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第六章
ほろ苦い想いを胸に【ザビア視点】
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『黒の魅了師』殿が自分の目に映った瞬間、私の全てが絡め取られた。
「魅了師、どの!?」
仮面を外され、露わになった魅了師殿の麗しい顔と金色に輝く双眼は、私だけでなくこの場にいる誰をも釘付けにし、呼び名の通り『魅了』したのだ。
「なんと…美しい…!」
言葉に表せない熱い衝動が心身を焼き焦がすようで、同時に多幸感に埋め尽くされる。
それだけではなく、魅了師殿は見惚れるだけの木偶となっていた私とシェンナを見て、更に微笑みを浮かべてくださったのだ。
瞬き一つする程僅かな時だったのに、魅了師殿の『目』に見つめられた途端、甘い痺れが歓喜となって全身を駆け抜ける。このお方に全てを差し出し、お仕えしたいと渇望する心を止められなくなった。
そして否応なく理解出来てしまった。このお方はふとした眼差し…いや、ありのままの姿ですら、いとも容易く万物を陥落させてしまうのだと。
魅了師殿が真実『黒の魅了師』である、と疑うべくもない凄まじき力を、謁見の間に居る誰もが痛感したに違いない。
事実、玉座の悪魔も例外なく魅せられ傅かんばかりだった。
しかも、魅了師殿に寄り添い喉を治癒するベル殿へ醜い悋気を見せ、喚き挑発していたその時。
魅了師殿が詠唱を始め、見た事も無い金色の魔法陣に包まれる。驚きシェンナを掻き抱きながらも、私は魅了師殿とベル殿から視線を外せずにいた。
「えっ?」
魅了師殿が詠唱の最後に呼んだ『召喚名』を理解する前に、変化は眼の前で起きた。
支えるように巻きついていた黒大蛇の姿が霧散した…と同時に人の形に変わったのだ。いや、顕現したと言うべきか。
『こっ、これはっ…!?』
魅了師殿の後方に立ち、両腕で抱きしめている『黒き者』を見て、私は余りの驚愕に目を見開き、息を呑んだ。
ばさり、と雄々しく羽撃く漆黒の大翼。鈍い金の髪を靡かせる顔はえも言われぬ美しさで、瞳孔の割れた双眼は純度の高いピジョンブラッドルビー。我らの民族衣装に少し似た黒衣は露出が高く、特に見事に鍛え上げられた上半身を惜しみなく晒している。
嫉妬するのも烏滸がましい、超越された「美」が形となって其処に在る。
正しく人外の美貌そのもの。人の形になられた時の聖獣様の神々しさも、そして玉座の上位悪魔の何もかもを凌駕していた。
『これが…ベル殿の真の姿』
魔導書に精通している者ならば、誰でも知っているだろう。
黒の精霊の頂に在る、七大君主の一柱にして王の称号を持つ悪魔公ベリアル。
未だ嘗て召喚できた事例は無く、使役など夢物語な伝説の悪魔。
それを魅了師殿は事もなげに成し得たのだ。正に、世界の歴史に刻まれるべき瞬間に私たちは立ち会ったとも言える。けれど、それが少し違うのは私とシェンナだけ分かっていた。
『ベル殿が悪魔公ベリアルならば、魅了師殿によって既に召喚されていたのだ』
ならば魅了師殿は、バティルとラウムの様に契約を結んでいるのか?
