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第1章
10 隷属の魔法陣
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そんなハワードだが……どうやら彼が喋らず、感情も現さなくなってしまったのには大きな原因があったそうだ。
魔力を暴発させたとは聞いていた。
その理由までは詳しく知らなかったが……両親が同時に亡くなったこと。そして一気に隷属の魔方陣が増えてしまったため……それが引き金となり魔力を暴発させたということらしい。
隷属の魔法陣の紋様は基本的には手首についているのね……さっき知ったけど!
この魔方陣は幼いときに隷属の儀とやらでつけられるんだって……まぁ、1歳のころなんて覚えてない。でも、わたしより年下の子たちが受けると聞いた記憶があったようなないような?
「ふーん。このまるいのが奴隷のしるしだったのかあ……」
隷属の魔方陣は5つの丸い紋様が円を描いて重なっていた……これまた細かい模様をしている。この小さなひとつひとつの丸も魔方陣なんじゃないかな?すべての模様も違うみたいだし、それぞれに意味があったりしそう……
「そうさ。その紋様が全て消えると奴隷から解放、流民になれるとされているよ」
「え!そうなの?」
奴隷解放とかあるんだっ!しらなかったー!流民ってことはここからも出ていくってこと?
「まあ、まず無理な話なんだけどね」
「え?なんでっ」
「うむ。実際は親が手首にこの紋様が残ったまま死ぬと……その分が子供に自動で振り分けられ、追加されてしまうんじゃ。だから、解放されることはないかの」
「私も解放されたってやつはみたことないね」
なんだそれ、鬼仕様じゃないか。自動で振り分けるとか……へんなとこで高性能なことすんなよぉ。
親が死んで魔方陣が増えるときには元の魔方陣の外周へ足されていく仕組みなんだってさ。
そのときにはひどい痛みがともない、小さな子どもは命を落とすこともあるって話だ。
例えば……亡くなったひとに子どもがふたりいた場合は……それぞれに振り分けられ外周へ半分づつ魔方陣が増えるらしい。そこではじめて兄弟の存在を知るひともいるんだって。
そして、理由はわかっていないけど……成長するにつれ魔方陣が増えたときの心身への負担も少なくなるらしい。
そっか……ハワードはまだ幼いうちにそれを経験してしまい、心を閉ざしてしまったのか……どうやら子供が亡くなっても親に魔法陣が増えることはないみたいだ。
マチルダさんはハワードという現実を目の当たりにして、少しでも長生きして子供への負担を減らしたいと頑張っている。
「それとなぁ、隷属の魔法陣はの……10年で1つ消えればいい方なんじゃよ」
「へぇ」
「ほれ、見てみろ」
マイケルじいちゃんの魔法陣は外周部分のひとつだけが少し薄くなっていた。
「これだけうすいね」
「うむ」
「ふん。この魔法陣はね、ジワジワと薄くなっていくために希望を抱かせるんだが……解放は希望としてぶら下げた餌なんだよ。解放する気などさらさらなく、懲罰と称して魔方陣を増やすこともあるのさ」
「そうかもしれんの……」
ふと、自分の手首を見る。5つの魔方陣が円を描いて重なっているものしか見当たらない。
そうか。顔も知らない両親だけど、まだ生きているようだ。
「おや、メリッサの両親はまだ無事なんだね」
「……そうみたい」
……しかし、実情を知れば複雑な気分だ。
なぜなら、帝国ではあまりに奴隷が減ると魔物の素材や貴重な薬草、魔石の出荷量が減り、魔道具が使用できなくなるなどの不都合が多くなると気付き……十数年前に前王から現王に世代交代した際に方向転換があったそう。ん?帝国だから王じゃなくて皇帝かな?ま、どっちでもいいか。
それまでは産まれる子どもも今のように多くはなかったそうで……養育班などなく、個人や部屋単位で育てられ、育った子どもは親と同じ仕事を担当していたそうだ。
そして、見張りが隷属の儀がされていない子どもをみつけると、儀式をするというかたちだったため、儀式を行った年齢は様々だった。
帝国は奴隷の数が先細りどうにもならなくなるまえに早めに手を打つことにしたのだろう。
つまり、使い潰すのではなく……ほんの少し待遇を改善した上で奴隷たちに子どもを増やすよう命じたのだ。
相手は奴隷たちに任されたらしい。
適当に好みで選ぶなり、何人も産んだ実績のあるひとを選ぶなり自由なんだってさ……この世界の出産は命がけだ。もちろん前世でだって出産は一大事だったが、ここでは医者はいない……少なくともわたしたちのそばには。
産まれる直前に少しいい部屋に移動できるのため、産婆の手伝いで出産に挑むのだ。
