甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・

Love gauge:0 塩過ぎるイケメン

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現在私が就いているアシスタント職では、見積りを出す為に原文の文字数（言語によっては単語数）をカウントしたり、チェック後の文書のレイアウトを整えたりしている。

文字数・単語数はワープロソフトのカウント機能で自動カウントできるものもあるが、そうでないものは通行人の数を数える時等に使う数取り器を使って一文字一文字手動で数えていく。

レイアウトは例えば日本語から英語に翻訳する場合は文字数が多くなるので、フォントサイズ・行間・テキストボックスや表のサイズを調整したりして、原文と同じページに同じレイアウトて訳文の文字を納められるように調整したりする作業などがある。

また昨今は翻訳ツールを使った案件（機械翻訳）が増えているのでその準備作業も多い。翻訳ツールが原文を自動で読み込めるようにする為に、手書きで書かれた不鮮明な文字をなんとか読み取ってワープロソフトに打ち込み電子化したりする。

『翻訳』と言うと華やかなイメージを持たれることもあるが、翻訳準備も翻訳もチェックもレイアウトも地道で細かい作業の積み重ねだ。

けれど原文が伝えようとしていることを他の言語に換えていく作業はやりがいがあった。ただ言葉を他言語に変換していくわけではないのが難しくも面白いところだった。翻訳することでビジネスや人々の生活に広がりや繋がりを生み出すことが出来るのだ。

公的文書、契約書、学術文書、説明書、プレゼン資料、プレスリリース、ホームページ、パンフレット、それから最近増えているゲームアプリまでたくさんのものを翻訳していたけれど、どれも皆で一つの作品を作り上げていくようで楽しかった。