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31話
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あいつどっかおかしいんじゃねぇのか?
雅也は寮にある大浴場の湯船に浸かりながら唖然と思っていた。
いくら何でも舌入れられてあの態度は何なんだよ。一応怒ったって何だよ。まさかやっぱり付き合ってるとか好きとかそんなんじゃねぇだろうな……?
呆れていいのか馬鹿にすればいいのか、それとも雅也の心の中に一番燻っている怒りをストレートにぶつければいいのかわからないまま、雅也は気づけば部屋を出てこの浴場へ来ていた。
ここは便利で、自分のタオルがなくてもホテルのように備えつけられているから基本何も持たずにやって来られる。
下着は流石にないし風呂上がりにまた同じ下着を履くのは正直好きじゃないが、本当にポケットに入ったままの部屋の鍵以外何も持たずに出てきたので仕方ない。
だいたい寮にこんな便利で大きな風呂があるってのにわざわざ街の銭湯とやらに行くくらい、あいつは変わってんだよ。
勢いで頭と体を洗った後、広い湯船に浸かりながら雅也は心の中で悪態ついた。
今は空いており、唯一いた二人の寮生は雅也を見て少々距離を取っている。見たことないというか雅也に覚える気がほぼないのだが、とりあえず記憶にない生徒ながらに見た感じ自分と同じ一年生だろうと思われた。
別に他に生徒がいようが、わざわざ離れた銭湯へ行く意味がわからない、と思考を戻す。面倒くさいのが嫌だからとか言うが、離れた場所へ行くのは面倒ではないのか。
やっぱり変わってやがんだよ。
そう思いながら以前、一緒に銭湯へ行った時を思い出し、顔が熱くなるのがわかった。
「……刺青とかはないんだな」
その時ボソリと小さな話し声が聞こえてきて、雅也は思いきりそちらを睨む。すると二人の生徒は慌てて浴場から出ていってしまった。
ざけんな。あからさまな刺青なんてするかってんだ。何だと思ってやがる、馬鹿じゃねぇのか?
実際、馬鹿にしたように思った後で雅也はため息ついた。
人と関わるのが面倒だと思っているらしい隼は、だが人を見た目で判断しない。いや、目立つ相手だという決めつけだけはおかしなほどしているが、実際雅也も変な風に目立っているだろうしあの先輩たちはとてつもなく目立っているので間違った判断でもない。そもそも目立つのが嫌いらしい隼だけにそれは譲れない判断なのだろうなと微妙な気持ちで雅也は思った。
中学の時の影響で未だに自分が傍から見ればろくでもない外見であるのは雅也も一応わかっている。わかってはいるが、一度この姿に慣れてしまうと自分の中ではこれがもう普通になる。ピアスもせっかく開けたものを塞ぐ気にはなれないし、そもそもアクセサリーが元々好きだ。髪の色も一度抜いた色に慣れてしまうと多少の色くらいではもの足りなくなってしまう。顔つきはそれこそ持って生まれたものだからどうしようもない。
中学の頃とは全然違う。とはいえわざわざ違うと主張する気にはならない。それで別によかったのだが、隼が雅也を見た目で判断して決めつけた態度を取ってこなかった時は正直嬉しかった。隼を、父親のようなつまらないただ真面目で堅いヤツかとむしろ決めつけていたのは自分だった。
「……やっぱ、変わったやつ……」
ムッとしたような表情で雅也は呟いた。
少々道を踏み外す前から、雅也は無口なほうだ。話するのが嫌いなのではなく、自分から口にするのが少し面倒なのと、何か言われても上手く返す言葉を見つける前に相手が結果を出してくるからだ。
「何で黙ってるの」
「無視かよ」
そんな風に言われてもこっちも別にそんなつもりはないと腹立たしく思うし、そのせいで余計面倒になって黙ることもある。
隼はこちらが黙っていても気にしない。
……気にも留めない、ということかもしれねぇけどな。
だがそれがとても居心地いいのは間違いなかった。
変わったやつだけどやっぱり、なるはダチだ。
雅也は改めて思った。
ダチだからこそ、あんなに腹立つんだ。心配してやってんだ、俺は。なのにアイツはあんなだし。そもそも俺に何も言ってくれてねえ。俺の彼女の事は聞くくせに、お前はどうなんだよ。彼女と別れた後でまさかあんな先輩と、男とつき合ってんじゃねえだろうな。
考えるとまたイライラしてきた。そして隼のことを考えていたら、また一緒に風呂に入ったことや前に事故で唇がぶつかった時のことまで思い出してきた。
一瞬だったのに、その唇の感触を妙に覚えている気がする。風呂に入っていた時も、何故か落ち着かなくてあまり隼を見ていなかったはずなのに妙にその体が目に浮かんでくる。
「っくそ、何だってんだ」
雅也はのぼせそうになって風呂から出て体を拭いた。
意味わからない。そう思いながら服を着てトイレへ向かう。
隼は普段あまり外に出ないからか肌は少し白い。それがまた美少年と言っても過言じゃない顔立ちに合っている。その体は同じく、普段あまり運動しないからか華奢だった。筋肉がないわけではない。当然ながら女とは全然違い、柔らかさなど全くなさそうな体だ。だがどこか自分と違う。線が細いというのか。
その体がやたらと今、目に、頭に、心に浮かんでくる。最近彼女としていないから溜まっているのだろうか。
そう思った後、雅也は自分に引いた。
彼女としていないからといってダチに、しかも男に対して何考えてんだ。
なのに浮かんでくるものが止まらない。要らないと言ったのに背中を洗ってきた隼を思い、あれが逆だったらと頭が勝手に考える。自分が後ろにいて、男のくせに線の細い背中に泡のついた手を這わせる。
なるは背中に手を這わせるとどんな反応するのだろうか。
いつものように淡々としたままだろうか。それとも感じやすく体を逸らせるだろうか。泡にまみれた手を前へ回して胸に手を這わせたらどうなるだろうか。
男の、まったくふくらみない胸なんてどう考えても楽しくないはずなのに、隼の平らな胸にある乳首に自分の指が掠っていくことを思うと、雅也は堪らなくなった。
女にするように触れたら、隼のそこは反応するだろうか。硬くなり、だんだん膨らんできたりするのだろうか。
その手を下へ這わせたらどうなる?
そもそも男に興味がない雅也が、自分と同じものがついているというのにそれに触れられるのだろうか。
だが雅也の脳内は留まる事を知らずどんどんと暴走していく。むしろ同じものだからこそ、どこにどう触れたら感じやすいかわかるのではないのだろうか。そうすれば隼は思いきり感じてくれるかもしれない。あの綺麗な顔が快楽で歪むのを鏡越しに見たら、雅也はどうなるだろうか。
そもそも男同士でなんて考えたことがないため、それ以上考えは進まなくなった。だがそれでも自分のものが限界になっていた。どうしようもなくなり、早く達したくて到底あり得ないことに考えが飛ぶ。
なるの、余計なこと言わない口が……俺のものを、もし……。
ひたすら止まらない妄想の間、同じく止まらなかった手の中でそれはドクリと脈を打ったように思えた。雅也はそのまま便器に放出した後、自分も放心する。
溜まり過ぎか……!
