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第186話 大使館と迎賓館の手配
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ただ、今後のことを考えると、継続的に金の売買で資金を得る形は取らなくなるので、第三者を噛ませるのは、俺としては乗り気ではない。
「話は終わりました?」
雪音さんが、熱いお茶を入れた湯飲みをちゃぶ台に置きながら話しかけてくる。
それに相槌を打ちながら、出されたお茶に口をつける。
「雪音さん」
「はい?」
「田口村長は、今日は在宅ですか?」
「さあ? 今の時期だと、トウモロコシの収穫をしていると思いますけど……」
「そうなると畑ですか」
「そうですね。過疎化する前は、人を雇っていたそうですけど、今では外国人研修生を受け入れる下地もありませんから」
「そうですね」
「それに満足な給料も払えませんからね。おじいちゃんは、そういう外国人研修制度は使いたくないって……」
「それって、労働の対価が釣り合わないってやつですね」
「はい」
雪音さんは頷く。
「それでは、お昼休憩が終わったあとに畑に行ってきます」
「分かりました」
とりあえず昼食休憩を恵美さんに取ってもらってから、村長のところにいくとしよう。
根室恵美さんをお昼休憩に入れる為に、店の方へと向かうと、何時もは殆どどころかまったく利用客がいないというのに、今日は10台近くの乗用車が停まっている光景が目に入った。
「何も、サービスしてないよな……」
チラシや広告など一切、打っていないはずだ。
それなのに利用者が、多いのは気になってしまう。
まぁ、利用者が多いのは店主として嬉しいことなのだが……。
とりあえず店の方と向かうと、店舗の軒先に桜とフーちゃんと和美ちゃんの姿が見えた。
そして……。
「フーちゃん、ジャンプ!」
「わんっ!」
おそらく物置から持ってきたのだろう。
三角のカラーコーンとカラーコーンの間に置かれたカラーコーンバーの上を助走つけずに飛び越すフーちゃん。
そして、それを見ている買い物客?
「はいはい。いまなら炭酸ジュースが安いよ!」
そして、和美ちゃんと言えばクーラーボックスに入っているジュースを販売していた。
「はい! フーちゃん! 6542足す2668は!?」
「わんっ!」
桜の指示に、数字の掛かれた大きめの画用紙を選んで答え通り数字を並べていくフーちゃん。
本当に、犬かと思うほど頭がよい。
もちろん周りの――、明らかに結城村の住人とは思えない若い女性たちが「すごーい」とか「かわいい!」とかはしゃいでいる。
俺はチラリと、駐車場に並んでいるナンバープレートを見るが、そこには大阪や、東京、神戸などのナンバープレートが見て取れた。
明らかに県外からの人間だ。
「月山さん」
一体、何が起きているのか? と、思っていると、根室恵美さんが俺の名前を呼んできた。
「根室さん、これは一体……」
「私も良くは知らないんですけど……、以前にバーベキューをした事がありますよね? 多くの派遣社員としたときの……」
「ああ、そういえば、そう言う事がありましたね」
結構前に、藤和さんが手配したお手伝いに来てもらった派遣社員と一緒にバーベキューをした事があったことを思い出す。
「その時の事が書かれたブログで、過疎地域唯一のコンビニってネットで話題になっていたらしくて、それらを見てネタの為に大手動画サイトの人が来たみたいなんです」
「なるほど……。でも、なんで桜や和美ちゃんやフーちゃんが、あんなことに?」
恵美さんと話しながら、俺は視線を桜や和美ちゃんの方へと向ける。
桜はフーちゃんに命令をして曲芸師のような真似事を見せているし、和美ちゃんは、何時ものおてんばぶりが嘘のように動画サイトを投稿しているであろう人達に炎天下の中、ジュースやアイスを売っている。
「私が休憩に入る時間を見越して、フーちゃんを連れて和美と桜ちゃんが店に来た時に、バッタリとあの人たちに出会ってしまって……、それで動画映えするからって……」
「そうですか……」
まぁ、桜や和美ちゃんや犬を動画に載せつつ、過疎化まっしぐらの店を紹介した方が動画サイト的には数字が取れそうだからな……。
そこは分からなくもないが……。
「分かりました。とりあえず、恵美さんは休憩に入ってください。もちろん、二人を連れて」
「はい。確認にいかなくてすいません」
「いえ、自分がもっと早く来れていれば適切に対処が取れていたと思うので、気にせずに休憩に入ってください」
「和美!」
「はーい! げっ――じゃなくて、おっさ――、じゃなくて、お兄さん」
「今更、言い直しても遅いからな」
