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激闘! あおみどりハブ

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あおみどりハブは、洞穴の奥の光ごけ広場にいた。

その胴体は、ドラム缶ほどもあり、体長は5メートルを超える。頭は左が青、右は緑、中央があおみどり色になっている。


ハブって、こんなでかくないだろうとモンスターデザイナーに訴えたい。

「フラウ、勝てそう?」

尋ねるが、返事はない。

眼を閉じて、どうやら気をためているようだ。
必殺技一発で、決めるつもりらしい。

それは、いい。。。が。。それ、時間かかります?

ハブ、めっちゃ、おれをタゲってるんですが。

ジリジリとハブが近寄ってくる。
「げえ。やばーーい」
広場のなかをぐるぐる走って逃げ回る。
「まだー?は、はやくー」

フラウはまだ微動だにしない。

「も、もう、走れないーーだめだーーーー。」
倒れると同時に青い頭にお尻をガブリと、噛まれた!
「ぎぇーーー」

今度は緑の頭が、大きく口をあけている。
「ヒーー。フラーーーウーーー」

ようやく、フラウがカッと眼をみひらいた。

『爆裂拳!!』

あおみどりの頭の中心にある赤い宝石のような部分に拳を叩きつけると、ごおおおおと、うなりごえをあげて、ハブがひっくり返った。

《フラウは、あおみどりハブに勝利した》
《フラウは、あおみどりハブの皮を3枚と5000Gを手にいれた》
《フラウとミチルは経験値50000をゲットした》
《ミチルはレベル5になった》

「ミチルはなんにもしてねえのに、なんでだよ。
まあ、いいや。ミチル、おれ、毒になっちまったみたいだ。毒直してくれよ。」

「?」

「え?もしかして、毒消す魔法しらない?」

「毒って、なんれしゅか?」

「まじかあ。急いで村に帰るぞ。ぐっ、あ、足が、うごかねえ。。。」

「こんなとこで、オレは死ぬのか。。。フラウ 、ミチルのことはたのん。。ぬお?」

最後まで、言い終わらぬうちに、フラウが啓次郎をひょいとおんぶし、ミチルを抱き抱えて、猛烈なスピードで、走り始めた。

「ううわあ。はやすぎるって、こわいって。」

猛烈なスピードで、村に戻ると魔法屋に直行する。

「じ、じいさん、ど、毒サーレを売ってれ。。。」

「ホッホッホ。まいどありー」

《ミチルは毒サーレを習得した》

「ふうう。まいったぜ。でも、これで、アイテムは揃った。目指せ、大都市テラハだ!」

「にいしゃーん。ねむーい」

「ああ、確かにつかれたなあ。宿屋いくか。じいさん、宿屋って、どこだっけ」

「酒場の2階が宿屋じゃよ。」

「このむらの酒場、何でも屋だなあ。」

「なんでもはないぞ。あそこにあるのは、武器屋、防具屋、食料品、あと、ミニゲームコーナーだな。」

なるほど。ショッピングモールだね。

うとうとしているミチルを抱いて酒場にむかう。




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