123 / 164
番外編4 妖ゲー
ワクワク惑星(レベル制ゲーム)編09 浅間妖怪ネトゲ日記
しおりを挟む
現実世界でヒト種が少なかった頃、なん百万年前だったか忘れましたけど。
妖怪互助会で売っていたオモチャの変身アイテムを使って、大きな鳥に化け、絶滅しかけたヒト種を災害の少ない安定した土地に案内したことがあります、なつかしーですね。
当時のヒト種は生息数が少ない絶滅危惧種だったので大事にしていたのです。
いまじゃあ増えすぎて、どこにでもいます。種族寿命的に先が短いので大量発生してもあまり問題されていませんが。
我が物顔が少し気になります、大気汚染は何とか汁!ですね。
ウシのゲップより酷くなるとか予想されていませんでした。
スルガ様の「オネガイ」で惑星エアコンが導入されたので大気汚染問題は近いうちに改善されるでしょう。
本日プレイするオンラインゲームの「ワクワク惑星」へとログインするまえに、ゲームの掲示板を確認しておきましょう。
おおっ?惑星周回衛星型の種族が撮った写真をつなぎ合わせて、マップ作成が進んだようです。
しかし、マップが公開されても、基準となる座標を認識できるようになるポイントに到達しなければ、自分がマップのどこにいるのかが判らない。
コンパスもなくて方角すら判らないヒトがほとんどですか。
たとえコンパスが作成できたとしても、自分の位置が海岸から遠すぎて移動する気が起きないとかありそう。
確かに、今の自分たちの立ち位置もそこですね。どーしたらいいんだろうって悩んでます。
よく考えたら荒野に引き篭もって楽しむのも一興かな? 急いだところで、どうするの?って感じだし。
ゲーム内でも引き籠りなの?とかセレスティーナちゃんに言われそうではあるんですけどね。
そうだ、タマちゃんを荒野サイキョー生物に鍛えよう。
わたしは荒野王タマちゃんの玉座として生きていくのだ。
何と!鳳凰拳の聖帝様が御座するイケてる大型バイクポジションを目指そう。
すぐにガソリンが切れて動けなくなる燃費の悪い乗り物で申し訳ない!
雷神でワレニツヅケー!って皆を水のところへ案内する予定だったけど、やめちゃおう。
無理やり文明を進めなくても、少しづつ歩んでいけばよいのだ、急速に発展した文明が狂ってしまうのは、よくあること。
うんうん、歴史大事!
「なぜそうなったのか」という過程を知ろうとせずに、先進国の結果だけを真似した種族が馬鹿な行動を起こすのは「歴史」が証明しています。高い授業料を払う羽目になるでしょう。
放置国家とか放置惑星とか言われている不干渉地域ですね。
関わっても碌なことにならないとわかってしまい、酷いところでは封鎖されちゃった星系もあるとか。
広く分布している妖怪互助会まで撤退したんですよね、その星系に住まう種族の行動がよほど酷かったんだろうと予想されます。
あの何があってもビクともしない妖怪互助会が撤退… よっぽどですよ。
ゲームの方向性を左右しちゃうようなチート能力は使わない方向で行くことにします。
今は良くても探索者(プレイヤー)同士の戦争のトリガーになっちゃたりしていたら目も当てられないよ。
自由度の高いゲームみたいだから戦争とか簡単に起こりそう。
ゲームの舵取りは、ゲームに住み着いちゃうくらいの長老的プレイヤーにお任せしちゃおう。
良い方向へ舵取りしてくれるといいなぁ。
わたしは複数のゲームを渡り歩く、渡り鳥なのだ!(美味い汁を吸うだけの存在とも言う)
そういうことで掲示板を見るまではセカンドキャラの雷神で、行くアテもわからず彷徨うプレイヤーたちを海岸へ導いてあげることにしましょうとか考えてたけれど、スローライフ的にじっくり楽しむことにします。
急ぐ必要もないゲームなのだ。
そもそも、タマちゃんとわたしが遊んでいる地域が惑星の表面側なのか、内側に属しているのかすら判ってないですしねー。
雷神でログイン! なぜかって?神雷を試すためですよ。
ちょっとまえに封印とかいってなかった?って? そんなことは知らんな!
ワレはタマちゃんが絶対敵わなそうな危険生物を排除せねばならぬ!
豊かな、玉座ライフのために全力を出す所存!
暫く飛んでいると、マジでいやがったですわ巨大生物…
なにあれレイドボスとかそういうのかな? 周りをサーチしてプレイヤーが居ないことを確認!
「よしっ!プレイヤーは居ないな」
高高度爆撃機の利点を生かした攻撃を喰らうがいいわ!
「神雷! ヒャッッハァーーッ!!!!」
ものすごい音を立てて数条の雷が地面に向けて落ちていきます。
雷が途中で枝分かれして目標周辺の広範囲を爆撃していきます。一人絨毯爆撃してるみたい!
謎の巨大生物はこちらを見ることもなく感電死。
ピコピコピコピコ…レベルがガンガン上っていきます、なにこれー。
あっ、『落雷スキル』覚えた。これで地上に降りれるね!
目撃者が居ないうちに戦利品を回収しちゃおうっと。
「落雷!」回収するために地上へ落ちました。
「ガハハハハハ!何に使うのかサッパリだけど大量のアイテムゲットだぜ!」
大型トラックサイズの雲の上にポイポイっとアイテムを載せて素早く退散!
【大規模レイドボス:荒野の支配者 が討伐されました】
システムからのアナウンスが流れていますねー。やっぱヤバイやつだったみたいです。
誰がたおしたんやろなぁ? わしゃ知らんぞー。
誰かに気づかれる前にカカカッとログアウトであります!
