クラス転移～俺は異世界で魔王になる～

第2章

第141話

 チュンｯチュンｯ

 鳥の鳴き声が響き、宿屋の窓からは朝日が射し込む。

「う、ん？」

 ガバッ……

 窓から射し込んできた朝日を顔に受け一人の青年がベッドから上半身だけを起こし、朝日が射し込んできた窓を凝視する。

「朝か……」

 そう呟くと、「ふぁっ…」と一つ欠伸を吐く。

(眠い……)

 起きたばかりで、ちゃんと頭が働いていない様で、頭をブルンッ！ブルンッ！と激しく振りベッドから降り背を伸ばす。

「ん、ん～～！良く寝たぁ」

 勢いよく背を伸ばしたことにより、背中からはボキボキボキ！！と、大きな音が鳴る。

「さて、キリトさんと正隆を起こすっすかねぇ………ぇえ？！」

 キリトと正隆を起こすために後ろを振り向いたアレックス。そして、簀巻き&目隠し&猿轡で哀れな姿になっているキリトに気づき驚きの声をあげた。

「ん、ん～～」

 キリトも起きた様子で、簀巻きにされた身体をくねくねと動かす。正直言うと、かなりキモイ事になっている。

「うっわ、大丈夫っすか？」

 ちょっと、引き気味のアレックスがキリトに対して安否？確認をする。

「んっ！んん～～～！！」

 何かを訴えたいような様子のキリトだが、猿轡を咥えている今の状態では何を伝えようとしているのか分からない。

「あ、ちょっと待ってくださいね。今その猿轡外すっすから」

 そう言うと、ベッドに転がされているキリトの身体を起こし、固く結ばれている猿轡と目隠しの紐を丁寧に外し、最後に身体のロープを外そうとするが。

「あれ？」

「どうした？」

「いや、何故かロープの結び目が見当たらないんすよねぇ……」

「え？」

「まぁ、今すぐに外す必要も無いっすからね」

「いや、俺は必要なんだけど……」

「説明してからっす」

 ロープよりもキリトの先程の状態の方が気になるアレックスはそう言うとベッドに腰を下ろす。

「話したらちゃんと取れよ？」

「分かったっす」

 アレックスの返事を聞き、キリトとは喋り始めた。

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 読んでくださり本当にありがとうございます！！m(_ _)m少しずつですがペースを戻して行こうと思っているので応援？宜しくお願いしますm(_ _)m
 あと、『効率化と検索魔法』なのですが、手直ししてみると全く別の作品になってしまうので、最初からやり直すことにしました。これまで『効率化と検索魔法』を読んでくださった方々には申し訳が立ちません。本当に申し訳ございませんm(_ _)m