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もふもふとご対面
しおりを挟む「えっと~手をユーリちゃ…ユーリさんの手を握ってた理由ですか…」
「…」
「そっ、そうですね~。」
辛い!!沈黙が辛いよ!!クロノたん!!初見で嫉妬とか嬉しいけど!!沈黙はダメ!!
「実は…バルロには居ない初めて見る姿の獣人様でしたので…その…興味が湧きまして…少し自分と比べていたと言いますか…」
素晴らしい肉球を堪能していただけなんです!!
「そうか。獣に近い獣人は醜いとされている。触れる事に抵抗はなかったのか?レイの容姿とは真反対だろう」
「まさか!!」
可愛い過ぎてキュンキュンしちゃったよ!!
「私の様な獣に近い獣人は、他の獣人と比べて番への執着が異常に強い。あまり他人に触れて欲しくない…。初対面なのに責めるような事を言ってすまない」
「とんでもないです!!」
ヤバイ!!キュン死にする…
あぁークロノたんの耳が~しっぽがシュンって垂れてる…。可愛い。なでなでしたい。耳をハムハムしたい。全身をモフりたい…ってダメだ!!このままでは変態思考に突入してしまう!!
「迂闊な行動をした事はお詫び致します。申し訳ありません。クロノ。あの…お願いがあるのですが…。よろしければ…クロノの事も触らせていただけませんか?」
「ッ?!」
「少し…少しだけでいいんですけど…」
「あぁ…好きに触っても貰って構わない」
はぁ?!好きに…触っていいだと?そんな事俺に言っていいとでも?!俺がどれほどもふもふに飢えていたかその素晴らしい体に教えてやるよ!!まずは服をひん剥いて、その体を全身をもふもふし愛撫する。そして耳をハムハムしながらの胸から顎下にかけて優しく撫で回す!!なーんて事は出来るはずもない。小国だとしても俺は王族なのだ。ましてハーデ帝国の皇帝陛下に対してそんな不敬な行いは出来ない。首チョンパされちゃうわ。でもさぁ~クロノたんは未来の俺の夫でしょ?って事はクロノたんの素晴らしいもふもふは俺の物でしょ?ちょっとぐらい…ちょっとぐらい先に味見してみてもいいよね?!
「では、失礼して…」
スっとクロノたんの前に立つ。座ってるクロノたんより立ってる俺の方が少し高いな。腰を少し屈め、クロノたんのシャツに手をかける。いい生地だなー。さすが。俺のとは全然違う。生地の触り心地が気持ちよく何度も触る。
「んッ…」
クロノたんから少し声が漏れる。
ゴメンねクロノたん!!シャツの触り心地が良すぎてつい。今からこの下に隠されている素晴らしいもふもふを拝む事が出来ると思うと興奮が抑えきれない!!思わず鼻息がフーッと漏れてしまった…。ヤバイ。チラッとクロノたんを見ると気づかなかったのかギュッと目を瞑っている。良かった!!服触りながら興奮してる変態とか思われたら、今後の生活に支障きたしちゃう!!
では、失礼して続きを…。きっちり首元まで留られたボタン。一番上のボタンに手をかけ、ゆっくりと外す。興奮し過ぎて少し手が震える。もう一つ。手を少し下にスライドさせ外す。ん~第三ボタンまで外していいかな?ダメかな?いや、好きにしていい言質とってるしな!!そしてもう一つ外し、ゆっくりとシャツの首元を寛げる。ついに!!ついに!!念願のもふもふとご対面ッ!!!!
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