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第二章 フィオレンツァは乙女ゲームの世界に迷い込みました!?
登場人物紹介(第一章~第二章)※ネタバレあり
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【主要人物】※年齢は第一章開始時
◆フィオレンツァ・ホワイトリー(16)
ホワイトリー伯爵の四女。困窮している実家を支えるため、バーンスタイン夫人の後継者となるべく王宮にやってくる。紺青の髪に藍色の瞳で、整った顔立ちをしている。実は日本人だった前世の記憶があるが、役立つチートは持っていないために誰にも打ち明けていない。乙女ゲームは知らないが、萌えは理解している。日本人でOLだった記憶の影響か結婚に多大な夢は持っておらず、できたらラッキーくらいにしか思っていない。ダンスと音楽が大の苦手。ちなみに姉弟構成はシャノン(25)、ベラドンナ(24)、ニコール(19)、フィオレンツァ(16)、ミリウス(8)。
◆アレクシス第三王子(12)
ルーズヴェルト王国の第三王子で、生母はグラフィーラ王妃。亜麻色の髪に緑の瞳をした美少年。年齢というハンデがあり、王位を争う兄二人の影に隠れがちだが、聡明で計算高い性格。フィオレンツァに一目惚れしてしまい、将来彼女を妻にしようと手を尽くすことになる。
【妃教育のメンバー】
◆スカーレット・ティンバーレイク(18)
ティンバーレイク公爵家の長女。赤い髪を縦ロールにしているセクシー美女。王子たちとははとこ同士。なんでもそつなくこなす優等生だが、結婚相手とは恋愛をしたいという乙女な思考も持っている。9歳年下の体が弱い妹との二人姉妹だったが、四年前に親戚筋から引き取られた義弟ができる。
◆ロージー・スピネット(18)
スピネット侯爵家の長女。顔よしスタイルよし性格よしなのだが、口が悪いツンデレ気質。なんだかんだ言いながらフィオレンツァと仲良くなっている。アレクシスと同い年の妹クラーラとの二人姉妹。
◆パトリシア・テッドメイン(17)
テッドメイン侯爵家の次女。姉(すでに公爵家の跡取りと結婚)と兄との三人兄弟。ほわほわした印象の少女で、フィオレンツァと仲良くなる。その性格から父である宰相は王子妃に相応しいとは思っておらず、妃教育から解放された後はすぐに侯爵家の次男(のちに子爵家当主となる)と婚約する。
◆エステル・パルヴィン(13)
パルヴィン伯爵家の長女。妖精のように可憐な容姿をした美少女。妃教育を受ける令嬢の中では最も幼く、周囲はアレクシス王子の婚約者候補として認識している。
◆スーザン・アプトン(17)
アプトン子爵家の長女。実家は子爵家の中でもかなり裕福。容姿も可愛らしく、それなりに整っている。何らかの思惑があり、王子をはじめ貴族の令息たちと親しくしている。
◆カルロッタ・バーンスタイン
バーンスタイン伯爵夫人。フィオレンツァの大叔母。王族の主に女性に淑女教育を施す、王宮付き教師。職業としては女官になる。特別厳しい性格ではないのだが、スーザンに手を焼いており、怒っている場面が多い。
【王家】
◆ユージーン第一王子(24)
アレクシスの同母兄。王妃の子で国王の第一子のため、王位に就くことが確実視されている。亜麻色の髪に茶色の瞳。がっしりとした体つきのため、見た目はやや武骨な印象。異母弟のヘイスティングズとは王位をめぐるライバル。
◆ヘイスティングズ第二王子(22)
国王の第二子で、生母は側室のヘロイーズ。母親譲りの金髪に飴色の瞳をしており、容姿も整っている。母親とその実家に甘やかされて育った。スーザンを気に入り、後に婚約者(内定)となったスカーレットを疎む。
◆ガドフリー国王
ルーズヴェルト王国国王。前国王の側室の子で、アレクザンドラ王太后に育てられた。
◆グラフィーラ王妃
隣国から嫁いだガドフリー国王の正妃。ユージーンとアレクシスの生母。気位が高く、ルーズヴェルト王国の貴族を信用していない。
◆ヘロイーズ妃
国王の唯一の側室。元侯爵令嬢でヘイスティングズの生母。王宮に嫁ぐ際に他の側室候補たちを穏やかとは言えない方法で追い落としたため、恨みをかっている。ヘイスティングズを王位につけるべく王妃と対立するが、肝心の息子の教育はおろそかだった。
◆アレクザンドラ王太后
前国王の正妃。側室が生んだガドフリーを育て、王位につけた。自らが生んだ王女は侯爵家に降嫁したが盲目の女児を生んで早死にし、さらにその孫娘は子爵家の後妻になったものの男児(ブレイク)を生んですぐ亡くなっている。
