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第一幕 終焉の物語と殉教者たち
二:⑨
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「・・・・・・属する“世界”が変わったからね? 今までは切り落とされてしまった、先のない“あの世界樹の一部だった”」
遙の説明に、純一は、混乱した様子で、周囲を見渡し、自分の理解力が正しいか確認する。
「そこんとこが、判らないんだけど。・・・・・・なぁ、みんな!」
同意する他の四人は、それぞれ自分が知った事を口にした。
「僕たちは、日本の神様を和樹たちの“目”を通じて、知った。だから、神様たちが存在することも、そもそもの和樹たちのような樹木の精霊が居ることも、知った」
最初に裕樹が、一週間前の夜に見た夢の出来事が、どうやら真実らしいと自覚してきた所だった。そして、自分が持っている鉢植えに精霊が宿っていた事もまた、知ったばかりだ。裕樹と純一の言った事は、他の三人にとっても、事実であるから、同意するように何度も頷く。
「この地球上では、沢山の神話があるよね? 世界の呼び方もそれぞれの国によって違うし。・・・・・・それって、多重世界が展開しているって事じゃないの?世界樹って言うくらいだから、世界を支えていると考えるとして、それぞれ存在していると考えるんだけど」
鏡子は、抱え上げた植木鉢の中の、まだ芽吹いたばかりのような苗を見ながら。遙は少し中空に視線をさまよわせながら、自分が理解したことを答えとして返す。
「地球が一つの様に、世界樹も一つ。精神世界の要だからね。芦屋さんが表現する、多重世界という解釈では合っていると思う。物質世界の器である“星”。精神世界という霊的存在の支えである世界樹。二つそろって命の宿る惑星が“在る”。・・・・・・器である星が在る限り、世界樹も普遍の存在で唯一無二。どちらかが欠ければ、同様の未来を招くんだよ。・・・・・・だから、世界樹は、星を“自分自身”を守るために最善を尽くす。・・・・・・効率よかったんだと思うよ? 日本という器であり世界は、地球の上に存在する様々な大地の“雛形”とも言われるくらい、還元されたエネルギーは、適応する。・・・・・・だから、世界樹が傷を負ったとき、修復に、補強に使われた。異星からの侵攻が止んだ訳じゃないけれど、自身を回復するだけの生体エレルギーを得たからね。・・・・・・異星の侵攻で、奪われる前に、敵の力となってしまう前に、取り込むことにした。・・・・・・そういうことなんだろうと思うよ?」
遙の説明に、吟味する様子で、慎重に裕樹は問いかける。
「それって、地球上の神話の数だけ、枝葉があるって事だよね? その枝葉が“世界”ってことかな?幹に枝がつくように、枝にも小枝や葉がつくように。・・・・・・幹が世界樹の主軸。星の意志。そこから延びる大枝が、各国であり世界。その中で延びる小枝や葉が、そこに生きる“命”。そういう解釈でいい?」
裕樹の解釈は一番判りやすい。だから、遙は大きく頷いた。次に姫子が問いかける。
「鏡子ちゃんが話した、多重世界という表現でもあっている、というのは、木の実みたいに一つの世界樹に沢山の世界が存在しているってこと?」
「そうだね、それが判りやすい表現かも。それぞれ独自の世界を展開しながら、一番根っこは一緒だと言うこと」
咲夜や純一、鏡子は、裕樹と姫子と視線を交わして再び遙を見た。
「日本、という世界は、国は“未来を絶たれた”。世界樹に繋がり、様々なモノに繋がっていた日本という国であり“世界”の具現である枝は折れ落ちた。けど、私たちが知る“総合世界”の世界樹から切り落とされた枝が、生き抜く術を手に入れ、その象徴である、根付くために必要な、苗木となったからね、新しい総合世界の象徴であるこの“世界樹”の眷属になるために、きみたちの守護者たちは、契約の手続きに入った。地球という星に属していた世界樹から、この日本の国だった大枝から生まれた、新たな世界樹の苗木にね。だからね、彼らが守護するあなたたちには、頑張れば会える。・・・・・・さぁ、それぞれの自分の守護者たる植木を手に取って」