なら何故、わざわざ召喚という形で悪魔公を顕現したのか。
それはきっと、あの悪魔やこの場の人間達に衝撃を与える為に違いないと、私は自問自答で結論づける。
…あぁ、それにしても。
魅了師殿の素顔を目にした時とは違う、全く別種の感覚に震えが止まらない。
それは狂喜とも畏怖ともつかない不可思議なものだった。
黒の精霊である悪魔は、上位であればある程美しいと書物で読んだ事がある。
それを裏付ける圧倒的な美を持つ目の前の悪魔。だが、腕に抱かれている魅了師殿は人でありながら決して引けをとらず、寧ろ互いの魅力を際立たせているようで…。
私は知らず、人外でしかあり得ない美の化身と対をなせる魅了師殿に戦慄すら覚えていた。
『!魅了師殿の、目の色が!?』
気づけば、先刻まで眩い黄金色だった魅了師殿の双眼が変わっていた。それも、何処までも透き通った黒金剛石に。
あまりにも自然だった為、今更ながら気がついた感があるが、魅了師殿の双眼の色はこうなのだな、と妙に納得してしまった。
そして、惹きつけられる魅力は変わらずとも、魅了師殿の圧倒的な強制力は落ち着いていた。
つまり金色の輝きこそが、『魅了』そのものなのか…。つくづく、このお方の凄まじき潜在能力は桁が違う。
ふと、腕の中のシェンナを見ると、微かに肩を震わせてはいたが私の様に驚愕してはいない。その表情は、何処かベル殿の正体に納得している感じだった。
『そうか…!』
私は不意に、最後に交わした聖獣様との会話を思い出した。
勅使達との顔合わせを明日に控え、魅了師殿と最後の打ち合わせを終えた私は、シェンナを寝かしつけた後、再び聖獣様がおわす部屋に戻ってきた。聖獣様から最後のお言葉を賜る為に。
『ザビアよ。其方とシェンナを護れなかった、不甲斐なき我を赦せ…とは言わぬ。我がこのような呪いに冒されねば。いや、まだ力があった時、シェンナだけでも逃がしてやれていれば…』
「な、何を仰られますか聖獣様!?」
『我にある命の猶予は極僅か。其方達が無事カルカンヌに戻って来られるのを、祈るしか出来ぬとは、な』
「聖獣様…」
常に威風堂々とされていた聖獣様。だが今は、憎きオンタリオの奸計により弱り、苦しまれている。そのお姿に、なんとお労しいと胸が締め付けられた。
『其方達とこの国の命運を彼奴…『黒の魅了師』に託す事に、其方は異議を唱えぬか?』
「いいえ聖獣様。私に異議などあり得ません!寧ろ魅了師殿に随伴出来る事を光栄に思います。非力ながらも身を賭して、シェンナとあのお方の盾になりましょう」
私の浅はかな思い違いを正し、導いて下さった魅了師殿には感謝をしてもし足りない。そう告げると、聖獣様はゆっくりと首をあげ私を見つめた。
『ザビア…。其方はこの国と妹を護る力を持つ勇猛なる戦士、そして我の血を継ぎし愛し子。其方もシェンナも、どちらも幸ある生を全うして貰いたいのだ』
――だから生きて帰ってこい。
聖獣様の声なき声を聞き、私は目頭と胸を熱くしながら「はい…!」と力強く頷いたのだった。
『それと以前、我は其方に魅了師は憧れるだけに留めておけと言ったな』
「?はい、勿論心得ております」
カルカンヌが未曾有の危機に晒されている今、色恋に溺れるなど言語道断。聖獣様が釘をさされるのも当然な事だった。
私の性癖を吐露しても否定されず、在り方を認めてくださった。
私の想いは決して成就する事はないし、それだけで充分ですと答えると、聖獣様は首を緩く振られ溜息をついた。
『其方の解釈は、間違ってはおらぬが正しくもない。我が忠告したのは、其方の身を慮ったからよ』
「?どういう意味でしょうか、聖獣様」
『魅了師には『厄介なモノ』が執着している。故に、アレを刺激するのは危険極まるのだ。ザビアよ、覚えておけ。あの黒蛇は只の使い魔ではない事を』
「そう、だったのか…!」
聖獣様。貴方様は知っておられたのですね、ベル殿の真のお姿を。そして、聖獣様の血を濃く受け継いだ妹も薄々感じ取っていたからこそ、動揺も少なかった。
私は今一度、魅了師殿と悪魔公の姿を目を凝らし、じっと見つめる。カルカンヌでの邂逅から今現在まで、私が見てきた御二方の関係を思い出しながら。
人と悪魔でありながら、御二方の間には確かに通じ合うもの…信頼があった。
「………」
魅了師殿を護る様に抱き締めるベリアル、いやベル殿の面差しに宿っているモノを見て、そして魅了師殿が不安もなく身を任せるその姿を見て。私は知らず込み上げたほろ苦い感情を飲み込んだのだった。
「魅了師、どの!?」
仮面を外され、露わになった魅了師殿の麗しい顔と金色に輝く双眼は、私だけでなくこの場にいる誰をも釘付けにし、呼び名の通り『魅了』したのだ。
「なんと…美しい…!」
言葉に表せない熱い衝動が心身を焼き焦がすようで、同時に多幸感に埋め尽くされる。
それだけではなく、魅了師殿は見惚れるだけの木偶となっていた私とシェンナを見て、更に微笑みを浮かべてくださったのだ。
瞬き一つする程僅かな時だったのに、魅了師殿の『目』に見つめられた途端、甘い痺れが歓喜となって全身を駆け抜ける。このお方に全てを差し出し、お仕えしたいと渇望する心を止められなくなった。
そして否応なく理解出来てしまった。このお方はふとした眼差し…いや、ありのままの姿ですら、いとも容易く万物を陥落させてしまうのだと。
魅了師殿が真実『黒の魅了師』である、と疑うべくもない凄まじき力を、謁見の間に居る誰もが痛感したに違いない。
事実、玉座の悪魔も例外なく魅せられ傅かんばかりだった。
しかも、魅了師殿に寄り添い喉を治癒するベル殿へ醜い悋気を見せ、喚き挑発していたその時。
魅了師殿が詠唱を始め、見た事も無い金色の魔法陣に包まれる。驚きシェンナを掻き抱きながらも、私は魅了師殿とベル殿から視線を外せずにいた。
「えっ?」
魅了師殿が詠唱の最後に呼んだ『召喚名』を理解する前に、変化は眼の前で起きた。
支えるように巻きついていた黒大蛇の姿が霧散した…と同時に人の形に変わったのだ。いや、顕現したと言うべきか。
『こっ、これはっ…!?』
魅了師殿の後方に立ち、両腕で抱きしめている『黒き者』を見て、私は余りの驚愕に目を見開き、息を呑んだ。
ばさり、と雄々しく羽撃く漆黒の大翼。鈍い金の髪を靡かせる顔はえも言われぬ美しさで、瞳孔の割れた双眼は純度の高いピジョンブラッドルビー。我らの民族衣装に少し似た黒衣は露出が高く、特に見事に鍛え上げられた上半身を惜しみなく晒している。
嫉妬するのも烏滸がましい、超越された「美」が形となって其処に在る。
正しく人外の美貌そのもの。人の形になられた時の聖獣様の神々しさも、そして玉座の上位悪魔の何もかもを凌駕していた。
『これが…ベル殿の真の姿』
魔導書に精通している者ならば、誰でも知っているだろう。
黒の精霊の頂に在る、七大君主の一柱にして王の称号を持つ悪魔公ベリアル。
未だ嘗て召喚できた事例は無く、使役など夢物語な伝説の悪魔。
それを魅了師殿は事もなげに成し得たのだ。正に、世界の歴史に刻まれるべき瞬間に私たちは立ち会ったとも言える。けれど、それが少し違うのは私とシェンナだけ分かっていた。
『ベル殿が悪魔公ベリアルならば、魅了師殿によって既に召喚されていたのだ』
ならば魅了師殿は、バティルとラウムの様に契約を結んでいるのか?
