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第35話 自由気ままの非常識使節
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「今後はより一層の良好な関係を築いていきたいと願っております」
「それを聞けば国王陛下も大変喜ばれると思います、ですが私はまだ陛下からお預かりした親書を他の国へ届ける役目を終えておりません。一時帰国の際にこの件は報告させて頂きますので、今日の所はこれで失礼致します」
リーンは最初に訪れたアルストと同規模の隣国ディスタンの皇宮前でディスタニアⅢ世の見送りを受けていた、ただし普通ではありえない光景としてディスタニアⅢ世以下主だった要人達が跪いている状態で皇宮を警護している兵士達が全員倒れ気絶している事だ。
兵士を気絶させた光の分身達を解除している騎士と、その横で
「もう少し骨の有る騎士か勇者は居ないのかしら?」
と、他国の守備兵を散々甚振っておきながら悪びれる様子の無い女騎士を交互に見ていたディスタニアⅢ世は騎士の首の辺りに何か有るのに気が付いた。
「ディスタニアⅢ世陛下、我が騎士に何か付いておりますか?」
「いえ、あの・・・」
「何も付いておりませんわよね?」
「いや、その・・・」
「何も付いておりませんわよね?」
「・・・はい、見間違えた様です。申し訳有りません」
返事を聞いてリーンは満足気に
「それを聞いて安心しました、何か粗相をしていたら外交上の問題となってしまうかもしれませんから。では、ごきげんよう」
アルストの皇太女リーンの一行が立ち去った後、皇宮内はようやく平穏を取り戻せた。
「あれが、アルストの新皇太女とその警護騎士達なのか・・・」
「彼らは本当に人間なのですか?」
「たった4人で来るから我が国を舐めているのかと思ったが、皇太女除いた3人で1国と十分渡り合える戦力を持つではないか。今後はアルストに対する見方を変えておかないと真っ先に攻め落とされてしまうぞ」
「はい、けど正直言って親書を渡す事を口実にした皇太女の威圧外交にしか思えませんが」
「あの者達に喧嘩さえ売らなければ良いのだ、それに比べれば新国王となったリーデガルドの方が話も分かってくれる筈だ。あの娘が女王となるまでに不可侵の約定でも結んでおくべきだな」
その時側近が先程のリーンとディスタニアⅢ世のやり取りを思い出して、質問した。
「陛下、先程あの光の兵士を呼び出した騎士に何か付いていたのですか?」
だが、ディスタニアⅢ世は冷や汗を流しながらこう答える。
「何も付いていなかった、私の見間違えだ」
「本当に何も付いていなかったのですか?」
「何も付いていない!私は何も見ていない!!」
「陛下!?」
ディスタニアⅢ世が見つけ、リーンに口止めされた物とは・・・ウィルの首に付いていた無数のキスマークだった。
「どうやら、首のキスマークに気付かれちゃったみたいだから口止めしておいたわ」
リーンが照れながら伝えると、ウィルは別に気にしていない様で
「気にしなくても平気だよ、もしもその事を話の材料にして何か要求してくる様だったら代わりに交渉するから」
「私達の仲に気付かれてしまったのは今後の事を考えると失敗だったかもしれません、次からは気を付けましょう」
レーメルが注意喚起するが、本人もキスマークを付けた1人だから強く言えなかった。
「ちょっと羽目を外しすぎたかもしれないから、しばらくは大人しくしているか」
「何を言っているのよ、私達の服の上から見えない部分に所狭しとキスマークを付けているくせに」
「でも、嫌じゃないだろ?」
「そ、それはまあそうだけど・・・」
リーンとレーメルも満更でも無い顔をしている、ウィルから所有物の様に扱ってもらう事でサチという存在を一時的とはいえ忘れる事が出来る為だ。