遙に促されて、戸惑いながらも手に取った植木鉢には、記憶より小さくなった苗が植わっている。それぞれの記憶には、小さいながらも、花が一輪つくていどには育っていたからだ。更に困惑を含めながら振り仰ぐようにして遙を見上げた五人に、告げた。
「みんながする事は、記憶にあるサイズまで、自分の苗を育てること」
「・・・・・・育てる?」
聞き返した咲夜に、遙は「うん」と頷いた。
「五人の役目は現状の日本という世界の、時間の象徴となった、その五本の苗木の維持」
「維持・・・・・・」
呟くように、遙の言葉を繰り返した裕樹に肯定するように頷く。
「そう。日比野くんは沖縄の、サクくんは九州の、松岡さんは四国の、京極くんは本州の、芦屋さんは北海道の、時間と歴史の維持と保護。無事枯らさずに記憶の中の大きさまで育てきったら、守護者は帰ってくるよ」
遙の言葉に、五人は驚いた様に目を見開いた。
「・・・・・・嘘・・・・・・」
思わずそう呟いたのは、鏡子だ。それに対して、遙は苦笑する。
「・・・・・・あ・・・・・・そう言いたくなるよね? 周囲に私たちしか居ないし、ここに皆が集まったのだって、最初は一人で居たんじゃない? で、それで探して、そして一人一人見つけた。違う?」
姫子は「どうして判るの?」とでも言わないばかりに遙を凝視する。
「そりゃ、別々の場所に居たからね? だから、その場所に居たのよ。実際、一緒の場所に居た私とサクくんは、手の届く範囲に居たし」
遙の言葉に、その場に居た四人は、咲夜へ視線を反射的に向けると、受け止め、肯定するように頷く。だから、遙は続けた。
「違う場所にいた。だから、それぞれバラバラの位置にいた。でも、こうやって集まることが出来たのは、あなたたちそれぞれの“真名”を呼んだからだよ。知らなかったら、こうやって集まることも出来なかった。・・・・・・集まった事事態が“奇跡”だったんだよ」
遙は、五人を見渡し、深いため息を吐く。
「・・・・・・ハル姉・・・・・・?」
困惑した様に見上げながら、遙を見た咲夜の頭を撫でる。
「五人が知り合いだった。それぞれが、この空間に着たとき、そりゃ今まで側にいた人たちの名前を呼んだかもしれない、けど、呼んだ名前の中に、ここに集まって居る人たちの名前も呼んだ。いや、“呼べた”んだよ、だから引き合って集まることが出来た。・・・・・・導である存在が、守護者が側にいたからね? 集まることが出来た。・・・・・・それもギリギリだった」
「どういう事なん?」
純一の問いかけに、遙は続ける。
「あなたたちの手の中にある、守護者たちの力の限界。元々世界樹から受け取っていたほとんどのエネルギーをあなたたちの健康を支えることに使っていたから、精霊としての力は強くなかったのよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「見て、自分の手の中にある、植木鉢の中で芽吹いた芽を。小さいでしょう? だから、世界樹から受け取れる生きる力が少ない」
「・・・・・・・・・・・・」
「世界樹と直接交信出来る精霊が宿った植物はとても少なくて、あなたたちは、彼らを大事に、支えに、側に置いたでしょ? だから、彼らは応えた。それぞれが、それぞれ、出来ることをして、助けたいと思った。だから、世界の意志の一つとしての進化を選ばずに、たとえ自分が他の植物たちと同じように意識を保てない存在になったとしても、いいと思ったんだよ」
「・・・・・・・・・・」
「かつての、私たち皆を生み出した根幹といえる、地球という星の、精神世界を司る“命”。その世界中を把握しているその命の分霊とも言える存在が、きみたちが手にしていた精霊たち。繋がっているから、意志を持つ事が出来て、生命力が他の植物より強い。けれども、天災が起きやすい昨今、世界樹の力は決して強いとは言えない。・・・・・・昔と違って、環境破壊が進んだからね・・・・・・だから、彼らは自分たちが選んだ相手の、命を支えることしか出来なかったんだよ」
