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悪魔の書 ダイジェスト
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*ある日の会話
かつて、魔法の力で72柱もの悪魔を従えた王がいました。
王は自らの魔法の力を一冊の書物にまとめ、封印しました。
そして時は過ぎ、魔法の本を手にした者が現れます。
本の所有者は、悪魔達の力を使って瞬く間に国を一つのっとるほどの力を手に入れました。
しかし彼は欲に溺れ、悪魔を甘く見ていたために、身を滅ぼしてしまったのです。
次に本を手に入れた魔法使いはそれを見ていて思いました。
誰か一人に本を渡しては必ずもてあますと。
そこで、魔法使いは悪魔の力を分けることにしたのです。
スケ それが――世界初悪魔ユニット誕生の瞬間でした。
鎧 え? なぜ故?
スケ まぁかなり誇張がありますが、設定というやつです!
鎧 ほほう、という設定なわけですか。しかしなぜ悪魔が?
スケ 詳しくは知らないですけど、なんかどっかの堕天使? が契約書引っ張り出してきたらしいですよ。
鎧 堕天使? それはまた珍しい。それで実際どうなんです? 悪魔がアイドルなんてできるのか疑問ですが?
スケ いやいや、これがですね……実にミステリアスだと言っておきましょう! きっと彼女達はかつてないショーを見せてくれることでしょう!
鎧 それは期待が持てますねw
スケ ええ、しかしユニットの結成には障害がいくつもありました。中でももめたのは名前ですね。
鎧 そうなんですか?
スケ ええ、相当考えましたとも。もめすぎて、一時はあわや世界崩壊の危機かと思いましたw
鎧 それは……冗談ではない。仲良くしてくださいよ。
スケ そんなに真に受けないでください、冗談なんですからw
鎧 それで? なんになったんです?
スケ ユニット名ですね。彼らを操っていた王にちなんでsoromon72chu♡と、シンプルにAKM72という候補が最終候補に挙がりましたが
鎧 最終的にどっちに?
スケ 残念ながらsoromonの方です。しかしぜひとも次の機会があれば、私はAKMの方で行きたいものですね!
鎧 AKM押しだったんですなw
スケ ええ、なんか響きがいいでしょ?
かつて、魔法の力で72柱もの悪魔を従えた王がいました。
王は自らの魔法の力を一冊の書物にまとめ、封印しました。
そして時は過ぎ、魔法の本を手にした者が現れます。
本の所有者は、悪魔達の力を使って瞬く間に国を一つのっとるほどの力を手に入れました。
しかし彼は欲に溺れ、悪魔を甘く見ていたために、身を滅ぼしてしまったのです。
次に本を手に入れた魔法使いはそれを見ていて思いました。
誰か一人に本を渡しては必ずもてあますと。
そこで、魔法使いは悪魔の力を分けることにしたのです。
スケ それが――世界初悪魔ユニット誕生の瞬間でした。
鎧 え? なぜ故?
スケ まぁかなり誇張がありますが、設定というやつです!
鎧 ほほう、という設定なわけですか。しかしなぜ悪魔が?
スケ 詳しくは知らないですけど、なんかどっかの堕天使? が契約書引っ張り出してきたらしいですよ。
鎧 堕天使? それはまた珍しい。それで実際どうなんです? 悪魔がアイドルなんてできるのか疑問ですが?
スケ いやいや、これがですね……実にミステリアスだと言っておきましょう! きっと彼女達はかつてないショーを見せてくれることでしょう!
鎧 それは期待が持てますねw
スケ ええ、しかしユニットの結成には障害がいくつもありました。中でももめたのは名前ですね。
鎧 そうなんですか?
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鎧 それは……冗談ではない。仲良くしてくださいよ。
スケ そんなに真に受けないでください、冗談なんですからw
鎧 それで? なんになったんです?
スケ ユニット名ですね。彼らを操っていた王にちなんでsoromon72chu♡と、シンプルにAKM72という候補が最終候補に挙がりましたが
鎧 最終的にどっちに?
スケ 残念ながらsoromonの方です。しかしぜひとも次の機会があれば、私はAKMの方で行きたいものですね!
鎧 AKM押しだったんですなw
スケ ええ、なんか響きがいいでしょ?
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