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獣人村編
17話 幕間 中高校生3人組の日常(2)
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三姉妹は朝早くから街に出掛けて行った。
「真冬、雫、早く行くよ!」
「まだ眠い…」
真冬は元々眠たそうな目を擦りながらダルそうに歩く。雫はその真冬の背中を押してあげながら歩いている。
「お姉ちゃん、どこ行くの?」
「異世界ときたらあそこしか無いでしょ!」
「「何処??」」
2人は歩きながら首を傾げた。
「とにかく付いてきなさい!」
鼎の足取りは何故か軽い。スキップで進んで行く。歩くこと10分ほど…
「ここよ、魅惑の食い道楽ロード!屋台街!」
「「 …………………… 」」
「帰る、寝る」
「待って、待って!ま~ふ~ゆ~」
「お姉ちゃん、朝ごはん食べたばかりだよ…」
「屋台飯は別腹って言うでしょ!」
鼎…お前の胃は何個ある?(牛ちゃんか?)
「まだほとんどの屋台が準備中だよ。お姉ちゃん、他の所に行くよ!」
「あ~、私の伝説が始まる筈だったのに~」
なんの伝説だよ!完全制覇か?
雫に手を引かれ、渋々と歩く鼎であった。
3人は朝から開いている色々なお店を覗き見したり冷やかしたりしながら歩いていた。
「鼎、雫、あそこ入る」
真冬が来たのは武器屋だった。
店内は6畳位の広さで短剣からロングソード、モーニングスターなどの変わり物も置いてあった。
「たのも~、出てこい」
店内に店員が見当たらないと真冬が起伏の無い声で叫んだ。
「なんじゃ、なんじゃ?」
奥から出て来たのは背が低く筋肉ムキムキの髭面オヤジだった。(ドワーフだな!)
「ひげ、武器を注文」
「おい、嬢ちゃんよ…いきなり「ひげ」はないじゃろ?」(怒ってはなさそうだ)
「ごめんなさい!この子、言葉数が少なくて…」
「まぁ、いいわい。武器は好きなものを見ればいい。嬢ちゃん、ちっこいが武器振れるのか?」
「筋肉だるま、こ○す!」
真冬は忍スキル「瞬歩」で近付き雷撃をオデコに食らわせた。
「いででででで、なにしやがる!ほんの冗談じゃろ。そんなに怒るなよ!これは雷か?嬢ちゃんすげーな」
「当たり前、土下座」
「いやいや、そこまでせんといかんのか?何か作って欲しい物があるんじゃろ?わしがいいもん作ってやるから許せ。な、どうじゃ?」
「許す、これ」
真冬はリュックから紙で作ったお手製の脇差し・棒手裏剣・マキビシを取り出して机の上に置いた。
「ほう?変わった武器だな。剣はやけに細いな。反りもある。手のひらサイズの棒は投擲用だな。このイガイガのちっこいのはなんじゃ?」
「足元にまく、痛い」
「妨害用みたいなものか… 剣はちいと手こずるかもしれんが、まぁ、大丈夫だろ。先ずは試作するから、それを見て修正、作製じゃな。3日あれば出来る」
「わかった、ひげ」
「いや、わしの名前はゾルドじゃ」
「わかった、筋肉だるま」
「もう何でもええわ…」
3人は武器屋をあとにした。帰り道は鼎の要望で、再び屋台街に行き食べ歩きを楽しんだとさ。
「真冬、雫、早く行くよ!」
「まだ眠い…」
真冬は元々眠たそうな目を擦りながらダルそうに歩く。雫はその真冬の背中を押してあげながら歩いている。
「お姉ちゃん、どこ行くの?」
「異世界ときたらあそこしか無いでしょ!」
「「何処??」」
2人は歩きながら首を傾げた。
「とにかく付いてきなさい!」
鼎の足取りは何故か軽い。スキップで進んで行く。歩くこと10分ほど…
「ここよ、魅惑の食い道楽ロード!屋台街!」
「「 …………………… 」」
「帰る、寝る」
「待って、待って!ま~ふ~ゆ~」
「お姉ちゃん、朝ごはん食べたばかりだよ…」
「屋台飯は別腹って言うでしょ!」
鼎…お前の胃は何個ある?(牛ちゃんか?)
「まだほとんどの屋台が準備中だよ。お姉ちゃん、他の所に行くよ!」
「あ~、私の伝説が始まる筈だったのに~」
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3人は朝から開いている色々なお店を覗き見したり冷やかしたりしながら歩いていた。
「鼎、雫、あそこ入る」
真冬が来たのは武器屋だった。
店内は6畳位の広さで短剣からロングソード、モーニングスターなどの変わり物も置いてあった。
「たのも~、出てこい」
店内に店員が見当たらないと真冬が起伏の無い声で叫んだ。
「なんじゃ、なんじゃ?」
奥から出て来たのは背が低く筋肉ムキムキの髭面オヤジだった。(ドワーフだな!)
「ひげ、武器を注文」
「おい、嬢ちゃんよ…いきなり「ひげ」はないじゃろ?」(怒ってはなさそうだ)
「ごめんなさい!この子、言葉数が少なくて…」
「まぁ、いいわい。武器は好きなものを見ればいい。嬢ちゃん、ちっこいが武器振れるのか?」
「筋肉だるま、こ○す!」
真冬は忍スキル「瞬歩」で近付き雷撃をオデコに食らわせた。
「いででででで、なにしやがる!ほんの冗談じゃろ。そんなに怒るなよ!これは雷か?嬢ちゃんすげーな」
「当たり前、土下座」
「いやいや、そこまでせんといかんのか?何か作って欲しい物があるんじゃろ?わしがいいもん作ってやるから許せ。な、どうじゃ?」
「許す、これ」
真冬はリュックから紙で作ったお手製の脇差し・棒手裏剣・マキビシを取り出して机の上に置いた。
「ほう?変わった武器だな。剣はやけに細いな。反りもある。手のひらサイズの棒は投擲用だな。このイガイガのちっこいのはなんじゃ?」
「足元にまく、痛い」
「妨害用みたいなものか… 剣はちいと手こずるかもしれんが、まぁ、大丈夫だろ。先ずは試作するから、それを見て修正、作製じゃな。3日あれば出来る」
「わかった、ひげ」
「いや、わしの名前はゾルドじゃ」
「わかった、筋肉だるま」
「もう何でもええわ…」
3人は武器屋をあとにした。帰り道は鼎の要望で、再び屋台街に行き食べ歩きを楽しんだとさ。
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