51 / 127
アツモリ、地上の妖精に会う
第51話 族長の娘
しおりを挟む
今回の依頼は2泊3日の予定だ。
初日は『深層の森』に入る手前で野営だ。
4台の馬車の御者1名、それと敦盛、シビックのうちの1名が交代で見張り役をする事になるが、それ以外の男は3台の馬車に分乗して寝袋を使って、女5人は最後尾の馬車で寝袋を使って寝る。『野営小屋』を使ってもいいのだが、それをやると馬車が無人になる。いくら盗賊団は帰りの馬車を狙うとはいえ、無人の馬車なら喜んで持ち去っていくのは当たり前だ。盗賊団以外の人でも、無人の馬車を見付けたら出来心で荷物を持ち去って行くとも限らないのだから。
エミーナが言ったとおり盗賊団が襲ってくることもなく、かと言って魔物の襲撃もない。時々、狼と思われる遠吠えが聞こえた程度だったから、敦盛は正直、拍子抜けをしたくらいだ。
2日目からは『深層の森』に入るが、馬車の中にいる事は許されない。
なぜなら、過去に盗賊団が交易業者に偽装してエルフの集落を襲った事があり、それ以後、エルフ側の監視が厳しくなり、馬車の中に誰か隠れているという事は『取引拒否』という事態を招きかねないから、全員が馬車の外に出て御者の隣に大人しく座っている。
先頭の馬車に乗ってるのは御者とフレア主任、敦盛だ。エミーナとルシーダは2台目に、シビックとココアは3台目の馬車に、それぞれ御者と一緒に座っている。
この『深層の森』に入る事は誰でも出来るのだが、エルフの集落に入るのは難しい。
なぜなら、集落周辺にはエルフの魔法、正しくは樹木の精霊ドライアードの結界が施されていて、高レベルの精霊使いでも突破できないが理由は分かってない。でも、結界の広さには限りがあるから、集落の塀のような物だ。
さすがのフレア主任も今は敦盛に肩をスリスリと寄せるような事はしていない。
「・・・でもさあ、全然エルフを見かけないぞ」
敦盛はいつまで経っても木々が立ち並ぶだけの風景にウンザリして、隣に座っていたフレア主任にボヤいたけど、フレア主任は首を横に振った。
「少なくとも5人はいたわよ」
「マジ!?」
「姿を隠してるから気付かないだけよ」
「どういう意味?」
フレア主任が言うのは、見張り役のエルフは樹木の精霊に命じて自分を木に見せ掛けている、つまり姿を隠しているから、魔力検知の呪文を使うか、魔力検知の効果がある魔法道具を使わないと気付かないらしい。
「・・・ほら、また右手の指輪がオレンジ色に光ったでしょ?」
そう言ってフレア主任は右手の中指にはめた指輪を敦盛に見せたけど、そのオレンジ色の輝きがだんだん強くなったかと思ったら、やがて弱くなって消えた。
「・・・さっき、森の木に紛れたエルフの見張り役がいたから反応したのよ。馬車で走り去ったから反応も消えたけどね」
「ふーん」
「魔力検知の効果がある魔法道具は、指輪だけでなく護符のタイプもあるわよ。値段もピンキリで、高額な商品になれば相当遠距離でも、しかも方角とかも分かるから結構重宝されるけど安物だとかなり接近しないと反応しないから、遠距離攻撃できる武器を持った相手とか遠距離攻撃魔法を使う相手だったら致命傷になりかねないから気を付けてね」
「ナルホド・・・」
「この指輪はうちの店の所有物だけど、相当な高性能よ。だって、魔力を検知すると宝玉に検知した方向に緑色の矢印が出るからね」
フレア主任は呑気そうに言ってるけど、敦盛にとっては指輪の事よりも本物のエルフをみたいという好奇心の方が大きいから、フレア主任の話はハッキリ言って右から左だ。
そんな浮かれ気分だったから、敦盛は既に災厄が降りかかっている事に全然気付いてなかった・・・
荷馬車は順調に走り続けていたが、それが急に止まった。
それを合図に御者以外の6人は馬車から降りたが、それに合わせるかのように、周囲の木の形が変化した!フレア主任の言った通り、エルフが木の精霊に命じて姿を隠していたのだ!
敦盛の左右から現れたのは男性のエルフだ!左右の耳の先端は尖っているから絶対に人間と違う!!