ただ、産婆といっても数人産んだことのある経産婦がほとんどを占めており……知識や経験に差はあるし、衛生環境もよくない。煮沸消毒?なにそれ美味しいの?状態だ。
しかし、そんな環境でも子どもが1歳になるまではきちんと育てることを条件にさらに待遇が良くなることもあり、子どもが少しずつ増えていくこととなった。
そうして生まれた子どもは1歳を過ぎると集められ隷属の儀をされた後、まとめて育てられるのだ……孤児院的な感じだね。
その方が十数年前と比べて子どもの死亡率が低いっていうんだから皮肉なもんだよ。
マチルダさんがかつて仕事場としていたのはこういう場所みたい。ま、子どもの世話だけでなく、他にも魔石作りなどもしていたようだけど。
子どもたちはここで奴隷としてのルールや畑仕事などを教えこまれる。そして、5歳くらいから本格的に働くこととなる……5歳前後で部屋に割りふられるかたちだ。ある日突然、見張りがやってきて連れていかれるのは恐怖である。
大人たちの中には子どもが1歳になるまでは待遇が良くなるので、その間にもうひとり子どもを作って待遇の良い生活を維持してるひともいるらしい。割り振られる仕事はあるけどノルマがそこまで厳しくないこともその理由だとか。
十数年前……養育班などができた頃、奴隷たちも仕事の担当や部屋などが大幅に変更になったそうだ。
ここでも効率化を推進し、魔力や体格などで再度人員の振り分けがあったらしい。
親の仕事をそのまま手伝っていた子どもたちのなかには振り分けによって親と離ればなれになったものもいるとか……そして、肉体労働を避けたいひとが積極的に子作りしたという裏話もある。
特に一部の男のひとは肉体労働で危険な目に遭うより、いろんな女のひとと子どもをつくって待遇のよい生活を維持しようとするひともいるんだって……
女性は命がけなのに同じ扱いなのかと思うとすこし不満を感じる制度ではある。まぁ、女のひとのなかにもたくさんの子どもをもうけて10年近くそこで暮らし続けているひともいるらしい……そして、そのひとは実績が認められ、産婆さんとしてバリバリ活躍しているとか。
はぁ……帝国……飴と鞭を使い分けるっていうか……やり方が汚いよ。いや、ある意味やり手なのか。気にくわないことにかわりないけど。
わたしの両親がどういう経緯でわたしをもうけたのかはわからないけど、名前をつけてくれたことはありがたく思う。
待遇改善のための道具扱いしてるひともいるからか……子どもの中には名前をつけてもらえない子もいるのだ……
なかには髪の毛が赤いからアカやちょうど雨の日に生まれたのでアメとか、お腹が空かないようにパンと名付けられている子もいた。
何故、他の大人が名付けないのかといえば……親や兄弟など血の繋がった者が名付けないと早世すると信じられているから。
名前がないのは可哀想だけど、ヘタに名付けて子どもが早世するのは……ということなのだろう。
だから、そういう子は大体あだ名で呼ばれ、そのうち自分で名前を決めることとなる。
ちなみに生まれてから1歳になるまでの間にじわじわと腕に蔦の模様が浮かび上がってくるんだとか……その仕組みはわかっておらず、そういうものとして受け入れられている。
隷属の儀で子どもの魔力量をチェックしつつ、肉体労働と魔石作りに向いた子を分けて教育という名の洗脳をしていくようだ……
そのときに全ての子どもに厳しく教えるのは食事の度に神に祈ることだ。
今世のわたしはなんの疑問も持っていなかったようだが……かつてそれを拒否したものたちは見せしめに殺されたりひどい拷問を受けたという話を何度も聞かされたし……今でも祈らなかったのを見咎められれば魔法陣を通じて痛めつけられると教え込まれた。
そうして、みんなご飯のために祈ることに疑問を抱かなくなって……ある意味これも洗脳だったのか。
「まぁ、あまり気にしない方がいいよ」
「そうじゃ。隷属の魔法陣が薄くなったら幸運くらいに思っておくのがちょうどよいぞ」
「……うん」
余談だが……帝国では奴隷との性行為は魂が穢れると信じており、そういう目的で強制してくることはほとんどないらしい。
なぜか1度でも性行為をすると相手が誰であれ生まれてくる自分の子供がみなカラフルな髪となるのだ。
帝国人はそれを呪いだと信じ、今となっては差別対象となっているんだとか。
だが、奴隷達にとっては不幸中の幸いだと言えるだろう……
魔力を暴発させたとは聞いていた。
その理由までは詳しく知らなかったが……両親が同時に亡くなったこと。そして一気に隷属の魔方陣が増えてしまったため……それが引き金となり魔力を暴発させたということらしい。
隷属の魔法陣の紋様は基本的には手首についているのね……さっき知ったけど!
この魔方陣は幼いときに隷属の儀とやらでつけられるんだって……まぁ、1歳のころなんて覚えてない。でも、わたしより年下の子たちが受けると聞いた記憶があったようなないような?
「ふーん。このまるいのが奴隷のしるしだったのかあ……」
隷属の魔方陣は5つの丸い紋様が円を描いて重なっていた……これまた細かい模様をしている。この小さなひとつひとつの丸も魔方陣なんじゃないかな?すべての模様も違うみたいだし、それぞれに意味があったりしそう……
「そうさ。その紋様が全て消えると奴隷から解放、流民になれるとされているよ」
「え!そうなの?」
奴隷解放とかあるんだっ!しらなかったー!流民ってことはここからも出ていくってこと?
「まあ、まず無理な話なんだけどね」
「え?なんでっ」
「うむ。実際は親が手首にこの紋様が残ったまま死ぬと……その分が子供に自動で振り分けられ、追加されてしまうんじゃ。だから、解放されることはないかの」
「私も解放されたってやつはみたことないね」
なんだそれ、鬼仕様じゃないか。自動で振り分けるとか……へんなとこで高性能なことすんなよぉ。
親が死んで魔方陣が増えるときには元の魔方陣の外周へ足されていく仕組みなんだってさ。
そのときにはひどい痛みがともない、小さな子どもは命を落とすこともあるって話だ。
例えば……亡くなったひとに子どもがふたりいた場合は……それぞれに振り分けられ外周へ半分づつ魔方陣が増えるらしい。そこではじめて兄弟の存在を知るひともいるんだって。
そして、理由はわかっていないけど……成長するにつれ魔方陣が増えたときの心身への負担も少なくなるらしい。
そっか……ハワードはまだ幼いうちにそれを経験してしまい、心を閉ざしてしまったのか……どうやら子供が亡くなっても親に魔法陣が増えることはないみたいだ。
マチルダさんはハワードという現実を目の当たりにして、少しでも長生きして子供への負担を減らしたいと頑張っている。
「それとなぁ、隷属の魔法陣はの……10年で1つ消えればいい方なんじゃよ」
「へぇ」
「ほれ、見てみろ」
マイケルじいちゃんの魔法陣は外周部分のひとつだけが少し薄くなっていた。
「これだけうすいね」
「うむ」
「ふん。この魔法陣はね、ジワジワと薄くなっていくために希望を抱かせるんだが……解放は希望としてぶら下げた餌なんだよ。解放する気などさらさらなく、懲罰と称して魔方陣を増やすこともあるのさ」
「そうかもしれんの……」
ふと、自分の手首を見る。5つの魔方陣が円を描いて重なっているものしか見当たらない。
そうか。顔も知らない両親だけど、まだ生きているようだ。
「おや、メリッサの両親はまだ無事なんだね」
「……そうみたい」
……しかし、実情を知れば複雑な気分だ。
なぜなら、帝国ではあまりに奴隷が減ると魔物の素材や貴重な薬草、魔石の出荷量が減り、魔道具が使用できなくなるなどの不都合が多くなると気付き……十数年前に前王から現王に世代交代した際に方向転換があったそう。ん?帝国だから王じゃなくて皇帝かな?ま、どっちでもいいか。
それまでは産まれる子どもも今のように多くはなかったそうで……養育班などなく、個人や部屋単位で育てられ、育った子どもは親と同じ仕事を担当していたそうだ。
そして、見張りが隷属の儀がされていない子どもをみつけると、儀式をするというかたちだったため、儀式を行った年齢は様々だった。
帝国は奴隷の数が先細りどうにもならなくなるまえに早めに手を打つことにしたのだろう。
つまり、使い潰すのではなく……ほんの少し待遇を改善した上で奴隷たちに子どもを増やすよう命じたのだ。
相手は奴隷たちに任されたらしい。
適当に好みで選ぶなり、何人も産んだ実績のあるひとを選ぶなり自由なんだってさ……この世界の出産は命がけだ。もちろん前世でだって出産は一大事だったが、ここでは医者はいない……少なくともわたしたちのそばには。
産まれる直前に少しいい部屋に移動できるのため、産婆の手伝いで出産に挑むのだ。
ただ、産婆といっても数人産んだことのある経産婦がほとんどを占めており……知識や経験に差はあるし、衛生環境もよくない。煮沸消毒?なにそれ美味しいの?状態だ。
しかし、そんな環境でも子どもが1歳になるまではきちんと育てることを条件にさらに待遇が良くなることもあり、子どもが少しずつ増えていくこととなった。
そうして生まれた子どもは1歳を過ぎると集められ隷属の儀をされた後、まとめて育てられるのだ……孤児院的な感じだね。
その方が十数年前と比べて子どもの死亡率が低いっていうんだから皮肉なもんだよ。
マチルダさんがかつて仕事場としていたのはこういう場所みたい。ま、子どもの世話だけでなく、他にも魔石作りなどもしていたようだけど。
子どもたちはここで奴隷としてのルールや畑仕事などを教えこまれる。そして、5歳くらいから本格的に働くこととなる……5歳前後で部屋に割りふられるかたちだ。ある日突然、見張りがやってきて連れていかれるのは恐怖である。
大人たちの中には子どもが1歳になるまでは待遇が良くなるので、その間にもうひとり子どもを作って待遇の良い生活を維持してるひともいるらしい。割り振られる仕事はあるけどノルマがそこまで厳しくないこともその理由だとか。
十数年前……養育班などができた頃、奴隷たちも仕事の担当や部屋などが大幅に変更になったそうだ。
ここでも効率化を推進し、魔力や体格などで再度人員の振り分けがあったらしい。
親の仕事をそのまま手伝っていた子どもたちのなかには振り分けによって親と離ればなれになったものもいるとか……そして、肉体労働を避けたいひとが積極的に子作りしたという裏話もある。
特に一部の男のひとは肉体労働で危険な目に遭うより、いろんな女のひとと子どもをつくって待遇のよい生活を維持しようとするひともいるんだって……
女性は命がけなのに同じ扱いなのかと思うとすこし不満を感じる制度ではある。まぁ、女のひとのなかにもたくさんの子どもをもうけて10年近くそこで暮らし続けているひともいるらしい……そして、そのひとは実績が認められ、産婆さんとしてバリバリ活躍しているとか。
はぁ……帝国……飴と鞭を使い分けるっていうか……やり方が汚いよ。いや、ある意味やり手なのか。気にくわないことにかわりないけど。
わたしの両親がどういう経緯でわたしをもうけたのかはわからないけど、名前をつけてくれたことはありがたく思う。
待遇改善のための道具扱いしてるひともいるからか……子どもの中には名前をつけてもらえない子もいるのだ……
なかには髪の毛が赤いからアカやちょうど雨の日に生まれたのでアメとか、お腹が空かないようにパンと名付けられている子もいた。
何故、他の大人が名付けないのかといえば……親や兄弟など血の繋がった者が名付けないと早世すると信じられているから。
名前がないのは可哀想だけど、ヘタに名付けて子どもが早世するのは……ということなのだろう。
だから、そういう子は大体あだ名で呼ばれ、そのうち自分で名前を決めることとなる。
ちなみに生まれてから1歳になるまでの間にじわじわと腕に蔦の模様が浮かび上がってくるんだとか……その仕組みはわかっておらず、そういうものとして受け入れられている。
隷属の儀で子どもの魔力量をチェックしつつ、肉体労働と魔石作りに向いた子を分けて教育という名の洗脳をしていくようだ……
そのときに全ての子どもに厳しく教えるのは食事の度に神に祈ることだ。
今世のわたしはなんの疑問も持っていなかったようだが……かつてそれを拒否したものたちは見せしめに殺されたりひどい拷問を受けたという話を何度も聞かされたし……今でも祈らなかったのを見咎められれば魔法陣を通じて痛めつけられると教え込まれた。
そうして、みんなご飯のために祈ることに疑問を抱かなくなって……ある意味これも洗脳だったのか。
「まぁ、あまり気にしない方がいいよ」
「そうじゃ。隷属の魔法陣が薄くなったら幸運くらいに思っておくのがちょうどよいぞ」
「……うん」
余談だが……帝国では奴隷との性行為は魂が穢れると信じており、そういう目的で強制してくることはほとんどないらしい。
なぜか1度でも性行為をすると相手が誰であれ生まれてくる自分の子供がみなカラフルな髪となるのだ。
帝国人はそれを呪いだと信じ、今となっては差別対象となっているんだとか。
だが、奴隷達にとっては不幸中の幸いだと言えるだろう……
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