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美女との出会い
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モリモリ草と、クッサエキスを手にいれた啓次郎たちは酒場にもどった。
「ありがとうよ。ほい。モリモリ草の代金」
おかみさんから代金を受けとる。
《啓次郎は20Gを手にいれた》
「このクッサエキスは、うちでは使わないねえ。多分、薬屋でかってくれるんじゃないかねえ」
薬屋か。なるほど
「にいしゃん、おなかすいたー」
「でも、まださあ。。」
グルグルキュルル~
啓次郎のお腹がなった。
「すんません。一番安い料理ください」
クリームスープは15Gだったが、マスターが大皿いっぱいに、こっそりおかわりさせてくれて、パンのおまけもつけてくれた。
満腹になった二人は代金を払って酒場をあとにした。
「残り10Gしかないよ。こんな調子じゃ魔法買えないんじゃないかなあ。」
薬屋は広場をぬけた路地にあった。
「ごめんくださーい」
扉をあけると、すごい美女が店主とにらみあっていた。
「あのー。どうしたんすか」
「この娘さんが、ちゃんと話してくれないんだよ。なにか、買いたいのか、売りたいのかもわかんないし。困っちゃうよ」
赤ら顔の店主が 救いを求めるように啓次郎たちをみる。
女性も啓次郎のほうを振り向いた。
濃いブラウンの長髪に象牙色の小さな顔、長い睫毛にふちどられたアーモンド形の大きな瞳。形のよい鼻の下には小さな赤い唇。完璧な美女だ。
その美女の目がキラリと光ったかと思うと、ミチルに飛びついた。
「ちょ、なにしてんだよ」
慌てて ミチルを抱き上げる
「か。。」
震える声で、美女がなにかいいかける
「かわいいってか?そりゃ、おれの妹だかんな。」
「だっk。。。。」
「抱っこはダメ! 兄として知らない人に触らせるわけにはいかんのだ。」
美女はしょんぼりしながらも、あきらめきれないように、フードのうさみみをさわっている。
「ほう。あんちゃん、こいつの言いたいことがわかるんか。」
「しょっちゅう、3才児の話を聞いてりゃ これぐらいわけないってことよ」
「じゃあ、ちょっと通訳してくれないか」
「いいけどさあ。まずはおれのクッサエキス買ってくれない?」
「ほいほい。これは、よく叩き込まれたエキスだねえ。50Gだそう」
《啓次郎は50Gを手にいれた》
お金を受け取った啓次郎は、美女に声をかけた。
「さて、あんたの番だ。なんか、売りにきたの?」
「ち。。」
「ちがうんだな。じゃあ、買いにきた?」
「s」
「そうなんだな。で、なにを買いたいの?」
「き、きz。。さ。。」
「はいはい。おっさん、わかったよ。きずぐすり3個ほしいってさ」
胸をはって店主に告げる。
「にいしゃん、違う。しゃん個じゃない。しゃんじゅっこだお」
美女がコクコク首をたてにふっている。
店主がニヤリとわらって
「傷薬30個ね。まいど!」
にいちゃんの立場ってもの考えてくれよー
「ありがとうよ。ほい。モリモリ草の代金」
おかみさんから代金を受けとる。
《啓次郎は20Gを手にいれた》
「このクッサエキスは、うちでは使わないねえ。多分、薬屋でかってくれるんじゃないかねえ」
薬屋か。なるほど
「にいしゃん、おなかすいたー」
「でも、まださあ。。」
グルグルキュルル~
啓次郎のお腹がなった。
「すんません。一番安い料理ください」
クリームスープは15Gだったが、マスターが大皿いっぱいに、こっそりおかわりさせてくれて、パンのおまけもつけてくれた。
満腹になった二人は代金を払って酒場をあとにした。
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薬屋は広場をぬけた路地にあった。
「ごめんくださーい」
扉をあけると、すごい美女が店主とにらみあっていた。
「あのー。どうしたんすか」
「この娘さんが、ちゃんと話してくれないんだよ。なにか、買いたいのか、売りたいのかもわかんないし。困っちゃうよ」
赤ら顔の店主が 救いを求めるように啓次郎たちをみる。
女性も啓次郎のほうを振り向いた。
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「ちょ、なにしてんだよ」
慌てて ミチルを抱き上げる
「か。。」
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「かわいいってか?そりゃ、おれの妹だかんな。」
「だっk。。。。」
「抱っこはダメ! 兄として知らない人に触らせるわけにはいかんのだ。」
美女はしょんぼりしながらも、あきらめきれないように、フードのうさみみをさわっている。
「ほう。あんちゃん、こいつの言いたいことがわかるんか。」
「しょっちゅう、3才児の話を聞いてりゃ これぐらいわけないってことよ」
「じゃあ、ちょっと通訳してくれないか」
「いいけどさあ。まずはおれのクッサエキス買ってくれない?」
「ほいほい。これは、よく叩き込まれたエキスだねえ。50Gだそう」
《啓次郎は50Gを手にいれた》
お金を受け取った啓次郎は、美女に声をかけた。
「さて、あんたの番だ。なんか、売りにきたの?」
「ち。。」
「ちがうんだな。じゃあ、買いにきた?」
「s」
「そうなんだな。で、なにを買いたいの?」
「き、きz。。さ。。」
「はいはい。おっさん、わかったよ。きずぐすり3個ほしいってさ」
胸をはって店主に告げる。
「にいしゃん、違う。しゃん個じゃない。しゃんじゅっこだお」
美女がコクコク首をたてにふっている。
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にいちゃんの立場ってもの考えてくれよー
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