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第1章 「俺の【四大元素】編」(俺が中一で妹が小三編)
第18話 俺は寝る前に妄想する
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慌てて駆け寄った椎名先輩が、俺のコートの袖に燃え移った火を消火してくれた。
「櫛木くん大丈夫だった!?」
「先輩のおかげで何とか……。燃えたのは服だけで火傷もしてません!」
「良かったぁ……! でも驚いた! 櫛木くん【異能】を使えたんだね!?」
「一応ね……」
それを見ていた【増幅者】は踵を返して探偵事務所を飛び出した。
階段を駆け下りる音が聞こえてくる。
どうやら一旦、退却したようだ。
三者三様に安堵する。
「すまないな。危険な目に遭わせてしまって」
そう言って、蘭子さんは窓から外を確認したあと、ソファに倒れ込むように寝そべった。
俺も椎名先輩もソファに座る。
「もう今日は襲ってこないだろう」
「そう……なんですか?」
「【増幅者】はね、【異能】にとって貴重な存在なの。だから危険を冒してまで襲ってはこないわ。櫛木くんが【異能】だと知って、三対一じゃ不利だと判断して退いたのよ」
「ということは、二対一では勝てるつもりで、あの【増幅者】はここへ来たんですか?」
「そうだ。あたしも千尋も【増幅者】がいなければ、力をすべて出すことはできない。向こうもそれがわかってる」
ソファに横になったまま、蘭子さんはタバコに火をつけて煙を吐き出すと、とうに冷たくなったコーヒーを飲み干した。
あ、なんか蘭子さんの家での生活が想像できるな。案外だらしがないのかも……。
「千尋、コーヒー淹れてくれ」
「あ、はい。櫛木くんも何か飲む?」
「すみません。俺そろそろ帰らないと……妹がひとりで留守番してるんで」
俺は簡単に挨拶を済ませると、御伽原探偵事務を出た。
帰り際に蘭子さんから、「明日詳しく説明するからここへ来てくれ。きみの命にかかわることだ」などと言われては、行かないわけにはいかないだろう。
重い足取りで階段を下りていくと、二階と一階の間ぐらいでマイちゃんと出くわした。
「あれ!? マイちゃん!?」
「むふー」
「いや、それはいいから……」
「今日はスカートだね。脚は寒くないの?」
「平気だよ」
「そっか。どうしてこんなところに?」
「にゃはは。ここにお姉ちゃんいるんだー」
「なん……だと!?」
そうか!? やっぱり椎名先輩が言ってたのはマイちゃんのことだったのか!?
あれ? ということはマイちゃんは【増幅者】ってやつなのか?
というか、お姉ちゃんて姉妹とか? いや、俺のこともお兄さんて呼ぶしな。
「ちぃ姉に来るように言われてたの」
「そうなんだ。マイちゃんと椎名先ぱ……千尋お姉ちゃんとは姉妹なのかな?」
「そうだよー。椎名千尋と椎名マイの美少女姉妹って近所のおじさんに言われる」
なんてこった。俺は椎名先輩の実妹と一緒に遊んでたのか。
マイちゃんも可愛いからな。
あと五年したら今の先輩みたいな美少女になるってことだろ!?
逆に言えば、小学生時代の先輩はこんな感じだったのか!
俺がマイちゃんを置いてけぼりにして考えていると、
「ちょっとぉ! お兄さん、さっきからジロジロ見過ぎぃ!」
「いや、見てないけど。俺は紳士だよ」
見たけども。
マイちゃんは片手で胸を隠すように、もう片方の手でスカートの裾を押さえる。
本当に可愛らしい仕草をするな。
椎名先輩の妹とわかったからには、今後はもっと積極的に仲良くしていく必要を感じるな。
今まで以上に、マイちゃんを愛でていこう!