短く刈り込んだ髪の毛はブロンドヘアーで、緑色をした革製の胸当てを装着し、左の腰には細剣、左手に弓、背中には矢筒を持っているのは事前の情報通りだ。しかも男なのにエミーナと同じくらいに体の線が細い!敦盛の感覚でいえば2人のエルフは、どちらも20代後半から30代前半だろうけど、彼らの寿命は人間の10倍から20倍だから、実年齢は400から500歳!敦盛は「戦国時代の生き残りかよ!」とツッコミたくなったけど、そこはグッと堪えた。
その時、目の前の景色が急に歪んだ。
いつまでも続く道かと思ったら、急に門のような物が現れ、その扉がゆっくりと開いた。
その扉が開ききった時、3人のエルフが現れた。左右にいたエルフは男性で、見た目は40歳前後といったところだから推定年齢700から800歳!敦盛の感覚で言えば鎌倉時代から生きている!!
だが、真ん中に立っていたのは・・・女性のエルフだ!
思わず敦盛は目が点になった!
背中まで伸ばした美しいブロンドヘアーに薄緑色の服を着た、若い女性だ!見た目は敦盛とそう変わらない10代半ばから後半だけど、おそらく実年齢は200から300歳!江戸時代から生きてる事になる!!
華奢だから胸の膨らみは申し訳ない程度だけど、エミーナより1回り、いや2回りくらいも細い!だけど身長は女としては長身のシビックより頭1つ高い!!あのセレナ王女が『地上の女神』なら、目の前にいるのは『地上の妖精』そのものだ!
夢にまで見た本物の女性のエルフを見て敦盛は興奮していた!だが、今はそんな事を浮かれている場合ではないと思って、グッと堪えた。
「・・・シルフィ様、お久しぶりです」
フレア主任が女性エルフに挨拶したけど、その若い女性エルフ、シルフィはニコリともしなかった。
「ミゼット商会だな?」
「はい」
「約束の物、間違いないな?」
「もちろんです。当方と族長様との間で交わした契約の通り、お持ち致しました」
「ウム、お前の顔には見覚えがある。連れの護衛は初めて見る顔だが、その事で詮索する気はない」
そう言うとシルフィは顎をしゃくっている。つまり、「サッサと入れ」と態度で示しているのだ。フレア主任は御者たちに目で合図をしたから、馬車はゆっくりとだが集落の中へ入った。
敦盛は、シルフィのあまりのクールな態度に「あれっ?」と思った。敦盛が抱いていたエルフとは、超ハイテンションで、それでいて友好的でニコニコ顔を絶やさない、いわば『にゃんこクラブ』のメンバーみたいなのを想像していたから、ツンとしたシルフィの態度に、一気にエルフ熱が冷めた気がした。
その時、敦盛は何かが近付く気配がしたからその方向に視線を向けたが、そこにはシルフィが立っていた!
「お前・・・何者だ?」
いきなりのシルフィの発言に敦盛はドキッとした。しかもシルフィの発言に左右にいたエルフは弓をつがえ、さっきまでシルフィの隣にいたエルフは細剣を抜いた!明らかに4人のエルフが殺気立ったのが敦盛にも分かる!!
だが、シルフィは右手を上げたから4人は武器を引っ込めたが警戒の目だけは緩めてない。それに、フレア主任だけでなくエミーナたちまでハラハラした表情で敦盛とシルフィを見ている。
「お前、名前は?」
「俺の名は・・・敦盛です」
「アツモリか・・・変わった名だな。まあ、いいだろう」
「ありがとうございます」
「お前・・・何となくだが、他の人間と違う」
「・・・俺がですか?」
「具体的には説明できないけど・・・信じたくはないが、人間が持っているオーラとは格が違う。敢えていうなら人間以上の存在・・・」
「・・・俺は普通の人間ですよ」
「まあ、そこは気にしないでくれ。あくまで個人的な直感とでも言おうか、お前のオーラが人間以上だと感じたから、というだけだ。決して悪気があった訳ではない。人間以上エルフ以下の存在と思ったから、とでも言えばいいかな?」
そう言うとシルフィはクールな表情のままクルリと向きを変え、集落の中へ戻って行った。
敦盛は茫然とシルフィを見ている事しか出来なかったが、不意にシルフィが顔だけ後ろに振り向いた。
「・・・この集落にいる間に何か困った事があれば、いつでも相談に乗るから族長の館へ来い!」
「あ、ありがとうございます」
「我が名はシルフィ!この森のエルフ族の族長の娘、次の族長だ」
シルフィはそのまま集落へ入ってしまい、結局、敦盛が想像していたような超ハイテンションなエルフは誰もおらず、肩を落としてショボショボと歩いて集落に入った・・・
初日は『深層の森』に入る手前で野営だ。
