100 / 186
シーズン4-ビージアイナ侵攻編
095-蜜乳の裏側
しおりを挟む
夢の中。
妾は、再びあの恐ろしい鋼鉄の悪魔に襲われていた。
「ひっ....!」
生まれてから一度しか感じたことのない死の恐怖。
妾の父と母を殺したテロリスト共に、刃を突き付けられた時以来の、全身が冷え切るような死の気配。
『ココニイタカ』
そして。
回廊の果てには、奴がいた。
妾を排しようとする、邪悪な存在。
ノーザン・ライツが。
「ひ.....」
『コロセ』
妾の後ろまで迫っていた戦闘ボットらしき何かが、メキメキと音を立てて不明瞭な何かに変わる。
そして、歪んだ形の腕で妾を掴む。
「たすけ、助けて!」
かつて助けを求めたとき、当時の騎士団長が斬り込んで助けてくれた。
でも、今の妾に助けはいない。
ナニカは、口を開く。
その中には、太い棘が何百本も生えていた。
妾が悪かったのか?
皇女にさえならず、あの時死んでいればいいと?
「やめてぇえええ!!」
妾は口の中に放り込まれて――――
その瞬間、目覚めた。
「はあっ!!」
目覚めて、そして、自分が今どこにいるか気づいた。
「今、何時じゃ.....」
周囲を見渡すと、小さなスタンドの明かりが見えた。
その下には、妾の恩人の姿があった。
「.......ん?」
妾が起こしてしまったか不安になった時、予想通り彼は起きてしまった。
わ、妾のせいで.....
「すみません、起こしてしまいましたか?」
「構わん」
怒っているかと思ったが、シン殿は怒ってなどはいなかった。
こんな小娘に起こされて、不快だと思わない殿方がいるとは思わなかった。
「怖かったか?」
その時。
スタンドが消えて、部屋の明かりがついた。
一瞬逆光になって見えたシン殿は、ちょっと格好よく思えた。
「はい.....その、ノーザン・ライツが、みんなを.....」
「俺の主でもある。.....まぁ、快く思ってはいないが」
一瞬、不快にさせてしまったかと不安になった。
でも彼は、不満な顔を隠すことなく主を批判した。
こんなに堂々としていられるなんて、どうしたらその鋼のような心を手に入れられるのじゃろうか?
「あの....私を助けてくださったので、何か罰を受けたのでは....」
「お前が傷つく事よりは、大したことではない」
少し不安に思ったので、聞いてみることにする。
そうすると彼は、何でもないことのように笑った。
どうしてそんな表情が出来るのじゃ....?
何の対価も払えない小娘に、何故そんな表情が?
「待ってろ」
その時、シン殿は戸棚を開ける。
妾のために何かしようとしているのか...?
「あ....そのような事をしなくても大丈夫です!」
「おまじないのようなものだよ」
シン殿は、戸棚の中にあった冷蔵庫から、白い液体と金色の液体の詰まった瓶をそれぞれ一本ずつ出した。
それが何なのか、妾には分からなかった。
彼は、戸棚を開いた先にあった台に鍋を置き、そこに白い液体を全て注ぎ入れる。
そして、暫くしてから、取り出したカップ二つに、液体を注いだ。
「......」
何だか、芳しい香りがした。
シン殿は、カップに金色の粘液を少し入れ、スプーンでかき混ぜる。
そして、二個あったカップのうち一つを、妾のところまで持ってきた。
「悪い夢を見たときは、これでも飲んで落ち着いて、また眠るんだ」
その言葉は、とても暖かかった。
妾の周囲で、その目をして、その暖かい声で話しかけてくれる人間はいなかった。
なぜなら、妾は.....帝国の皇女なのじゃから。
「んく....」
熱くて白い液体を飲む。
その瞬間、妾はこの味が何か分かった。
シトアだ。
オペダの乳だと聞く、貴人に好まれる飲料である。
妾はこれを好まなかったのじゃが.....
何故だか、とても.....とても甘く感じた。
あの金色の粘液は何だったのじゃろうか?
少なくとも毒ではない....けれど、それを聞くのは失礼なような気がした。
「ふっ、ぐっ......ううっ.....」
気が付いたら、涙が出てきていた。
抑えられなかった。
安堵だけではない、この気持ちは....きっと、妾はこの男が死ぬことに悲しんでいるのじゃろう。
「どうした?」
「......私は、ちゃんと家に帰れますか....?」
涙を拭いてくれた彼は、妾の情けない問いに、
「俺が帰してやる」
と、頼もしく答えた。
「ですが、それだとあなたは.....」
「正しくない事を通すのは、ダメなことだ」
妾を助けたことで、きっとこの男は死んでしまうのではないか?
そんな確信があった。
妾の命乞いなど聞かなかった、ノーザン・ライツが、きっとこの偉大な男を殺してしまうだろう。
だが、妾はこれで決心がついた。
脱出するとき、彼も連れて行こう、と。
妾は、再びあの恐ろしい鋼鉄の悪魔に襲われていた。
「ひっ....!」
生まれてから一度しか感じたことのない死の恐怖。
妾の父と母を殺したテロリスト共に、刃を突き付けられた時以来の、全身が冷え切るような死の気配。
『ココニイタカ』
そして。
回廊の果てには、奴がいた。
妾を排しようとする、邪悪な存在。
ノーザン・ライツが。
「ひ.....」
『コロセ』
妾の後ろまで迫っていた戦闘ボットらしき何かが、メキメキと音を立てて不明瞭な何かに変わる。
そして、歪んだ形の腕で妾を掴む。
「たすけ、助けて!」
かつて助けを求めたとき、当時の騎士団長が斬り込んで助けてくれた。
でも、今の妾に助けはいない。
ナニカは、口を開く。
その中には、太い棘が何百本も生えていた。
妾が悪かったのか?
皇女にさえならず、あの時死んでいればいいと?
「やめてぇえええ!!」
妾は口の中に放り込まれて――――
その瞬間、目覚めた。
「はあっ!!」
目覚めて、そして、自分が今どこにいるか気づいた。
「今、何時じゃ.....」
周囲を見渡すと、小さなスタンドの明かりが見えた。
その下には、妾の恩人の姿があった。
「.......ん?」
妾が起こしてしまったか不安になった時、予想通り彼は起きてしまった。
わ、妾のせいで.....
「すみません、起こしてしまいましたか?」
「構わん」
怒っているかと思ったが、シン殿は怒ってなどはいなかった。
こんな小娘に起こされて、不快だと思わない殿方がいるとは思わなかった。
「怖かったか?」
その時。
スタンドが消えて、部屋の明かりがついた。
一瞬逆光になって見えたシン殿は、ちょっと格好よく思えた。
「はい.....その、ノーザン・ライツが、みんなを.....」
「俺の主でもある。.....まぁ、快く思ってはいないが」
一瞬、不快にさせてしまったかと不安になった。
でも彼は、不満な顔を隠すことなく主を批判した。
こんなに堂々としていられるなんて、どうしたらその鋼のような心を手に入れられるのじゃろうか?
「あの....私を助けてくださったので、何か罰を受けたのでは....」
「お前が傷つく事よりは、大したことではない」
少し不安に思ったので、聞いてみることにする。
そうすると彼は、何でもないことのように笑った。
どうしてそんな表情が出来るのじゃ....?
何の対価も払えない小娘に、何故そんな表情が?
「待ってろ」
その時、シン殿は戸棚を開ける。
妾のために何かしようとしているのか...?
「あ....そのような事をしなくても大丈夫です!」
「おまじないのようなものだよ」
シン殿は、戸棚の中にあった冷蔵庫から、白い液体と金色の液体の詰まった瓶をそれぞれ一本ずつ出した。
それが何なのか、妾には分からなかった。
彼は、戸棚を開いた先にあった台に鍋を置き、そこに白い液体を全て注ぎ入れる。
そして、暫くしてから、取り出したカップ二つに、液体を注いだ。
「......」
何だか、芳しい香りがした。
シン殿は、カップに金色の粘液を少し入れ、スプーンでかき混ぜる。
そして、二個あったカップのうち一つを、妾のところまで持ってきた。
「悪い夢を見たときは、これでも飲んで落ち着いて、また眠るんだ」
その言葉は、とても暖かかった。
妾の周囲で、その目をして、その暖かい声で話しかけてくれる人間はいなかった。
なぜなら、妾は.....帝国の皇女なのじゃから。
「んく....」
熱くて白い液体を飲む。
その瞬間、妾はこの味が何か分かった。
シトアだ。
オペダの乳だと聞く、貴人に好まれる飲料である。
妾はこれを好まなかったのじゃが.....
何故だか、とても.....とても甘く感じた。
あの金色の粘液は何だったのじゃろうか?
少なくとも毒ではない....けれど、それを聞くのは失礼なような気がした。
「ふっ、ぐっ......ううっ.....」
気が付いたら、涙が出てきていた。
抑えられなかった。
安堵だけではない、この気持ちは....きっと、妾はこの男が死ぬことに悲しんでいるのじゃろう。
「どうした?」
「......私は、ちゃんと家に帰れますか....?」
涙を拭いてくれた彼は、妾の情けない問いに、
「俺が帰してやる」
と、頼もしく答えた。
「ですが、それだとあなたは.....」
「正しくない事を通すのは、ダメなことだ」
妾を助けたことで、きっとこの男は死んでしまうのではないか?
そんな確信があった。
妾の命乞いなど聞かなかった、ノーザン・ライツが、きっとこの偉大な男を殺してしまうだろう。
だが、妾はこれで決心がついた。
脱出するとき、彼も連れて行こう、と。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『特殊な部隊』の初陣
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
地球人が初めて出会った地球外生命体『リャオ』の住む惑星遼州。
理系脳の多趣味で気弱な『リャオ』の若者、神前(しんぜん)誠(まこと)がどう考えても罠としか思えない経緯を経て機動兵器『シュツルム・パンツァー』のパイロットに任命された。
彼は『もんじゃ焼き製造マシン』のあだ名で呼ばれるほどの乗り物酔いをしやすい体質でそもそもパイロット向きではなかった。
そんな彼がようやく配属されたのは遼州同盟司法局実働部隊と呼ばれる武装警察風味の『特殊な部隊』だった。
そこに案内するのはどう見ても八歳女児にしか見えない敗戦国のエースパイロット、クバルカ・ラン中佐だった。
さらに部隊長は誠を嵌(は)めた『駄目人間』の見た目は二十代、中身は四十代の女好きの中年男、嵯峨惟基の駄目っぷりに絶望する誠。しかも、そこにこれまで配属になった五人の先輩はすべて一週間で尻尾を撒いて逃げ帰ったという。
司法局実動部隊にはパイロットとして銃を愛するサイボーグ西園寺かなめ、無表情な戦闘用人造人間カウラ・ベルガーの二人が居た。運用艦のブリッジクルーは全員女性の戦闘用人造人間『ラスト・バタリオン』で構成され、彼女達を率いるのは長身で糸目の多趣味なアメリア・クラウゼだった。そして技術担当の気のいいヤンキー島田正人に医務室にはぽわぽわな詩を愛する看護師神前ひよこ等の個性的な面々で構成されていた。
その個性的な面々に戸惑う誠だが妙になじんでくる先輩達に次第に心を開いていく。
そんな個性的な『特殊な部隊』の前には『力あるものの支配する世界』を実現しようとする『廃帝ハド』、自国民の平和のみを志向し文明の進化を押しとどめている謎の存在『ビックブラザー』、そして貴族主義者を扇動し宇宙秩序の再編成をもくろむネオナチが立ちはだかった。
そんな戦いの中、誠に眠っていた『力』が世界を変える存在となる。
その宿命に誠は耐えられるか?
SFお仕事ギャグロマン小説。
アナザー・リバース ~未来への逆襲~
峪房四季
SF
人生を悲観する大学生――御縁司は、同じ大学の先輩――天沢奏の笑みに他人と関わる温かみを貰っていた。しかしある日、そんな奏が仲間と結託して憎悪を込めて司を殺そうと計画していたことを偶然知ってしまう。身に覚えの無い殺意に呆然とする司。そこに謎の男――良善が現れて司はその真意を知る。
「君は千年後の未来で人類史最悪の狂人と呼ばれる男の血縁なのさ。彼女達はその悪の権化を誕生させないために祖先である君を殺しに来た正義の未来人なんだよ」
突拍子も無い話。しかし、周りで起きるあらゆる事象が男の言葉を事実と裏付ける。
勝手に悪者扱いにされた司は絶望と激しい怒りに染まり、良善と手を組んであえて悪の道へ足を踏み入れる。自分を殺して平和になろうとする未来を徹底的に否定してやるという決意を胸に…………。
VRゲームでも運と愛し合おう!
藤島白兎
SF
演劇型オンラインゲーム『レアスナタ』
このゲームを中学時代からプレイしていた長谷川羽島は、正式版の稼働を楽しみにしていた。
ここまで彼がレアスナタに固執するのは、このゲームが彼を救ったからだ。
中学時代、当時の友人達と人気オンラインゲームをしていた。
それなりに楽しんではいたのだが、事件が起こる。
自分のアイテムを馬鹿にされ、友人達や周りのプレイヤーの会話も、罵倒や下ネタだらけでネットマナーも欠片も無かった。
友人に嫌気が差して縁を切りゲームも辞め、その後親戚からレアスナタを進められる。
レアスナタは個人情報をしっかりと登録しないと出来ないゲームであり、一度アカウント停止されると復帰は出来ない。
そして運営がネットマナーを徹底し、プレイヤーもまたお互いが気を使いゲーム内の空気が凄くいい、こうして彼はのめり込むのだった。
成人してからも仕事をして、休日にはレアスナタをする、そのサイクルが変わる事は無かった。
しかし、一つの出会いがそのサイクルを徐々に変えていく。
同じ職場の荒野原終と意気投合、彼女も中学時代からレアスナタをプレイしていた。
仕事帰りや休日に良く遊ぶ様になり、2人の時間が増えていく。
最高の仲間達と共に最高の舞台を作ろうぜ!
残酷、暴力はゲーム内の演出です。
性描写はキャラクターの設定やセリフ回しで匂わす程度です。
ジョン船長の日記 【週間連載長編作品】
Grisly
SF
今から少し先の未来。
ジョン船長の航海日記が発見される。
それは古びた本だったが、
宇宙の数々の星々を旅して来た
彼の記録が遺されていた。
人々は夢中で読み、また見ぬ宇宙へと
思いを馳せるのだった。
『世界統合に伴う大型アップデートのお知らせ』
葉月+(まいかぜ)
SF
「ゲームだと思って遊んでいたらリアルな異世界だった(人によってはSAN値チェック案件)」×「現実世界にダンジョンがこんにちは!」な、よくあるはなし。
※ゲームの周年イベントで「サプラーイズ!今日からリアルでもゲームのスキルが使えるしダンジョンからモンスターも湧くよ!たのしんでね!」とぶちかますような運営がいる近未来。ゲームの中にしかいなかった恋人を現実にサモン/召喚できるようになってしまった廃ゲーマーの「日常もの」。
※物語の舞台はナノマシンと外付けデバイスを併用する可逆的な(やめようと思えばやめられる)電脳化が実用化され、それなりに普及もしていて、サスティナブルなウォーが遠隔操作型の戦闘人形で行われているくらいの近未来。母なる惑星から宇宙への脱出など夢のまた夢で、人類は地球の資源を食い尽くしながらこのままゆるやかに滅んでいくのだろうなと、多くの人々が薄々気付いていながら知らない振りをしているような時代。
※主人公はひきこもり廃ゲーマーですが、あっという間に社会復帰します。ゲームで培った廃人ステがリアルに反映されたので。
※カクヨム、ノベルピアでも読めます。
※聖句の引用元は基本的に『Wikisource( https://ja.wikisource.org/w/index.php?title=%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8&oldid=191390 )』です。
その日、世界の壁は打ち砕かれて。
めくるめく幻想が現実のものとなり、鬱屈としたリアルはゲームのルールに塗り潰された。
法術省 特務公安課 ‐第0章‐『法術概論』
秋山武々
SF
ー2045年、誰でも魔法使いになれる日常が訪れるー
※この章は本編へ繋がる補完的物語です。
2020年、大気圏上での二つの隕石の衝突。人類は世界の終末を迎えようとしていたが、衝突した隕石は地球に衝突することなく散開。最小限の災害で事なきを得る。
それ以降、世界各地で火、水、風、地などの自然現象を意図的に発生させることが可能な人間、謂わゆる超常現象と呼ばれていた非科学的且つ説明不可能の現象を創造できる人間が増加していく。
国連は人間が発生させる、もしくはその事象に関連する行為・行動を「法術」と規定し、該当する人間を強制的に保護観察下に置いていくが、人権を求めた者や法術を悪用したテロリストは様々な法術事件を発生させ、国連への反発と批判は高まってしまったことで後に三大法術事件が起きてしまう。
人間の体内に法術に関連する細胞が存在することが発表され、全人類に遺伝子IDの発行と登録の義務化がされたことで各国での法術を利用した犯罪は抑止され鎮静化を迎えた。
2040年以降、世界は法術が日常となりつつあり、今や国の産業となっている。
先進国は法術利用に重点を置いた産業開発、資源開発、軍事開発に国の財を投資するようになっていた。
国内では官公庁に新たに法術省が新設され、以前までの官公庁の業務や事案にですら間接的に関与することが許可され、法術が国家に不可欠なものになっていた。
法術をデジタル化し、素質など関係なく適正さえあれば誰でもダウンロードができ、人生を豊かにできる。
世界では法術ダウンロード可決への賛否が騒がれていた。
人が魔法を使う。そんな話はもはや空想の話ではなくなっている。
しかし、法術犯罪も凶悪化の一途を辿るのだった。
法術省特務公安課の磐城は法術テロの被害者であり、弟を昏睡状態にさせたテロの重要参考人である「ブラックグローブ」を日々追い求めていた。
戦国異伝~悠久の将~
海土竜
SF
生まれながらにしてすべてを手にしていた、天下人の息子、豊臣秀頼。
しかし、彼は自らの手で何も掴むことなく最後の時を迎えようとしていた。
そんな彼が事もあろうかタイムスリップ!
今度こそ、自らの手で天下を、全てを掴むために立ち上がる!
超・戦国異伝が今ここに!
第二章・天廻争乱
戦国時代最大の頭脳戦が繰り広げられた三大謀聖の争い。
知の戦が繰り広げられていた、真の戦国時代が今ここに!
「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)
あおっち
SF
港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。
遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。
その第1次上陸先が苫小牧市だった。
これは、現実なのだ!
その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。
それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。
同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。
台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。
新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。
目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。
昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。
そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。
SF大河小説の前章譚、第4部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる