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フィリップに百億カロを貸してから一晩開けて、私は朝一番で『勇猛なる獅子』にやってきた。
「はい、どうも!」
扉を開けて中に入ると、ギルドの中の職員の視線が集まった。
そしてとても不愉快なものを見た、というような表情になった。
「なんだよアイツ、どの面下げて俺達の前に顔出してるんだ」
「朝からあんなバカの顔見たくねぇのによ」
「ほんと朝から最悪の気分ね」
昔と同じように浴びせられる罵詈雑言。
うんうん。ギルドの皆も昔から変わっていない様子だ。
これなら、“今からする事”にも罪悪感が湧かないというものだ。
「要件は一つだけです。皆さん今日で全員クビです」
私がそう言うと少し沈黙があってからギルドの職員たちがざわつき始めた。
「はぁ? 何言ってんだアイツ?」
「遂にアタマおかしくなったんじゃねぇの?」
「そんなの出来るわけ無いじゃん」
職員たちは私の発言を聞いて鼻で笑った。
私はそれにニッコリと笑ってこう返した。
「出来ますよ。──このギルドは私のものになったので」
職員たちが一層騒がしくなる。
「おい、なんの騒ぎだ」
ギルドの騒ぎを聞いてフィリップがギルド長室から出てきた。
そして私を見るなりさっきギルド職員たちがしたような、不快な表情になった。
「なんだ貴様。昨日の契約を破棄しに来たのか? ハッ! 無駄無駄! もう百億カロはキッチリ全て使ったからな!」
こいつ、昨日の今日で全部使ったのか。早すぎだろう。
どうせ私利私欲を満たすためだけに使ったんだろろけど。
私は内心の軽蔑を面に出すことなく続ける。
「いえ、このギルドは私のものになったので、全員をクビにしようと」
「はぁ?」
フィリップが何を言っているのかわからない、という顔になった。
私は親切に説明してあげることにした。
「ほら、契約書にも書いてありますよ?」
私は昨日フィリップと交した契約書を見せる。
そこには、百億カロを無利子、無担保で貸すという文言に加え、『百億カロを貸すかわりに、ギルド『勇猛なる獅子』の全権をアイリ・ホストンに譲渡する』が加えられてあった。
「そそ、そんなバカな! 捏造だ!」
「捏造じゃありませんよ、ほらここ。ちゃんとあなたのサインですよね?」
私はトントンと契約書のサインの部分を指差す。
そこにはキッチリとフィリップの筆跡でサインがなされていた。
「もう一枚の方を確認してもらっても大丈夫ですよ?」
フィリップは慌ててギルド長へと飛び込む。
ガサガサと契約書を探している音がしたあと、中からフィリップの悲鳴があがった。
私はギルド長へと踏み込む。
中ではフィリップがもう一枚の契約書を見て震えている所だった。
当然、同じようにもう一枚の契約書にも同じ文言が書いてある。
「何故だ、ありえない!」
「だから私言いましたよね。“ちゃんと確認してくださいね”って」
そう、この文言は私が後から魔法で付け足したものだった。
勿論、付け足しただけなのでしっかりと確認していれば防げたはずだが、フィリップは百億カロだけしか目に入っていなかった為に気づくかなかったのだ。
「こ、こんなの詐欺だ! 訴えてやる!」
フィリップが唾を飛ばして怒鳴り散らす。
「いいえ、詐欺ではありませんよ。あなたが納得してサインしたんです。それに詐欺だったとしても法律により百億カロは即刻返済しなければならなくなる。使いこんだんですよね、百億カロ?」
フィリップは俯いて青い顔でだらだらと冷や汗をかいている。
「分かりました? このギルドはもう私のものになったんです」
私の言葉を聞いてギルドの職員は慌て始めた。
「え、本当にこのギルドはアイツのものになったのか?」
「そうなんだろ。契約書も本物らしいぞ」
「なら、私たちをクビにするって……」
職員たちの顔がどんどんと青くなっていく。
「何故だ、なぜこんなことをする……」
フィリップがぼそぼそと呟いた。
「なぜって……復讐に決まってるじゃないですか」
「あなたたち忘れたわけじゃないですよね? 私にしたこと」
全員の顔が一気に蒼白になった。
私にした今までの虐めを思い返しているのだろう。
しかしある一人の職員が私に向かって叫んだ。
「そ、そんな俺達には生活があるんだ!」
そしてそれに呼応するように他の職員たちも私に対して叫び始め、挙句の果には罵倒へと変わっていった。
「そうよ! ここでクビにされたら露頭に迷っちゃうじゃないの!」
「そーだそーだ! ふざけたことすんじゃねぇ!」
「大体、俺は虐めてねぇぞ!」
「は? 何言ってるんです? 私が二ヶ月前同じことを言ったとき、あなたたちは私にしたことと同じじゃないですか。因果応報ですよ。それに、見てただけの人も同罪です」
職員たちが言葉を詰まらせた。
実際は見てただけの人なんていない。
あの時、全員が私の虐めに何らかの形で関与していたのは知っていた。
きっと私が憶えてないと踏んで嘘をついているのだ。
本当に性根が腐った連中だ。
私は遠慮して流石にするつもりは無かった事をすることにした。
「まぁでも、そこまで言うなら“ある事”をしてもらえるなら、ギルドの権利を戻そうかな?」
「何っ?! 分かった! 何でもする! だからギルドを返してくれ!」
ギルドの権利を返す、という私の言葉にフィリップが飛びついた。
「じゃあこれ、舐めてください」
そう言って、私はフィリップに足を差し向けた。
「え……?」
フィリップは一瞬何を言っているのか分からない、という表情で私の足を見つめた。
そして、あの時の意趣返しだと理解した途端顔を真っ赤にした。
「貴様……っ!」
「あれ? 口答えするんですか? あーあ、残念だなぁ。やっぱりこのギルドは私の物に──」
「……分かった! 分かった!」
フィリップは私の言葉を遮ると跪き私の靴を舐め始めた。
「くっ……!!」
フィリップは鬼のような形相で私を睨みつけている。
きっと心中は屈辱で埋め尽くされているのだろう。
「あ、もういいです」
私はフィリップに足を舐めるのを止めさせた。
おっさんが私の足を舐めていることが普通に気持ち悪かったからだ。
「な、なら……!」
私の気が済んだのだと勘違いしたのだろう。
「よし、じゃあ全員クビで!」
「なっ! 約束と違うではないか!」
「はぁ? 約束なんてしてませんよ。返すかも、と言っただけです」
「なっ……! なっ……!」
フィリップは俯いてぷるぷると震えて出した。
顔は真っ赤で、今にも頭の血管が切れるんじゃないかと思うほどだ。
「ふ」
「ん? 何です?」
「ふざけるなぁっ‼」
怒りで我を忘れたフィリップが飛びかかってきた。
私はため息を漏らす。
「ニギール」
「おう」
私の側から出てきた銀色の人物がフィリップを蹴飛ばした。
蹴り飛ばされたフィリップは床に打ち付けられる。
「ありがとう、ニギール」
「おう、姉さん。いつでも呼んでくれよ」
いきなり現れた銀色の獣人の名前はニギール。
私の側に気配を消して待機させていた。
彼は元奴隷だったが、いろいろとあって私のことを姉さんと呼ぶようになった。
ちなみに、そこらへんのAランクの魔物を素手で倒せるほどの実力がある。
「ニギールだと……!」
「最近ここらで暴れ回ってるAランク冒険者?!」
彼らはニギールの名前を知っているようだった。
まぁ、派手に暴れてもらってるし、知っているのも当然だ。
「と、言う訳であなた達はクビです。早くここから出ていってください」
私はニッコリと笑った。
そうして、ギルド『勇猛なる獅子』は完全に無くなり、私が新しく作ったギルドへと変わった。
しかしこの時私はまだ知らなかった。
この後、私が新しく運営するギルド『精霊の箱庭』は『希望の王国』と並ぶほどに繁栄するようになることを。
───────
このお話が面白いと思っていただけたら、作者をお気に入り登録していただけると嬉しいです。これからもお話を出していけるよう頑張ります。
「はい、どうも!」
扉を開けて中に入ると、ギルドの中の職員の視線が集まった。
そしてとても不愉快なものを見た、というような表情になった。
「なんだよアイツ、どの面下げて俺達の前に顔出してるんだ」
「朝からあんなバカの顔見たくねぇのによ」
「ほんと朝から最悪の気分ね」
昔と同じように浴びせられる罵詈雑言。
うんうん。ギルドの皆も昔から変わっていない様子だ。
これなら、“今からする事”にも罪悪感が湧かないというものだ。
「要件は一つだけです。皆さん今日で全員クビです」
私がそう言うと少し沈黙があってからギルドの職員たちがざわつき始めた。
「はぁ? 何言ってんだアイツ?」
「遂にアタマおかしくなったんじゃねぇの?」
「そんなの出来るわけ無いじゃん」
職員たちは私の発言を聞いて鼻で笑った。
私はそれにニッコリと笑ってこう返した。
「出来ますよ。──このギルドは私のものになったので」
職員たちが一層騒がしくなる。
「おい、なんの騒ぎだ」
ギルドの騒ぎを聞いてフィリップがギルド長室から出てきた。
そして私を見るなりさっきギルド職員たちがしたような、不快な表情になった。
「なんだ貴様。昨日の契約を破棄しに来たのか? ハッ! 無駄無駄! もう百億カロはキッチリ全て使ったからな!」
こいつ、昨日の今日で全部使ったのか。早すぎだろう。
どうせ私利私欲を満たすためだけに使ったんだろろけど。
私は内心の軽蔑を面に出すことなく続ける。
「いえ、このギルドは私のものになったので、全員をクビにしようと」
「はぁ?」
フィリップが何を言っているのかわからない、という顔になった。
私は親切に説明してあげることにした。
「ほら、契約書にも書いてありますよ?」
私は昨日フィリップと交した契約書を見せる。
そこには、百億カロを無利子、無担保で貸すという文言に加え、『百億カロを貸すかわりに、ギルド『勇猛なる獅子』の全権をアイリ・ホストンに譲渡する』が加えられてあった。
「そそ、そんなバカな! 捏造だ!」
「捏造じゃありませんよ、ほらここ。ちゃんとあなたのサインですよね?」
私はトントンと契約書のサインの部分を指差す。
そこにはキッチリとフィリップの筆跡でサインがなされていた。
「もう一枚の方を確認してもらっても大丈夫ですよ?」
フィリップは慌ててギルド長へと飛び込む。
ガサガサと契約書を探している音がしたあと、中からフィリップの悲鳴があがった。
私はギルド長へと踏み込む。
中ではフィリップがもう一枚の契約書を見て震えている所だった。
当然、同じようにもう一枚の契約書にも同じ文言が書いてある。
「何故だ、ありえない!」
「だから私言いましたよね。“ちゃんと確認してくださいね”って」
そう、この文言は私が後から魔法で付け足したものだった。
勿論、付け足しただけなのでしっかりと確認していれば防げたはずだが、フィリップは百億カロだけしか目に入っていなかった為に気づくかなかったのだ。
「こ、こんなの詐欺だ! 訴えてやる!」
フィリップが唾を飛ばして怒鳴り散らす。
「いいえ、詐欺ではありませんよ。あなたが納得してサインしたんです。それに詐欺だったとしても法律により百億カロは即刻返済しなければならなくなる。使いこんだんですよね、百億カロ?」
フィリップは俯いて青い顔でだらだらと冷や汗をかいている。
「分かりました? このギルドはもう私のものになったんです」
私の言葉を聞いてギルドの職員は慌て始めた。
「え、本当にこのギルドはアイツのものになったのか?」
「そうなんだろ。契約書も本物らしいぞ」
「なら、私たちをクビにするって……」
職員たちの顔がどんどんと青くなっていく。