【その他】
◆ブレイク・タルボット(18)
タルボット子爵家の三男。アレクザンドラ王太后のひ孫にあたる(母親は後妻で、兄二人は前妻の子)。アレクシス王子の従者をしており、やや歳は離れているが気安い仲である。
◆クィンシー・テッドメイン(21)
パトリシアの兄で、テッドメイン侯爵家の嫡男。
◆デクスター・ティンバーレイク(18)
スカーレットの義弟。元はティンバーレイク家の分家の出身で、女児は公爵家を継げないために後継者として引き取られた(ただし、公爵家は養子が継いだ時点で侯爵以下に落とされる)。
◆ザカリー・ベケット(18)
ベケット伯爵家の長男。父は騎士団の隊長の一人。ロージーとは従兄妹同士で婚約の話もあったが、性格が圧倒的に合わずに流れた。か弱い女の子が好み。
◆アーヴァイン・ケンジット(33)
ケンジット商会の頭取。色気溢れる美形。フィオレンツァの長姉シャノンを娶ったため、フィオレンツァとは義兄妹の関係。表情筋が死んでおり、常に無表情。自分に媚びないフィオレンツァと仲良くしたいが、当のフィオレンツァには気持ち悪いおっさんと認識されており、絶対零度の視線で睨まれては落ち込んでいる。
◆シャノン・ケンジット(25)
フィオレンツァの長姉。ホワイトリー伯爵領を訪れていたアーヴァインに見初められて頭取夫人になる。しっかりしているようで抜けているところがある(フィオレンツァ曰くポンコツ)。フィオレンツァと再会したあと、アーヴァインとの間に三男一女を生んでいる。
◆ホワイトリー伯爵
フィオレンツァの父。名前はナサニエル。一男四女の父で、妻は最後のお産の時に亡くしている。二代前の当主の借金に苦しんでいるが、領民に重税をかけずに領を運営している。四人の娘のうち上の三人は何とか嫁に出すが、唯一残ったフィオレンツァが結婚を諦めて家のために王宮付き教師になるのを、表向きは応援しつつ、女性としての幸せをつかんでほしいとも思っている。
◆ミリウス・ホワイトリー(8)
ホワイトリー伯爵家の嫡男で、フィオレンツァの弟。生まれてすぐ母を亡くし、すぐ上の姉のフィオレンツァに溺愛されて育つ。
◆テッドメイン宰相(侯爵)
パトリシアの父。名前はダン。ルーズヴェルト王国の宰相を務めている。
◆ポーリーナ
テッドメイン宰相の妻でパトリシアの母。
◆フィオレンツァ・ホワイトリー(16)
ホワイトリー伯爵の四女。困窮している実家を支えるため、バーンスタイン夫人の後継者となるべく王宮にやってくる。紺青の髪に藍色の瞳で、整った顔立ちをしている。実は日本人だった前世の記憶があるが、役立つチートは持っていないために誰にも打ち明けていない。乙女ゲームは知らないが、萌えは理解している。日本人でOLだった記憶の影響か結婚に多大な夢は持っておらず、できたらラッキーくらいにしか思っていない。ダンスと音楽が大の苦手。ちなみに姉弟構成はシャノン(25)、ベラドンナ(24)、ニコール(19)、フィオレンツァ(16)、ミリウス(8)。
◆アレクシス第三王子(12)
ルーズヴェルト王国の第三王子で、生母はグラフィーラ王妃。亜麻色の髪に緑の瞳をした美少年。年齢というハンデがあり、王位を争う兄二人の影に隠れがちだが、聡明で計算高い性格。フィオレンツァに一目惚れしてしまい、将来彼女を妻にしようと手を尽くすことになる。
【妃教育のメンバー】
◆スカーレット・ティンバーレイク(18)
ティンバーレイク公爵家の長女。赤い髪を縦ロールにしているセクシー美女。王子たちとははとこ同士。なんでもそつなくこなす優等生だが、結婚相手とは恋愛をしたいという乙女な思考も持っている。9歳年下の体が弱い妹との二人姉妹だったが、四年前に親戚筋から引き取られた義弟ができる。
◆ロージー・スピネット(18)
スピネット侯爵家の長女。顔よしスタイルよし性格よしなのだが、口が悪いツンデレ気質。なんだかんだ言いながらフィオレンツァと仲良くなっている。アレクシスと同い年の妹クラーラとの二人姉妹。
◆パトリシア・テッドメイン(17)
テッドメイン侯爵家の次女。姉(すでに公爵家の跡取りと結婚)と兄との三人兄弟。ほわほわした印象の少女で、フィオレンツァと仲良くなる。その性格から父である宰相は王子妃に相応しいとは思っておらず、妃教育から解放された後はすぐに侯爵家の次男(のちに子爵家当主となる)と婚約する。
◆エステル・パルヴィン(13)
