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シーズン6-ビージアイナ戦線編
163-ガザツ星系防衛戦-前編
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アドアステラはガザツ星系へと入った。
補給路を伝ってきた私たちは、ゲート前に凄まじい数の艦艇がいる事を確認した。
『ID照合、アドアステラだな? 第Ⅷアウトポストへ急行し、他の傭兵と合流せよ』
「了解した」
アドアステラを回頭させ、私たちはガザツⅧアウトポストへと向かう。
そこでは既に、多数の艦船が集結していた。
こちらの端末にもコードが送信されてきたため、ローカル通信へと参加する。
『お、ゴールド様のご登場だ』
『あんまり稼ぎを奪うなよ?』
この場にいる傭兵はシルバーが多い。
しかし、他にもゴールド傭兵が一人いるが、アルゴではない。
『ほう、この戦場に他にもゴールドがいるのか』
「よろしく」
『その図体ばかりデカい船で、俺の足を引っ張るなよ?』
「ああ」
アルゴみたいなのか....
よし、アルゴ二号と名づけよう。
『全員揃ったな、では戦略概要を解説する。』
その時、軍側の指揮官が現れ、私たちに戦略を解説してくれた。
今回の戦いは、この星系の太陽付近に存在するガザツⅡアウトポストの防衛である。
『予想される敵戦力は2000であり、その内戦艦クラスが200いると予想されている。我々の戦力は諸君らを除き1300、よってこの戦いは傭兵100人...つまり君たちに懸かっている』
傭兵たちの船は様々だ。
だけど、大抵は駆逐艦、巡洋艦が中心であり、戦艦相手には少々心許ない様に見える。
「戦艦相手に勝てるかな?」
「最悪、あのゴールド傭兵......クロスが何とかするんじゃない? それも計算に入れての事だろうし、巡洋艦が十隻いれば戦艦くらい何とかなるよ」
ラビはそう言う。
それに、
「この船には、ゴールド傭兵が二人も乗っているからな。実質ゴールドクラスが三人だ」
「......ありがとっ」
私はそう言うと、話に耳を傾けた。
『物凄い数だ.....』
『怯えているのか?』
「はぁ......」
一時間後、私たちはガザツⅡ前哨基地前に布陣していた。
相変わらず味方の協調性はないが、傭兵は王国軍の動きに影響を出さなければ好きにやっていいとの事だ。
「攻撃モードにチェンジ、更に――――」
私はアドアステラを変形させ、そして次にサブシステムを起動する。
最後に.....
「シージシステム、オンライン!」
「シージシステムを起動します」
ファイスがシステムを操作する形で、アドアステラがシージシステムを起動する。
このシステムは、フォートモジュールやキャッスルモジュールとは併用できない。
ワープ、ジャンプドライブのエネルギーを完全にシステムに転用し、攻撃・再構築能力を大幅に高める。
「こんな所で苦戦していられない。行くぞ、ラビ!」
『うん!』
アドアステラはターゲットを開始し、ラビがドローンと共に発進する。
ドローンは変形し、その場に留まって長い砲塔を展開した。
『敵からの砲撃を確認、味方も反撃を行いました』
「よし、こちらも仕掛ける!」
そして、戦いが始まった。
補給路を伝ってきた私たちは、ゲート前に凄まじい数の艦艇がいる事を確認した。
『ID照合、アドアステラだな? 第Ⅷアウトポストへ急行し、他の傭兵と合流せよ』
「了解した」
アドアステラを回頭させ、私たちはガザツⅧアウトポストへと向かう。
そこでは既に、多数の艦船が集結していた。
こちらの端末にもコードが送信されてきたため、ローカル通信へと参加する。
『お、ゴールド様のご登場だ』
『あんまり稼ぎを奪うなよ?』
この場にいる傭兵はシルバーが多い。
しかし、他にもゴールド傭兵が一人いるが、アルゴではない。
『ほう、この戦場に他にもゴールドがいるのか』
「よろしく」
『その図体ばかりデカい船で、俺の足を引っ張るなよ?』
「ああ」
アルゴみたいなのか....
よし、アルゴ二号と名づけよう。
『全員揃ったな、では戦略概要を解説する。』
その時、軍側の指揮官が現れ、私たちに戦略を解説してくれた。
今回の戦いは、この星系の太陽付近に存在するガザツⅡアウトポストの防衛である。
『予想される敵戦力は2000であり、その内戦艦クラスが200いると予想されている。我々の戦力は諸君らを除き1300、よってこの戦いは傭兵100人...つまり君たちに懸かっている』
傭兵たちの船は様々だ。
だけど、大抵は駆逐艦、巡洋艦が中心であり、戦艦相手には少々心許ない様に見える。
「戦艦相手に勝てるかな?」
「最悪、あのゴールド傭兵......クロスが何とかするんじゃない? それも計算に入れての事だろうし、巡洋艦が十隻いれば戦艦くらい何とかなるよ」
ラビはそう言う。
それに、
「この船には、ゴールド傭兵が二人も乗っているからな。実質ゴールドクラスが三人だ」
「......ありがとっ」
私はそう言うと、話に耳を傾けた。
『物凄い数だ.....』
『怯えているのか?』
「はぁ......」
一時間後、私たちはガザツⅡ前哨基地前に布陣していた。
相変わらず味方の協調性はないが、傭兵は王国軍の動きに影響を出さなければ好きにやっていいとの事だ。
「攻撃モードにチェンジ、更に――――」
私はアドアステラを変形させ、そして次にサブシステムを起動する。
最後に.....
「シージシステム、オンライン!」
「シージシステムを起動します」
ファイスがシステムを操作する形で、アドアステラがシージシステムを起動する。
このシステムは、フォートモジュールやキャッスルモジュールとは併用できない。
ワープ、ジャンプドライブのエネルギーを完全にシステムに転用し、攻撃・再構築能力を大幅に高める。
「こんな所で苦戦していられない。行くぞ、ラビ!」
『うん!』
アドアステラはターゲットを開始し、ラビがドローンと共に発進する。
ドローンは変形し、その場に留まって長い砲塔を展開した。
『敵からの砲撃を確認、味方も反撃を行いました』
「よし、こちらも仕掛ける!」
そして、戦いが始まった。
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