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七章 決戦
29話 魔族の訪問
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後日、おっちゃんのところに雑談しに行くと、以前王都で騒ぎを起こした魔族3人組が来ており、おっちゃんとなにやら話していた。
だが、特に興味もないので無視して空いた席に座る。
「っておい!無視をするな!」
「いやだってさ、人の家に勝手に上り込むような変態と関わりたくないし」
「お主もじゃろうて……」
「それならこの国の門兵によく言ってくれよ。俺たちが玄関から行こうとしても直ぐに抜剣して殺しに来るんだから」
「そりぁ、まだ魔族は人間にとって恐怖の象徴みたいなもんだからな」
「そう、そこでだ。魔王様がお前と友好関係にありたいと申し出ているんだ」
「魔族の王と人間族の最強が手を組んだと勘違いされて俺まで迫害されそうだな」
「…………とりあえず魔国に来い」
「否定はしないんだな。まぁ魔国には興味あったし、行ってみるか」
「本気かアストよ?」
「おう。まあ、魔国が戦争仕掛けてきたら潰しとくから安心しとけ」
「それならいいぞ。まあ、魔族もそんなバカなことはしないだろうがな」
「当たり前だろ……俺らだって無駄な戦いで死にたくないんだよ。魔国に来るんなら俺たちが案内するぜ」
「ああ、頼む。ちょっとミリーナに連絡するから待ってくれ」
俺は念話で買い物をしているだろうミリーナに話しかけた。
「ちょっと魔国に行ってくる」
「行ってらっしゃーい。……てえ?魔国!?」
「おう、ちょっと魔王に呼ばれてるみたいでな。なんかあったらすぐに転移で戻ってくるから安心しろって」
「そ、そう?でも無理はしないでね?今晩は帰れそう?」
「ああ。今日中には戻ってくるよ」
「わかった。じゃあ気をつけてね」
「ああ。愛してるよミリーナ」
「私もだよアスト」
イチャラブな念話を切り、魔族の3人とともに魔国に向かった。
魔族の3人もなかなかの速度で飛んでいたのだが、俺に比べるとやはり遅いため魔法で強化してやった。
「なんかもう……人間と仲良くしようっていう魔王様の意見に賛成してよかったぜ」
「俺もだよ」
「私もですねえ」
「まあ魔族くらいなら俺の弟達でも全滅できるけどな」
「「「………………」」」
俺がそう言うと魔族の3人は黙り込んでしまった。
俺は魔王のことが少し気になり、そのことを魔族達に話した。
「魔王様は凛々しいお方で誰にでも分け隔てなくお優しい素敵な方です」
「カリスマ性があり、私共もその立ち振る舞いに感激して魔王様の傘下に加わったのです」
「俺たちは魔王様がいなくちゃなんもできねえから、本当にあのお方にはかんしゃしてるんだ」
「へえ、いいやつなんだな魔王ってのは」
「ああ!それにお強い。我々魔族が束になったところで魔王様には敵わぬほどにな」
「へえ、一回戦ってみたいなあ」
「頼むから殺しあわないでくれよ?多分、余波でこっちが死ぬ」
「そうなったら嫌ですねえ。流石に私もそんな無残な死に方は死にたくないものです」
「大丈夫だから安心しろって。襲われそうになったら逃げるか瞬殺するから。もう殺し合いにすら発展させないから」
「お願いなんでころさないでくれないか?冗談でも怖いんだが」
「了解了解。じゃあなるべく逃げるよ」
「「「お願いします」」」
そんな話をしているうちに、どんどん景色が黒くなっていった。
魔国の領土に入ったらしい。
「魔国ってなんでこんなに暗いんだ?」
「さあ。俺たちも分からない」
「どうせ雰囲気作りだろ」
「そんなこと言うなよ。本当にそんな感じがしてきちまうだろ」
さらに飛んでいくと、如何にもと言う感じの趣味が悪い魔王城が見えてきた。
「あれも雰囲気作りか?」
「いや、あれは先先代魔王様が作ったお城だ。恐怖心煽るそんな城を作りたいとかいってたらあんなのができたらしい」
「なんかもうネタにしか見えなくなってきた……」
「ネタとか言うなよ。魔族の殆どがそう思ってても言わないんだから」
「思ってんのかよ」
色々と魔族のことも教えてもらいながら2時間程度で魔王城前にたどり着いた。
ーーーーーーーー
作者より。
遅くなってしまいすいません!
これからもなるべく週一更新するので、応援よろしくお願いします!
