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六章 家族団欒

20話 時期が来るまで

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俺たちはそのあと夜空を少し眺めたあとミリーナの小屋に戻ってきた。

「ねぇ、アスト?」
「なんだ?」
「私はまだ14歳だから、結婚するのはもう少し後になるよ」
「大丈夫だ。俺は待つよ」

俺はそう言いながらミリーナのおでこに軽い口づけをした。

「今日はもう寝よう。流石の俺も疲れたよ」
「ふふっ、そうだね。でも、明日は朝まで眠らせないんだから」

ミリーナはそう言って俺に笑顔を見せそのあとすぐに可愛い寝息をたてて寝てしまった。

「ずっとお前を、幸せにしてやるからな」

俺はミリーナの顔を眺めながらそう呟きもう一度おでこに軽い口づけをした後眠りに入った。

気が着くと、毎度お馴染みの真っ白の世界が広がっていた。

「なんでまたこんなところに……」
「コウキ君」

今日というかついさっきにも聞いたことがある声がした方を向くと、案の定ガイア様がいた。

「さっきぶりですね。ガイア様」
「そうじゃの。前にも言ったがそんな畏まった言葉を使わんでもええぞ。お主は儂より強いんじゃからな」
「それもそうですが……師匠にそんな口はあまり聞かせたくないなと思いまして。」
「師匠……か。そんなことを言われるのはいつぶりかの」
「あ、あの……ガイア様?」

俺は遠く彼方を見つめるガイア様を呼んだみた。

「おっと、すまなかったの」
「いえ、それでまたどうして俺はここに?」
「少し話があっての。精神だけを神界に持ってきたんじゃ」
「ですが下界に直接干渉することはできないのでは?」
「神と神が連絡を取るのに下界も神界もないんじゃよ」
「あ、そういえば俺、亜神になってたんでしたっけ」
「その通りだ。亜神とは、神の領域に足を踏み入れたがまだ完全な神になっていない身である者のことを言う。じゃからお主は神にはなっておるが一応は人間じゃ」
「なるほど。では今日は、それを言うために呼んだのですか?」
「まぁそれもあるがの……今から話すことは他言無用じゃぞ」
「えっ?あ、はい」

有無を言わさぬ迫力で言われたため俺はよくわからないまま頷いた。

「天使と神の混合部隊がそちらに行く時、率いるのは邪神だ」
「………………えっ」

ーーーーーーーーー
作者より。
すいません。最近書き溜めしてなくてこんなしかできなかったのですが許してください。
次はなるべく多く描きますから。
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!
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