甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・

Love gauge:100 幸せ過ぎる触れ合い

＊1＊

「ほどいて・・・。」

自分の口から自然に出たその言葉は、シャボン玉みたいに空中に浮かんでキラキラと輝いたように見えた。切ない表情をしたトキがそれを両手でそっと大事に受け取ってくれたのがわかった。

キスをしながら両肩のリボンをゆっくりほどいてワンピースを取り去る。トキはそれを床に投げ捨てたりせず、隣のベッドに広げて置いてくれた。

白いブラウスのボタンが外されていく。ボタンがひとつ外れる度にドキドキの速度が増していく。『ユニは白が似合うな。純粋で汚れがないから。』と言われ、即座に『そんなことないよ、私は・・・。』と返す。

意図せずにあの男性の浮気相手になって、彼の為に必死になっていた日々が私を汚してしまっている気がしていた。

「過去に何があってもユニは綺麗だよ。」

トキがハッキリとした口調でそう言った時、ブラウスのボタンが全て外されて左右にゆっくり開かれた。ブラウスとその下に着ていた肌着を取り払うと私は下着姿になった。下着も白いものだった。

「・・・ほら、綺麗だよ。心も体も、まだ誰も踏みしめてない雪みたいだ。」

うっとりするようにそんなことを言われて気が遠くなってしまいそうだ。