パルヴィン伯爵家の長女。妖精のように可憐な容姿をした美少女。妃教育を受ける令嬢の中では最も幼く、周囲はアレクシス王子の婚約者候補として認識している。
◆スーザン・アプトン(17)
アプトン子爵家の長女。実家は子爵家の中でもかなり裕福。容姿も可愛らしく、それなりに整っている。何らかの思惑があり、王子をはじめ貴族の令息たちと親しくしている。
◆カルロッタ・バーンスタイン
バーンスタイン伯爵夫人。フィオレンツァの大叔母。王族の主に女性に淑女教育を施す、王宮付き教師。職業としては女官になる。特別厳しい性格ではないのだが、スーザンに手を焼いており、怒っている場面が多い。
【王家】
◆ユージーン第一王子(24)
アレクシスの同母兄。王妃の子で国王の第一子のため、王位に就くことが確実視されている。亜麻色の髪に茶色の瞳。がっしりとした体つきのため、見た目はやや武骨な印象。異母弟のヘイスティングズとは王位をめぐるライバル。
◆ヘイスティングズ第二王子(22)
国王の第二子で、生母は側室のヘロイーズ。母親譲りの金髪に飴色の瞳をしており、容姿も整っている。母親とその実家に甘やかされて育った。スーザンを気に入り、後に婚約者(内定)となったスカーレットを疎む。
◆ガドフリー国王
ルーズヴェルト王国国王。前国王の側室の子で、アレクザンドラ王太后に育てられた。
◆グラフィーラ王妃
隣国から嫁いだガドフリー国王の正妃。ユージーンとアレクシスの生母。気位が高く、ルーズヴェルト王国の貴族を信用していない。
◆ヘロイーズ妃
国王の唯一の側室。元侯爵令嬢でヘイスティングズの生母。王宮に嫁ぐ際に他の側室候補たちを穏やかとは言えない方法で追い落としたため、恨みをかっている。ヘイスティングズを王位につけるべく王妃と対立するが、肝心の息子の教育はおろそかだった。
◆アレクザンドラ王太后
前国王の正妃。側室が生んだガドフリーを育て、王位につけた。自らが生んだ王女は侯爵家に降嫁したが盲目の女児を生んで早死にし、さらにその孫娘は子爵家の後妻になったものの男児(ブレイク)を生んですぐ亡くなっている。
【その他】
◆ブレイク・タルボット(18)
タルボット子爵家の三男。アレクザンドラ王太后のひ孫にあたる(母親は後妻で、兄二人は前妻の子)。アレクシス王子の従者をしており、やや歳は離れているが気安い仲である。
◆クィンシー・テッドメイン(21)
パトリシアの兄で、テッドメイン侯爵家の嫡男。
◆デクスター・ティンバーレイク(18)
スカーレットの義弟。元はティンバーレイク家の分家の出身で、女児は公爵家を継げないために後継者として引き取られた(ただし、公爵家は養子が継いだ時点で侯爵以下に落とされる)。
◆ザカリー・ベケット(18)
ベケット伯爵家の長男。父は騎士団の隊長の一人。ロージーとは従兄妹同士で婚約の話もあったが、性格が圧倒的に合わずに流れた。か弱い女の子が好み。
◆アーヴァイン・ケンジット(33)
ケンジット商会の頭取。色気溢れる美形。フィオレンツァの長姉シャノンを娶ったため、フィオレンツァとは義兄妹の関係。表情筋が死んでおり、常に無表情。自分に媚びないフィオレンツァと仲良くしたいが、当のフィオレンツァには気持ち悪いおっさんと認識されており、絶対零度の視線で睨まれては落ち込んでいる。
◆シャノン・ケンジット(25)
フィオレンツァの長姉。ホワイトリー伯爵領を訪れていたアーヴァインに見初められて頭取夫人になる。しっかりしているようで抜けているところがある(フィオレンツァ曰くポンコツ)。フィオレンツァと再会したあと、アーヴァインとの間に三男一女を生んでいる。
◆ホワイトリー伯爵
フィオレンツァの父。名前はナサニエル。一男四女の父で、妻は最後のお産の時に亡くしている。二代前の当主の借金に苦しんでいるが、領民に重税をかけずに領を運営している。四人の娘のうち上の三人は何とか嫁に出すが、唯一残ったフィオレンツァが結婚を諦めて家のために王宮付き教師になるのを、表向きは応援しつつ、女性としての幸せをつかんでほしいとも思っている。
◆ミリウス・ホワイトリー(8)
ホワイトリー伯爵家の嫡男で、フィオレンツァの弟。生まれてすぐ母を亡くし、すぐ上の姉のフィオレンツァに溺愛されて育つ。
◆テッドメイン宰相(侯爵)
パトリシアの父。名前はダン。ルーズヴェルト王国の宰相を務めている。
◆ポーリーナ
テッドメイン宰相の妻でパトリシアの母。
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