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第1章 「俺の【四大元素】編」(俺が中一で妹が小三編)
第13話 美少女先輩の尻とエアバッグはどちらが弾力があるか?
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翌日、俺は面接に遅れないように目覚まし時計のタイマーをセットしていたが、相当な冷え込みからか設定時刻より三十分も早く目が覚めてしまった。
朝食をいつものスクランブルエッグとトーストで済ませる。
食後のコーヒーを飲みながら、履歴書を書く。
本来は前日にやっておくべきことだが、昨日はマイちゃんも遊びに来ていてハッスルし過ぎてしまった。
何がどうハッスルしたのかは言わないでおこう。
夕食後に近くのコンビニで履歴書を買って、その店先に設置してある証明写真機で写真を撮った。
家に帰ったまでは良かったものの、菜月にせがまれて(俺がせがんだとも言う)ゲームを始めてしまい、履歴書を書くのがだんだん億劫になりそのまま放置したというのが真相だ。
ようやく、履歴書を書き終えて、出かける準備をして玄関を出る。
「お兄ちゃん、面接頑張ってねー!」
「任せろ、楽勝だ!」
俺が面接を終えて帰ってくるまでひとりになる菜月に、ちゃんと玄関に鍵をかけて誰か来ても絶対に出ないように説明する。
世の中には菜月みたいな可愛い子を狙う、ロリコンという人がいるからな。
あれ……そういや俺この間、ロリコン認定受けたな……。
◇ ◇ ◇
叔父さんの店には、面接予定時間の十分前に着いた。
俺は自転車を店の脇に停めて店に入ると、カウンターで名乗り面接に来た旨を伝える。カウンターにいたのは叔父さんだ。
「じゃあ、面接の担当者を呼びますので少々お待ちくださいね」
「……叔父さんが面接するんじゃないんだね。というか、この茶番は何なの?」
「隼人。これも社会勉強のつもりでやらないと。お母さんに言われただろ?」
「うん。言われたな。わかった……、いや、わかりました。面接お願いします」
一分もしないうちに担当者の女性がやってきた。声から察するに昨日電話を受けた人だろう。
二十歳前後のお姉さんだ。俺と同じぐらいの背丈で、ショートカットの茶髪だった。顔はいいな。きっと叔父さんも容姿で選んだのだろう。
叔父さんがお姉さんの腰に手を回して「よろしくね」と言っている。いやいや、叔父さんそれセクハラですよー!
お姉さんは嫌がる素振りを見せずに、笑顔で返事をした。
あれ……お姉さんが叔父さんに一瞬ウインクしたような……。この二人本当にただの雇用主と従業員の関係なのだろうか?
叔父さんは独身だから不倫の心配はないが、相手のお姉さんは倍ほど年が離れてるんだぞ?
母さんにはとりあえず黙っておくか。
それから、従業員専用の事務所に案内され面接をすることとなった。
事務所と言ってもここは、叔父さんの店舗兼自宅なのだ。この二階にある事務所は叔父さんの住居の一室だ。事務所の奥の部屋のドアが開いていて、叔父さんの生活が垣間見える。
叔父さんのベッドと脱ぎ散らかした衣類が、対面するお姉さん越しに視界に入る。
あーあ。叔父さん下着まで散らかしてる。…………………………は? いやいやいやいや! 叔父さんの下着だと思ってたのは、女性用のものだった。
なん……だと!? まさか、このお姉さんのパンツなのか……!?
あ、パンツの近くにくしゃくしゃになったティッシュのようなものが……くそっ! ドアが中途半端に開いててよく見えないっ!
お姉さんは背後の部屋が丸見えだと気づいていないのか、笑顔で面接を開始していた。
昨夜は【面接の心得】なるものをネットで検索し、一通り目を通していたから準備は万全だった。
だが奥にちらちら見えるものが気になって、お姉さんの言葉が耳に入ってこない。
妄想が妄想を呼び、俺の頭の中はエッチな妄想で一杯になっていた。
◇ ◇ ◇
いつの間にか面接は終わって、俺は店の外に立っていた。
帰る際に叔父さんから、「じゃあ、明日からよろしくねー」と採用通告を受けたのはかろうじて覚えている。
俺が叔父さんとお姉さんの関係について妄想も踏まえて考えて歩いていると、行きつけの本屋の隣にある雑居ビルに目が留まった。
「マジか!? 冬休みに入って諦めてたのに……マジで嬉しいんだけど!」
雑居ビルの一階には不動産屋があった。
そのビルはもう何年も前からあるのだが、さして興味もなかった。だが今日は違った。その不動産屋の店前に同じ中学の美少女がいたのだ。
腰まで届くかというストレートの黒髪に、二重のぱっちりとした瞳。学校は休みなのに、何故か学校指定の制服の上から水色のエプロンをつけてホウキを持っている。
見間違うはずはない! 椎名先輩だ!
