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女王マリアーナ
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怒ったフラウは強い
侵入者を止めようとする衛兵をぶちのめし、女王の玉座まで、進む。
そこには風闇とお菓子を頬張るミチルの姿もあった。
「にいしゃーん。」
兄の心配も知らずに嬉しそうに手をふっている。
フラウは、風闇に爆裂拳をかましそうになった。
「フラウ。まて。ミチルは無事なようだ。まずは話をきこう」
「風闇が失礼をしたようですね。もうしわけありません。」
女王が 静かに謝罪する。
「どうして、ミチルを?」
「実は、今グレイト国王は呪いにかかって臥せっています。このまま、国王が目覚めないと 、グレイト王国は、闇に包まれてしまいます。しかし、どんな医者にも魔導師にもなおすことができません。」
「ミチルはまだレベルの低い白魔導師だ。治せるとはおもえないけど」
「わたくしは、夢をみました。女神さまがあらわれて
『異世界から聖女ミッシェルとその従者たちがあらわれる。かれらが火の山の魔物を倒せば、王の呪いは解けるだろう』と」
ミチル、ミッシェル?似てなくもないが。。。
風闇が、一歩前に出た。
「ぼくもついていきます。魔物を倒してくれたら、ホムホムホームの書を進呈しましょう。啓次郎、君にもジョブカードをさしあげます。そうしたら、もう、馬にならなくても関所を通れますよ」
「嘘つきの誘拐犯は信用できねえ」
フラウが 気をため始める。
「嘘はついていませんよ。ぼくのジョブは、魔術忍者で名簿がありません。
他のゲーム世界から飛んできてしまったんです。困っていたぼくに居場所を与えてくれたのは女王でした。
ぼくはもう、この世界でいきていくつもりでいます。でも、女王を助けることができるのは、ぼくではなく、君たちなのです。」
静かににらみあった二人。沈黙をやぶったのは啓次郎だった。
「仕方ねえなあ。ちゃちゃっとやっつけて牛乳買ってうち帰るぞ。おい。風闇ー」
「はい。。。」
「かっこいいジョブカードたのむぜ」
「御意」
風闇が深くお辞儀する。
侵入者を止めようとする衛兵をぶちのめし、女王の玉座まで、進む。
そこには風闇とお菓子を頬張るミチルの姿もあった。
「にいしゃーん。」
兄の心配も知らずに嬉しそうに手をふっている。
フラウは、風闇に爆裂拳をかましそうになった。
「フラウ。まて。ミチルは無事なようだ。まずは話をきこう」
「風闇が失礼をしたようですね。もうしわけありません。」
女王が 静かに謝罪する。
「どうして、ミチルを?」
「実は、今グレイト国王は呪いにかかって臥せっています。このまま、国王が目覚めないと 、グレイト王国は、闇に包まれてしまいます。しかし、どんな医者にも魔導師にもなおすことができません。」
「ミチルはまだレベルの低い白魔導師だ。治せるとはおもえないけど」
「わたくしは、夢をみました。女神さまがあらわれて
『異世界から聖女ミッシェルとその従者たちがあらわれる。かれらが火の山の魔物を倒せば、王の呪いは解けるだろう』と」
ミチル、ミッシェル?似てなくもないが。。。
風闇が、一歩前に出た。
「ぼくもついていきます。魔物を倒してくれたら、ホムホムホームの書を進呈しましょう。啓次郎、君にもジョブカードをさしあげます。そうしたら、もう、馬にならなくても関所を通れますよ」
「嘘つきの誘拐犯は信用できねえ」
フラウが 気をため始める。
「嘘はついていませんよ。ぼくのジョブは、魔術忍者で名簿がありません。
他のゲーム世界から飛んできてしまったんです。困っていたぼくに居場所を与えてくれたのは女王でした。
ぼくはもう、この世界でいきていくつもりでいます。でも、女王を助けることができるのは、ぼくではなく、君たちなのです。」
静かににらみあった二人。沈黙をやぶったのは啓次郎だった。
「仕方ねえなあ。ちゃちゃっとやっつけて牛乳買ってうち帰るぞ。おい。風闇ー」
「はい。。。」
「かっこいいジョブカードたのむぜ」
「御意」
風闇が深くお辞儀する。
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