俺は、恵美さんに名前を呼ばれて小走りで近寄ってきた和美ちゃんに突っ込みを入れておく。
もちろん、「おじちゃん!」と、桜も一緒に駆け寄ってきた。
そして、桜の頭にはフーちゃんが疲れたのか、ぐたーっと力なく尻尾を振りながら臥せっている。
「和美ちゃんも桜も食事に行ってきなさい。雪音さんが昼食を作っていると思うから」
「あの人たちはいいの?」
桜が聞いてくるが……。
「ああ、俺が適切に対応しておくから大丈夫だ」
頷きながら、3人と一匹を休憩に行かせる。
そして――、俺達の会話を見ていた恐らくは動画投稿者の元へと向かう。
「あの……、ここの店主の方ですか?」
そう聞いてくる20代後半と思わしき女性。
「そうです。何か聞きたいことがあるのでしたら、自分がお答えします」
「えっと、先ほどの子供や犬は……」
「うちの子供と飼っているペットですね」
「そうなんですか。私、大手動画サイトで動画を投稿しているのですが、もう一度――」
「桜とフーちゃんの事を撮りたいという事ですか?」
「はい。サムネイルにしたいので……」
「申し訳ありませんが、肖像権の問題もありますので、動画などには上げないで頂けますか?」
正直、俺自身が動画に載るのが良いが、子供を動画に載せるのは賛同できない。
とくに過疎化した村に出来たスーパーなどという場所にネタとして来た人達には特にだ。
「そうですか……。それでは、動画を加工して本人だと分からないように……」
その言葉にも俺は「止めてもらえますか」と、ハッキリと断る。
家族を出汁にして、お金儲けをしたいなどとは一切考えていないし、それによって将来不利益を被る可能性があるのなら尚更だ。
「そうですか……」
「ですが、フーちゃんならいいですよ」
「ほんとですか!?」
「はい」
俺は、頷く。
所詮は犬だからな。
自由にしてもらって構わない。
「分かりました!」
女性は、本当に嬉しそうに笑う。
もちろん、他の動画を投稿しているという人達もホッと胸を撫でおろしているようだ。
「一応」
そう俺が言いかけたところで――、「分かっています! きちんとお店の宣伝はさせてもらいますから!」と、色よい返事を貰う事ができた。
それなりの買い物をしてから波が去るようにして帰っていった若者達。
それは本当に見事なものだ。
要件が終わったら、颯爽と帰っていく様は圧巻でもあった。
「はぁ……」
とりあえず一通り対応は済んだので、俺は炎天下の中、バケツに水を入れてモップで外側のガラスを拭く。
店内をリフォームはしたが、外側の強化ガラスは、そのままなので、やはり少し暗いのは仕方ないので、いつも掃除だけは欠かさない。
「月山さん。お待たせしました」
「ああ、もう昼食は――」
そう言いかけたところで外から店中の壁時計に視線を向けるとすでにお昼休憩を取ってもらってから1時間が経過していた。
「はい。ゆっくりさせて頂きました。それより、さっきの人達は?」
「帰りました。たぶんアップする動画の素材は十分に撮れたのでは?」
「そうですか」
「話は終わりました?」
雪音さんが、熱いお茶を入れた湯飲みをちゃぶ台に置きながら話しかけてくる。
それに相槌を打ちながら、出されたお茶に口をつける。
「雪音さん」
「はい?」
「田口村長は、今日は在宅ですか?」
「さあ? 今の時期だと、トウモロコシの収穫をしていると思いますけど……」
「そうなると畑ですか」
「そうですね。過疎化する前は、人を雇っていたそうですけど、今では外国人研修生を受け入れる下地もありませんから」
「そうですね」
「それに満足な給料も払えませんからね。おじいちゃんは、そういう外国人研修制度は使いたくないって……」
「それって、労働の対価が釣り合わないってやつですね」
「はい」
雪音さんは頷く。
「それでは、お昼休憩が終わったあとに畑に行ってきます」
「分かりました」
とりあえず昼食休憩を恵美さんに取ってもらってから、村長のところにいくとしよう。
根室恵美さんをお昼休憩に入れる為に、店の方へと向かうと、何時もは殆どどころかまったく利用客がいないというのに、今日は10台近くの乗用車が停まっている光景が目に入った。
「何も、サービスしてないよな……」
チラシや広告など一切、打っていないはずだ。
それなのに利用者が、多いのは気になってしまう。
まぁ、利用者が多いのは店主として嬉しいことなのだが……。
とりあえず店の方と向かうと、店舗の軒先に桜とフーちゃんと和美ちゃんの姿が見えた。
そして……。
「フーちゃん、ジャンプ!」
「わんっ!」
おそらく物置から持ってきたのだろう。
三角のカラーコーンとカラーコーンの間に置かれたカラーコーンバーの上を助走つけずに飛び越すフーちゃん。
そして、それを見ている買い物客?