なら何故、わざわざ召喚という形で悪魔公を顕現したのか。
それはきっと、あの悪魔やこの場の人間達に衝撃を与える為に違いないと、私は自問自答で結論づける。
…あぁ、それにしても。
魅了師殿の素顔を目にした時とは違う、全く別種の感覚に震えが止まらない。
それは狂喜とも畏怖ともつかない不可思議なものだった。
黒の精霊である悪魔は、上位であればある程美しいと書物で読んだ事がある。
それを裏付ける圧倒的な美を持つ目の前の悪魔。だが、腕に抱かれている魅了師殿は人でありながら決して引けをとらず、寧ろ互いの魅力を際立たせているようで…。
私は知らず、人外でしかあり得ない美の化身と対をなせる魅了師殿に戦慄すら覚えていた。
『!魅了師殿の、目の色が!?』
気づけば、先刻まで眩い黄金色だった魅了師殿の双眼が変わっていた。それも、何処までも透き通った黒金剛石に。
あまりにも自然だった為、今更ながら気がついた感があるが、魅了師殿の双眼の色はこうなのだな、と妙に納得してしまった。
そして、惹きつけられる魅力は変わらずとも、魅了師殿の圧倒的な強制力は落ち着いていた。
つまり金色の輝きこそが、『魅了』そのものなのか…。つくづく、このお方の凄まじき潜在能力は桁が違う。
ふと、腕の中のシェンナを見ると、微かに肩を震わせてはいたが私の様に驚愕してはいない。その表情は、何処かベル殿の正体に納得している感じだった。
『そうか…!』
私は不意に、最後に交わした聖獣様との会話を思い出した。
勅使達との顔合わせを明日に控え、魅了師殿と最後の打ち合わせを終えた私は、シェンナを寝かしつけた後、再び聖獣様がおわす部屋に戻ってきた。聖獣様から最後のお言葉を賜る為に。
『ザビアよ。其方とシェンナを護れなかった、不甲斐なき我を赦せ…とは言わぬ。我がこのような呪いに冒されねば。いや、まだ力があった時、シェンナだけでも逃がしてやれていれば…』
「な、何を仰られますか聖獣様!?」
『我にある命の猶予は極僅か。其方達が無事カルカンヌに戻って来られるのを、祈るしか出来ぬとは、な』
「聖獣様…」
常に威風堂々とされていた聖獣様。だが今は、憎きオンタリオの奸計により弱り、苦しまれている。そのお姿に、なんとお労しいと胸が締め付けられた。
『其方達とこの国の命運を彼奴…『黒の魅了師』に託す事に、其方は異議を唱えぬか?』
「いいえ聖獣様。私に異議などあり得ません!寧ろ魅了師殿に随伴出来る事を光栄に思います。非力ながらも身を賭して、シェンナとあのお方の盾になりましょう」
私の浅はかな思い違いを正し、導いて下さった魅了師殿には感謝をしてもし足りない。そう告げると、聖獣様はゆっくりと首をあげ私を見つめた。
『ザビア…。其方はこの国と妹を護る力を持つ勇猛なる戦士、そして我の血を継ぎし愛し子。其方もシェンナも、どちらも幸ある生を全うして貰いたいのだ』
――だから生きて帰ってこい。
聖獣様の声なき声を聞き、私は目頭と胸を熱くしながら「はい…!」と力強く頷いたのだった。
『それと以前、我は其方に魅了師は憧れるだけに留めておけと言ったな』
「?はい、勿論心得ております」
カルカンヌが未曾有の危機に晒されている今、色恋に溺れるなど言語道断。聖獣様が釘をさされるのも当然な事だった。
私の性癖を吐露しても否定されず、在り方を認めてくださった。
私の想いは決して成就する事はないし、それだけで充分ですと答えると、聖獣様は首を緩く振られ溜息をついた。
『其方の解釈は、間違ってはおらぬが正しくもない。我が忠告したのは、其方の身を慮ったからよ』
「?どういう意味でしょうか、聖獣様」
『魅了師には『厄介なモノ』が執着している。故に、アレを刺激するのは危険極まるのだ。ザビアよ、覚えておけ。あの黒蛇は只の使い魔ではない事を』
「そう、だったのか…!」
聖獣様。貴方様は知っておられたのですね、ベル殿の真のお姿を。そして、聖獣様の血を濃く受け継いだ妹も薄々感じ取っていたからこそ、動揺も少なかった。
私は今一度、魅了師殿と悪魔公の姿を目を凝らし、じっと見つめる。カルカンヌでの邂逅から今現在まで、私が見てきた御二方の関係を思い出しながら。
人と悪魔でありながら、御二方の間には確かに通じ合うもの…信頼があった。
「………」
魅了師殿を護る様に抱き締めるベリアル、いやベル殿の面差しに宿っているモノを見て、そして魅了師殿が不安もなく身を任せるその姿を見て。私は知らず込み上げたほろ苦い感情を飲み込んだのだった。
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