夢花火

第3章 カップル成立

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　アトラクションを楽しんだ後は食べ歩きもする。チュロスやポップコーンなど軽食が多かったものの、軽食代はあっちゃんが出してくれた。僕に負担をかけたくなかったからだそう。あっちゃんが「男性が奢って当たり前」という価値観の持ち主ではなかったことや、僕の経済的な負担のことを考えてくれていたのが嬉しかったのだ。
　アトラクションに乗ったり食べ歩きしたりしていたら、あっという間に夕方になる。僕もあっちゃんも翌日は仕事なので暗くなる前に解散した。僕は帰りの電車であっちゃんにお礼のLINEをする。次のデートではドライブして水族館に行き、夜はイルミネーションを見に行こうと提案した。あっちゃんもドライブデートを楽しみにしているようだ。

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　月曜日。僕は午前中の業務を終えて、佐田山さんや五十嵐さんと3人でランチをする。毎週月曜日は3人で集まるのが恒例だ。
「成田、ディズニーどうだった？」
佐田山さんが口を開く。僕は「超楽しかったです！　ミッキーのカチューシャもつけて年甲斐なくはしゃぎました」とディズニーデートの感想を報告した。そのついでに2人にディズニーランドで買ったクッキーを渡す。