俺がぼーっと見とれていたのに気づいて、椎名先輩は驚いた顔をして声をかけてきた。
「櫛木くん!? どうしたの、こんな所で?」
まさか、冬休み中に会えるとは思わなかったので、俺は挨拶もそっちのけで頭によぎった疑問を投げかけた。
「先輩こそどうして? あと……エプロン凄い似合ってます」
「えっ! あ、ありがとう。もしかして、どこかへ行くの?」
椎名先輩は不思議そうに首をかしげた。
「あの……バイトの面接の帰りなんです。駅前のCDショップなんですけど。彩音堂って知ってます?」
「うん、知ってるよ。たまにCDを買ったりするから。でも中学生でバイト……するの?」
「叔父が経営してる店なんです。なので単なる手伝いですね。一応明日から、年末まで働くことになってます」
「櫛木くんの叔父さんのお店だったんだ!? 頑張ってね! あっ……いけない、私は掃除しなくちゃ」
椎名先輩は俺から視線を外して掃除の続きを始める。彼女の額からはうっすらと汗が浮かび上がっていた。
歩道には空き缶やらタバコの吸殻などのゴミが散乱していて、先輩ひとりで掃除するには大変そうだ。
俺は何か手伝えることはないかと先輩に近づいていた。
「手伝いますよ」
俺は椎名先輩の傍にあったゴミ袋を掴んだ。
「大丈夫だよー。これは私の仕事なんだから」
「ひとりで片づけるにはかなりの量ですけど、二人でやったらすぐ終わりそうですよ」
俺は半ば強引にゴミ袋を広げると椎名先輩の前に差し出して、集めたゴミを捨てるように促した。
「本当に手伝ってくれるんだ! ……いいの?」
「もちろん!」
掃除はきっかりニ十分で完了した。ひとりでやれば、その倍はかかっただろう。
「ありがとう! お礼に温かいココアはいかが?」
「え?」
俺の中で椎名先輩の好感度UPイベントは達成していたため、先輩の急な申し出に困惑してしまった。
「このまま櫛木くんを帰したら、蘭子さんに叱られそうだわ」
蘭子さん? ……はて?
俺が考える間もなく、椎名先輩は俺の腕を掴んだ。
「ついてきて。このビルの五階なの」
「あ……、先輩!?」
椎名先輩は俺の腕を掴んで、不動産屋のある雑居ビルの中に歩いて行く。
中に入ると古い建物のようでエレベーターはなく、細い階段があった。
階段のすぐ手前には、ビルに入っているテナントの表記がある。俺はそれに目をやった。
一階は不動産屋、二階は学習塾、三階は整体、四階は空室で五階は探偵事務所となっている。
五階ということは、探偵事務所?どうして椎名先輩が探偵事務所なんかに?
疑問は尽きないが、俺には別のことに思考を切り替えた。
ここに階段がある。人が二人並んで通るのが困難な幅だ。
当然椎名先輩は俺を案内するために先に行く。俺は少し距離をとって階段を上っていた。
そう、今この状況で俺が顔を上げれば、椎名先輩のスカートの中を覗けるだろう。見たくないと言えば嘘になる。
だが紳士な俺はうつむきながら無心で階段を上っていく。
「このビル古くてエレベーターが故障中なの。今三階だからもうちょっと我慢してねー」
「あ、はい。大丈夫です…………」
エレベーターはあったようだ。
そんなことよりっ! 椎名先輩が話しかけるから、思わず顔を上げてしまったじゃないかっ!
俺の目の前に楽園が広がった。そこは何色にも染まらない真っ白な世界だった―――――
椎名先輩は振り向かずに俺に話しかけたので、俺がどういう状況か把握していない。
ああっ! なんて柔らかそうなお尻なんだ……。お? ……お、お、お、おおおおおっ!? 何だっ!? お尻が迫ってくるっ!
ぽふっ。
「きゃっ! いやんっ!」
「…………っぷはぁっ! どうしたんんですか先輩!? 急に下がったら危ないじゃないですか!」
危うく窒息するところだった……。
椎名先輩は振り返って顔を紅潮させながら、スカートの後ろを押さえていた。
その椎名先輩の向こう側には女性が立っている。
「案外、掃除早く終わったんだな? ん……千尋?」
「もうっ! 蘭子さん急に出てこないでください!」
さてここで問題です。椎名先輩のお尻と車に付いてるエアバッグでは、どちらが弾力があるでしょうか?
