どこかがふつうと違うベータだった僕の話

直人からの提案2

「でだ、話をもとに戻すと理論上では、俺とも美晴とも陽向は番になれるはずなんだ。だから、結婚も出来るし、望めば子どもだって作れる。これを理由にすれば、美晴は陽向の両親も美晴の両親も説得出来るはずだ」

そういうと美晴はハッと顔をあげて、キラキラと目を輝かせた。


「僕、陽向と結婚出来るんだ…嬉しい！」

頬は薔薇色に染まり、目は潤んでる。絶世の美少年である。

2人とも僕と結婚する気マンマンだけど、僕の気持ちはきかないのかい？

まぁ、嫌じゃないけどさ。何だかんだ好きだから、一緒にいるわけだし。

「そうと決まれば、続きしない？あれだけじゃ、全然足りなくて」

「同感だな」

「そうと決まれば、早速続きしよ！起きてる時の陽向とするの最高だったしね♡」

最後何か不穏なことが聞こえたような気がするけど、気のせいだよね？

「確かに。いいよな？陽向」

嫌と言わせない圧を感じる。
プレッシャーハンパないわぁ。

その後、僕らは一晩中、行為にふけったのだった。
直人からも美晴からも愛してるという言葉をたくさん囁かれ、最後には気を失った僕なのであった。