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断罪2

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「はぁ…いい加減にこの茶番劇を終わらせて下さいませ。
わたくしは先程から冤罪だと申し上げております。
それでわたくしが犯したという罪?ですか?
わたくしが虐め抜きあまつさえ階段から突き落としたと…
悪行の数々等それは何か確たる証拠があっての事なのでしょうか!
まさかとは思いますが最愛?のご令嬢の証言だけでは御座いませんよね?」

「なっ…!!
貴様私の最愛のシャルロットが勇気を出して全てを話してくれたのだ!!!
これ以上の証拠がかるか!!!
巫山戯るのもた「最愛?のご令嬢の証拠だけですか?」

とキャスカーは王太子であるバッカの話を途中で遮った。

(ここまで頭の中がお花畑が進んでいたなんて…はぁ…疲れるったらありゃしない!
まったく卒業パーティーであるはずのこの会場で声高らかに婚約破棄するなんて…来賓客の方達が来ているのにそれも隣国から!!!
本当に馬鹿殿下に殺意沸くレベル何ですけど!!!名前もバッカだし実物も馬鹿出しどんな罰ゲームだよってレベル何ですけど~(笑)
てか馬鹿殿下の側近も馬鹿だしどんだけだよって~まぁ王太子の側近の候補挙げられたまともな家系達の貴族はお家お取り潰し覚悟の上で辞退したぐらいに王太子の馬鹿さ加減に加えて横暴差がめちゃくちゃ酷い。なのでまともな感覚があればある程に側近候補を辞退しまくりもう優秀な人材みんな逃げて行ったそれはもう凄い勢いでうんあれまじで凄かった。
王も本来なら王家を侮辱したって感じで不敬罪にしたかったんだけど辞退した家系達がかなりの人数だった為、自分の息子が余りにも残念過ぎて辞退した家系達には何も罰せられずに済んだ。これでもし辞退したからって不敬罪で罰則があったら恐らく今の王家は終わっただろうね~。それで元々側近には向かない様な人材しか居なくて仕方なしに今のバッカをより馬鹿に傲慢のクソ野郎に増長させたのが馬鹿側近達なのである~↑ここテストに出ますよ~うん間違いないね(`・ω・´)キリッとちょっと巫山戯てしまった…。
いやね断罪なのは分かるんだよ…だけどさ余りにもお粗末すぎるしょいくら何でもさはぁ…疲れるわー
いくら虐めなんぞしてないって冤罪だって言ってても断罪されるみたいだね。
これが所謂強制力みたいだね。
私何時まで我慢すれば良いんだろ…この馬鹿共に…婚約破棄ありがとうございます!!!だよまじでさ!
あの馬鹿の胸に顔を埋めてるのも見てくれは確かに小動物見たいに可愛いかも知れないけどあれ中身全然可愛くないぞ!!!ってあそこの鼻の下伸ばしてる馬鹿共に言ってやりたい(笑)
そりゃそうでしょ~婚約者が居るのにも関わらず粉吹っ掛けてさそれで婚約破棄されたご令嬢達が怒るの当たり前じゃんってめちゃくちゃ思うんだけど。
何度も他のご令嬢達がやんわり注意しても直ぐに「ひ…酷い!!!大勢でシャルロットの事虐めてて恥ずかしくないんですかぁ!!!シャルロットが貴女達よりも可愛いくて愛されているからって醜い嫉妬何て恥ずかしいしみっともないですよぅ。そんなんだから婚約者に見向きもして貰えないんですよぅ。まぁシャルロットの引き立て役にはなりますよね!!!だってこの世界はシャルロットの為の物だしヒロインはみんなから愛されてなきゃだしぃ~もうシャルロットはみんなの物なんだから取り合わないでぇ~。キャッハハ」とか言っちゃったもんだからご令嬢達めちゃくちゃ怒っちゃったんだよね…怒るの当たり前だよまったくさはぁ…。
それで馬鹿側近達にも婚約者は居たんだよあんな性根が腐り切ってる奴等の婚約者達まじでさ天使だったよ…。
あんな奴らには本当に勿体なかった!!!
馬鹿の胸に顔を埋めてるのが原因で婚約破棄したけど、婚約破棄出来て本当に良かったよ。
気立ても良くてなのに私と一緒で王命だったからずっと我慢してたから正直ほっとしたって言ってた。
1度領地で療養して今度は家柄も人柄も良い所に婚約をする事が出来て本当に良かった。
まぁあの馬鹿側近達はその事も知らないけどね(笑)
おっと!!!馬鹿殿下と馬鹿側近達が顔を真っ赤にしてプルプルしてる~
あと少しでこんな馬鹿げた茶番劇も終わる…。
後は私が「承りました。この場を下がらせて頂きます」って言ってカテーシーをすれば終わるやっとだ…
よしもうひと踏ん張り頑張るぞ*('ω')ﻭ
時を戻そう~ヒュ~(  ' ³ '  )←このセリフ好きすぎる~

「他には何方かの証言等有りませんの?無いので有れば話にすらなりませんが。
わたくしは先程から冤罪だと何度も申し上げております。
公爵令嬢であるわたくしに冤罪等喧嘩を売っていると理解しておりますのかしら?」





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