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番外編
1:魔法
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その日僕はふいに思い出したんだ。
「.....そう言えば神様からチート能力を授けたからステータスを確認してね!って生まれる前に会った時に言われてたのを今の今まで忘れてた」
カーディナル様と結婚して早2年、つい先日学園を卒業し、正式に公爵夫人になった僕なんだけど....それまで毎日毎日頑張る事に精一杯で自分の中での優先順位が下位だった事もあって本当にいまの今まで思い出しもしなかった。
また、モデルになったBLゲームも魔法を使って派手に魔獣をヒロインや攻略対象者と一緒に倒すとか言うようなゲームでは無かった為に気がつかなかったのだ。
「学園の授業で魔法の時間がないから余計に思い出さなかったよね」
そう。僕達が通っていた学園では魔法を教える事はない。魔法を本格的に習得したい人は学園を卒業してから魔術師団が運営する魔術学園に2年通う事になる。後は各々の家庭で魔法専門の家庭教師を雇うかになる。魔術師の家系の貴族家等はよく小さい頃から自宅で家庭教師に教わってると聞く。
この世界では魔王が居る訳でもないから、魔術師団に入れるぐらいの魔法が使える人以外の認識としては魔法が使えたら便利だし助かるよね、ぐらいの認識なのだ。勿論、凄い魔法の使える魔術師団は別格の物だと国民達も知ってるし感謝している。特に今はないが、昔隣国といさかいがあった際には魔術師団が張った結界のお陰でこの国に侵入する事が出来なかったそうだし、災害があった時には治癒魔法が使える魔術師の人が沢山の人を助けた事もあるそうだ。
「でも身近に使ってる人が居なかったから余計に思い出さなかったんだよね」
まぁチート能力があっても使いこなせなければ宝の持ち腐れだし、いらない騒ぎを起こされても困るし。
「....取り敢えず、ステータス....オープンだっけ?」
自分のステータスを知っておくのは悪い事じゃないし、何かカーディナル様の役に立てるようなチート能力があるかもしれない。僕はドキドキしながら口に出せば、目の前に透明の板の様な物が現れた。
名前:ルテウス・ローゼ
年齢:18歳
職業:ローゼ公爵家の公爵夫人
魔法:全属性
スキル:無限収納・鑑定・言語理解
称号:神に愛されし者・カーディナルの最愛
「.....え....っと」
どこから突っ込んだら良いのかな?
これってかなりのチートじゃない?確かにチート能力はあったら役に立つから無いよりは良いよと言われたけど....魔法属性が全属性って問題ありすぎなのでは?
と言うかそれを子供の時から知ってたら訓練して今頃治癒魔法とかも使えて自分の怪我だけじゃなくて他の人の治療とかも出来た筈。
....でももしそうなってたら周囲が騒がしくなって、カーディナル様と結婚だって出来なかった可能性だってある。
僕はじっと考える。
「.....よし!秘密にしよう」
それが良い。それが一番周囲に波風立てないし、これからも問題にならなさそう。でも、治癒魔法だけは、カーディナル様に上手く話して使える様にしよう。そうすれば万が一カーディナルが怪我をした時にでも僕が直してあげられるよね!
そうして仕事に王城に行っていたカーディナル様が屋敷に戻り、就寝前の2人の寝室で相談をするが上手く誤魔化しながら話せる訳でもなく結局全属性を持ってる事がバレて自分以外には話さないようにと泣きながら約束した時には朝になってた。
「.....そう言えば神様からチート能力を授けたからステータスを確認してね!って生まれる前に会った時に言われてたのを今の今まで忘れてた」
カーディナル様と結婚して早2年、つい先日学園を卒業し、正式に公爵夫人になった僕なんだけど....それまで毎日毎日頑張る事に精一杯で自分の中での優先順位が下位だった事もあって本当にいまの今まで思い出しもしなかった。
また、モデルになったBLゲームも魔法を使って派手に魔獣をヒロインや攻略対象者と一緒に倒すとか言うようなゲームでは無かった為に気がつかなかったのだ。
「学園の授業で魔法の時間がないから余計に思い出さなかったよね」
そう。僕達が通っていた学園では魔法を教える事はない。魔法を本格的に習得したい人は学園を卒業してから魔術師団が運営する魔術学園に2年通う事になる。後は各々の家庭で魔法専門の家庭教師を雇うかになる。魔術師の家系の貴族家等はよく小さい頃から自宅で家庭教師に教わってると聞く。
この世界では魔王が居る訳でもないから、魔術師団に入れるぐらいの魔法が使える人以外の認識としては魔法が使えたら便利だし助かるよね、ぐらいの認識なのだ。勿論、凄い魔法の使える魔術師団は別格の物だと国民達も知ってるし感謝している。特に今はないが、昔隣国といさかいがあった際には魔術師団が張った結界のお陰でこの国に侵入する事が出来なかったそうだし、災害があった時には治癒魔法が使える魔術師の人が沢山の人を助けた事もあるそうだ。
「でも身近に使ってる人が居なかったから余計に思い出さなかったんだよね」
まぁチート能力があっても使いこなせなければ宝の持ち腐れだし、いらない騒ぎを起こされても困るし。
「....取り敢えず、ステータス....オープンだっけ?」
自分のステータスを知っておくのは悪い事じゃないし、何かカーディナル様の役に立てるようなチート能力があるかもしれない。僕はドキドキしながら口に出せば、目の前に透明の板の様な物が現れた。
名前:ルテウス・ローゼ
年齢:18歳
職業:ローゼ公爵家の公爵夫人
魔法:全属性
スキル:無限収納・鑑定・言語理解
称号:神に愛されし者・カーディナルの最愛
「.....え....っと」
どこから突っ込んだら良いのかな?
これってかなりのチートじゃない?確かにチート能力はあったら役に立つから無いよりは良いよと言われたけど....魔法属性が全属性って問題ありすぎなのでは?
と言うかそれを子供の時から知ってたら訓練して今頃治癒魔法とかも使えて自分の怪我だけじゃなくて他の人の治療とかも出来た筈。
....でももしそうなってたら周囲が騒がしくなって、カーディナル様と結婚だって出来なかった可能性だってある。
僕はじっと考える。
「.....よし!秘密にしよう」
それが良い。それが一番周囲に波風立てないし、これからも問題にならなさそう。でも、治癒魔法だけは、カーディナル様に上手く話して使える様にしよう。そうすれば万が一カーディナルが怪我をした時にでも僕が直してあげられるよね!
そうして仕事に王城に行っていたカーディナル様が屋敷に戻り、就寝前の2人の寝室で相談をするが上手く誤魔化しながら話せる訳でもなく結局全属性を持ってる事がバレて自分以外には話さないようにと泣きながら約束した時には朝になってた。
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