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五章 一時の帰還

3話 脅し

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俺は証拠を持って俺を貶めてきた奴一人一人を訪れて証拠を見せつけながら放課後に体育館の裏に来るように独り身の奴ら全員に言った。

放課後、俺の指示通りに先生方がやって来た。放課後の公務もあるだろうがすぐに終わると言ってあるから来てくれたんだろう。
まぁ秘密をバラされたくないってのが本心だろうけどな。

煌羈こうき。お前、先生達を脅してなんのつもりだ」
「そんなの決まってるでしょ。あんた達を社会的に殺すんだよ。実際に殺したら罪に問われるからな」
「それで、なんで俺たちをここに呼んだんだ。殺すだけなら何も言わずにすればよかったじゃねぇか」
「それだとさぁ。ネットにあげた奴がその運営側から注意受けたりすんだよなぁ。だから、自分でやってもらうわけ。全校生徒の前で自分の罪を打ち明けるの。それでそのまま学校を去って、職に就けないようにして、もし就けたとしても世界が生きづらくなるようにすんだよ」
「はっ!最初にそれをネットにあげなかったお前を悔やむんだな!」

そう言って、前もって話し合ってたのか連携しながら俺へと殴り込んで来た。
まぁその全部が止まって見えるぐらい遅いんだけどな。やっぱり向こうとこっちのステータスの基礎が違うんだろうな。
あ、因みに今の俺は地球にいた頃の煌羈こうきに帝国の時に使った闇魔法の虚像で姿を変えている。
この世界で魔法が使えるかどうかは最初の幻惑魔法で確認できていたため不安はなかった。
もしあの時、幻惑魔法が使えなかった俺は窓から飛び出してそのまま家に帰っていただろう。
まぁこの話は置いといて、まだこちらにゆっくりと殴り込んで来ている奴らの相手をするか。

「眠っとけ!」
「……遅いんだよゴリラが」

俺はそう返して殴りかかって来た体育科の先生でゴリマッチョの山田先生を右足で体育館の壁に蹴り飛ばし次に殴り込んで来た社会科の細マッチョな斎藤先生を振り切った足を起点に左踵で回し蹴りをしてやった。斎藤も山田とおんなじところに飛んで行き2人仲良く気絶した。

「な、なんなんだよ……お前…煌羈こうきなのか?」
「あ?つべこべ言ってねぇでかかって来いよ屑どもが」
「チッ……煌羈こうきのくせに調子に乗ってんじゃねぇぞ!」

そう言いながら蹴り込んで来た数学科の下滝先生の足を掴み斎藤達とおんなじところに投げつけた。
その後に殴り込んだり蹴り込んだりして来た先生達も全員返り討ちにして斎藤の上に山のように屍(生きてます)を積み上げた。

俺はそいつらの体の至る所に『今日のことは忘れるな。後日、全校集会を開け。さもなくばお前達を世界から消す』と書いてそのまま放置した。

「さて、とりあえず次はアイツの親父か……」

俺はそう呟きながら学校を後にした。

ーーーーーーーーー
作者より。
遅れてしまい申し訳ございません!明日はなるべく早くできるように頑張ります。
次回は藍沢父にご登場になってもらおうと思ってます!
どんな結末になるのか……明日もお願いします!
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