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僕らのその後の話

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この話ですが、当初考えていた最終話です。ですが、場合によっては削除するか、この話をどこかに移動させて、加筆修正するかもしれません。その事を念頭に置き、お読み下さい。




高校卒業後、僕らはすぐに籍を入れた。
2人とも待てないとの理由からだった。
ちなみに、結婚式もしていないし、新婚旅行も行っていない。

なぜなら…


「お腹吊りそうだわ。何とかならないのかなぁ」

「何ともならないと思うよ、まぁ、もうしばらくの我慢だよ」

直人は大学に進学した後、在学中に親の仕事を手伝いながら、株で儲けを出し、その資金を元にアプリを開発し、自分でも起業している。

僕は何と妊娠中で、後数ヶ月したら産まれてくる。
今、あみぐるみを作ったり、刺繍を刺したり、おくるみを作ったりしているが、メ○カリで売ったら何故かそれがヒットし、僕のお小遣いになっている。何なら出産費用もそこから出せそうだ。


美晴はと言えば、リモートと並行して、デザインの学校を卒業後、デザイナー兼イラストレーターとして活躍中だ。

そしてなんと、美晴も現在妊娠中なのである。

1度目の僕が妊娠した時は重ならなかったのになぁ。


そうそう、高校卒業後、すぐに妊娠が分かって、何もしてないのだ。2人とも相談して、就職も進学もしなかったしね。

僕らには現在2人の子どもがいるが、近いうちにまた子どもが増えるだろう。何とも賑やかで幸せな毎日である。

僕らが番になったかどうかって?

それは想像に任せるよ。


「ただいま」

「おかえりなさい」
「おかえり」

「今日はシチューにしたよ」

「お!それは楽しみだな」

「パパ遊んでー」
「ちょっと、待ってなさい。ご飯が先だ」

子ども達は文句を言いつつも嬉しそうだ。

こんな日常がこれからも続いていくだろう。



これはベータだと思っていた僕が幸せになるためのお話である。



次からは直人や美晴視点の話が始まります。引き続きお付き合いいただけると幸いです。
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