遙の説明に、純一は、混乱した様子で、周囲を見渡し、自分の理解力が正しいか確認する。
「そこんとこが、判らないんだけど。・・・・・・なぁ、みんな!」
同意する他の四人は、それぞれ自分が知った事を口にした。
「僕たちは、日本の神様を和樹たちの“目”を通じて、知った。だから、神様たちが存在することも、そもそもの和樹たちのような樹木の精霊が居ることも、知った」
最初に裕樹が、一週間前の夜に見た夢の出来事が、どうやら真実らしいと自覚してきた所だった。そして、自分が持っている鉢植えに精霊が宿っていた事もまた、知ったばかりだ。裕樹と純一の言った事は、他の三人にとっても、事実であるから、同意するように何度も頷く。
「この地球上では、沢山の神話があるよね? 世界の呼び方もそれぞれの国によって違うし。・・・・・・それって、多重世界が展開しているって事じゃないの?世界樹って言うくらいだから、世界を支えていると考えるとして、それぞれ存在していると考えるんだけど」
鏡子は、抱え上げた植木鉢の中の、まだ芽吹いたばかりのような苗を見ながら。遙は少し中空に視線をさまよわせながら、自分が理解したことを答えとして返す。
「地球が一つの様に、世界樹も一つ。精神世界の要だからね。芦屋さんが表現する、多重世界という解釈では合っていると思う。物質世界の器である“星”。精神世界という霊的存在の支えである世界樹。二つそろって命の宿る惑星が“在る”。・・・・・・器である星が在る限り、世界樹も普遍の存在で唯一無二。どちらかが欠ければ、同様の未来を招くんだよ。・・・・・・だから、世界樹は、星を“自分自身”を守るために最善を尽くす。・・・・・・効率よかったんだと思うよ? 日本という器であり世界は、地球の上に存在する様々な大地の“雛形”とも言われるくらい、還元されたエネルギーは、適応する。・・・・・・だから、世界樹が傷を負ったとき、修復に、補強に使われた。異星からの侵攻が止んだ訳じゃないけれど、自身を回復するだけの生体エレルギーを得たからね。・・・・・・異星の侵攻で、奪われる前に、敵の力となってしまう前に、取り込むことにした。・・・・・・そういうことなんだろうと思うよ?」
遙の説明に、吟味する様子で、慎重に裕樹は問いかける。
「それって、地球上の神話の数だけ、枝葉があるって事だよね? その枝葉が“世界”ってことかな?幹に枝がつくように、枝にも小枝や葉がつくように。・・・・・・幹が世界樹の主軸。星の意志。そこから延びる大枝が、各国であり世界。その中で延びる小枝や葉が、そこに生きる“命”。そういう解釈でいい?」
裕樹の解釈は一番判りやすい。だから、遙は大きく頷いた。次に姫子が問いかける。
「鏡子ちゃんが話した、多重世界という表現でもあっている、というのは、木の実みたいに一つの世界樹に沢山の世界が存在しているってこと?」
「そうだね、それが判りやすい表現かも。それぞれ独自の世界を展開しながら、一番根っこは一緒だと言うこと」
咲夜や純一、鏡子は、裕樹と姫子と視線を交わして再び遙を見た。
「日本、という世界は、国は“未来を絶たれた”。世界樹に繋がり、様々なモノに繋がっていた日本という国であり“世界”の具現である枝は折れ落ちた。けど、私たちが知る“総合世界”の世界樹から切り落とされた枝が、生き抜く術を手に入れ、その象徴である、根付くために必要な、苗木となったからね、新しい総合世界の象徴であるこの“世界樹”の眷属になるために、きみたちの守護者たちは、契約の手続きに入った。地球という星に属していた世界樹から、この日本の国だった大枝から生まれた、新たな世界樹の苗木にね。だからね、彼らが守護するあなたたちには、頑張れば会える。・・・・・・さぁ、それぞれの自分の守護者たる植木を手に取って」
