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六章 家族団欒

26話 馬車作り

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エルフとドワーフたちを全員気絶させた俺は現在後悔をしていた。

「はぁ~、適当に一人でも残しとけばよかったな」

ここに来た理由はこんなことをするんじゃなくてただこいつらの手伝いをするするために来ただけなのになぁと思いながら俺はこれからどうしようかと考えるのであった。

「んー、こいつら気絶してちゃ作業も進まないからな、とりあえず荷台作っとくか。あ、その前にちゃんとこいつら寝かしとかないとな。変な体勢で寝てて後で文句言われても嫌だし」

俺はそう思い、何かいい方法がないか考えた。

「…………んー、魔法にはそんなのないしなぁ。いっそのこと魔術で済ませるか。ちょうど良さげのあるし」

俺はそう考えて地面に手をついた。

「【母なる大地よ、迷い子たちに安眠を誘え、大地の寝台アースベッド】」

俺がそう言うと、一瞬だけ地面が隆起しかさ高と思えば地面がフカフカのベッドのようになっていた。
物理法則はどうしたかって?そんなの知るか。逆に俺が聞きたいわ。神様たちも詳しいこと知らないらしいし。なんかもっと上の絶対神みたいなやつが知ってるとかなんとかいってたしな。まぁ俺には概念操作があるし、物理法則でも概念魔法で無視すればいいだけなんだけどな。この魔術は先代の人たちが外の硬い地面でもフカフカなベッドです寝たいとくだらない理由で作った魔術らしい。まぁそ残る魔術のお陰で今は助かってるんだが。

「よし、これでこいつらはいいだろ。そんじゃ荷台作りに取り掛かろうかな。てかこいつらまだ300ぐらいしか作れてねぇし。一体何やってんだよ」

俺はそう愚痴りながら影たちを召喚した。てかよく考えたらまだあれから1時間も経ってなかったな。そう考えれば早かった方か。

影1「今回はなんの仕事でしょうか!マイマスター!」
「おう!じゃあここら辺にある素材で馬車の荷台作るから手伝ってくれ」
影1「誰がやるかそんなもん!自分でやれ!バーカバー…あっ……」

俺は今回やっと言うことを聞いてくれると思った影1を強制送還させた。

「なぁお前ら。一回影魂お前らニセモノオリジナルとの差を明確にさせてやろうか?」
影全「え、遠慮しときまーす」

俺が睨みを効かせながらそう言うと全員黙ってゆうことを聞いてくれることになった。

「さて、今回も人手がいるからな。出でよ、影魂×100」

俺はもう一度影を呼んで荷台を作ってくれるように頼んだ。

作業を開始している影たちを置いて俺はおなじみの白い空間に転移した。
ここで何やるかって?そんなの決まってるだろ。

「出でよ、影魂」

俺はそう言って影1を呼び出した。

そして、その1なんだが。

「おいお前……なんでそんな格好なんだ?」
「すいませんでした!お願いですから殺さない消さないでください

素っ裸で土下座をしてました。多分さっきの会話が聞こえてたんだろうね。

「そうかそうか。で、反省はしてるんだな?」
「はい!この通り反省します!なので殺さないでください!まだこれから楽しいこといっぱいやりたいんです」
「いやお前影だろ」
「影ですが1人の男です!」

何言ってんだこいつ?

「いやお前はスキルの影で、俺の影だから」
「でも1人の男です!」
「……俺の模造品だから」
「それでも1人の男です!」
「……子供なんかは作れるかわかんないぞ?」
「それでも1人の男です!」
「あ、うん」

とうとう俺の方が折れてしまった。
いや「それでも1人の男です!」って何言ってんだよってしょうじき思うよ?てかなんでスキルに心が付着してんだよ!誰だよこいつ!本当に誰だよ!スキルはスキルじゃないんかい!てか思ったけど最初の5人全員心があるだろあれ。一体俺の影はどうなってんだよ!後に召喚した影は特になんも言ってきてねぇぞ!

と、心の中で叫びながら俺は影に服を着させて作業を一緒にしていった。

ーーーーーーーーー
作者より。
ふぅ~、なんとか1,500文字に持っていけた~。
最近書き溜めしてないからその場その場で書いてるから話がちょっとおかしくなっていたらコメントで教えてください。
これから応援よろしくお願いします!
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