クラス転移のリメイク版を作っていたんですが、息抜きに書いていた全く別物の作品が気づいたら10万文字超えていて、そのまま放置しても仕方ないと思ったので、今度の8月1日の01:00時にそれを投稿しようと思っています。
復讐系純愛物です。ハーレムはないです。保険のR15が入りますが読みやすくなるよう努力しました。
まだまだ初心者で文が拙く読みにくい部分もあるでしょうが、これからも読者の方に喜ばれるような作品を書いていきたいと思っているので、温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
他作品のキャラが混入していることに今更ながら気づいたので対応させていただきました。
大変ご迷惑をおかけしてすいません。
今後は気をつけるのでこれからも応援よろしくお願いします
だが、特に興味もないので無視して空いた席に座る。
「っておい!無視をするな!」
「いやだってさ、人の家に勝手に上り込むような変態と関わりたくないし」
「お主もじゃろうて……」
「それならこの国の門兵によく言ってくれよ。俺たちが玄関から行こうとしても直ぐに抜剣して殺しに来るんだから」
「そりぁ、まだ魔族は人間にとって恐怖の象徴みたいなもんだからな」
「そう、そこでだ。魔王様がお前と友好関係にありたいと申し出ているんだ」
「魔族の王と人間族の最強が手を組んだと勘違いされて俺まで迫害されそうだな」
「…………とりあえず魔国に来い」
「否定はしないんだな。まぁ魔国には興味あったし、行ってみるか」
「本気かアストよ?」
「おう。まあ、魔国が戦争仕掛けてきたら潰しとくから安心しとけ」
「それならいいぞ。まあ、魔族もそんなバカなことはしないだろうがな」
「当たり前だろ……俺らだって無駄な戦いで死にたくないんだよ。魔国に来るんなら俺たちが案内するぜ」
「ああ、頼む。ちょっとミリーナに連絡するから待ってくれ」
俺は念話で買い物をしているだろうミリーナに話しかけた。
「ちょっと魔国に行ってくる」
「行ってらっしゃーい。……てえ?魔国!?」
「おう、ちょっと魔王に呼ばれてるみたいでな。なんかあったらすぐに転移で戻ってくるから安心しろって」
「そ、そう?でも無理はしないでね?今晩は帰れそう?」
「ああ。今日中には戻ってくるよ」
「わかった。じゃあ気をつけてね」
「ああ。愛してるよミリーナ」
「私もだよアスト」
イチャラブな念話を切り、魔族の3人とともに魔国に向かった。
魔族の3人もなかなかの速度で飛んでいたのだが、俺に比べるとやはり遅いため魔法で強化してやった。
「なんかもう……人間と仲良くしようっていう魔王様の意見に賛成してよかったぜ」
「俺もだよ」
「私もですねえ」
「まあ魔族くらいなら俺の弟達でも全滅できるけどな」
「「「………………」」」
俺がそう言うと魔族の3人は黙り込んでしまった。
俺は魔王のことが少し気になり、そのことを魔族達に話した。
「魔王様は凛々しいお方で誰にでも分け隔てなくお優しい素敵な方です」
「カリスマ性があり、私共もその立ち振る舞いに感激して魔王様の傘下に加わったのです」
「俺たちは魔王様がいなくちゃなんもできねえから、本当にあのお方にはかんしゃしてるんだ」
「へえ、いいやつなんだな魔王ってのは」
「ああ!それにお強い。我々魔族が束になったところで魔王様には敵わぬほどにな」
「へえ、一回戦ってみたいなあ」
「頼むから殺しあわないでくれよ?多分、余波でこっちが死ぬ」
「そうなったら嫌ですねえ。流石に私もそんな無残な死に方は死にたくないものです」
「大丈夫だから安心しろって。襲われそうになったら逃げるか瞬殺するから。もう殺し合いにすら発展させないから」
「お願いなんでころさないでくれないか?冗談でも怖いんだが」
「了解了解。じゃあなるべく逃げるよ」
「「「お願いします」」」
そんな話をしているうちに、どんどん景色が黒くなっていった。
魔国の領土に入ったらしい。
「魔国ってなんでこんなに暗いんだ?」
「さあ。俺たちも分からない」
「どうせ雰囲気作りだろ」
「そんなこと言うなよ。本当にそんな感じがしてきちまうだろ」
さらに飛んでいくと、如何にもと言う感じの趣味が悪い魔王城が見えてきた。
「あれも雰囲気作りか?」
「いや、あれは先先代魔王様が作ったお城だ。恐怖心煽るそんな城を作りたいとかいってたらあんなのができたらしい」
「なんかもうネタにしか見えなくなってきた……」
「ネタとか言うなよ。魔族の殆どがそう思ってても言わないんだから」
「思ってんのかよ」
色々と魔族のことも教えてもらいながら2時間程度で魔王城前にたどり着いた。
ーーーーーーーー
作者より。
遅くなってしまいすいません!
これからもなるべく週一更新するので、応援よろしくお願いします!
クラス転移のリメイク版を作っていたんですが、息抜きに書いていた全く別物の作品が気づいたら10万文字超えていて、そのまま放置しても仕方ないと思ったので、今度の8月1日の01:00時にそれを投稿しようと思っています。
復讐系純愛物です。ハーレムはないです。保険のR15が入りますが読みやすくなるよう努力しました。
まだまだ初心者で文が拙く読みにくい部分もあるでしょうが、これからも読者の方に喜ばれるような作品を書いていきたいと思っているので、温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
他作品のキャラが混入していることに今更ながら気づいたので対応させていただきました。
大変ご迷惑をおかけしてすいません。
今後は気をつけるのでこれからも応援よろしくお願いします
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