妖怪互助会で売っていたオモチャの変身アイテムを使って、大きな鳥に化け、絶滅しかけたヒト種を災害の少ない安定した土地に案内したことがあります、なつかしーですね。
当時のヒト種は生息数が少ない絶滅危惧種だったので大事にしていたのです。
いまじゃあ増えすぎて、どこにでもいます。種族寿命的に先が短いので大量発生してもあまり問題されていませんが。
我が物顔が少し気になります、大気汚染は何とか汁!ですね。
ウシのゲップより酷くなるとか予想されていませんでした。
スルガ様の「オネガイ」で惑星エアコンが導入されたので大気汚染問題は近いうちに改善されるでしょう。
本日プレイするオンラインゲームの「ワクワク惑星」へとログインするまえに、ゲームの掲示板を確認しておきましょう。
おおっ?惑星周回衛星型の種族が撮った写真をつなぎ合わせて、マップ作成が進んだようです。
しかし、マップが公開されても、基準となる座標を認識できるようになるポイントに到達しなければ、自分がマップのどこにいるのかが判らない。
コンパスもなくて方角すら判らないヒトがほとんどですか。
たとえコンパスが作成できたとしても、自分の位置が海岸から遠すぎて移動する気が起きないとかありそう。
確かに、今の自分たちの立ち位置もそこですね。どーしたらいいんだろうって悩んでます。
よく考えたら荒野に引き篭もって楽しむのも一興かな? 急いだところで、どうするの?って感じだし。
ゲーム内でも引き籠りなの?とかセレスティーナちゃんに言われそうではあるんですけどね。
そうだ、タマちゃんを荒野サイキョー生物に鍛えよう。
わたしは荒野王タマちゃんの玉座として生きていくのだ。
何と!鳳凰拳の聖帝様が御座するイケてる大型バイクポジションを目指そう。
すぐにガソリンが切れて動けなくなる燃費の悪い乗り物で申し訳ない!
雷神でワレニツヅケー!って皆を水のところへ案内する予定だったけど、やめちゃおう。
無理やり文明を進めなくても、少しづつ歩んでいけばよいのだ、急速に発展した文明が狂ってしまうのは、よくあること。
うんうん、歴史大事!
「なぜそうなったのか」という過程を知ろうとせずに、先進国の結果だけを真似した種族が馬鹿な行動を起こすのは「歴史」が証明しています。高い授業料を払う羽目になるでしょう。
放置国家とか放置惑星とか言われている不干渉地域ですね。
関わっても碌なことにならないとわかってしまい、酷いところでは封鎖されちゃった星系もあるとか。
広く分布している妖怪互助会まで撤退したんですよね、その星系に住まう種族の行動がよほど酷かったんだろうと予想されます。
あの何があってもビクともしない妖怪互助会が撤退… よっぽどですよ。
ゲームの方向性を左右しちゃうようなチート能力は使わない方向で行くことにします。
今は良くても探索者(プレイヤー)同士の戦争のトリガーになっちゃたりしていたら目も当てられないよ。
自由度の高いゲームみたいだから戦争とか簡単に起こりそう。
ゲームの舵取りは、ゲームに住み着いちゃうくらいの長老的プレイヤーにお任せしちゃおう。
良い方向へ舵取りしてくれるといいなぁ。
わたしは複数のゲームを渡り歩く、渡り鳥なのだ!(美味い汁を吸うだけの存在とも言う)
そういうことで掲示板を見るまではセカンドキャラの雷神で、行くアテもわからず彷徨うプレイヤーたちを海岸へ導いてあげることにしましょうとか考えてたけれど、スローライフ的にじっくり楽しむことにします。
急ぐ必要もないゲームなのだ。
そもそも、タマちゃんとわたしが遊んでいる地域が惑星の表面側なのか、内側に属しているのかすら判ってないですしねー。
雷神でログイン! なぜかって?神雷を試すためですよ。
ちょっとまえに封印とかいってなかった?って? そんなことは知らんな!
ワレはタマちゃんが絶対敵わなそうな危険生物を排除せねばならぬ!
豊かな、玉座ライフのために全力を出す所存!
暫く飛んでいると、マジでいやがったですわ巨大生物…
なにあれレイドボスとかそういうのかな? 周りをサーチしてプレイヤーが居ないことを確認!
「よしっ!プレイヤーは居ないな」
高高度爆撃機の利点を生かした攻撃を喰らうがいいわ!
「神雷! ヒャッッハァーーッ!!!!」
ものすごい音を立てて数条の雷が地面に向けて落ちていきます。
雷が途中で枝分かれして目標周辺の広範囲を爆撃していきます。一人絨毯爆撃してるみたい!
謎の巨大生物はこちらを見ることもなく感電死。
ピコピコピコピコ…レベルがガンガン上っていきます、なにこれー。
あっ、『落雷スキル』覚えた。これで地上に降りれるね!
目撃者が居ないうちに戦利品を回収しちゃおうっと。
「落雷!」回収するために地上へ落ちました。
「ガハハハハハ!何に使うのかサッパリだけど大量のアイテムゲットだぜ!」
大型トラックサイズの雲の上にポイポイっとアイテムを載せて素早く退散!
【大規模レイドボス:荒野の支配者 が討伐されました】
システムからのアナウンスが流れていますねー。やっぱヤバイやつだったみたいです。
誰がたおしたんやろなぁ? わしゃ知らんぞー。
誰かに気づかれる前にカカカッとログアウトであります!
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
王太子さま、側室さまがご懐妊です
家紋武範
恋愛
王太子の第二夫人が子どもを宿した。
愛する彼女を妃としたい王太子。
本妻である第一夫人は政略結婚の醜女。
そして国を奪い女王として君臨するとの噂もある。
あやしき第一夫人をどうにかして廃したいのであった。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる