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オトコだから。【糸川×馬木】
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彼女に俺御用達のエロ動画サイトを見られた。
事件は俺の家で起こった。
今日は幼馴染で彼女の九華と2人きりで勉強会。
「九華、そろそろ休憩しよう。俺もう疲れた。」
「うーん、今やってる問題終わったらねー。」
「待ってまーす。」
俺はペンを置いてベッドに座り、スマホを弄りはじめた。
「終わったー!」
「おっつー。」
「力、何見てんの?エロ動画?」
「まさか。普通にネットだよ。」
「ふーん。」
「あ、そうだ。九華に見て欲しい動画があるんだ。昨日見つけためっちゃ面白い動画。」
「なになに?見せて!」
九華が隣に座った。
この時俺は操作ミスでエロ動画サイトを開いてしまった。
そして今に至る。
彼女は俺から強引にスマホを取り上げ、エロ動画サイトを凝視している。
「あ、あのー、九華さん?そろそろスマホを返していただけませんか?」
「...」
「九華さーん?」
「...」
「いや、別に、そういうの毎日見てるわけじゃないっていうか、そんなに見てるわけじゃないっていうか、いや、なんか、違うんだ、ごめん。」
「...別にそんなに焦んなくても、男子ってこういうの見るもんでしょ。」
「まあ、人によるけど。」
「じゃあ良いんじゃない?はい、スマホ。取り上げて悪かったわね。」
「おん。」
気まずい空気が流れる。
九華の方を見るとあからさまにそっぽを向かれた。
「あのー、九華さん?怒ってます?」
「別に。」
「ああいうのが全てじゃないからね?大丈夫だから。って何が大丈夫なのかわかんないけど、大丈夫だから。」
「でもああいうおっぱい大きい子が好きなんでしょ。」
「いや、だから」
「悪かったわね。あの子ほど胸が無くて。」
「九華!」
思わず大きな声を出してしまった。
九華が驚いた表情でこっちを向いた。
今しかないと思った俺は、九華の肩を掴んだ。
「確かに俺はおっぱいでかいボインな女が出てくるエロ動画を好んで見てる。でもそんなのただの性欲処理の中だけ。俺が本当に好きで、そういうことをしたいと思うのは九華だけ。俺は九華しか見えてないよ。」
九華の目には涙が浮かんでいる。
「ほんとに?」
「ほんとに。」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。」
「やりたいの?」
「うん、やりたい。って何言わせてんだよ。」
「えへへ、そっかー。」
九華は照れてるのか、恥ずかしそうに笑った。
「ねえ力、そんなにしたいなら、する?」
「え?」
「さっきの動画みたいなこと。」
「でもそういうときの準備とか何もしてないし...」
「大丈夫。今日家出る時にお母さんがアレくれたから。」
「九華のおかんなんで持ってんだよ。でも心の準備ってものが...。」
「それくらい男なんだから自分で何とかしなさいよ」
「あ!今男なんだからとか言った!差別だ差別。いーけないんだいけないんだ、せーんせーに言ってやろ」
「こんなことどの先生に言うのよ。で、やるの?やらないの?」
「え、いや、うん」
「ねえ、どっち。」
九華の顔が近づく。
あまりの近さとほんのり香る女子のいい匂いで、自分の中で何かのスイッチが入る。
カチッ
次の瞬間、俺は九華の両手を握りベッドに押し倒していた。
「力...?」
「俺だってやりたいよ。やりたくて仕方ないよ。それを自制心でなんとか抑えてたのに、そんなに言われたら...」
「ねえ、力、どうしたの?」
「俺だって男だから。もう自制効かないよ。」
「...うん、いいよ。力になら何されても。」
かっこよさげなことを言ってみたが、俺は童貞だ。
AVなんかはフィクションだって言うし、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
九華、意外と胸あるな。
めっちゃ触りてー。
触ってもいいよな?
いいんだよな?
「ねえ、力。好き。」
九華がまっすぐこっちを見て言った。
「俺も好きだよ。九華。」
九華が目を閉じる。
そうだ、まずはキスからだ。
顔を近づける。
こういう時になって口臭とか唇の乾燥とかが気になってくる。
九華の唇まであと3cm、
2cm
1cm
5mm
ガチャッ
突然部屋のドアが開く音がした。
そこに母が立っていた。
「あんた達何やってんの。」
終わった。
急いで九華から離れる。
母さんからの説教が終わり、再び2人きりになったが、もうそんな雰囲気ではなくなっていた。
「なんかごめん。まさか母さんが上がってくるなんて思わなくて。」
「ううん、私もなんかおかしくなってた。」
「勉強の続きするか。」
「そだね。」
俺たちは再び机に向かい合わせに座った。
そういえば九華の母親はなぜアレを持っていたのだろう。
そんなことは九華には到底聞けなかった。
事件は俺の家で起こった。
今日は幼馴染で彼女の九華と2人きりで勉強会。
「九華、そろそろ休憩しよう。俺もう疲れた。」
「うーん、今やってる問題終わったらねー。」
「待ってまーす。」
俺はペンを置いてベッドに座り、スマホを弄りはじめた。
「終わったー!」
「おっつー。」
「力、何見てんの?エロ動画?」
「まさか。普通にネットだよ。」
「ふーん。」
「あ、そうだ。九華に見て欲しい動画があるんだ。昨日見つけためっちゃ面白い動画。」
「なになに?見せて!」
九華が隣に座った。
この時俺は操作ミスでエロ動画サイトを開いてしまった。
そして今に至る。
彼女は俺から強引にスマホを取り上げ、エロ動画サイトを凝視している。
「あ、あのー、九華さん?そろそろスマホを返していただけませんか?」
「...」
「九華さーん?」
「...」
「いや、別に、そういうの毎日見てるわけじゃないっていうか、そんなに見てるわけじゃないっていうか、いや、なんか、違うんだ、ごめん。」
「...別にそんなに焦んなくても、男子ってこういうの見るもんでしょ。」
「まあ、人によるけど。」
「じゃあ良いんじゃない?はい、スマホ。取り上げて悪かったわね。」
「おん。」
気まずい空気が流れる。
九華の方を見るとあからさまにそっぽを向かれた。
「あのー、九華さん?怒ってます?」
「別に。」
「ああいうのが全てじゃないからね?大丈夫だから。って何が大丈夫なのかわかんないけど、大丈夫だから。」
「でもああいうおっぱい大きい子が好きなんでしょ。」
「いや、だから」
「悪かったわね。あの子ほど胸が無くて。」
「九華!」
思わず大きな声を出してしまった。
九華が驚いた表情でこっちを向いた。
今しかないと思った俺は、九華の肩を掴んだ。
「確かに俺はおっぱいでかいボインな女が出てくるエロ動画を好んで見てる。でもそんなのただの性欲処理の中だけ。俺が本当に好きで、そういうことをしたいと思うのは九華だけ。俺は九華しか見えてないよ。」
九華の目には涙が浮かんでいる。
「ほんとに?」
「ほんとに。」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。」
「やりたいの?」
「うん、やりたい。って何言わせてんだよ。」
「えへへ、そっかー。」
九華は照れてるのか、恥ずかしそうに笑った。
「ねえ力、そんなにしたいなら、する?」
「え?」
「さっきの動画みたいなこと。」
「でもそういうときの準備とか何もしてないし...」
「大丈夫。今日家出る時にお母さんがアレくれたから。」
「九華のおかんなんで持ってんだよ。でも心の準備ってものが...。」
「それくらい男なんだから自分で何とかしなさいよ」
「あ!今男なんだからとか言った!差別だ差別。いーけないんだいけないんだ、せーんせーに言ってやろ」
「こんなことどの先生に言うのよ。で、やるの?やらないの?」
「え、いや、うん」
「ねえ、どっち。」
九華の顔が近づく。
あまりの近さとほんのり香る女子のいい匂いで、自分の中で何かのスイッチが入る。
カチッ
次の瞬間、俺は九華の両手を握りベッドに押し倒していた。
「力...?」
「俺だってやりたいよ。やりたくて仕方ないよ。それを自制心でなんとか抑えてたのに、そんなに言われたら...」
「ねえ、力、どうしたの?」
「俺だって男だから。もう自制効かないよ。」
「...うん、いいよ。力になら何されても。」
かっこよさげなことを言ってみたが、俺は童貞だ。
AVなんかはフィクションだって言うし、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
九華、意外と胸あるな。
めっちゃ触りてー。
触ってもいいよな?
いいんだよな?
「ねえ、力。好き。」
九華がまっすぐこっちを見て言った。
「俺も好きだよ。九華。」
九華が目を閉じる。
そうだ、まずはキスからだ。
顔を近づける。
こういう時になって口臭とか唇の乾燥とかが気になってくる。
九華の唇まであと3cm、
2cm
1cm
5mm
ガチャッ
突然部屋のドアが開く音がした。
そこに母が立っていた。
「あんた達何やってんの。」
終わった。
急いで九華から離れる。
母さんからの説教が終わり、再び2人きりになったが、もうそんな雰囲気ではなくなっていた。
「なんかごめん。まさか母さんが上がってくるなんて思わなくて。」
「ううん、私もなんかおかしくなってた。」
「勉強の続きするか。」
「そだね。」
俺たちは再び机に向かい合わせに座った。
そういえば九華の母親はなぜアレを持っていたのだろう。
そんなことは九華には到底聞けなかった。
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