正解は椎名先輩のお尻です! ……いや、車で事故った経験ないからエアバッグの弾力なんてわからねえんだけどな。
朝食をいつものスクランブルエッグとトーストで済ませる。
食後のコーヒーを飲みながら、履歴書を書く。
本来は前日にやっておくべきことだが、昨日はマイちゃんも遊びに来ていてハッスルし過ぎてしまった。
何がどうハッスルしたのかは言わないでおこう。
夕食後に近くのコンビニで履歴書を買って、その店先に設置してある証明写真機で写真を撮った。
家に帰ったまでは良かったものの、菜月にせがまれて(俺がせがんだとも言う)ゲームを始めてしまい、履歴書を書くのがだんだん億劫になりそのまま放置したというのが真相だ。
ようやく、履歴書を書き終えて、出かける準備をして玄関を出る。
「お兄ちゃん、面接頑張ってねー!」
「任せろ、楽勝だ!」
俺が面接を終えて帰ってくるまでひとりになる菜月に、ちゃんと玄関に鍵をかけて誰か来ても絶対に出ないように説明する。
世の中には菜月みたいな可愛い子を狙う、ロリコンという人がいるからな。
あれ……そういや俺この間、ロリコン認定受けたな……。
◇ ◇ ◇
叔父さんの店には、面接予定時間の十分前に着いた。
俺は自転車を店の脇に停めて店に入ると、カウンターで名乗り面接に来た旨を伝える。カウンターにいたのは叔父さんだ。
「じゃあ、面接の担当者を呼びますので少々お待ちくださいね」
「……叔父さんが面接するんじゃないんだね。というか、この茶番は何なの?」
「隼人。これも社会勉強のつもりでやらないと。お母さんに言われただろ?」
「うん。言われたな。わかった……、いや、わかりました。面接お願いします」
一分もしないうちに担当者の女性がやってきた。声から察するに昨日電話を受けた人だろう。
二十歳前後のお姉さんだ。俺と同じぐらいの背丈で、ショートカットの茶髪だった。顔はいいな。きっと叔父さんも容姿で選んだのだろう。
叔父さんがお姉さんの腰に手を回して「よろしくね」と言っている。いやいや、叔父さんそれセクハラですよー!
お姉さんは嫌がる素振りを見せずに、笑顔で返事をした。
あれ……お姉さんが叔父さんに一瞬ウインクしたような……。この二人本当にただの雇用主と従業員の関係なのだろうか?
叔父さんは独身だから不倫の心配はないが、相手のお姉さんは倍ほど年が離れてるんだぞ?
母さんにはとりあえず黙っておくか。
それから、従業員専用の事務所に案内され面接をすることとなった。
事務所と言ってもここは、叔父さんの店舗兼自宅なのだ。この二階にある事務所は叔父さんの住居の一室だ。事務所の奥の部屋のドアが開いていて、叔父さんの生活が垣間見える。
叔父さんのベッドと脱ぎ散らかした衣類が、対面するお姉さん越しに視界に入る。
あーあ。叔父さん下着まで散らかしてる。…………………………は? いやいやいやいや! 叔父さんの下着だと思ってたのは、女性用のものだった。
なん……だと!? まさか、このお姉さんのパンツなのか……!?
あ、パンツの近くにくしゃくしゃになったティッシュのようなものが……くそっ! ドアが中途半端に開いててよく見えないっ!
お姉さんは背後の部屋が丸見えだと気づいていないのか、笑顔で面接を開始していた。
昨夜は【面接の心得】なるものをネットで検索し、一通り目を通していたから準備は万全だった。
だが奥にちらちら見えるものが気になって、お姉さんの言葉が耳に入ってこない。
妄想が妄想を呼び、俺の頭の中はエッチな妄想で一杯になっていた。
◇ ◇ ◇
いつの間にか面接は終わって、俺は店の外に立っていた。
帰る際に叔父さんから、「じゃあ、明日からよろしくねー」と採用通告を受けたのはかろうじて覚えている。
俺が叔父さんとお姉さんの関係について妄想も踏まえて考えて歩いていると、行きつけの本屋の隣にある雑居ビルに目が留まった。
「マジか!? 冬休みに入って諦めてたのに……マジで嬉しいんだけど!」
雑居ビルの一階には不動産屋があった。
そのビルはもう何年も前からあるのだが、さして興味もなかった。だが今日は違った。その不動産屋の店前に同じ中学の美少女がいたのだ。
腰まで届くかというストレートの黒髪に、二重のぱっちりとした瞳。学校は休みなのに、何故か学校指定の制服の上から水色のエプロンをつけてホウキを持っている。
見間違うはずはない! 椎名先輩だ!
俺がぼーっと見とれていたのに気づいて、椎名先輩は驚いた顔をして声をかけてきた。
「櫛木くん!? どうしたの、こんな所で?」
まさか、冬休み中に会えるとは思わなかったので、俺は挨拶もそっちのけで頭によぎった疑問を投げかけた。
「先輩こそどうして? あと……エプロン凄い似合ってます」
「えっ! あ、ありがとう。もしかして、どこかへ行くの?」
椎名先輩は不思議そうに首をかしげた。
「あの……バイトの面接の帰りなんです。駅前のCDショップなんですけど。彩音堂って知ってます?」
「うん、知ってるよ。たまにCDを買ったりするから。でも中学生でバイト……するの?」
「叔父が経営してる店なんです。なので単なる手伝いですね。一応明日から、年末まで働くことになってます」
「櫛木くんの叔父さんのお店だったんだ!? 頑張ってね! あっ……いけない、私は掃除しなくちゃ」
椎名先輩は俺から視線を外して掃除の続きを始める。彼女の額からはうっすらと汗が浮かび上がっていた。
歩道には空き缶やらタバコの吸殻などのゴミが散乱していて、先輩ひとりで掃除するには大変そうだ。
俺は何か手伝えることはないかと先輩に近づいていた。
「手伝いますよ」
俺は椎名先輩の傍にあったゴミ袋を掴んだ。
「大丈夫だよー。これは私の仕事なんだから」
「ひとりで片づけるにはかなりの量ですけど、二人でやったらすぐ終わりそうですよ」
俺は半ば強引にゴミ袋を広げると椎名先輩の前に差し出して、集めたゴミを捨てるように促した。
「本当に手伝ってくれるんだ! ……いいの?」
「もちろん!」
掃除はきっかりニ十分で完了した。ひとりでやれば、その倍はかかっただろう。
「ありがとう! お礼に温かいココアはいかが?」
「え?」
俺の中で椎名先輩の好感度UPイベントは達成していたため、先輩の急な申し出に困惑してしまった。
「このまま櫛木くんを帰したら、蘭子さんに叱られそうだわ」
蘭子さん? ……はて?
俺が考える間もなく、椎名先輩は俺の腕を掴んだ。
「ついてきて。このビルの五階なの」
「あ……、先輩!?」
椎名先輩は俺の腕を掴んで、不動産屋のある雑居ビルの中に歩いて行く。
中に入ると古い建物のようでエレベーターはなく、細い階段があった。
階段のすぐ手前には、ビルに入っているテナントの表記がある。俺はそれに目をやった。
一階は不動産屋、二階は学習塾、三階は整体、四階は空室で五階は探偵事務所となっている。
五階ということは、探偵事務所?どうして椎名先輩が探偵事務所なんかに?
疑問は尽きないが、俺には別のことに思考を切り替えた。
ここに階段がある。人が二人並んで通るのが困難な幅だ。
当然椎名先輩は俺を案内するために先に行く。俺は少し距離をとって階段を上っていた。
そう、今この状況で俺が顔を上げれば、椎名先輩のスカートの中を覗けるだろう。見たくないと言えば嘘になる。
だが紳士な俺はうつむきながら無心で階段を上っていく。
「このビル古くてエレベーターが故障中なの。今三階だからもうちょっと我慢してねー」
「あ、はい。大丈夫です…………」
エレベーターはあったようだ。
そんなことよりっ! 椎名先輩が話しかけるから、思わず顔を上げてしまったじゃないかっ!
俺の目の前に楽園が広がった。そこは何色にも染まらない真っ白な世界だった―――――
椎名先輩は振り向かずに俺に話しかけたので、俺がどういう状況か把握していない。
ああっ! なんて柔らかそうなお尻なんだ……。お? ……お、お、お、おおおおおっ!? 何だっ!? お尻が迫ってくるっ!
ぽふっ。
「きゃっ! いやんっ!」
「…………っぷはぁっ! どうしたんんですか先輩!? 急に下がったら危ないじゃないですか!」
危うく窒息するところだった……。
椎名先輩は振り返って顔を紅潮させながら、スカートの後ろを押さえていた。
その椎名先輩の向こう側には女性が立っている。
「案外、掃除早く終わったんだな? ん……千尋?」
「もうっ! 蘭子さん急に出てこないでください!」
さてここで問題です。椎名先輩のお尻と車に付いてるエアバッグでは、どちらが弾力があるでしょうか?
正解は椎名先輩のお尻です! ……いや、車で事故った経験ないからエアバッグの弾力なんてわからねえんだけどな。
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