4台の馬車の御者1名、それと敦盛、シビックのうちの1名が交代で見張り役をする事になるが、それ以外の男は3台の馬車に分乗して寝袋を使って、女5人は最後尾の馬車で寝袋を使って寝る。『野営小屋』を使ってもいいのだが、それをやると馬車が無人になる。いくら盗賊団は帰りの馬車を狙うとはいえ、無人の馬車なら喜んで持ち去っていくのは当たり前だ。盗賊団以外の人でも、無人の馬車を見付けたら出来心で荷物を持ち去って行くとも限らないのだから。
エミーナが言ったとおり盗賊団が襲ってくることもなく、かと言って魔物の襲撃もない。時々、狼と思われる遠吠えが聞こえた程度だったから、敦盛は正直、拍子抜けをしたくらいだ。
2日目からは『深層の森』に入るが、馬車の中にいる事は許されない。
なぜなら、過去に盗賊団が交易業者に偽装してエルフの集落を襲った事があり、それ以後、エルフ側の監視が厳しくなり、馬車の中に誰か隠れているという事は『取引拒否』という事態を招きかねないから、全員が馬車の外に出て御者の隣に大人しく座っている。
先頭の馬車に乗ってるのは御者とフレア主任、敦盛だ。エミーナとルシーダは2台目に、シビックとココアは3台目の馬車に、それぞれ御者と一緒に座っている。
この『深層の森』に入る事は誰でも出来るのだが、エルフの集落に入るのは難しい。
なぜなら、集落周辺にはエルフの魔法、正しくは樹木の精霊ドライアードの結界が施されていて、高レベルの精霊使いでも突破できないが理由は分かってない。でも、結界の広さには限りがあるから、集落の塀のような物だ。
さすがのフレア主任も今は敦盛に肩をスリスリと寄せるような事はしていない。
「・・・でもさあ、全然エルフを見かけないぞ」
敦盛はいつまで経っても木々が立ち並ぶだけの風景にウンザリして、隣に座っていたフレア主任にボヤいたけど、フレア主任は首を横に振った。
「少なくとも5人はいたわよ」
「マジ!?」
「姿を隠してるから気付かないだけよ」
「どういう意味?」
フレア主任が言うのは、見張り役のエルフは樹木の精霊に命じて自分を木に見せ掛けている、つまり姿を隠しているから、魔力検知の呪文を使うか、魔力検知の効果がある魔法道具を使わないと気付かないらしい。
「・・・ほら、また右手の指輪がオレンジ色に光ったでしょ?」
そう言ってフレア主任は右手の中指にはめた指輪を敦盛に見せたけど、そのオレンジ色の輝きがだんだん強くなったかと思ったら、やがて弱くなって消えた。
「・・・さっき、森の木に紛れたエルフの見張り役がいたから反応したのよ。馬車で走り去ったから反応も消えたけどね」
「ふーん」
「魔力検知の効果がある魔法道具は、指輪だけでなく護符のタイプもあるわよ。値段もピンキリで、高額な商品になれば相当遠距離でも、しかも方角とかも分かるから結構重宝されるけど安物だとかなり接近しないと反応しないから、遠距離攻撃できる武器を持った相手とか遠距離攻撃魔法を使う相手だったら致命傷になりかねないから気を付けてね」
「ナルホド・・・」
「この指輪はうちの店の所有物だけど、相当な高性能よ。だって、魔力を検知すると宝玉に検知した方向に緑色の矢印が出るからね」
フレア主任は呑気そうに言ってるけど、敦盛にとっては指輪の事よりも本物のエルフをみたいという好奇心の方が大きいから、フレア主任の話はハッキリ言って右から左だ。
そんな浮かれ気分だったから、敦盛は既に災厄が降りかかっている事に全然気付いてなかった・・・
荷馬車は順調に走り続けていたが、それが急に止まった。
それを合図に御者以外の6人は馬車から降りたが、それに合わせるかのように、周囲の木の形が変化した!フレア主任の言った通り、エルフが木の精霊に命じて姿を隠していたのだ!
敦盛の左右から現れたのは男性のエルフだ!左右の耳の先端は尖っているから絶対に人間と違う!!
短く刈り込んだ髪の毛はブロンドヘアーで、緑色をした革製の胸当てを装着し、左の腰には細剣、左手に弓、背中には矢筒を持っているのは事前の情報通りだ。しかも男なのにエミーナと同じくらいに体の線が細い!敦盛の感覚でいえば2人のエルフは、どちらも20代後半から30代前半だろうけど、彼らの寿命は人間の10倍から20倍だから、実年齢は400から500歳!敦盛は「戦国時代の生き残りかよ!」とツッコミたくなったけど、そこはグッと堪えた。
その時、目の前の景色が急に歪んだ。
いつまでも続く道かと思ったら、急に門のような物が現れ、その扉がゆっくりと開いた。
その扉が開ききった時、3人のエルフが現れた。左右にいたエルフは男性で、見た目は40歳前後といったところだから推定年齢700から800歳!敦盛の感覚で言えば鎌倉時代から生きている!!
