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86.前戯 *R18
しおりを挟むゾディアス様に抱えられて、屋敷に入り、屋敷の者に、何か伝えていたのたが、頭が回らない状態のリンジェーラにはわからなかった。
ゾディアス様はリンジェーラに湯浴みをするように言われ、入浴場までつれて行った。リンジェーラに付いていた匂いをおとすようにメイドに隅々まで洗われる。
極め付けは、入浴後のネグリジェだ・・・。
いったいどこあったのだろうか・・・。婚約しかしていないのに準備してあったのだろうかとリンジェーラは少し冴えてきた頭で考える。
用意されていたのネグリジェは、肩紐に腰紐の脱がせやすいタイプで、胸元はレース、胸下はシースルーでほぼ透けてリンジェーラの肢体が見えていた。
スタイルがよいリンジェーラは、いつもは肌をあまり晒さない様な服ばかり選んでいたため、透け透けはかなり恥ずかしい。
着替えらされて、早々に寝室に続くドアを開けられた。
すでにゾディアス様がガウンを羽織ってベッドに座って待っている。薄暗い灯りにゾディアス様の肌けたガウンから、鍛えあげられている暑い胸板が覗き、何とも言えない・・・。
リンジェーラが部屋へ入り、外からドアが閉められる。・・・もう逃げられない状態だ。
逃げる気はないが、リンジェーラはゾディアス様にじっと見つめられて恥ずかしさで動けなかった。
「おいで」
ゾディアス様に呼ばれるのだが、リンジェーラはやはり恥ずかしすぎて動けそうにない。ゾディアス様の方をちらりと見やると、ゾディアス様は口角を上げ、楽しそうな笑みをうかべてきた。
「リンジェーラ・・・君は本当に、俺を焦らすのが好きだな、迎えにきてほしいのか」
ゾディアス様はベッドから立ち上がり、ゆっくりとリンジェーラに近づいてきた。
「いい匂いだ」
ゾディアス様は、リンジェーラの前にくると首筋の匂いを嗅いでくる。人族なら香油なり塗るのだろうが、獣人は塗らない方が普通なのか、今香るのはリンジェーラだけの匂いだ。
「君の匂いは堪らないな・・・」
ゾディアス様はリンジェーラの匂いを嗅ぎ、首筋に吸い付いてきて、ピリっと痛みが走る。
リンジェーラはゾディアス様に、自分のだという証を、見られる位置につけられたのだとわかり赤面してしまう。
ゾディアス様は、リンジェーラの反応を満足そうにみて、リンジェーラの膝裏をかかえて、お姫様抱っこしてきた。
ベッドに優しく下ろされ、じっくりと間近でリンジェーラのネグリジェ姿を見下ろしてくる。
「・・・俺の番はかなり魅力的だな。今日は隅々まで味合わせてくれ」
ゾディアス様はリンジェーラに口付けながら、ネグリジェの上から胸を揉んでくる。
「リンジーの胸は大きいな」
「ッ、なんですか・・・嫌いなんですか」
リンジェーラはゾディアス様の言い方にむくれてしまう。
「好きに決まっているだろう。そんなにむくれるな、可愛いだけだからなら。遠慮なく頂かせてもらおう」
ゾディアス様はリンジェーラのネグリジェの肩の紐を解いて、片方だけ胸を露わにすると、先端を舌で舐め上げて刺激してくる。
もう片方も手で執拗に刺激されていき、リンジェーラは下腹部が疼き、秘部から蜜が溢れる感覚に気づいた。
ゾディアス様は胸を弄びながらも、リンジェーラの下着の紐も解いてきて、胸から徐々に口付けを下に落としていき、太腿の内側にまで到達する。リンジェーラは、さすがに驚いて反射で脚を閉じてしまった。
ゾディアス様の顔が挟まれる形になり、至福そうな表情をさせてしまうのだけで、ゾディアス様はお返しにとばかりに、内腿に甘噛みをするようにかぶりついてきて、リンジェーラを驚かせた。
「やッ、噛まないでッ」
ゾディアス様はリンジェーラの声が聞けて満足なのか、徐々に秘部に近づいていく。匂いを嗅がれているのはかなり恥ずかしすぎてリンジェーラはたまらない気持ちになった。
「匂いが強くなったな・・・。匂いだけでも幸せだが、味も堪能させてくれ」
ゾディアス様は、リンジェーラの秘部を開いて、舌を入れてきた。
ゾディアス様の鼻が蕾を刺激してきながら、中を舌で探られ溢れた蜜を啜られる。
「舐めないでッ、いッちゃッ、~~ッ」
リンジェーラはゾディアス様に蕾を吸われて達してしまい、身体がのけぞった。
だが、リンジェーラがイったにも関わらず、ゾディアス様は行為を続けてくる。
「ゾディアス様ッ、怖い、怖いのッ、もう吸わないで、おかしくなっちゃいますッ」
リンジェーラはゾディアス様に必死に訴える。
「もっと味合わせてくれ」
ゾディアス様はリンジェーラの秘部に指を入れて蜜をかき出す様に動かし、蕾を吸ってきた。
「もうッやだ~」
リンジェーラには強すぎる刺激に涙が出てしまう。
「しっかりほぐしておかないと、リンジーをよくしてやれないかもしれないからな・・・これが入るようにな」
ゾディアス様は、リンジェーラの手を引いて、ゾディアス様の猛るものを触らせてきたのだった。
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