にっこり。
「何笑ってんのー? ホントに見過ぎぃ。なっちゃんに言いつけちゃうよ」
「いや、見てないって」
見たけども。
狭い階段だが、大人二人は通れなくても中学生の俺と小学生のマイちゃんぐらいなら、こうやって何とかすれ違えれる。
「あー! 今お尻触ったでしょー!」
「いや、触ってないから」
「ロリコン」
「うっ……!」
触ったというか、俺の太ももに擦れただけだ。この狭い階段を、無理矢理すれ違ったんだから仕方がない。
小学生相手にムキになって説明しても、誤魔化してるみたいで何かな……。
マイちゃんは怒った風に口を膨らませているが、これは本気で怒っていないと俺にはわかっている。
「じゃあねマイちゃん! またいつでも遊びに来ていいからね! お姉ちゃんに宜しくねー!」
「うん! バイバーイ! ちぃ姉にお尻触られたこと言っとくねー!」
「おい、マジで止めろ。本気で怒るよ?」
俺が冗談っぽく怒った顔をすると、マイちゃんは「にゃはは!」と笑いながら階段を駆けていった。
◇ ◇ ◇
俺は家に帰ってきた。
自転車を停めて玄関口のインターホンを鳴らす。
すぐに菜月が応答した。
『はい。どなたですかー?』
インターホンが鳴っても無視しろと言ったのに。俺がもし変質者だったら、どうする気だまったく。
よし。変なおじさんのフリしてみるか。
「ここに可愛い小学生がいると訊いたんですがー」
『……いません』
「いいえ。可愛い可愛い女の子がいるはずです。ぐへへへ」
『ひっ! い、いません」
「あなたのことですよ? 菜月ちゃん」
『ど、どうしてっ!? どうして私の名前を知ってるんですか!?』
あれ? いくら声色を変えてるからって俺の声に気づいてないのか?
菜月の危機管理意識を確認するためにも、もう少し遊んで……いや訓練してみるか!
「おじさんは、この辺りの可愛い女の子の名前は全部知っているよ」
『う、嘘です!』
「嘘じゃないよ。だから菜月ちゃんのことも知っているんだよ」
『どこかに行ってください! 警察を呼びます!』
いくらスマホを持ってるからって菜月に警察を呼べるとは思えないが、そろそろ泣き出しそうだから終わりにしよう。
俺は自分の素声で格好良く登場する。
「菜月! 俺だ! もう安心しろ! こんな変態やっつけてやる!」
『ふぇ!? お、お兄ちゃんなの!?』
「どけっ! このロリコン変質者が! 俺の菜月に触れさせるか! とう!」
「ひえー! まいったー! 許してー!」
「これに懲りたら金輪際この家に近づくんじゃないぞ?」
「わかりましたー! ごめんなさいー!」
俺が茶番を終えて背後に視線を感じて振り返ると、近所のおばさんが三人でひそひそと小声で囁き合っていた。
やべぇ! 俺が変質者になってしまった……。
針のむしろとなった俺は、当然家の鍵を持ってるので普通に解錠して中に入った。
リビングに入ると菜月がソファにうつ伏せになり、クッションを頭に乗せていた。
よっぽど怖かったのだろう。悪いことをした。
「ただいまー。菜月、もう大丈夫だぞ。変質者は俺が倒したからな」
「うぇええんっ! お兄ちゃぁぁん! 怖かったぁあ!」
菜月が走ってきたので、俺は膝を床につけて菜月を抱きしめた。
俺のコートは菜月の涙と鼻水でびしょびしょだ。
……これじゃあ、ただのマッチポンプじゃないか。
俺は菜月が泣き止んで落ち着くまで、抱きしめたまま頭を撫でてやる。
リビングのテーブルには千尋がやりかけてた宿題のドリルがあった。
ようやく菜月が顔を上げたので、「ご飯作るから待ってな」と菜月を抱き上げると、ソファに座らせて洗面所から取ってきたタオルで顔を拭いてやった。
俺が昼食を作ってる間に、菜月は残りの宿題を終わらせた。
そしてTVを見ながら、仲良く食事を摂る。
食後は一緒にゲームをして遊んだ。
夜になりベッドに潜り込むと、俺は今日のことを考えていた。本当に色々あったなあ。
【異能】や【増幅者】のこと。
蘭子さんや椎名先輩が【異能】だったこと。
マイちゃんが先輩の妹だったこと。
先輩のパンツが白だったこと。
先輩のお尻の感触が最高だったこと。
蘭子さんのおっぱいがド迫力だったこと。
そして、【増幅者】のお姉さんと戦ったこと…………。
俺はハッとして飛び起きる。
「あ、叔父さんのこと忘れてた!」
あの【増幅者】のお姉さんと一緒だろ!? 大丈夫かな……?
だが容赦なく襲いかかる睡魔に勝てず、俺は疲れていたのか叔父さんの心配をよそに意識を手放した。
「櫛木くん大丈夫だった!?」
「先輩のおかげで何とか……。燃えたのは服だけで火傷もしてません!」
「良かったぁ……! でも驚いた! 櫛木くん【異能】を使えたんだね!?」
「一応ね……」
それを見ていた【増幅者】は踵を返して探偵事務所を飛び出した。
階段を駆け下りる音が聞こえてくる。
どうやら一旦、退却したようだ。
三者三様に安堵する。
「すまないな。危険な目に遭わせてしまって」
そう言って、蘭子さんは窓から外を確認したあと、ソファに倒れ込むように寝そべった。
俺も椎名先輩もソファに座る。
「もう今日は襲ってこないだろう」
「そう……なんですか?」
「【増幅者】はね、【異能】にとって貴重な存在なの。だから危険を冒してまで襲ってはこないわ。櫛木くんが【異能】だと知って、三対一じゃ不利だと判断して退いたのよ」
「ということは、二対一では勝てるつもりで、あの【増幅者】はここへ来たんですか?」
「そうだ。あたしも千尋も【増幅者】がいなければ、力をすべて出すことはできない。向こうもそれがわかってる」
ソファに横になったまま、蘭子さんはタバコに火をつけて煙を吐き出すと、とうに冷たくなったコーヒーを飲み干した。
あ、なんか蘭子さんの家での生活が想像できるな。案外だらしがないのかも……。
「千尋、コーヒー淹れてくれ」
「あ、はい。櫛木くんも何か飲む?」
「すみません。俺そろそろ帰らないと……妹がひとりで留守番してるんで」
俺は簡単に挨拶を済ませると、御伽原探偵事務を出た。
帰り際に蘭子さんから、「明日詳しく説明するからここへ来てくれ。きみの命にかかわることだ」などと言われては、行かないわけにはいかないだろう。
重い足取りで階段を下りていくと、二階と一階の間ぐらいでマイちゃんと出くわした。
「あれ!? マイちゃん!?」
「むふー」
「いや、それはいいから……」
「今日はスカートだね。脚は寒くないの?」
「平気だよ」
「そっか。どうしてこんなところに?」
「にゃはは。ここにお姉ちゃんいるんだー」
「なん……だと!?」
そうか!? やっぱり椎名先輩が言ってたのはマイちゃんのことだったのか!?
あれ? ということはマイちゃんは【増幅者】ってやつなのか?
というか、お姉ちゃんて姉妹とか? いや、俺のこともお兄さんて呼ぶしな。
「ちぃ姉に来るように言われてたの」
「そうなんだ。マイちゃんと椎名先ぱ……千尋お姉ちゃんとは姉妹なのかな?」
「そうだよー。椎名千尋と椎名マイの美少女姉妹って近所のおじさんに言われる」
なんてこった。俺は椎名先輩の実妹と一緒に遊んでたのか。
マイちゃんも可愛いからな。
あと五年したら今の先輩みたいな美少女になるってことだろ!?
逆に言えば、小学生時代の先輩はこんな感じだったのか!
俺がマイちゃんを置いてけぼりにして考えていると、
「ちょっとぉ! お兄さん、さっきからジロジロ見過ぎぃ!」
「いや、見てないけど。俺は紳士だよ」
見たけども。
マイちゃんは片手で胸を隠すように、もう片方の手でスカートの裾を押さえる。
本当に可愛らしい仕草をするな。
椎名先輩の妹とわかったからには、今後はもっと積極的に仲良くしていく必要を感じるな。
今まで以上に、マイちゃんを愛でていこう!
にっこり。
「何笑ってんのー? ホントに見過ぎぃ。なっちゃんに言いつけちゃうよ」
「いや、見てないって」
見たけども。
狭い階段だが、大人二人は通れなくても中学生の俺と小学生のマイちゃんぐらいなら、こうやって何とかすれ違えれる。
「あー! 今お尻触ったでしょー!」
「いや、触ってないから」
「ロリコン」
「うっ……!」
触ったというか、俺の太ももに擦れただけだ。この狭い階段を、無理矢理すれ違ったんだから仕方がない。
小学生相手にムキになって説明しても、誤魔化してるみたいで何かな……。
マイちゃんは怒った風に口を膨らませているが、これは本気で怒っていないと俺にはわかっている。
「じゃあねマイちゃん! またいつでも遊びに来ていいからね! お姉ちゃんに宜しくねー!」
「うん! バイバーイ! ちぃ姉にお尻触られたこと言っとくねー!」
「おい、マジで止めろ。本気で怒るよ?」
俺が冗談っぽく怒った顔をすると、マイちゃんは「にゃはは!」と笑いながら階段を駆けていった。
◇ ◇ ◇
俺は家に帰ってきた。
自転車を停めて玄関口のインターホンを鳴らす。
すぐに菜月が応答した。
『はい。どなたですかー?』
インターホンが鳴っても無視しろと言ったのに。俺がもし変質者だったら、どうする気だまったく。
よし。変なおじさんのフリしてみるか。
「ここに可愛い小学生がいると訊いたんですがー」
『……いません』
「いいえ。可愛い可愛い女の子がいるはずです。ぐへへへ」
『ひっ! い、いません」
「あなたのことですよ? 菜月ちゃん」
『ど、どうしてっ!? どうして私の名前を知ってるんですか!?』
あれ? いくら声色を変えてるからって俺の声に気づいてないのか?
菜月の危機管理意識を確認するためにも、もう少し遊んで……いや訓練してみるか!
「おじさんは、この辺りの可愛い女の子の名前は全部知っているよ」
『う、嘘です!』
「嘘じゃないよ。だから菜月ちゃんのことも知っているんだよ」
『どこかに行ってください! 警察を呼びます!』
いくらスマホを持ってるからって菜月に警察を呼べるとは思えないが、そろそろ泣き出しそうだから終わりにしよう。
俺は自分の素声で格好良く登場する。
「菜月! 俺だ! もう安心しろ! こんな変態やっつけてやる!」
『ふぇ!? お、お兄ちゃんなの!?』
「どけっ! このロリコン変質者が! 俺の菜月に触れさせるか! とう!」
「ひえー! まいったー! 許してー!」
「これに懲りたら金輪際この家に近づくんじゃないぞ?」
「わかりましたー! ごめんなさいー!」
俺が茶番を終えて背後に視線を感じて振り返ると、近所のおばさんが三人でひそひそと小声で囁き合っていた。
やべぇ! 俺が変質者になってしまった……。
針のむしろとなった俺は、当然家の鍵を持ってるので普通に解錠して中に入った。
リビングに入ると菜月がソファにうつ伏せになり、クッションを頭に乗せていた。
よっぽど怖かったのだろう。悪いことをした。
「ただいまー。菜月、もう大丈夫だぞ。変質者は俺が倒したからな」
「うぇええんっ! お兄ちゃぁぁん! 怖かったぁあ!」
菜月が走ってきたので、俺は膝を床につけて菜月を抱きしめた。
俺のコートは菜月の涙と鼻水でびしょびしょだ。
……これじゃあ、ただのマッチポンプじゃないか。
俺は菜月が泣き止んで落ち着くまで、抱きしめたまま頭を撫でてやる。
リビングのテーブルには千尋がやりかけてた宿題のドリルがあった。
ようやく菜月が顔を上げたので、「ご飯作るから待ってな」と菜月を抱き上げると、ソファに座らせて洗面所から取ってきたタオルで顔を拭いてやった。
俺が昼食を作ってる間に、菜月は残りの宿題を終わらせた。
そしてTVを見ながら、仲良く食事を摂る。
食後は一緒にゲームをして遊んだ。
夜になりベッドに潜り込むと、俺は今日のことを考えていた。本当に色々あったなあ。
【異能】や【増幅者】のこと。
蘭子さんや椎名先輩が【異能】だったこと。
マイちゃんが先輩の妹だったこと。
先輩のパンツが白だったこと。
先輩のお尻の感触が最高だったこと。
蘭子さんのおっぱいがド迫力だったこと。
そして、【増幅者】のお姉さんと戦ったこと…………。
俺はハッとして飛び起きる。
「あ、叔父さんのこと忘れてた!」
あの【増幅者】のお姉さんと一緒だろ!? 大丈夫かな……?
だが容赦なく襲いかかる睡魔に勝てず、俺は疲れていたのか叔父さんの心配をよそに意識を手放した。
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