だが、真ん中に立っていたのは・・・女性のエルフだ!
思わず敦盛は目が点になった!
背中まで伸ばした美しいブロンドヘアーに薄緑色の服を着た、若い女性だ!見た目は敦盛とそう変わらない10代半ばから後半だけど、おそらく実年齢は200から300歳!江戸時代から生きてる事になる!!
華奢だから胸の膨らみは申し訳ない程度だけど、エミーナより1回り、いや2回りくらいも細い!だけど身長は女としては長身のシビックより頭1つ高い!!あのセレナ王女が『地上の女神』なら、目の前にいるのは『地上の妖精』そのものだ!
夢にまで見た本物の女性のエルフを見て敦盛は興奮していた!だが、今はそんな事を浮かれている場合ではないと思って、グッと堪えた。
「・・・シルフィ様、お久しぶりです」
フレア主任が女性エルフに挨拶したけど、その若い女性エルフ、シルフィはニコリともしなかった。
「ミゼット商会だな?」
「はい」
「約束の物、間違いないな?」
「もちろんです。当方と族長様との間で交わした契約の通り、お持ち致しました」
「ウム、お前の顔には見覚えがある。連れの護衛は初めて見る顔だが、その事で詮索する気はない」
そう言うとシルフィは顎をしゃくっている。つまり、「サッサと入れ」と態度で示しているのだ。フレア主任は御者たちに目で合図をしたから、馬車はゆっくりとだが集落の中へ入った。
敦盛は、シルフィのあまりのクールな態度に「あれっ?」と思った。敦盛が抱いていたエルフとは、超ハイテンションで、それでいて友好的でニコニコ顔を絶やさない、いわば『にゃんこクラブ』のメンバーみたいなのを想像していたから、ツンとしたシルフィの態度に、一気にエルフ熱が冷めた気がした。
その時、敦盛は何かが近付く気配がしたからその方向に視線を向けたが、そこにはシルフィが立っていた!
「お前・・・何者だ?」
いきなりのシルフィの発言に敦盛はドキッとした。しかもシルフィの発言に左右にいたエルフは弓をつがえ、さっきまでシルフィの隣にいたエルフは細剣を抜いた!明らかに4人のエルフが殺気立ったのが敦盛にも分かる!!
だが、シルフィは右手を上げたから4人は武器を引っ込めたが警戒の目だけは緩めてない。それに、フレア主任だけでなくエミーナたちまでハラハラした表情で敦盛とシルフィを見ている。
「お前、名前は?」
「俺の名は・・・敦盛です」
「アツモリか・・・変わった名だな。まあ、いいだろう」
「ありがとうございます」
「お前・・・何となくだが、他の人間と違う」
「・・・俺がですか?」
「具体的には説明できないけど・・・信じたくはないが、人間が持っているオーラとは格が違う。敢えていうなら人間以上の存在・・・」
「・・・俺は普通の人間ですよ」
「まあ、そこは気にしないでくれ。あくまで個人的な直感とでも言おうか、お前のオーラが人間以上だと感じたから、というだけだ。決して悪気があった訳ではない。人間以上エルフ以下の存在と思ったから、とでも言えばいいかな?」
そう言うとシルフィはクールな表情のままクルリと向きを変え、集落の中へ戻って行った。
敦盛は茫然とシルフィを見ている事しか出来なかったが、不意にシルフィが顔だけ後ろに振り向いた。
「・・・この集落にいる間に何か困った事があれば、いつでも相談に乗るから族長の館へ来い!」
「あ、ありがとうございます」
「我が名はシルフィ!この森のエルフ族の族長の娘、次の族長だ」
シルフィはそのまま集落へ入ってしまい、結局、敦盛が想像していたような超ハイテンションなエルフは誰もおらず、肩を落としてショボショボと歩いて集落に入った・・・
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
私のスローライフはどこに消えた?? 神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!
魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。
なんか旅のお供が増え・・・。
一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。
どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。
R県R市のR大学病院の個室
ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。
ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声
私:[苦しい・・・息が出来ない・・・]
息子A「おふくろ頑張れ・・・」
息子B「おばあちゃん・・・」
息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」
孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」
ピーーーーー
医師「午後14時23分ご臨終です。」
私:[これでやっと楽になれる・・・。]
私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!!
なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、
なぜか攫われて・・・
色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり
事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!!
R15は保険です。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる