7 / 71
006:疫病の村と大聖女
しおりを挟む
「これは一体……」
絶句する優男の肩越しから見る光景。
それは品のない寂れた村だった。
しかしそれだけなら普通の村なんだと思う。
ただそうじゃないと一目で分かるのが、村のあちこちに倒れた人が放置されていた事だった。
村人はまだ息があるようで、苦しみながらもがいていたが、上半身すら起こすことが出来ないほどだ。
それがいたるところで散見され、目の前には地獄みたいな光景が広がる。
「これは流行り病なのか? となるとアネモネ、キミは危険だからここに居てくれ。僕が村人を見てくるから」
そう言うと優男は胸元からハンカチを取り出すと、口にそえて村の中へと入っていく。
「ちょ!? 馬鹿ね! 素人が出しゃばるんじゃないわよ!!」
考えなしの優男にイラつきながら、村の中へと入っていく。
「って、アネモネも来ちゃったのかい? ダメだと言ったのに仕方のない娘だな」
「それよりほら、前をみなさいよね」
最初に見つけたのは初老の男で、皮膚にオレンジ色のアザが複数浮かび上がっていた。
その隣には娘だろうか。二十代後半ほどの女が「父さん……しっかり……」と、同じ症状で息も絶え絶えにはげます。
「こら、押さないでおくれよ。ッ!? これは酷い! 大丈夫ですかお二人とも!?」
「ハァハァ……息が……出来なくなって……ハァ……フゥ。父が倒れたので……ハァ、近づいたら……」
「なんと、そんなに感染力が高いのですか?」
「分かりません……ハァハァ、旅のお方にすがるのも……ハァ、失礼ですが助けていただけないでしょうか」
娘が涙を浮かべそう言うと、倒れてピクリともしなかった父親が苦しげに目を見開き、強い口調で話す。
「ダメダ! 今すぐにハァハァ、ここから……離れろ! こうなったら、ハァ、ふぅ……助からんのだ」
「その様子だと、あなたはこの病に心当たりが?」
寝たままが失礼だと思ったのか、鬼の形相で壁によりかかりながら上半身を起こして男は話す。
「ワシはこの村の長じゃ。ハァハァ……ワシが子供の頃に、フゥハァ……同じ病があった」
「という事は、あなたはその生き残りという事ですか?」
「そう、じゃ……祖父や祖父母……父も母も皆……突然倒れ、体にオレンジ色のアザを浮かべ……死んだ……ハァハァ」
そう言いながら、村長は右腕をこちらへと向けて見せる。
オレンジ色のアザは徐々に濃くなっているようで、「これが全身に回れば死ぬ」と言いながら、娘へと話す。
「リリー……ハァハァすまない……昔と同じように……するしかない」
「もぅ、ハァハァそれしか……ないの?」
「そうだ……もう助かる道はハァハァそれ、しかない」
優男は目を輝かせ、「助かる方法があるんですか!?」と更に近寄ろうとする。
バカなのね、真性のバカヤロウなのね!?
あんたまで感染したらどうするの! そう思ったら、思わず優男のマントをかじって動きを止めた。
「ッ、すまないアネモネ。思わず興奮した」
「そんなんで興奮しないでよ、どんな性癖よ変態!?」
まったく、油断も隙もないバカちんだよ。
やっと止まった優男へ文句の一つも言ってやりたいけれど、村長が助かる方法とやらを苦しげに語る。
「この村が唯一存続出来る……ハァハァ、残された選択肢……それは未来じゃ」
震える右人差し指の先、そこには子どもたちがいた。
どうやら村人は倒れる寸前に、家の外へと子どもたちをひとまとめにしたみたい。
「未来……子どもたちの事ですね?」
「そうじゃ。原因が分からぬが、この病は子供らには伝染らんはずじゃ……ハァハァ、あの時もそうじゃったからな。あの時も子供だけが生き残り、必死で立て直したのがこの村じゃ……それがまた……口惜しい」
「父さん……」
遠くから倒れた親を泣き叫びながら呼ぶ子供。
それをなだめ、後ろから抱きつき止める年長の子供。
ただ全員〝こうなる事が分かっていた〟としか思えない、覚悟ある態度で事態を受け止めていた。
だから村長も覚悟を決めて、子どもたちに全てを託す事を選んだと、アツイ視線で私たちを見ているのはいいけどね……無駄な努力よね?
だってねぇ、こんなの簡単に治せるし。
ここまで観察した結果、何が原因か分かったもんね。
▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓
ここまで見ていただき、ありがとうございます。
今後の公開予定としては、6時・12時を固定とし、その他の更新は馬車馬の如く書け! と、緊急クエストが出れば頑張って更新します。
おかげさまで感想やお気に入りも増え、とても更新の励みになっています。
さらに応援動画までみてくださり本当に大感謝です!
▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓
絶句する優男の肩越しから見る光景。
それは品のない寂れた村だった。
しかしそれだけなら普通の村なんだと思う。
ただそうじゃないと一目で分かるのが、村のあちこちに倒れた人が放置されていた事だった。
村人はまだ息があるようで、苦しみながらもがいていたが、上半身すら起こすことが出来ないほどだ。
それがいたるところで散見され、目の前には地獄みたいな光景が広がる。
「これは流行り病なのか? となるとアネモネ、キミは危険だからここに居てくれ。僕が村人を見てくるから」
そう言うと優男は胸元からハンカチを取り出すと、口にそえて村の中へと入っていく。
「ちょ!? 馬鹿ね! 素人が出しゃばるんじゃないわよ!!」
考えなしの優男にイラつきながら、村の中へと入っていく。
「って、アネモネも来ちゃったのかい? ダメだと言ったのに仕方のない娘だな」
「それよりほら、前をみなさいよね」
最初に見つけたのは初老の男で、皮膚にオレンジ色のアザが複数浮かび上がっていた。
その隣には娘だろうか。二十代後半ほどの女が「父さん……しっかり……」と、同じ症状で息も絶え絶えにはげます。
「こら、押さないでおくれよ。ッ!? これは酷い! 大丈夫ですかお二人とも!?」
「ハァハァ……息が……出来なくなって……ハァ……フゥ。父が倒れたので……ハァ、近づいたら……」
「なんと、そんなに感染力が高いのですか?」
「分かりません……ハァハァ、旅のお方にすがるのも……ハァ、失礼ですが助けていただけないでしょうか」
娘が涙を浮かべそう言うと、倒れてピクリともしなかった父親が苦しげに目を見開き、強い口調で話す。
「ダメダ! 今すぐにハァハァ、ここから……離れろ! こうなったら、ハァ、ふぅ……助からんのだ」
「その様子だと、あなたはこの病に心当たりが?」
寝たままが失礼だと思ったのか、鬼の形相で壁によりかかりながら上半身を起こして男は話す。
「ワシはこの村の長じゃ。ハァハァ……ワシが子供の頃に、フゥハァ……同じ病があった」
「という事は、あなたはその生き残りという事ですか?」
「そう、じゃ……祖父や祖父母……父も母も皆……突然倒れ、体にオレンジ色のアザを浮かべ……死んだ……ハァハァ」
そう言いながら、村長は右腕をこちらへと向けて見せる。
オレンジ色のアザは徐々に濃くなっているようで、「これが全身に回れば死ぬ」と言いながら、娘へと話す。
「リリー……ハァハァすまない……昔と同じように……するしかない」
「もぅ、ハァハァそれしか……ないの?」
「そうだ……もう助かる道はハァハァそれ、しかない」
優男は目を輝かせ、「助かる方法があるんですか!?」と更に近寄ろうとする。
バカなのね、真性のバカヤロウなのね!?
あんたまで感染したらどうするの! そう思ったら、思わず優男のマントをかじって動きを止めた。
「ッ、すまないアネモネ。思わず興奮した」
「そんなんで興奮しないでよ、どんな性癖よ変態!?」
まったく、油断も隙もないバカちんだよ。
やっと止まった優男へ文句の一つも言ってやりたいけれど、村長が助かる方法とやらを苦しげに語る。
「この村が唯一存続出来る……ハァハァ、残された選択肢……それは未来じゃ」
震える右人差し指の先、そこには子どもたちがいた。
どうやら村人は倒れる寸前に、家の外へと子どもたちをひとまとめにしたみたい。
「未来……子どもたちの事ですね?」
「そうじゃ。原因が分からぬが、この病は子供らには伝染らんはずじゃ……ハァハァ、あの時もそうじゃったからな。あの時も子供だけが生き残り、必死で立て直したのがこの村じゃ……それがまた……口惜しい」
「父さん……」
遠くから倒れた親を泣き叫びながら呼ぶ子供。
それをなだめ、後ろから抱きつき止める年長の子供。
ただ全員〝こうなる事が分かっていた〟としか思えない、覚悟ある態度で事態を受け止めていた。
だから村長も覚悟を決めて、子どもたちに全てを託す事を選んだと、アツイ視線で私たちを見ているのはいいけどね……無駄な努力よね?
だってねぇ、こんなの簡単に治せるし。
ここまで観察した結果、何が原因か分かったもんね。
▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓
ここまで見ていただき、ありがとうございます。
今後の公開予定としては、6時・12時を固定とし、その他の更新は馬車馬の如く書け! と、緊急クエストが出れば頑張って更新します。
おかげさまで感想やお気に入りも増え、とても更新の励みになっています。
さらに応援動画までみてくださり本当に大感謝です!
▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星河由乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる