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第1章 「俺の【四大元素】編」(俺が中一で妹が小三編)
第5話 妹が友達を連れてきた
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男が何やらぶつぶつとつぶやくと、その手から黒い光がほとばしり、俺の胸を貫いた。
まるで胸をハンマーで殴られたような衝撃だった。
俺の口から鮮血が噴き出す。
声を出そうとするが、喉の奥から溢れ出るどす黒い血がそれを遮った。
息をしようとするが、うまく呼吸ができない。
胸を見ると、純白のシャツが真紅に染まり、血が流れている。
激しい頭痛が俺を襲う。
俺は…………死ぬのか?
意識を朦朧とさせながら、俺は必死に現状を把握しようとした。
「貴様あああああああああああっ!!」
女は顔を歪ませながら吠えると、男に向かって駆け出した。
女は目にも止まらない高速の打撃を繰り出す。男はそれを捌くので手いっぱいのように見える。
しかし、男は不敵に笑う。その表情には余裕すら感じさせた。
「はあああああああああああああああっ!!」
女の拳が男の顔面を捉えた。男の負傷した左目の死角から放たれた一撃だった。
女の右拳がまばゆい光に包まれて、その光が拳に面した男の左頬から反対側の頬へと抜けていった。
男は大きく吹っ飛んで壁に激突する。まるで車にでも撥ねられたかのような勢いで壁に叩きつけられた男は瀕死の重傷を負ったのか、ぴくりとも動かない。
女は慌てて、俺に駆け寄ると、身体を抱き寄せた。
ああ……ダメだ。もう目も開けていられない。
俺は意識も絶え絶えに、声を上げようとするが、やっぱり血がつかえて声を発することができなかった。
女は携帯電話を取り出すと、どこかへ電話をかけた。
「千尋! すぐ救急車を呼べ! 場所は――――」
俺は朦朧とする意識の中で、不思議な光を見た。心なしか痛みが和らいでいくようだった。
「おい! 死ぬなよ! きみは死なせない!」
光は二人を包み込むと、その輝きを増していく。
「救急車を呼んだ! がんばれ! 意識をしっ――――」
女が言葉の途中で喀血した。
俺の胸の痛みはすっと治まっていく。
一方、女の表情はみるみる青ざめていき、口から溢れ出す血が止まらない。
やがて、光が収束すると、俺は壁際に丁寧に寝かされた。
女はふらふらと立ち上がって、男を見た。
「――――!? い……ない! 馬鹿な……!」
女が驚愕の表情を浮かべる。
俺は首を傾けて女の視線の先を見るが、確かにそこにいたはずの男の姿はなかった。
女はしばしあたりを動き回り男を探しているようだったが、やはり男はいなかった。
女は男を探すのをあきらめたのか、壁に背を預けて、タバコに火をつけた。フィルターが血で真っ赤に染まっていく。
「くそ、血の味しかしやしない……」
女がタバコを吸い終える頃、救急車のサイレンが聞こえてきた。
「安心しろ。きみは助かる。巻き込んで悪かったな」
女は俺に向き直って一瞥すると、背を向けて歩きだした。
胸の痛みと頭痛は治まったが、吐き気がする。
目を瞑って眠りたいと思ったが、女の姿が見えなくなるまで、俺はしっかりと目を見開いていた。
やがて、女が見えなくなると、俺は一気に気が抜けて、強烈な眠気に襲われた。
目の焦点も合わなくなり、目の前の水たまりに落ちたアイスが溶けて、濁った水を白く染めていくのが、ぼんやりと目に映った。
鼻先には、あの女のつけていた香水だろうか、甘ったるい匂いが残っていた。
そして、俺は意識を失った。
◇ ◇ ◇
これは……夢?
俺はゆっくりと目を開ける。
見慣れた部屋……ここは病院だ。
そうか、夢を見ていたのか。いや、違う。あれは俺が実際に見た記憶だ。夢の中で記憶が再現されたのか……?
気づくと、びっしょりと汗をかいていた。
俺はあの夜の記憶を、すべて思い出した。
女のほうは、俺を助けようとしていた。
問題は消えた男のほうだ。まさか……俺を殺しに来るなんてことはないだろうな。
そう考えると怖くて眠れそうにないな。
と思っていたのだが、看護師のお姉さんが運んで来てくれた夕食をぺろりとたいらげると、俺はあの男のことなど忘れてぐっすり朝まで眠ってしまった。
◇ ◇ ◇
翌日、菜月は宣言した通りに友達を連れて来た。
菜月の隣に並んだ女の子は、同じクラスのマイちゃんと言うらしい。背は菜月より少し低く健康的な日焼けをした、おかっぱ頭の可愛らしい子だ。菜月はTシャツにスカートだが、マイちゃんはTシャツにショートパンツだ。
「お兄ちゃん。この子がマイちゃんだよ」
「マイちゃん、こんにちは。俺は菜月のお兄ちゃんで隼人って言うんだ。宜しくね」
「むふー」
マイちゃんが突然、変顔を披露した。白目を作って、頬を両手で挟み込んでいる。まるで、ムンクの叫びだ。
菜月は「やると思った……」と言い、俺は腹を抱えて笑ってしまった。
この子、面白いな。話を訊くと、菜月の一番仲の良い友達だそうだ。
「お兄ちゃん。今日はお土産があるんだー」
「うん? 俺にか? なんだろ……?」
「マイちゃん、お兄ちゃんに渡してあげてー」
「むふー」
「もうっ! それはもういいから。ねぇ、早く早く」
「にゃはは。わかったよぅ。はい、どうぞ。シスコンのお兄さん」
「なぬ……!?」
そう言えば、菜月に「なっちゃんのお兄ちゃんってシスコン?」って訊いたのは、確かこのマイちゃんだったはずだ。
小学生のくせに、よくそういう言葉を知ってるな。
マイちゃんは、コンビニ袋を俺に差し出した。
「シスコンのお兄さん。どうぞ、好きなのを選んでねっ」
「……俺は別にシスコンじゃないよ? マイちゃん何か誤解しているようだね」
「私とマイちゃんで、お小遣い出し合ってアイス買ってきたんだよ。みんなで食べよ!」
「おっ! 気が利くなあ。でも、いいの?」
「むふー。いいよー」
マイちゃんが、しつこいくらいに変顔攻撃をしてくる。流石小学生だ。一度俺にウケたもんだから、調子に乗ってしまったようだ。
俺はマイちゃんからコンビニ袋を受け取ろうとした。
コンビニ袋に触れた瞬間、俺の指先に強烈な冷気を感じた。まるで氷を掴んだような感覚に陥る。
「冷たっ! 嘘だろ……? コンビニからここまで、俺の足でも歩いて五分以上あるぞ? 何でこんなに冷たいんだよ……?」
コンビニ袋の一部には霜がついている。夏の炎天下ではあり得ない。
驚愕する俺に、菜月がベッドに乗り出して自慢げに教えてくれる。
「マイちゃんが、病院に来るまでずっと冷やしてくれてたの。凄いでしょー」
「ねぇ、冷たくて気持ちいい?」
「うわっ!?」
マイちゃんがコンビニ袋を持つ俺の手を、自分の両手で上から握りしめた。
手が凍りそうなほどの冷たさを体験した俺は、急に背筋が寒くなって身震いした。
おい、嘘だろ……。まさか、マイちゃんまで【四大元素】を使えるのか!?
このあと俺は、小学生女児二人と秘密を共有した。
そして、明日からは三人で遊ぶ約束をしたのは言うまでもないだろう。
まるで胸をハンマーで殴られたような衝撃だった。
俺の口から鮮血が噴き出す。
声を出そうとするが、喉の奥から溢れ出るどす黒い血がそれを遮った。
息をしようとするが、うまく呼吸ができない。
胸を見ると、純白のシャツが真紅に染まり、血が流れている。
激しい頭痛が俺を襲う。
俺は…………死ぬのか?
意識を朦朧とさせながら、俺は必死に現状を把握しようとした。
「貴様あああああああああああっ!!」
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女は目にも止まらない高速の打撃を繰り出す。男はそれを捌くので手いっぱいのように見える。
しかし、男は不敵に笑う。その表情には余裕すら感じさせた。
「はあああああああああああああああっ!!」
女の拳が男の顔面を捉えた。男の負傷した左目の死角から放たれた一撃だった。
女の右拳がまばゆい光に包まれて、その光が拳に面した男の左頬から反対側の頬へと抜けていった。
男は大きく吹っ飛んで壁に激突する。まるで車にでも撥ねられたかのような勢いで壁に叩きつけられた男は瀕死の重傷を負ったのか、ぴくりとも動かない。
女は慌てて、俺に駆け寄ると、身体を抱き寄せた。
ああ……ダメだ。もう目も開けていられない。
俺は意識も絶え絶えに、声を上げようとするが、やっぱり血がつかえて声を発することができなかった。
女は携帯電話を取り出すと、どこかへ電話をかけた。
「千尋! すぐ救急車を呼べ! 場所は――――」
俺は朦朧とする意識の中で、不思議な光を見た。心なしか痛みが和らいでいくようだった。
「おい! 死ぬなよ! きみは死なせない!」
光は二人を包み込むと、その輝きを増していく。
「救急車を呼んだ! がんばれ! 意識をしっ――――」
女が言葉の途中で喀血した。
俺の胸の痛みはすっと治まっていく。
一方、女の表情はみるみる青ざめていき、口から溢れ出す血が止まらない。
やがて、光が収束すると、俺は壁際に丁寧に寝かされた。
女はふらふらと立ち上がって、男を見た。
「――――!? い……ない! 馬鹿な……!」
女が驚愕の表情を浮かべる。
俺は首を傾けて女の視線の先を見るが、確かにそこにいたはずの男の姿はなかった。
女はしばしあたりを動き回り男を探しているようだったが、やはり男はいなかった。
女は男を探すのをあきらめたのか、壁に背を預けて、タバコに火をつけた。フィルターが血で真っ赤に染まっていく。
「くそ、血の味しかしやしない……」
女がタバコを吸い終える頃、救急車のサイレンが聞こえてきた。
「安心しろ。きみは助かる。巻き込んで悪かったな」
女は俺に向き直って一瞥すると、背を向けて歩きだした。
胸の痛みと頭痛は治まったが、吐き気がする。
目を瞑って眠りたいと思ったが、女の姿が見えなくなるまで、俺はしっかりと目を見開いていた。
やがて、女が見えなくなると、俺は一気に気が抜けて、強烈な眠気に襲われた。
目の焦点も合わなくなり、目の前の水たまりに落ちたアイスが溶けて、濁った水を白く染めていくのが、ぼんやりと目に映った。
鼻先には、あの女のつけていた香水だろうか、甘ったるい匂いが残っていた。
そして、俺は意識を失った。
◇ ◇ ◇
これは……夢?
俺はゆっくりと目を開ける。
見慣れた部屋……ここは病院だ。
そうか、夢を見ていたのか。いや、違う。あれは俺が実際に見た記憶だ。夢の中で記憶が再現されたのか……?
気づくと、びっしょりと汗をかいていた。
俺はあの夜の記憶を、すべて思い出した。
女のほうは、俺を助けようとしていた。
問題は消えた男のほうだ。まさか……俺を殺しに来るなんてことはないだろうな。
そう考えると怖くて眠れそうにないな。
と思っていたのだが、看護師のお姉さんが運んで来てくれた夕食をぺろりとたいらげると、俺はあの男のことなど忘れてぐっすり朝まで眠ってしまった。
◇ ◇ ◇
翌日、菜月は宣言した通りに友達を連れて来た。
菜月の隣に並んだ女の子は、同じクラスのマイちゃんと言うらしい。背は菜月より少し低く健康的な日焼けをした、おかっぱ頭の可愛らしい子だ。菜月はTシャツにスカートだが、マイちゃんはTシャツにショートパンツだ。
「お兄ちゃん。この子がマイちゃんだよ」
「マイちゃん、こんにちは。俺は菜月のお兄ちゃんで隼人って言うんだ。宜しくね」
「むふー」
マイちゃんが突然、変顔を披露した。白目を作って、頬を両手で挟み込んでいる。まるで、ムンクの叫びだ。
菜月は「やると思った……」と言い、俺は腹を抱えて笑ってしまった。
この子、面白いな。話を訊くと、菜月の一番仲の良い友達だそうだ。
「お兄ちゃん。今日はお土産があるんだー」
「うん? 俺にか? なんだろ……?」
「マイちゃん、お兄ちゃんに渡してあげてー」
「むふー」
「もうっ! それはもういいから。ねぇ、早く早く」
「にゃはは。わかったよぅ。はい、どうぞ。シスコンのお兄さん」
「なぬ……!?」
そう言えば、菜月に「なっちゃんのお兄ちゃんってシスコン?」って訊いたのは、確かこのマイちゃんだったはずだ。
小学生のくせに、よくそういう言葉を知ってるな。
マイちゃんは、コンビニ袋を俺に差し出した。
「シスコンのお兄さん。どうぞ、好きなのを選んでねっ」
「……俺は別にシスコンじゃないよ? マイちゃん何か誤解しているようだね」
「私とマイちゃんで、お小遣い出し合ってアイス買ってきたんだよ。みんなで食べよ!」
「おっ! 気が利くなあ。でも、いいの?」
「むふー。いいよー」
マイちゃんが、しつこいくらいに変顔攻撃をしてくる。流石小学生だ。一度俺にウケたもんだから、調子に乗ってしまったようだ。
俺はマイちゃんからコンビニ袋を受け取ろうとした。
コンビニ袋に触れた瞬間、俺の指先に強烈な冷気を感じた。まるで氷を掴んだような感覚に陥る。
「冷たっ! 嘘だろ……? コンビニからここまで、俺の足でも歩いて五分以上あるぞ? 何でこんなに冷たいんだよ……?」
コンビニ袋の一部には霜がついている。夏の炎天下ではあり得ない。
驚愕する俺に、菜月がベッドに乗り出して自慢げに教えてくれる。
「マイちゃんが、病院に来るまでずっと冷やしてくれてたの。凄いでしょー」
「ねぇ、冷たくて気持ちいい?」
「うわっ!?」
マイちゃんがコンビニ袋を持つ俺の手を、自分の両手で上から握りしめた。
手が凍りそうなほどの冷たさを体験した俺は、急に背筋が寒くなって身震いした。
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