遙に促されて、戸惑いながらも手に取った植木鉢には、記憶より小さくなった苗が植わっている。それぞれの記憶には、小さいながらも、花が一輪つくていどには育っていたからだ。更に困惑を含めながら振り仰ぐようにして遙を見上げた五人に、告げた。
「みんながする事は、記憶にあるサイズまで、自分の苗を育てること」
「・・・・・・育てる?」
聞き返した咲夜に、遙は「うん」と頷いた。
「五人の役目は現状の日本という世界の、時間の象徴となった、その五本の苗木の維持」
「維持・・・・・・」
呟くように、遙の言葉を繰り返した裕樹に肯定するように頷く。
「そう。日比野くんは沖縄の、サクくんは九州の、松岡さんは四国の、京極くんは本州の、芦屋さんは北海道の、時間と歴史の維持と保護。無事枯らさずに記憶の中の大きさまで育てきったら、守護者は帰ってくるよ」
遙の言葉に、五人は驚いた様に目を見開いた。
「・・・・・・嘘・・・・・・」
思わずそう呟いたのは、鏡子だ。それに対して、遙は苦笑する。
「・・・・・・あ・・・・・・そう言いたくなるよね? 周囲に私たちしか居ないし、ここに皆が集まったのだって、最初は一人で居たんじゃない? で、それで探して、そして一人一人見つけた。違う?」
姫子は「どうして判るの?」とでも言わないばかりに遙を凝視する。
「そりゃ、別々の場所に居たからね? だから、その場所に居たのよ。実際、一緒の場所に居た私とサクくんは、手の届く範囲に居たし」
遙の言葉に、その場に居た四人は、咲夜へ視線を反射的に向けると、受け止め、肯定するように頷く。だから、遙は続けた。
「違う場所にいた。だから、それぞれバラバラの位置にいた。でも、こうやって集まることが出来たのは、あなたたちそれぞれの“真名”を呼んだからだよ。知らなかったら、こうやって集まることも出来なかった。・・・・・・集まった事事態が“奇跡”だったんだよ」
遙は、五人を見渡し、深いため息を吐く。
「・・・・・・ハル姉・・・・・・?」
困惑した様に見上げながら、遙を見た咲夜の頭を撫でる。
「五人が知り合いだった。それぞれが、この空間に着たとき、そりゃ今まで側にいた人たちの名前を呼んだかもしれない、けど、呼んだ名前の中に、ここに集まって居る人たちの名前も呼んだ。いや、“呼べた”んだよ、だから引き合って集まることが出来た。・・・・・・導である存在が、守護者が側にいたからね? 集まることが出来た。・・・・・・それもギリギリだった」
「どういう事なん?」
純一の問いかけに、遙は続ける。
「あなたたちの手の中にある、守護者たちの力の限界。元々世界樹から受け取っていたほとんどのエネルギーをあなたたちの健康を支えることに使っていたから、精霊としての力は強くなかったのよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「見て、自分の手の中にある、植木鉢の中で芽吹いた芽を。小さいでしょう? だから、世界樹から受け取れる生きる力が少ない」
「・・・・・・・・・・・・」
「世界樹と直接交信出来る精霊が宿った植物はとても少なくて、あなたたちは、彼らを大事に、支えに、側に置いたでしょ? だから、彼らは応えた。それぞれが、それぞれ、出来ることをして、助けたいと思った。だから、世界の意志の一つとしての進化を選ばずに、たとえ自分が他の植物たちと同じように意識を保てない存在になったとしても、いいと思ったんだよ」
「・・・・・・・・・・」
「かつての、私たち皆を生み出した根幹といえる、地球という星の、精神世界を司る“命”。その世界中を把握しているその命の分霊とも言える存在が、きみたちが手にしていた精霊たち。繋がっているから、意志を持つ事が出来て、生命力が他の植物より強い。けれども、天災が起きやすい昨今、世界樹の力は決して強いとは言えない。・・・・・・昔と違って、環境破壊が進んだからね・・・・・・だから、彼らは自分たちが選んだ相手の、命を支えることしか出来なかったんだよ」
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