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六章 家族団欒

7話 帝国の現状

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帝国の様子が見れる近くの森のところから帝国の門のところを見ると門のところにオークが門番をしていて正面から普通は入れないようにしてあった。

「門のとこにオークが二体か……ちょっと試したいことがあるからいいか?」
「「「「「「いいよ~」」」」」」

みんなからの了解を得て俺は新しい力を試した。

創造クリエイトモード・能力作成スキル作成発動。能力名スキルネーム・経験値共有。スキル効果・指定した10人までの人物と1時間だけ経験値を等分に分けられる。このスキルでレベルが上がる場合、レベルは指定人物の力量に合うまでしか上がらない。…………創造クリエイト

創り方は自然と理解できた。なぜ理解できたのかは知らないが理解できたならいいかな程度で流した。

創造クリエイトの使用を確認しました。能力名:経験値共有・効果:指定した10人までの人物と1時間だけ経験値を等分に分けられる。このスキルでレベルが上がる場合、レベルは指定人物の力量に合うまでしか上がらない。この情報を元に魔法を作成します。…………作成成功。能力名:経験値共有を使えるようになりました』

俺はスキルの効果をどんな感じかしっかり想像してからスキルを創った。すると、いつか聞いたことのある電子音と共にステータスを確認したところ固有スキルに追加されていた。
レベルを無限に上がらないようにしたのは体の違和感を無くすためだ。
以前龍神様に雑学程度に聞いたものだが、レベルが上がってステータスが上がったところでその人がそのレベルに見合う実力がなければ体にブレが生じてステータス以上の力が出せなくなるようなのだ。
例えると、五歳の子がいきなりレベル100になっても体がレベルに追いついてないから逆に弱くなってしまうということだ。最悪、成長に問題を起こして死に至ったりもする。まぁちゃんと鍛錬を積んでそのレベルに到達したらステータス以上の力を引き出すことができるしいが。

最初、こいつらには戦闘をさせる気は無かったがこの世界で生きていく以上戦闘は避けて通れない道なのでこの際に生き物を殺すことに慣れてもらおうと思ったのだ。

「とりあえず俺が何体か倒してお前たちのレベルを上げてやるからそのあとは各自でアイツらを殺していく」
「アスト、この子達にはまだ早いと思うんだけど」
「この世界で生きてくためには殺しを躊躇ってたら死ぬだろ。最初の頃に生き物を殺せるようにしといたほうが後々の危険を回避できる」
「それはそうだけど……」
「それに、こいつらだってずっと俺たちといられるとは限らない。こっちで結婚とかして子供ができたりしたら一緒に暮らすとかはできなくなるしな」
「おにぃの家にずっと寄生するのもなんか悪いしね。普通はどうなの?」
「普通か……子供だからいいが大人になっても親に寄生するようなら問答無用で追い出すって感じかな。薄情だと思うかもしれないがこれがこの世界の普通だ」
「うーん、ちゃんと自立できたらいいけど……この世界の一般的な収入は?」
「大まかに言ったら…経営が月に金貨3枚稼げればいい方だな。冒険者なんかになったら狩ってきた魔物の素材によって収入が変わるから最初はイマイチだな」
「橙里たちにはどんな職業が合うのかな」
「さっき調べたんだが、橙里は騎士で朱里が魔導師、翔也が生産者で愛華が狩人ってとこだな。4人ともいい能力持ってるから俺の家臣にしようと思ってる。まぁもってなかったとしてもそうするつもりだったけど。そしたら形式上でも家族になれるしな。そうした場合は家中になるのか?」
「そんなことまで考えてたんだ」
「ああ、まぁ仕事は気にすんな。俺のところで働いてもらってもいいしな。そん時は雫も一緒に家臣にするからな。あと、なんかあったら俺に言え。こう見えて俺は公爵だからな」
「ありがと!」

そうして無事に?橙里たちに戦闘させることができるようになった。
しかし、血飛沫などを見てトラウマになるのもどうかと思ったから俺はあるスキルを創った。
名前は『物質加工エフェクト』と『戦闘補助コンバットサポート』だ。エフェクトの効果は能力発動者に視覚的有害になり得るものを自動的に無害になるものにするものだ。
まぁつまりはだな、血飛沫が出ても発動者からは赤いエフェクトが飛び散っているようにしか見えないようになっているのだ。まんまゲームみたいだな。
コンバットサポートは名前通り戦う時に勝手に手足が動く感じがするものだ。レベルは本人によるがそれでもこれはチートだろう。
この能力を橙里に渡して同じ要領であと3つ創って朱里たちに渡した。
雫は必要なかったみたいだったから創ったけど渡さずにとっとている。

ーーーーーーーーー
作者より。
少し遅くなってすいません!
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!

アンケートを実施しているのでよかったら参加してください。近況ボードの方で行なっています。
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