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21.パンチラメイドパーティー
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僕は卒業式があった翌日、卒業祝いのパーティーが開かれているはずなのだが。
俺は間違ったところに来てしまったのだろうか。
場所は間違っていない。
だが扉を開けると・・・
「「「いらっしゃいませ、ご主人様!」」」」
俺はすぐさま、目をそらしながら、勢いよく扉を閉める。
ここは、メイドカフェじゃないはずだ。
異世界なのだから。
なんだ、あのメイド服の、見知った顔の人たちは。
俺はもう一回、入る。
「「「いらっしゃいませ、ご主人様!」」」
そう言われる。
「ええと、君たちはなにしてんの?」
疑問を口にする。
「ソリットさんを、
元気づけようと思って」
「だって、たまに暗い顔しておるじゃろ?」
「だから、私達、
なにかしてあげようと思って」
そう、気遣ってのことだった。
だが、
「そのメイド服、どっからもってきたんだよ?。それに、スカートが短くて、いろいろギリギリだぞ」
下着が見えそうで、目のやり場に困る。
「そのほうが喜ぶって、
店員さんに貸してもらって」
明らかにジャンルが違う店で、よくあったな。
だが、店員さん、ありがとう!。
俺は、この光景を、絶対忘れない。
「オッス、来たなソリット!」
そんなことを考えているうちに、トゥルが来た。
「お前も来たのかトゥル。ありがとう」
研究者になるために、忙しいはずなのに、パーティーに来てくれた。
「来たはいいが、何なんだ、その女子群の格好は?。」
眼鏡を上げながら、聞いてくるので説明した。
「なるほどな、よく似合っているが、スカートのせいで、目のやり場に困るぞ。」
そう、たんたんと、思ったことを言っていくトゥル。
すると、ルイス、レイナ、レミーア、マリアたちは、恥ずかしそうに、スカートの中を見られないように、隠そうとする。
隠そうとするなら、そんなかっこすんなよ。
と俺はツッコみたかったが、やめておいた。
「じゃあ、みんな揃ったことだし乾杯!!。」
「「「「「「乾杯!」」」」」」
こうして、卒業祝いのパーティーが始まった。
いや、女子の格好からして、パンチラメイドパーティーか?。
「いやー、めちゃくちゃうまいな、この料理」
感想を述べると、トゥルが、
「それ、この店のおすすめで、さっぱりとした味付けで有名なんだ」
と、解説してくれた。
そうすると、違う話題に、
「マリアさんは、最初どこへ行かれるんですか?」
旅をする話は、全員にしてあるため、気になるのは当然だ。
「最初は、サニールっていう東側の町に行って、それからは、近くの国にも、行ってみるつもり」
そう聞くと、次に話したのは、トゥル。
「俺は西に、有名な、俺好みの研究施設があると聞いてな、そこで就職するつもりだ。何かあれば呼べ。駆けつける」
今度は、さっきまで寝ていたネア。
「わた、しは、北の国に、ある、マク、ラのお店建てる。お金を稼ぐ。zzz」
あいかわらず、眠たいときは、可愛いな。
今の俺の、癒やしでもある。
しかも、眠ることしか興味がなかったのに、面白いことに、枕をあげただけで、夢を見つけ、実行する力があるのだから、羨ましい。
そう思えた。
その時、頭をなでながら、
「頑張ってください。お店ができる頃に、顔を出します」
もう寝ていたが、それだけ、伝えた。
ルイスとレイナは、学園の近くで営業するらしい。
レイナはまだ、資金をためている途中。
ルイスは、人間の五感に関わる勉強をしているらしい。
レミーアも、こっちで勉強し、マグノ学園で教師をするらしい。
マグノ学園ほどの、教育機関はないらしいからな。
そして、俺、
俺の望み、希望は、ただ一つ。
「俺は、お父さんとお母さんが、他の国のスパイらしき奴に襲われてな、両親の健康状態がよくなったら、俺も、マリアみたいに旅をするつもりだ」
すると、重い空気になる。
「思いつめるなよ、お前は大切なものを失った。だが、仲間がいる。それを忘れるな!」
ありがたい言葉を、トゥルが言う。
「ありがとう。
その時は、みんなに頼るよ。
旅の、途中で友人ができたら、紹介する」
心配させてはならない。
だが、忠告はしよう。
「みんな、他国が、俺たちを危険人物として、狙ってくる可能性がある。注意しておいてくれ」
みんな真剣な目で、
「何かあれば、みんなで連絡を取り合いましょう」
「そうですね、仲間がいれば、悲しいことも乗り越えられることを私達は、十分理解しています」
そう言って、この話は終わった。
「さあ、仕切り直しだ!。俺らの未来と夢に!乾杯!!」
こうして、仲間との再開を祈って、パーティーは終わった。
俺は、仲間の未来や夢を守る。
そのために、仲間を集めなければ。
このとき、ソリットは、予想していなかっただろう。
その作った組織で、数々のことを解決し、英雄にまで、登りつめてしまうことに。
俺は間違ったところに来てしまったのだろうか。
場所は間違っていない。
だが扉を開けると・・・
「「「いらっしゃいませ、ご主人様!」」」」
俺はすぐさま、目をそらしながら、勢いよく扉を閉める。
ここは、メイドカフェじゃないはずだ。
異世界なのだから。
なんだ、あのメイド服の、見知った顔の人たちは。
俺はもう一回、入る。
「「「いらっしゃいませ、ご主人様!」」」
そう言われる。
「ええと、君たちはなにしてんの?」
疑問を口にする。
「ソリットさんを、
元気づけようと思って」
「だって、たまに暗い顔しておるじゃろ?」
「だから、私達、
なにかしてあげようと思って」
そう、気遣ってのことだった。
だが、
「そのメイド服、どっからもってきたんだよ?。それに、スカートが短くて、いろいろギリギリだぞ」
下着が見えそうで、目のやり場に困る。
「そのほうが喜ぶって、
店員さんに貸してもらって」
明らかにジャンルが違う店で、よくあったな。
だが、店員さん、ありがとう!。
俺は、この光景を、絶対忘れない。
「オッス、来たなソリット!」
そんなことを考えているうちに、トゥルが来た。
「お前も来たのかトゥル。ありがとう」
研究者になるために、忙しいはずなのに、パーティーに来てくれた。
「来たはいいが、何なんだ、その女子群の格好は?。」
眼鏡を上げながら、聞いてくるので説明した。
「なるほどな、よく似合っているが、スカートのせいで、目のやり場に困るぞ。」
そう、たんたんと、思ったことを言っていくトゥル。
すると、ルイス、レイナ、レミーア、マリアたちは、恥ずかしそうに、スカートの中を見られないように、隠そうとする。
隠そうとするなら、そんなかっこすんなよ。
と俺はツッコみたかったが、やめておいた。
「じゃあ、みんな揃ったことだし乾杯!!。」
「「「「「「乾杯!」」」」」」
こうして、卒業祝いのパーティーが始まった。
いや、女子の格好からして、パンチラメイドパーティーか?。
「いやー、めちゃくちゃうまいな、この料理」
感想を述べると、トゥルが、
「それ、この店のおすすめで、さっぱりとした味付けで有名なんだ」
と、解説してくれた。
そうすると、違う話題に、
「マリアさんは、最初どこへ行かれるんですか?」
旅をする話は、全員にしてあるため、気になるのは当然だ。
「最初は、サニールっていう東側の町に行って、それからは、近くの国にも、行ってみるつもり」
そう聞くと、次に話したのは、トゥル。
「俺は西に、有名な、俺好みの研究施設があると聞いてな、そこで就職するつもりだ。何かあれば呼べ。駆けつける」
今度は、さっきまで寝ていたネア。
「わた、しは、北の国に、ある、マク、ラのお店建てる。お金を稼ぐ。zzz」
あいかわらず、眠たいときは、可愛いな。
今の俺の、癒やしでもある。
しかも、眠ることしか興味がなかったのに、面白いことに、枕をあげただけで、夢を見つけ、実行する力があるのだから、羨ましい。
そう思えた。
その時、頭をなでながら、
「頑張ってください。お店ができる頃に、顔を出します」
もう寝ていたが、それだけ、伝えた。
ルイスとレイナは、学園の近くで営業するらしい。
レイナはまだ、資金をためている途中。
ルイスは、人間の五感に関わる勉強をしているらしい。
レミーアも、こっちで勉強し、マグノ学園で教師をするらしい。
マグノ学園ほどの、教育機関はないらしいからな。
そして、俺、
俺の望み、希望は、ただ一つ。
「俺は、お父さんとお母さんが、他の国のスパイらしき奴に襲われてな、両親の健康状態がよくなったら、俺も、マリアみたいに旅をするつもりだ」
すると、重い空気になる。
「思いつめるなよ、お前は大切なものを失った。だが、仲間がいる。それを忘れるな!」
ありがたい言葉を、トゥルが言う。
「ありがとう。
その時は、みんなに頼るよ。
旅の、途中で友人ができたら、紹介する」
心配させてはならない。
だが、忠告はしよう。
「みんな、他国が、俺たちを危険人物として、狙ってくる可能性がある。注意しておいてくれ」
みんな真剣な目で、
「何かあれば、みんなで連絡を取り合いましょう」
「そうですね、仲間がいれば、悲しいことも乗り越えられることを私達は、十分理解しています」
そう言って、この話は終わった。
「さあ、仕切り直しだ!。俺らの未来と夢に!乾杯!!」
こうして、仲間との再開を祈って、パーティーは終わった。
俺は、仲間の未来や夢を守る。
そのために、仲間を集めなければ。
このとき、ソリットは、予想していなかっただろう。
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