「とりあえず、最初の目的地のディスタンに親書を届ける事が出来ましたから次の国へ向かいましょう。1年の間にどれだけ多くの国を回れるかで後の2年間で自由に過ごせる時間も変わりますから」
レーメルは素早く頭を切り替えて、次の目的地の選定に入る。しかし、威圧外交と評された親書の渡し方を提案したのも実は彼女である。
「たった4人で親書を渡そうとすれば、きっと舐めてかかるでしょう。だから相手をわざと怒らせて向かってきた兵士達を全員無力化する事で我々の武の高さを見せ付け立場を有利にしましょう」
普通で有れば大勢の執事や侍女に警護の者を引き連れ騒ぎを起こさず方々で礼を尽くし訪れるのが使節のマナーなのかもしれないが、生憎とそんなマナーを守る気を持たずに国を出てきた面々である。皇宮に到着するまでに色々とやらかしていた。
まずは国境の関所での事、用件の親書を渡す旨を伝えた際に関所を守る兵士から
「はあ?たった4人で国を代表する使節だと。寝言は家でするんだな」
っと言われたので、ウィルが即座に6553人の分身を出して
「これで6557人の使節団になったけど、もっと増やした方が良い?」
っとわざとらしく聞いて、兵士の肝を冷やさせた。
そして山の峠道では山賊達が待ち伏せしているのに気付いた時に、レーメルが名乗り出て旅人の服装に着替えてから1人でわざと捕まり洞窟内に在る山賊達のアジトまで案内してもらってアジト諸共山賊達を生き埋めにした。
またとある町では、その町に1件しかない為にやたら高圧的で相場よりも高い値段で売ろうとする武器と防具の店が在ったので売られている品よりも高性能の物をタダ同然で堂々と隣で配り商売に大打撃を与えていた。
更に皇宮の在る都の近くの村で疫病が流行し始めている事を知ると、その日の内に患者と村人を1ヶ所に集めて完治の光改良型で疫病を鎮圧した。
こうして皇宮まで来たのだが、まともに取り合ってくれず門を閉ざしたままでいる事に腹を立てたウィルが門を拳1つで打ち抜いてしまった事でまず皇宮内の兵士達が殺到。ウィルは100秒で光の兵士65530人を呼び出すと皇宮内に居る兵士達を気絶させる事で無力化、それにレーメルも加わり1時間経たずに皇宮は制圧された。この騒ぎで泡を食ったディスタニアⅢ世がリーンの前に跪いてようやく騒ぎが収まったのである。
「主よ、国王から言われていると思うがリーン殿やレーメル殿と何度も肌を重ねているといずれ子が出来てしまう。結婚しているならいざ知らず婚姻前にその様な事にでもなれば皇太女の地位も剥奪される恐れが有るからそろそろ自重してくれないか?」
タツトは連日の様に乱行を繰り返す3人を心配し、忠告する。ウィルはタツトの忠告を今回は珍しく聞き入れた。
「タツトの言う通りだ、このままだと2人に俺の子を産ませてしまう。だから、何とかしよう」
(何とかする?)
リーン・レーメル・タツトの3人はウィルの言葉に何か不安を感じてしまう、ところがウィルがやった事は乱行に拍車を掛ける結果を招いた。
「よし、こんな感じで良いな。それじゃあ、リーンとレーメルは俺とまずキスをしようか?」
ウィルが突然キスを求めてきたので、2人は驚きタツトは開いた口が塞がらない。それでも言われるままウィルとキスをするとウィルの手に2枚のシールが現れた。
「何ですか、一体それは?」
レーメルが尋ねるとウィルは事も無げに
「ああ、これは2人の子供が出来る危険度が分かるシールだよ」
ウィルはそれを並べて馬車の中に貼った、するとそれぞれにリーンとレーメルの名前と一緒に赤と青の丸が現れた。
「これを見てくれ、この青い丸が光っている時はどんなに肌を重ねても子が出来る事が無い。けれど赤い丸が光っている時に肌を重ねてしまうと確実に子が出来る、両方光らない日は子が出来る恐れがあるという訳だ」
(もしかして、ウィルはこの為だけにスキル枠を1つ無駄に使ってしまったのだろうか?)
3人は同じ事を一瞬考えたがリーンとレーメルはシールの効果を理解するとより積極的にウィルを求めだした。
「ウィル、2人共今日は青く光っているから何も心配する事無く肌を重ねられるわ。これからは青く光っている日だけするようにしましょう」
「そうですね子を産める様になったらこのシールで確実に作れる訳ですし、外遊の途中で子が出来る心配が無くなったのは大きいです」
改善させるつもりが逆に悪化してタツトは後悔し始める、それでも計画的に子供を作る気持ちが芽生えただけでも進歩したと考える事にした。その後、タツトの作るダンジョン内のモンスターのドロップに精力剤と強壮剤が加わった。
「それを聞けば国王陛下も大変喜ばれると思います、ですが私はまだ陛下からお預かりした親書を他の国へ届ける役目を終えておりません。一時帰国の際にこの件は報告させて頂きますので、今日の所はこれで失礼致します」
リーンは最初に訪れたアルストと同規模の隣国ディスタンの皇宮前でディスタニアⅢ世の見送りを受けていた、ただし普通ではありえない光景としてディスタニアⅢ世以下主だった要人達が跪いている状態で皇宮を警護している兵士達が全員倒れ気絶している事だ。
兵士を気絶させた光の分身達を解除している騎士と、その横で
「もう少し骨の有る騎士か勇者は居ないのかしら?」
と、他国の守備兵を散々甚振っておきながら悪びれる様子の無い女騎士を交互に見ていたディスタニアⅢ世は騎士の首の辺りに何か有るのに気が付いた。
「ディスタニアⅢ世陛下、我が騎士に何か付いておりますか?」
「いえ、あの・・・」
「何も付いておりませんわよね?」
「いや、その・・・」
「何も付いておりませんわよね?」
「・・・はい、見間違えた様です。申し訳有りません」
返事を聞いてリーンは満足気に
「それを聞いて安心しました、何か粗相をしていたら外交上の問題となってしまうかもしれませんから。では、ごきげんよう」
アルストの皇太女リーンの一行が立ち去った後、皇宮内はようやく平穏を取り戻せた。
「あれが、アルストの新皇太女とその警護騎士達なのか・・・」
「彼らは本当に人間なのですか?」
「たった4人で来るから我が国を舐めているのかと思ったが、皇太女除いた3人で1国と十分渡り合える戦力を持つではないか。今後はアルストに対する見方を変えておかないと真っ先に攻め落とされてしまうぞ」
「はい、けど正直言って親書を渡す事を口実にした皇太女の威圧外交にしか思えませんが」
「あの者達に喧嘩さえ売らなければ良いのだ、それに比べれば新国王となったリーデガルドの方が話も分かってくれる筈だ。あの娘が女王となるまでに不可侵の約定でも結んでおくべきだな」
その時側近が先程のリーンとディスタニアⅢ世のやり取りを思い出して、質問した。
「陛下、先程あの光の兵士を呼び出した騎士に何か付いていたのですか?」
だが、ディスタニアⅢ世は冷や汗を流しながらこう答える。
「何も付いていなかった、私の見間違えだ」
「本当に何も付いていなかったのですか?」
「何も付いていない!私は何も見ていない!!」
「陛下!?」
ディスタニアⅢ世が見つけ、リーンに口止めされた物とは・・・ウィルの首に付いていた無数のキスマークだった。
「どうやら、首のキスマークに気付かれちゃったみたいだから口止めしておいたわ」
リーンが照れながら伝えると、ウィルは別に気にしていない様で
「気にしなくても平気だよ、もしもその事を話の材料にして何か要求してくる様だったら代わりに交渉するから」
「私達の仲に気付かれてしまったのは今後の事を考えると失敗だったかもしれません、次からは気を付けましょう」
レーメルが注意喚起するが、本人もキスマークを付けた1人だから強く言えなかった。
「ちょっと羽目を外しすぎたかもしれないから、しばらくは大人しくしているか」
「何を言っているのよ、私達の服の上から見えない部分に所狭しとキスマークを付けているくせに」
「でも、嫌じゃないだろ?」
「そ、それはまあそうだけど・・・」
リーンとレーメルも満更でも無い顔をしている、ウィルから所有物の様に扱ってもらう事でサチという存在を一時的とはいえ忘れる事が出来る為だ。
「とりあえず、最初の目的地のディスタンに親書を届ける事が出来ましたから次の国へ向かいましょう。1年の間にどれだけ多くの国を回れるかで後の2年間で自由に過ごせる時間も変わりますから」
レーメルは素早く頭を切り替えて、次の目的地の選定に入る。しかし、威圧外交と評された親書の渡し方を提案したのも実は彼女である。
「たった4人で親書を渡そうとすれば、きっと舐めてかかるでしょう。だから相手をわざと怒らせて向かってきた兵士達を全員無力化する事で我々の武の高さを見せ付け立場を有利にしましょう」
普通で有れば大勢の執事や侍女に警護の者を引き連れ騒ぎを起こさず方々で礼を尽くし訪れるのが使節のマナーなのかもしれないが、生憎とそんなマナーを守る気を持たずに国を出てきた面々である。皇宮に到着するまでに色々とやらかしていた。
まずは国境の関所での事、用件の親書を渡す旨を伝えた際に関所を守る兵士から
「はあ?たった4人で国を代表する使節だと。寝言は家でするんだな」
っと言われたので、ウィルが即座に6553人の分身を出して
「これで6557人の使節団になったけど、もっと増やした方が良い?」
っとわざとらしく聞いて、兵士の肝を冷やさせた。
そして山の峠道では山賊達が待ち伏せしているのに気付いた時に、レーメルが名乗り出て旅人の服装に着替えてから1人でわざと捕まり洞窟内に在る山賊達のアジトまで案内してもらってアジト諸共山賊達を生き埋めにした。
またとある町では、その町に1件しかない為にやたら高圧的で相場よりも高い値段で売ろうとする武器と防具の店が在ったので売られている品よりも高性能の物をタダ同然で堂々と隣で配り商売に大打撃を与えていた。
更に皇宮の在る都の近くの村で疫病が流行し始めている事を知ると、その日の内に患者と村人を1ヶ所に集めて完治の光改良型で疫病を鎮圧した。
こうして皇宮まで来たのだが、まともに取り合ってくれず門を閉ざしたままでいる事に腹を立てたウィルが門を拳1つで打ち抜いてしまった事でまず皇宮内の兵士達が殺到。ウィルは100秒で光の兵士65530人を呼び出すと皇宮内に居る兵士達を気絶させる事で無力化、それにレーメルも加わり1時間経たずに皇宮は制圧された。この騒ぎで泡を食ったディスタニアⅢ世がリーンの前に跪いてようやく騒ぎが収まったのである。
「主よ、国王から言われていると思うがリーン殿やレーメル殿と何度も肌を重ねているといずれ子が出来てしまう。結婚しているならいざ知らず婚姻前にその様な事にでもなれば皇太女の地位も剥奪される恐れが有るからそろそろ自重してくれないか?」
タツトは連日の様に乱行を繰り返す3人を心配し、忠告する。ウィルはタツトの忠告を今回は珍しく聞き入れた。
「タツトの言う通りだ、このままだと2人に俺の子を産ませてしまう。だから、何とかしよう」
(何とかする?)
リーン・レーメル・タツトの3人はウィルの言葉に何か不安を感じてしまう、ところがウィルがやった事は乱行に拍車を掛ける結果を招いた。
「よし、こんな感じで良いな。それじゃあ、リーンとレーメルは俺とまずキスをしようか?」
ウィルが突然キスを求めてきたので、2人は驚きタツトは開いた口が塞がらない。それでも言われるままウィルとキスをするとウィルの手に2枚のシールが現れた。
「何ですか、一体それは?」
レーメルが尋ねるとウィルは事も無げに
「ああ、これは2人の子供が出来る危険度が分かるシールだよ」
ウィルはそれを並べて馬車の中に貼った、するとそれぞれにリーンとレーメルの名前と一緒に赤と青の丸が現れた。
「これを見てくれ、この青い丸が光っている時はどんなに肌を重ねても子が出来る事が無い。けれど赤い丸が光っている時に肌を重ねてしまうと確実に子が出来る、両方光らない日は子が出来る恐れがあるという訳だ」
(もしかして、ウィルはこの為だけにスキル枠を1つ無駄に使ってしまったのだろうか?)
3人は同じ事を一瞬考えたがリーンとレーメルはシールの効果を理解するとより積極的にウィルを求めだした。
「ウィル、2人共今日は青く光っているから何も心配する事無く肌を重ねられるわ。これからは青く光っている日だけするようにしましょう」
「そうですね子を産める様になったらこのシールで確実に作れる訳ですし、外遊の途中で子が出来る心配が無くなったのは大きいです」
改善させるつもりが逆に悪化してタツトは後悔し始める、それでも計画的に子供を作る気持ちが芽生えただけでも進歩したと考える事にした。その後、タツトの作るダンジョン内のモンスターのドロップに精力剤と強壮剤が加わった。
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