「何故だ、なぜこんなことをする……」
フィリップがぼそぼそと呟いた。
「なぜって……復讐に決まってるじゃないですか」
「あなたたち忘れたわけじゃないですよね? 私にしたこと」
全員の顔が一気に蒼白になった。
私にした今までの虐めを思い返しているのだろう。
しかしある一人の職員が私に向かって叫んだ。
「そ、そんな俺達には生活があるんだ!」
そしてそれに呼応するように他の職員たちも私に対して叫び始め、挙句の果には罵倒へと変わっていった。
「そうよ! ここでクビにされたら露頭に迷っちゃうじゃないの!」
「そーだそーだ! ふざけたことすんじゃねぇ!」
「大体、俺は虐めてねぇぞ!」
「は? 何言ってるんです? 私が二ヶ月前同じことを言ったとき、あなたたちは私にしたことと同じじゃないですか。因果応報ですよ。それに、見てただけの人も同罪です」
職員たちが言葉を詰まらせた。
実際は見てただけの人なんていない。
あの時、全員が私の虐めに何らかの形で関与していたのは知っていた。
きっと私が憶えてないと踏んで嘘をついているのだ。
本当に性根が腐った連中だ。
私は遠慮して流石にするつもりは無かった事をすることにした。
「まぁでも、そこまで言うなら“ある事”をしてもらえるなら、ギルドの権利を戻そうかな?」
「何っ?! 分かった! 何でもする! だからギルドを返してくれ!」
ギルドの権利を返す、という私の言葉にフィリップが飛びついた。
「じゃあこれ、舐めてください」
そう言って、私はフィリップに足を差し向けた。
「え……?」
フィリップは一瞬何を言っているのか分からない、という表情で私の足を見つめた。
そして、あの時の意趣返しだと理解した途端顔を真っ赤にした。
「貴様……っ!」
「あれ? 口答えするんですか? あーあ、残念だなぁ。やっぱりこのギルドは私の物に──」
「……分かった! 分かった!」
フィリップは私の言葉を遮ると跪き私の靴を舐め始めた。
「くっ……!!」
フィリップは鬼のような形相で私を睨みつけている。
きっと心中は屈辱で埋め尽くされているのだろう。
「あ、もういいです」
私はフィリップに足を舐めるのを止めさせた。
おっさんが私の足を舐めていることが普通に気持ち悪かったからだ。
「な、なら……!」
私の気が済んだのだと勘違いしたのだろう。
「よし、じゃあ全員クビで!」
「なっ! 約束と違うではないか!」
「はぁ? 約束なんてしてませんよ。返すかも、と言っただけです」
「なっ……! なっ……!」
フィリップは俯いてぷるぷると震えて出した。
顔は真っ赤で、今にも頭の血管が切れるんじゃないかと思うほどだ。
「ふ」
「ん? 何です?」
「ふざけるなぁっ‼」
怒りで我を忘れたフィリップが飛びかかってきた。
私はため息を漏らす。
「ニギール」
「おう」
私の側から出てきた銀色の人物がフィリップを蹴飛ばした。
蹴り飛ばされたフィリップは床に打ち付けられる。
「ありがとう、ニギール」
「おう、姉さん。いつでも呼んでくれよ」
いきなり現れた銀色の獣人の名前はニギール。
私の側に気配を消して待機させていた。
彼は元奴隷だったが、いろいろとあって私のことを姉さんと呼ぶようになった。
ちなみに、そこらへんのAランクの魔物を素手で倒せるほどの実力がある。
「ニギールだと……!」
「最近ここらで暴れ回ってるAランク冒険者?!」
彼らはニギールの名前を知っているようだった。
まぁ、派手に暴れてもらってるし、知っているのも当然だ。
「と、言う訳であなた達はクビです。早くここから出ていってください」
私はニッコリと笑った。
そうして、ギルド『勇猛なる獅子』は完全に無くなり、私が新しく作ったギルドへと変わった。
しかしこの時私はまだ知らなかった。
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