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シーズン4-スリーパー防衛編
084-改修型アドアステラ
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『ワープアウトしました。各センサーシステム再起動』
「敵影目視。シトリン、ロックオン後射角情報をファイスへ転送せよ」
『はい』
海賊の拠点へと入ったアドアステラは、SWDを起動し、拠点の付近まで瞬時に到達する。
最大出力まで上げれば、亜光速にも到達できる推進器だ。
「転進する、面舵一杯。ファイス、ディザスタークリスタルに換装、のち砲撃」
「はっ!」
ファイスは兵器係兼ノルス助手となった。
というのも、今まで兵装の管理は私がやっていたが、操縦と両立できないことに気づいたからだ。
『クソッ! 撃ってきやがった!』
『なめた真似したがって、ブッ殺してやる!』
海賊の拠点から、フリゲート二隻が飛び出してくる。
すぐに出せるのがあれぐらいしかないんだろうな.....
「ファイス、左舷コンシールド解除。フリゲートをパルスレーザー砲で撃て」
「了解!」
アドアステラの艦橋の根元、そこの甲板が開き、パルスレーザー砲が姿を現す。
『やばい、隠し武装だ――――』
「発射!」
三基のパルスレーザー砲が斉射を開始し、フリゲートの一隻を狙う。
「パイク」クリスタルにより、先鋭化しシールドを貫くことに特化したレーザーである。
『くそ、逃げるぞ!』
たまらず海賊は、船の反対側へと逃げる。
さすがにパルスレーザーの射角的に、海賊を撃つことはできない――――
「と、敵は思っているだろう。ファイス、右舷コンシールド解除! パルスレーザー射撃開始!」
当然、パルスレーザーは両舷に設置している。
逃れることはできんッ!
『げっ、クソォ――――』
シールドを貫通されたフリゲート一隻は、瞬時に蜂の巣へと変わる。
『クソッたれ野郎がーーーーッ!!』
もう一隻のフリゲートが、旋回中のアドアステラへと迫ってくる。
私は即座に指を鳴らす。
「パルスレーザー、収納いたします」
どうせシールドがあるのだが、パルスレーザーが収納されたことで、砲撃を繰り返していた海賊は上へと逃げる。
「シトリン、基地の中に生命反応は?」
『スキャン中ですが、今のところはありません』
「了解。シトリン、敵の座標データを5秒刻みでアリアに送れ。アリア、エクスプローシブ弾頭のスマートミサイルを左舷のみ全弾発射、フリゲートの座標に合わせろ」
「はいっ!」
スマートミサイルの発射管は大幅に増設されて、8+8だったのが16+16になった。
もし両舷まとめて撃つ機会があれば、32発のスマートミサイルを敵にお見舞いできる。
エクスプローシブ弾頭は、爆発半径が広く、近接信管で起爆するために、フリゲートの軌道に合わせれば――――
『敵フリゲートの撃沈を確認』
「やっぱりね」
迫ってくる六本の迎撃と回避に気を取られて、外れたと思わせて誘導先に飛んできていたスマートミサイルに気づかなかったのだ。
「主人、拠点はどうなさいますか?」
「破壊せよ」
「はっ!」
アドアステラが砲撃を行うのを観察しながら、私は今回の改修の総評を脳内で考える。
パルスレーザーを前面部だけでなく、側面に配置したのはいい考えだったと思う。
増設した砲塔も、艦底部にコンシールド武装で隠されている。
死角をなるべく減らす方針で、なおかつガントリーにちゃんと着艦できるように慎重に考えた結果でもある。
アリアが出来るといったので、ミサイルも増やしたが、これはこれで上手くいっている。
装填時間と、弾倉に使うスペースの増加は懸念点だが、まあ別に構わない。
「この拠点は外れだな。シトリン、引き続きプローブでスキャンを」
『了解』
私は次なる攻撃目標を探るのだった。
「敵影目視。シトリン、ロックオン後射角情報をファイスへ転送せよ」
『はい』
海賊の拠点へと入ったアドアステラは、SWDを起動し、拠点の付近まで瞬時に到達する。
最大出力まで上げれば、亜光速にも到達できる推進器だ。
「転進する、面舵一杯。ファイス、ディザスタークリスタルに換装、のち砲撃」
「はっ!」
ファイスは兵器係兼ノルス助手となった。
というのも、今まで兵装の管理は私がやっていたが、操縦と両立できないことに気づいたからだ。
『クソッ! 撃ってきやがった!』
『なめた真似したがって、ブッ殺してやる!』
海賊の拠点から、フリゲート二隻が飛び出してくる。
すぐに出せるのがあれぐらいしかないんだろうな.....
「ファイス、左舷コンシールド解除。フリゲートをパルスレーザー砲で撃て」
「了解!」
アドアステラの艦橋の根元、そこの甲板が開き、パルスレーザー砲が姿を現す。
『やばい、隠し武装だ――――』
「発射!」
三基のパルスレーザー砲が斉射を開始し、フリゲートの一隻を狙う。
「パイク」クリスタルにより、先鋭化しシールドを貫くことに特化したレーザーである。
『くそ、逃げるぞ!』
たまらず海賊は、船の反対側へと逃げる。
さすがにパルスレーザーの射角的に、海賊を撃つことはできない――――
「と、敵は思っているだろう。ファイス、右舷コンシールド解除! パルスレーザー射撃開始!」
当然、パルスレーザーは両舷に設置している。
逃れることはできんッ!
『げっ、クソォ――――』
シールドを貫通されたフリゲート一隻は、瞬時に蜂の巣へと変わる。
『クソッたれ野郎がーーーーッ!!』
もう一隻のフリゲートが、旋回中のアドアステラへと迫ってくる。
私は即座に指を鳴らす。
「パルスレーザー、収納いたします」
どうせシールドがあるのだが、パルスレーザーが収納されたことで、砲撃を繰り返していた海賊は上へと逃げる。
「シトリン、基地の中に生命反応は?」
『スキャン中ですが、今のところはありません』
「了解。シトリン、敵の座標データを5秒刻みでアリアに送れ。アリア、エクスプローシブ弾頭のスマートミサイルを左舷のみ全弾発射、フリゲートの座標に合わせろ」
「はいっ!」
スマートミサイルの発射管は大幅に増設されて、8+8だったのが16+16になった。
もし両舷まとめて撃つ機会があれば、32発のスマートミサイルを敵にお見舞いできる。
エクスプローシブ弾頭は、爆発半径が広く、近接信管で起爆するために、フリゲートの軌道に合わせれば――――
『敵フリゲートの撃沈を確認』
「やっぱりね」
迫ってくる六本の迎撃と回避に気を取られて、外れたと思わせて誘導先に飛んできていたスマートミサイルに気づかなかったのだ。
「主人、拠点はどうなさいますか?」
「破壊せよ」
「はっ!」
アドアステラが砲撃を行うのを観察しながら、私は今回の改修の総評を脳内で考える。
パルスレーザーを前面部だけでなく、側面に配置したのはいい考えだったと思う。
増設した砲塔も、艦底部にコンシールド武装で隠されている。
死角をなるべく減らす方針で、なおかつガントリーにちゃんと着艦できるように慎重に考えた結果でもある。
アリアが出来るといったので、ミサイルも増やしたが、これはこれで上手くいっている。
装填時間と、弾倉に使うスペースの増加は懸念点だが、まあ別に構わない。
「この拠点は外れだな。シトリン、引き続きプローブでスキャンを」
『了解』
私は次なる攻撃目標を探るのだった。
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