「はいはい。いまなら炭酸ジュースが安いよ!」
そして、和美ちゃんと言えばクーラーボックスに入っているジュースを販売していた。
「はい! フーちゃん! 6542足す2668は!?」
「わんっ!」
桜の指示に、数字の掛かれた大きめの画用紙を選んで答え通り数字を並べていくフーちゃん。
本当に、犬かと思うほど頭がよい。
もちろん周りの――、明らかに結城村の住人とは思えない若い女性たちが「すごーい」とか「かわいい!」とかはしゃいでいる。
俺はチラリと、駐車場に並んでいるナンバープレートを見るが、そこには大阪や、東京、神戸などのナンバープレートが見て取れた。
明らかに県外からの人間だ。
「月山さん」
一体、何が起きているのか? と、思っていると、根室恵美さんが俺の名前を呼んできた。
「根室さん、これは一体……」
「私も良くは知らないんですけど……、以前にバーベキューをした事がありますよね? 多くの派遣社員としたときの……」
「ああ、そういえば、そう言う事がありましたね」
結構前に、藤和さんが手配したお手伝いに来てもらった派遣社員と一緒にバーベキューをした事があったことを思い出す。
「その時の事が書かれたブログで、過疎地域唯一のコンビニってネットで話題になっていたらしくて、それらを見てネタの為に大手動画サイトの人が来たみたいなんです」
「なるほど……。でも、なんで桜や和美ちゃんやフーちゃんが、あんなことに?」
恵美さんと話しながら、俺は視線を桜や和美ちゃんの方へと向ける。
桜はフーちゃんに命令をして曲芸師のような真似事を見せているし、和美ちゃんは、何時ものおてんばぶりが嘘のように動画サイトを投稿しているであろう人達に炎天下の中、ジュースやアイスを売っている。
「私が休憩に入る時間を見越して、フーちゃんを連れて和美と桜ちゃんが店に来た時に、バッタリとあの人たちに出会ってしまって……、それで動画映えするからって……」
「そうですか……」
まぁ、桜や和美ちゃんや犬を動画に載せつつ、過疎化まっしぐらの店を紹介した方が動画サイト的には数字が取れそうだからな……。
そこは分からなくもないが……。
「分かりました。とりあえず、恵美さんは休憩に入ってください。もちろん、二人を連れて」
「はい。確認にいかなくてすいません」
「いえ、自分がもっと早く来れていれば適切に対処が取れていたと思うので、気にせずに休憩に入ってください」
「和美!」
「はーい! げっ――じゃなくて、おっさ――、じゃなくて、お兄さん」
「今更、言い直しても遅いからな」
俺は、恵美さんに名前を呼ばれて小走りで近寄ってきた和美ちゃんに突っ込みを入れておく。
もちろん、「おじちゃん!」と、桜も一緒に駆け寄ってきた。
そして、桜の頭にはフーちゃんが疲れたのか、ぐたーっと力なく尻尾を振りながら臥せっている。
「和美ちゃんも桜も食事に行ってきなさい。雪音さんが昼食を作っていると思うから」
「あの人たちはいいの?」
桜が聞いてくるが……。
「ああ、俺が適切に対応しておくから大丈夫だ」
頷きながら、3人と一匹を休憩に行かせる。
そして――、俺達の会話を見ていた恐らくは動画投稿者の元へと向かう。
「あの……、ここの店主の方ですか?」
そう聞いてくる20代後半と思わしき女性。
「そうです。何か聞きたいことがあるのでしたら、自分がお答えします」
「えっと、先ほどの子供や犬は……」
「うちの子供と飼っているペットですね」
「そうなんですか。私、大手動画サイトで動画を投稿しているのですが、もう一度――」
「桜とフーちゃんの事を撮りたいという事ですか?」
「はい。サムネイルにしたいので……」
「申し訳ありませんが、肖像権の問題もありますので、動画などには上げないで頂けますか?」
正直、俺自身が動画に載るのが良いが、子供を動画に載せるのは賛同できない。
とくに過疎化した村に出来たスーパーなどという場所にネタとして来た人達には特にだ。
「そうですか……。それでは、動画を加工して本人だと分からないように……」
その言葉にも俺は「止めてもらえますか」と、ハッキリと断る。
家族を出汁にして、お金儲けをしたいなどとは一切考えていないし、それによって将来不利益を被る可能性があるのなら尚更だ。
「そうですか……」
「ですが、フーちゃんならいいですよ」
「ほんとですか!?」
「はい」
俺は、頷く。
所詮は犬だからな。
自由にしてもらって構わない。
「分かりました!」
女性は、本当に嬉しそうに笑う。
もちろん、他の動画を投稿しているという人達もホッと胸を撫でおろしているようだ。
「一応」
そう俺が言いかけたところで――、「分かっています! きちんとお店の宣伝はさせてもらいますから!」と、色よい返事を貰う事ができた。
それなりの買い物をしてから波が去るようにして帰っていった若者達。
それは本当に見事なものだ。
要件が終わったら、颯爽と帰っていく様は圧巻でもあった。
「はぁ……」
とりあえず一通り対応は済んだので、俺は炎天下の中、バケツに水を入れてモップで外側のガラスを拭く。
店内をリフォームはしたが、外側の強化ガラスは、そのままなので、やはり少し暗いのは仕方ないので、いつも掃除だけは欠かさない。
「月山さん。お待たせしました」
「ああ、もう昼食は――」
そう言いかけたところで外から店中の壁時計に視線を向けるとすでにお昼休憩を取ってもらってから1時間が経過していた。
「はい。ゆっくりさせて頂きました。それより、さっきの人達は?」
「帰りました。たぶんアップする動画の素材は十分に撮れたのでは?」
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