変な事件

邪馬台国はどこだ？

奈良を筆頭にいろんな土地が邪馬台国だったときのではないか？

と、名前が上がってる。

中でも奈良のある畿内と双璧なのが北九州。

先日も吉野ヶ里遺跡から墳墓が発掘されたとニュースがあった。朱を塗られた石室が発見され、高貴な人物が埋葬されていたと推測された。

今回は副葬品がなかったので、ちょっとがっかりであるが、金属器の副葬品が出ると盛り上がる。

現代人が思うより、弥生時代の古代倭国は列島をほぼ支配下においた準統一政権であったのではなかろうか？

だからあちこちからいろんな金属器が発見され、そのたびに邪馬台国問題が話題になる。

そもそも邪馬台国とは、魏の国の表記であり、列島倭国がそうなのっていたかまでは、わからないのである。

銅鏡が大量に出土している畿内が、卑弥呼に鏡が魏の皇帝から送られているという記録から有力である。

しかし、反論としてはこの大量の銅鏡は倭国で作ったものだとか、呉の国から輸入したものだとか統一見解はまだない。

三角縁神獣鏡。これが卑弥呼の鏡として有力であるが、大陸ではこの鏡はほとんど出土してないという矛盾もある。

内行花文鏡こそ、卑弥呼の鏡で八咫の鏡だという説もある。

わからない事だらけの邪馬台国問題なのである。

邪馬台国が列島のほとんどに影響力を及ぼしていたとすると、どこが？というのは無意味だ。

卑弥呼がいたところがみんな知りたいのである。

わたし個人としては、北九州に卑弥呼がいて、そこから列島を使役していたのではないかと思っている。

政権移動、遷都、滅亡などにより新勢力が大和を中心に形成され、それが日本の元になったのは間違いないだろう。