フサフサの犬耳が、王族少女のお気に召したらしい。
犬族の領域で姉と2人つつましやかに生活していたタロットは、ある日家の前で倒れていた少女を拾った。その少女はまさかまさかの王族のお嬢様で、誘拐されたところから逃げ出してきたという。
姉に脅され、致し方なくタロットは王族のお嬢様を家まで送るという役目を引き受けることに…
姉に脅され、致し方なくタロットは王族のお嬢様を家まで送るという役目を引き受けることに…
1 家の扉を開けると、そこには少女が倒れていた。
2 フサフサの犬耳が、どうやらお気に召したらしい。
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