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章5 道程
ナーシィーコール ~四十肩のオッサンと、ナースの取り合いバトル~
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静岡市にある妖怪病院のベッドの上で目を覚ます。
残念ながら、おにゃのこの膝枕やオッパオマクラではない。
ふつーのマクラ&寝床だ。
静岡に帰ってこれてよかった。
調べなくてもわかる、ここは世界最先端医療を誇る静岡の病院だ。
わけのわからん世界に飛ばされて死を覚悟したが、戻ってこれて本当に良かった。
枕元にはフルーツ盛り合わせのバスケットだけがある。フルーツどこいった。
妖怪互助会一同様からのプレゼントだ。
どこの幼怪の腹の中に消えたのか、それは窓際に咲く綺麗なお花さんしか知らないだろう。
オナカが減った。妖怪ポシェットは自宅だ。非常食のうなぎパイも食べれない。手が震えてきた。
うなぎパイ信者によくみられる症状だ。
禁うなぎパイ3日目は最も危ないと言われている。
ハッピーパウダー(ウルトラハッピーにならないほう)のお菓子にも同じ症状が出るというのは常識だ。
駄目だ、力が出ない。そうだここは本物の病院だ、ナース(看護師さん)コールボタンはどこだ。
ナースコールボタンは枕元にあるはずだ。
周囲を見回す、二人部屋かな?
向かいには妖怪40肩で入院したっぽいオッサン妖怪がいる。
妖怪40肩は枕元のナースコール用のボタンへ手を伸ばすことが出来ないのだ。
可哀そうだな。今回は俺の勝ちだフフフ。
遠慮なくナースコールボタンを押させていただこう。
ナースコールのスイッチを押し込む。
このスイッチ押しても音が鳴らないんで、連絡がナースセンターへ飛んだのかどうかわかんないんだよね。
なんでまだ改善されてないんだろう。
今の俺は妖怪コアを酷使したせいで立ち上がれない。
小鹿のようにプルプルしながらも立ち上がれるものが羨ましい。
枕元にあったマイクロフォンから返事がある。
「ナースセンターです。どうしました?」
「今、目を覚ましました。お腹減ったので何か入れたいです」
ゴハンの要求をする。
以前、盲腸で入院した事があるので看護師相手は慣れているのよ。
状況報告より要求を重視すべきなのである。
何故なら体の状況は、向こうの方が詳しいことが多い。
「すぐに行きます」
妖怪看護師が来てくれた。現代妖怪っぽいな、若く見えるが何百歳なのかなー。
御飯を用意してもらいながら、担ぎ込まれた時の状況を聞いてみた。
真夜中にスッポンポンの状態で妖怪互助会旗の根元に倒れていたらしい。
すぐさま静岡県警が「へんたいふしんしゃさん」扱いで逮捕しようとしたが、意識がなかったので救急病院へ搬送。
妖怪であることがわかったので妖怪病院へ。
体をスキャンしたところ、極度の妖怪コア酷使状態であった。
動けないのは、その反動とのこと。
そうか、静岡内でなら妖怪的バトルで普通の病院へ担ぎ込まれてもモルモットにならずに済むんだな。
おりこうになったぜ。
ベッドの上に台を設置してもらい、御飯が並べられる。
デザートの小っちゃいゼリーは基本だよね。
魚料理のようだ、魚は鰆か?
いや、謎の白身魚Xかもしれん気を抜くな!
普通の鰆だった。でもこれ脂が強いからちょっと苦手。
うーむ、なんでベッドの名前欄に俺の名前が書いてあるんだろう全裸で運ばれたんだよな?
ああ、妖怪ウォッチに刻印されてる妖怪IDか。
全裸なのにウォッチだけ付けてるとか凄い変態っぽい出で立ちだったんだな!
今後の事も考えて皮膚への妖怪ウォッチのサーキットを彫写してもらった方がいいのかな?
今回はマジでヤバかった。
何か対策を練っておかねばシャレにならぬ。
いつまた、あのような不気味な空間に放り込まれるかわからん。
「食事は出来るようで安心しました、食べ終えた頃に食器回収に来ますね」
しばらく看護師さんは様子を見てくれていたが、大丈夫そうと判断したのか退出していった。
もちろん売店にうっているであろう、うなぎパイは買ってきてもらうよう頼んである。
うなぎパイは病院にも納入される程の安心商品なのだ。
入院患者さんの心の支えと言えよう。
鰆の骨を取り除いていく。ゆっくり咀嚼し、お腹へ入れていく。
何日寝ていたのかわからないが、久々に生き物らしく食事をした気がする。
ベッドに付属の妖怪ウィンドウをバッテリー起動。
妖怪ウィンドウは携帯波を使用していないので病院内で使用しても問題ないのだ。
ただし院内モードである。
ほかの患者さんの迷惑になるような真似は出来ない。
即刻、棺桶行きだからだ。
妖怪病院はそういう恐ろしいところだ。
妖怪看護師は高レベルのパワー型妖怪が揃っている。
術後の痛みで大暴れしたりする妖怪患者さんがいるためだ。
既にナースセンターから連絡が通っているかも知れないが、目を覚ましたことを、妖怪互助会に報告しておかないとな。
今回の拉致は何が目的だったのかさっぱりだ、あまりにも突然過ぎてさっぱりわからん。
前回のようにチョット強いニンゲンという状態で連れ去られたわけではなかったし。
まぁ拉致するヤロー共の理由なんざ知ったものかよ。
また拉致さられたら問答無用で制圧だ。基本姿勢は変える必要性は感じない。
文句があるなら贈答品持参で謝罪に来るがいいわ。
もちろん妖怪互助会を通してからな。
怒りに震えながらベッド付属の妖怪ウィンドウから簡単な報告書を書き上げて送信。
詳細な報告書は撮影した動画を添付して送る予定だ、撮影した妖怪バトル動画は、妖怪ウォッチとともにナースセンターが預かっているであろう妖怪ウィンドウに入っているので今は見れない。
立ち上がって歩き回れるようになるまで動画の確認は行えないのは悲しいところだ。
無理を言えば車椅子とかで中庭に移動し使えるかも知れないな。
いや、そんな悠長な事を言っている場合ではない、非常事態と言えば非常事態か。
今の状態で拉致が行われたら対抗できるとは言えない。
早めに報告を行ない、第二の被害者を出す前に対策を取っておいてもらったほうが良いだろう。
倒れる前に妖怪ウィンドウへ出ていたログも気になるしな。
食器の回収に来た看護師さんに、妖怪ウォッチや妖怪ウィンドウを使用したいと相談してみる。
妖怪互助会へ至急提出する必要があるデータが入っている、と言ったのが功を奏したのか了承してもらえた。
なんとビックリ、入院している部屋は個人用の妖怪アイテムの使用が許されている部屋だった。
妖怪グレードの高い患者さんのための少し高級な病室らしい。
俺って妖怪グレード高いんだっけ? 他の妖怪と比較したこと無いんでさっぱりだわ。
「すぐに預かっていた妖怪アイテム持ってきますね」
看護師さんは食器を運びながら言ってくれた。
「ありがとう」
早く立って歩きまわりたい、導尿カテーテルが刺さった状態は辛いのよ。
自力で歩き回れるようになるまで、抜いてもらえないのだ。
などと考えているうちに妖怪アイテムを持ってきてもらえた。
妖怪ウォッチへ初動に必要な妖怪パワーを入れて起動。妖怪ウィンドウも同様に起動していく。
「Hello, yokai world!」妖怪ウィンドウの初期起動メッセージ久々にみたな。
何やらアップデートが走っているような?
ちょっと起動が遅いですね。
あ、再起動が走った。
妖怪ウィンドウのコアモジュールに修正が入ったのかな?
残念ながら、おにゃのこの膝枕やオッパオマクラではない。
ふつーのマクラ&寝床だ。
静岡に帰ってこれてよかった。
調べなくてもわかる、ここは世界最先端医療を誇る静岡の病院だ。
わけのわからん世界に飛ばされて死を覚悟したが、戻ってこれて本当に良かった。
枕元にはフルーツ盛り合わせのバスケットだけがある。フルーツどこいった。
妖怪互助会一同様からのプレゼントだ。
どこの幼怪の腹の中に消えたのか、それは窓際に咲く綺麗なお花さんしか知らないだろう。
オナカが減った。妖怪ポシェットは自宅だ。非常食のうなぎパイも食べれない。手が震えてきた。
うなぎパイ信者によくみられる症状だ。
禁うなぎパイ3日目は最も危ないと言われている。
ハッピーパウダー(ウルトラハッピーにならないほう)のお菓子にも同じ症状が出るというのは常識だ。
駄目だ、力が出ない。そうだここは本物の病院だ、ナース(看護師さん)コールボタンはどこだ。
ナースコールボタンは枕元にあるはずだ。
周囲を見回す、二人部屋かな?
向かいには妖怪40肩で入院したっぽいオッサン妖怪がいる。
妖怪40肩は枕元のナースコール用のボタンへ手を伸ばすことが出来ないのだ。
可哀そうだな。今回は俺の勝ちだフフフ。
遠慮なくナースコールボタンを押させていただこう。
ナースコールのスイッチを押し込む。
このスイッチ押しても音が鳴らないんで、連絡がナースセンターへ飛んだのかどうかわかんないんだよね。
なんでまだ改善されてないんだろう。
今の俺は妖怪コアを酷使したせいで立ち上がれない。
小鹿のようにプルプルしながらも立ち上がれるものが羨ましい。
枕元にあったマイクロフォンから返事がある。
「ナースセンターです。どうしました?」
「今、目を覚ましました。お腹減ったので何か入れたいです」
ゴハンの要求をする。
以前、盲腸で入院した事があるので看護師相手は慣れているのよ。
状況報告より要求を重視すべきなのである。
何故なら体の状況は、向こうの方が詳しいことが多い。
「すぐに行きます」
妖怪看護師が来てくれた。現代妖怪っぽいな、若く見えるが何百歳なのかなー。
御飯を用意してもらいながら、担ぎ込まれた時の状況を聞いてみた。
真夜中にスッポンポンの状態で妖怪互助会旗の根元に倒れていたらしい。
すぐさま静岡県警が「へんたいふしんしゃさん」扱いで逮捕しようとしたが、意識がなかったので救急病院へ搬送。
妖怪であることがわかったので妖怪病院へ。
体をスキャンしたところ、極度の妖怪コア酷使状態であった。
動けないのは、その反動とのこと。
そうか、静岡内でなら妖怪的バトルで普通の病院へ担ぎ込まれてもモルモットにならずに済むんだな。
おりこうになったぜ。
ベッドの上に台を設置してもらい、御飯が並べられる。
デザートの小っちゃいゼリーは基本だよね。
魚料理のようだ、魚は鰆か?
いや、謎の白身魚Xかもしれん気を抜くな!
普通の鰆だった。でもこれ脂が強いからちょっと苦手。
うーむ、なんでベッドの名前欄に俺の名前が書いてあるんだろう全裸で運ばれたんだよな?
ああ、妖怪ウォッチに刻印されてる妖怪IDか。
全裸なのにウォッチだけ付けてるとか凄い変態っぽい出で立ちだったんだな!
今後の事も考えて皮膚への妖怪ウォッチのサーキットを彫写してもらった方がいいのかな?
今回はマジでヤバかった。
何か対策を練っておかねばシャレにならぬ。
いつまた、あのような不気味な空間に放り込まれるかわからん。
「食事は出来るようで安心しました、食べ終えた頃に食器回収に来ますね」
しばらく看護師さんは様子を見てくれていたが、大丈夫そうと判断したのか退出していった。
もちろん売店にうっているであろう、うなぎパイは買ってきてもらうよう頼んである。
うなぎパイは病院にも納入される程の安心商品なのだ。
入院患者さんの心の支えと言えよう。
鰆の骨を取り除いていく。ゆっくり咀嚼し、お腹へ入れていく。
何日寝ていたのかわからないが、久々に生き物らしく食事をした気がする。
ベッドに付属の妖怪ウィンドウをバッテリー起動。
妖怪ウィンドウは携帯波を使用していないので病院内で使用しても問題ないのだ。
ただし院内モードである。
ほかの患者さんの迷惑になるような真似は出来ない。
即刻、棺桶行きだからだ。
妖怪病院はそういう恐ろしいところだ。
妖怪看護師は高レベルのパワー型妖怪が揃っている。
術後の痛みで大暴れしたりする妖怪患者さんがいるためだ。
既にナースセンターから連絡が通っているかも知れないが、目を覚ましたことを、妖怪互助会に報告しておかないとな。
今回の拉致は何が目的だったのかさっぱりだ、あまりにも突然過ぎてさっぱりわからん。
前回のようにチョット強いニンゲンという状態で連れ去られたわけではなかったし。
まぁ拉致するヤロー共の理由なんざ知ったものかよ。
また拉致さられたら問答無用で制圧だ。基本姿勢は変える必要性は感じない。
文句があるなら贈答品持参で謝罪に来るがいいわ。
もちろん妖怪互助会を通してからな。
怒りに震えながらベッド付属の妖怪ウィンドウから簡単な報告書を書き上げて送信。
詳細な報告書は撮影した動画を添付して送る予定だ、撮影した妖怪バトル動画は、妖怪ウォッチとともにナースセンターが預かっているであろう妖怪ウィンドウに入っているので今は見れない。
立ち上がって歩き回れるようになるまで動画の確認は行えないのは悲しいところだ。
無理を言えば車椅子とかで中庭に移動し使えるかも知れないな。
いや、そんな悠長な事を言っている場合ではない、非常事態と言えば非常事態か。
今の状態で拉致が行われたら対抗できるとは言えない。
早めに報告を行ない、第二の被害者を出す前に対策を取っておいてもらったほうが良いだろう。
倒れる前に妖怪ウィンドウへ出ていたログも気になるしな。
食器の回収に来た看護師さんに、妖怪ウォッチや妖怪ウィンドウを使用したいと相談してみる。
妖怪互助会へ至急提出する必要があるデータが入っている、と言ったのが功を奏したのか了承してもらえた。
なんとビックリ、入院している部屋は個人用の妖怪アイテムの使用が許されている部屋だった。
妖怪グレードの高い患者さんのための少し高級な病室らしい。
俺って妖怪グレード高いんだっけ? 他の妖怪と比較したこと無いんでさっぱりだわ。
「すぐに預かっていた妖怪アイテム持ってきますね」
看護師さんは食器を運びながら言ってくれた。
「ありがとう」
早く立って歩きまわりたい、導尿カテーテルが刺さった状態は辛いのよ。
自力で歩き回れるようになるまで、抜いてもらえないのだ。
などと考えているうちに妖怪アイテムを持ってきてもらえた。
妖怪ウォッチへ初動に必要な妖怪パワーを入れて起動。妖怪ウィンドウも同様に起動していく。
「Hello, yokai world!」妖怪ウィンドウの初期起動メッセージ久々にみたな。
何やらアップデートが走っているような?
ちょっと起動が遅いですね。
あ、再起動が走った。
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