に対する正しい言葉遣いもわからないけれど、それ以上に、こんな豪邸に見合うお礼を奉納できる財産持ってないよ、どうしよう!!
「そのようなもの、必要ございません」
八島さんは真顔でピシリと言った。
「我が神域に住む以上、我が主への奉仕は当然のこと。ましてや、命じたのはあれらの本性に添う行為、それはあれらにとって喜び以外の何物でもないのです。千世様へ感謝を捧げこそすれ、何かを賜るなど、畏れ多いことにございます」
「あの、ですね、八島さん、主として敬ってくださるのはありがたいんですが、そのぅ、私、ただの人間なんです。あ、八島さんはすごいのかもしれないですけど、」
私は自分で言っていて、はたと気付いた。
……かもしれない、じゃなくて、実際すごいんじゃなかろうか。事も無げに神様に命じたって言ったよね。神様をパシらせて、豪邸建てさせるって、八島さんって、いったい何者!?
「八島さんって、神様より偉いんですか」
質問というより、確認ぎみに聞いた。
「偉い、ですか?」
彼は少し考えこむふうに、私の言った言葉を繰り返した。
「……そうですね。私はこの神域を支配しておりますので、ここに属する神々を我が意に添わせることができます。此岸の表現に置き換えれば、『偉い』ということになるのかもしれませんね」
支配。彼の口から何度も聞いてきた言葉だ。民主主義の国家では使われない言葉。八島さんの言っていることを理解しようとして、陳腐な仮定が浮かんでくる。だったら、
「八島さんは王様なんですか?」
「いいえ」
彼は鮮やかに笑んだ。
「私は千世様の『 』です」
いつもどおりながら、いつも以上に確かで不確かな答えが返ってきた。
意外すぎるそれに、緊張が切れたのもあって、束の間、頭がついていかない。ぼんやりと八島さんの持つ枕とタオルケットを眺めていたら、
「長座布団もございますが、お出ししますか?」
と、どこまでもプロフェッショナルなお伺いをたてられた。
枕、タオルケット、それに長座布団。お昼寝三種の神器というにふさわしい品ぞろえである。こんなところまで完璧とは、さすが八島さん。すごい。素晴らしい。そして、能力の無駄遣い感がはんぱない。
……それって、きっと私のレベルに合わせてるからなんだよねえ。仕事ができる大人の男って感じのご主人様だったら、そろえるのは、えーと、なんだろう。アイマスク? 首枕? 想像つかない。でも、少なくともお昼寝セットじゃないはずだ。だって、お昼寝じゃなくて、『仮眠』とか似て非なるものになるだろうから。
「今はいりません」
なんだか申し訳なくなってきて、小さな声で断った。
八島さんは丁寧に畳んで、枕とタオルケットを押入れにしまい戻した。それから、いずまいを正して私に向き直った。
「猫は早急に他のものをご用意いたしますが、本日は間に合いそうにありません。明日までにはご用意いたしますので、どうかご容赦を」
神妙に頭を下げられて困惑する。
「頭を上げてください。猫、ですか? 猫って掛け軸のことですよね?」
「はい。あれはお気に召さなかったようですので、別の猫を持ってまいります」
「いえ、あの、特に猫を飼いたいわけじゃないので、そんなに一所懸命探してもらわなくてもいいですよ」
「ですが、昼寝の供には猫が必要でございましょう」
昼寝の供?
私は首を傾げた。私の声にしない疑問に、察しのいい八島さんは答えてくれた。
「一月ほど前、『日本の夏を訪ねて』という旅行番組をご覧になっていた時に、『縁側、風鈴、蚊取り線香、薄い長座布団の上にお腹だけタオルケットを掛けて、猫をお供にお昼寝だなんて、贅沢の極みですね。あ、それに蕎麦殻枕もあれば完璧です。風鈴はうるさいからいらないかも』と仰っていらっしゃいました」
言った、かもしれない。そんな番組を見た覚えが無きにしも非ずだ。なにより、八島さんが説明してくれたそれが、すらすらと思い浮かべられた。確かに贅沢で完璧なお昼寝だ。
だけどそれをちゃんと覚えていてくれて、その通りに用意してくれようとするなんて。
……どうしよう。完全に、『お馬鹿なご主人様』とそれに振り回されて東奔西走する『できた執事さん』だ。
「猫はいいです、あの仔猫でじゅうぶんです、いえ、私にはもったいないくらいです!」
私、他に何か無意識に失言してないだろうか。たかがお昼寝ごときで、八島さんの手を煩わせて頭を下げさせるなんて、どこの何様だ、駄目なご主人様にもほどがありすぎるっ。
「千世様」
八島さんは溜息を吐くように私の名を呼ぶと、立ち上がってきて、私の前に座りなおした。珍しく苦笑気味だ。だけど、まなざしはどこまでも柔らかい。その視線に囚われて呼吸困難に陥る前に、私はささっと畳の縁の模様に目をやった。
「千世様にお使いいただくのは名誉なことでこそあれ、もったいないなどということはございません」
八島さんの言葉に承服しかねて、私は黙っていた。すると彼の手が伸びてきて、膝の上の手を取られた。少しだけ持ち上げられ、捧げ持たれる。それがまるでこちらを見て欲しいと懇願されているようで、私は思わず目を上げてしまった。
彼が嬉しげに微笑む。本当に何の裏表もなく、ただただ私の視線が嬉しいといっているそれに、胸がきゅっと痛くなった。
「このお屋敷は千世様のためにご用意したものでございます。ここにあるものは、草木の一本、小石の一つにいたるまで、すべて千世様のもの。千世様のお気に召す物だけお傍に置かれればよいのです。千世様がとても控え目でお優しいお方であることはわかっておりますが、どうぞ遠慮なさらないでくださいませ。千世様のくもりない喜びこそが、我が喜びなのです」
ま、まままま、またこの人はとんでもなく大甘なことを!
私は顔が熱くなるのを止められなかった。うっかりしていると、この人私に気があるんだと思っちゃいそうだ。
完璧な八島さんに欠点があるとすれば、その気もないのに女性を口説いてしまうという点だろう。人間、一つくらい欠点があった方が愛嬌があっていいと言うけれど、彼の場合は天性の容貌とあいまって、凶悪さが増している気がする。さすが八島さん、何をやっても一流だ、と妙なところで感心した。
何をどう答えればいいかわからず口を噤んでいたら、八島さんは言を継いだ。
「このお屋敷も、特に建築に名のある神々に命じて建てさせはしましたが、千世様にお住まいいただくに足るものとはとても言えないと承知しております。まことに申し訳ないことながら、勉強不足で、此岸の若い女性の好みというものに造詣がないのでございます。お気に召さない点は、どうか胸に秘めることなく教えてくださいませ。すぐに建てなおさせますので」
私はぎょっとして聞き返した。
「か、神様が建ててくださったんですか!?」
「はい。そうでございますが」
それが何か、という表情を八島さんはした。
「ええ!? なんていう神様なんですか!?」
「建材は|屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、|屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)に用意させ、建築は|手置帆負命(たおきほおいのみこと)、|彦狭知命(ひこさしりのみこと)に任せました」
長くてよくわからないけど、たぶん、四つの神様の名前があがった。
神様って、本当にいたんだ!! というか、畏れ多いにもほどがある!!
「ご、ご挨拶、しないと。お礼、……ええと、お布施、はお寺でしたっけ、神様には何を差し上げ、じゃなくて、奉れば、」
私はそこで言葉につまった。神様に対する正しい言葉遣いもわからないけれど、それ以上に、こんな豪邸に見合うお礼を奉納できる財産持ってないよ、どうしよう!!
「そのようなもの、必要ございません」
八島さんは真顔でピシリと言った。
「我が神域に住む以上、我が主への奉仕は当然のこと。ましてや、命じたのはあれらの本性に添う行為、それはあれらにとって喜び以外の何物でもないのです。千世様へ感謝を捧げこそすれ、何かを賜るなど、畏れ多いことにございます」
「あの、ですね、八島さん、主として敬ってくださるのはありがたいんですが、そのぅ、私、ただの人間なんです。あ、八島さんはすごいのかもしれないですけど、」
私は自分で言っていて、はたと気付いた。
……かもしれない、じゃなくて、実際すごいんじゃなかろうか。事も無げに神様に命じたって言ったよね。神様をパシらせて、豪邸建てさせるって、八島さんって、いったい何者!?
「八島さんって、神様より偉いんですか」
質問というより、確認ぎみに聞いた。
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彼は少し考えこむふうに、私の言った言葉を繰り返した。
「……そうですね。私はこの神域を支配しておりますので、ここに属する神々を我が意に添わせることができます。此岸の表現に置き換えれば、『偉い』ということになるのかもしれませんね」
支配。彼の口から何度も聞いてきた言葉だ。民主主義の国家では使われない言葉。八島さんの言っていることを理解しようとして、陳腐な仮定が浮かんでくる。だったら、
「八島さんは王様なんですか?」
「いいえ」
彼は鮮やかに笑んだ。
「私は千世様の『 』です」
いつもどおりながら、いつも以上に確かで不確かな答えが返ってきた。
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