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五 侍女 エロ回
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カーテン越しの薄い月明かりを頼りに、陛下は静かにやってきた。
オリビアが言っていた通り、陛下は部屋の明かりもつけずにいてくれている。
寝台に近づく彼の気配がした。
不敬かもしれなかったけれど、アネッサは寝台で背を向け横になっていた。
このまま眠って何もなければ良いと思っていたけれど、当然そうはいかなかった。
そっと肩を撫でられ、アネッサを後ろから抱くように陛下は寝台に上がる。
何かを囁くこともない。
ただ、アネッサの腰に腕を巻きつけ、身体を強い力で引き寄せられ抱きしめられた。
どれくらいの間そうされていたのかわからない。
「っん」
ふいに耳を舐められ声が出た。
慌てて口をふさぐ。
ふっと後ろで笑う気配があった。
---
薄い布越しに、無防備な胸を揉まれ、足の間の弱い部分には太い指がぐりぐりと刺激を与え続けている。
自分で触れてもここまで感じることはないのに。
他人の掌がアネッサの腹を撫でただけでも、ぞくぞくと身体に走るものがあった。
ふいの悲鳴を止められるはずもなく、刺激を受けるたびに何度も短い悲鳴を上げてしまう。
それでも陛下は止めることなく、アネッサの身体をその指でころころと弄ぶことに夢中だった。
「ぁぐ、ぅ、」
ぐちゅりぐちゅりと股の滑りがはっきり粘着音に変わる。
胸先も固く尖り、それを指の腹で転がしている。
「ぁ、ぁぁ、」
太く長い無骨な指がずぷりとナカを探る。
自分の知らない領域に他人を迎えた。
オリビアが言っていた通り、陛下は部屋の明かりもつけずにいてくれている。
寝台に近づく彼の気配がした。
不敬かもしれなかったけれど、アネッサは寝台で背を向け横になっていた。
このまま眠って何もなければ良いと思っていたけれど、当然そうはいかなかった。
そっと肩を撫でられ、アネッサを後ろから抱くように陛下は寝台に上がる。
何かを囁くこともない。
ただ、アネッサの腰に腕を巻きつけ、身体を強い力で引き寄せられ抱きしめられた。
どれくらいの間そうされていたのかわからない。
「っん」
ふいに耳を舐められ声が出た。
慌てて口をふさぐ。
ふっと後ろで笑う気配があった。
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薄い布越しに、無防備な胸を揉まれ、足の間の弱い部分には太い指がぐりぐりと刺激を与え続けている。
自分で触れてもここまで感じることはないのに。
他人の掌がアネッサの腹を撫でただけでも、ぞくぞくと身体に走るものがあった。
ふいの悲鳴を止められるはずもなく、刺激を受けるたびに何度も短い悲鳴を上げてしまう。
それでも陛下は止めることなく、アネッサの身体をその指でころころと弄ぶことに夢中だった。
「ぁぐ、ぅ、」
ぐちゅりぐちゅりと股の滑りがはっきり粘着音に変わる。
胸先も固く尖り、それを指の腹で転がしている。
「ぁ、ぁぁ、」
太く長い無骨な指がずぷりとナカを探る。
自分の知らない領域に他人を迎えた。
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