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四章 武魔闘技全国大会

3話 陰キャの変貌

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ミリーナの試合のあと、帝国の試合が行われるみたいだったから俺はそれも見学した。
勇者の相手はエルフ国の女の子で弓と風魔法が得意なやつだった。
対する勇者は、地球のクラスの時では影が薄く目立たないでたまにカツアゲされるようなまぁ俺ほどではないが弱者だった綾瀬あやせ陸魔りくまだった。
そいつは今は別人のように変わっており、目が狂気に満ちてその女の子をいやらしい目で見て舌なめずりをしていた。
俺は嫌な予感がして念のために手にガーンデーンヴァを持った。

試合が始まり、女の子は弓を活用するために陸魔から離れようとするが陸魔はそうはさせまいと女の子に詰め寄った。
そして、女の子が陸魔に追いつかれ手を握られた。
すると、陸魔は何か呟いたと思ったらその女の子とともにその姿が消えてしまった。俺はすぐに魔力察知を使い陸魔の居場所を特定すると、陸魔は女の子に覆い被さり何やら良からぬことをしていた。

俺はガーンデーンヴァに風魔法が付与されている矢を備えて陸魔の小さな性器に狙いを定めて射った。
その矢は秒速2000メートルと言う驚異的なスピードで性器にクリティカルヒットした。

陸魔は喚き叫びで女の子は何が起こっているのかわかっておらず放心していた。

先に戻って来たのは女の子ですぐに陸魔から距離をとった。
すると、女の子がいきなりふつうに見えるようになり陸魔がどこにもいない状況になった。
これ対戦相手がいなかったら……。

「しょ、勝者!ファルエイス学園代表サリア選手!」

サリアは不思議そうにしながらも勝てたことを喜んでいた。だが、恐怖を植え付けこまれたような顔を退場している時もしていた。

一方俺に性器を貫かれた陸魔は矢と一緒に俺のところに来た。
陸魔は未だに悶えていたから性器をちょん切って喉頭に入る部分を全て削ぎ落とした。

そのあとは、控え室で今までと同様に拷問して存分に苦しめたあとそいつを操り自分で自分の首を締めさせて殺した。一応スキルの類は全部奪って所持品も全部回収している。
因みにこいつから奪えた能力で先ほどのように透明化できるスキルを探したところ透明化インビジブルと言う固有スキルを持っていたためこれだと思う。
こいつが死んだことがバレるのは面倒なのでそこらへんに落ちていた石をピッグの時のように変化させて帝国に送った。

そこからまた何試合かした後、また帝国の勇者の試合があった。
勇者の名前は高畔たかせ 春翔はるとというイケメンの部類に入る奴だ。
こいつにもいろいろやられたなぁ。
こいつは俺の母親が働いている場所を探し出してそれをネットに晒して悪口を言いまくったり、俺の顔写真を学校中に悪口付きでばらまいたりと直接殴る蹴るではなく精神的に暴力を振るわれてきた。

「アイツは親の敵だから、とりあえず殺そう」

俺は平然とそう呟き無表情のまま矢を構えた。矢には先ほどの奪ったばかりの透明化を用いて誰からも見えないようになっている。

俺は試合が始まりお互いが試合を始めようとした瞬間に矢を放ちアイツのズボン越しからもっこりしているところに放った。
矢が当たりもっこりから貫通すると透明化が発動して高畔も透明化した。
透明化の能力を説明すると、
ーーーーーーーーー
透明化
・自分自身を透明化することが出来る。
・自分が触れたものも透明化することが出来る。
・このスキルは付与することが可能で付与したものは一定時間透明になりそれに触れたものも一定時間透明化になる。
ーーーーーーーーー
と言った能力だ。
目の前の勇者がいなくなったことで慌てふためく会場だったがすぐに立ち直りカウントが始まりそのカウントまでに出てこなったため勝者は相手の選手になった。

俺は矢と一緒について来た高畔の透明化を解きぶん殴った。

「グベラッ」
「今まではよくやってくれたよな、高畔」
「お、お前は誰だ!。なんで僕の名前を知っている」
「よく知っているよ。この顔に見覚えはないか?」
「ッ!」

俺は変身を使い灞熾蘑はしま 煌羈こうきになった。

「お、お前は……灞熾蘑なのか?」
「そうさ、お前に母さんがネットで暴言吐かれて住所特定されて、学校では全生徒が中には他校からも俺がバカにされて来たよ」
「た、たった出来心だったんだよ。な?許してくれよ」
「許す?なにバカなこと言ってんだよ!。お前のせいで母さんは仕事に行きづらくなって仕事をやめなくちゃならなかったんだ。新しい仕事先もなかなか見つからなくって苦労して再就職した先でも邪険に扱われて……俺はまだよかったよ……だがお前は俺の家族にも手を出した。ただで許されるとは思うなよ」
「や、やだ!来るなぁぁぁあぁぁぁあ」

俺はうるさかった高畔を空間に送りその中で徹底的に痛めつけたあとオークに犯させてそのままオークの餌にしてやった。
最近オークが俺に懐いてくれてるから餌付けは楽になっている。
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