自分にドン引きする。
ダチ相手に何考えてんだ。ていうかほんと何なんだ。自分がキモいし、ダチや彼女に対して最低じゃねぇか。
その後ふらふら部屋へ戻ると、丁度隼も部屋のシャワーを使っていたらしく、相変わらず髪が濡れたままの状態で冷蔵庫からお茶を出しているところだった。
「あ、おかえり」
雅也がイライラ出て行ったにも関わらず、全く気にしてもいなかったようで普通に声をかけられた。先ほど自分がしてしまったことや、そもそも部屋を出ていった理由などに色々と複雑なへ入る。わ気分になりながら、雅也はムスっとして一旦部屋そして下着やらを持ってシャワー室に向かおうとすると「あれ? 大浴場で入ってきたんじゃないの」と聞かれた。
「な、何でわかんだよ……っ」
雅也は耳が熱くなるのが分かった。すると隼は怪訝そうに首を傾げてくる。
「え? いやだってお風呂あがりの匂いするし」
そのついでにトイレでしてしまったことも何らかの匂いがしてバレたらどうしよう。
ただでさえ居たたまれないと思っていた雅也は「下着忘れたからもっかい入るんだよっ」と別に言わなくてもいいようなことを言い訳しながら洗面所へ籠った。
その後シャワー室に先ほどまで隼が入っていたのと、シャワーで体をまた流している時に気づいてしまい、理解し難いがまた落ち着かないことになってしまっていた。
雅也は寮にある大浴場の湯船に浸かりながら唖然と思っていた。
いくら何でも舌入れられてあの態度は何なんだよ。一応怒ったって何だよ。まさかやっぱり付き合ってるとか好きとかそんなんじゃねぇだろうな……?
呆れていいのか馬鹿にすればいいのか、それとも雅也の心の中に一番燻っている怒りをストレートにぶつければいいのかわからないまま、雅也は気づけば部屋を出てこの浴場へ来ていた。
ここは便利で、自分のタオルがなくてもホテルのように備えつけられているから基本何も持たずにやって来られる。
下着は流石にないし風呂上がりにまた同じ下着を履くのは正直好きじゃないが、本当にポケットに入ったままの部屋の鍵以外何も持たずに出てきたので仕方ない。
だいたい寮にこんな便利で大きな風呂があるってのにわざわざ街の銭湯とやらに行くくらい、あいつは変わってんだよ。
勢いで頭と体を洗った後、広い湯船に浸かりながら雅也は心の中で悪態ついた。
今は空いており、唯一いた二人の寮生は雅也を見て少々距離を取っている。見たことないというか雅也に覚える気がほぼないのだが、とりあえず記憶にない生徒ながらに見た感じ自分と同じ一年生だろうと思われた。
別に他に生徒がいようが、わざわざ離れた銭湯へ行く意味がわからない、と思考を戻す。面倒くさいのが嫌だからとか言うが、離れた場所へ行くのは面倒ではないのか。
やっぱり変わってやがんだよ。
そう思いながら以前、一緒に銭湯へ行った時を思い出し、顔が熱くなるのがわかった。
「……刺青とかはないんだな」
その時ボソリと小さな話し声が聞こえてきて、雅也は思いきりそちらを睨む。すると二人の生徒は慌てて浴場から出ていってしまった。
ざけんな。あからさまな刺青なんてするかってんだ。何だと思ってやがる、馬鹿じゃねぇのか?
実際、馬鹿にしたように思った後で雅也はため息ついた。
人と関わるのが面倒だと思っているらしい隼は、だが人を見た目で判断しない。いや、目立つ相手だという決めつけだけはおかしなほどしているが、実際雅也も変な風に目立っているだろうしあの先輩たちはとてつもなく目立っているので間違った判断でもない。そもそも目立つのが嫌いらしい隼だけにそれは譲れない判断なのだろうなと微妙な気持ちで雅也は思った。
中学の時の影響で未だに自分が傍から見ればろくでもない外見であるのは雅也も一応わかっている。わかってはいるが、一度この姿に慣れてしまうと自分の中ではこれがもう普通になる。ピアスもせっかく開けたものを塞ぐ気にはなれないし、そもそもアクセサリーが元々好きだ。髪の色も一度抜いた色に慣れてしまうと多少の色くらいではもの足りなくなってしまう。顔つきはそれこそ持って生まれたものだからどうしようもない。
中学の頃とは全然違う。とはいえわざわざ違うと主張する気にはならない。それで別によかったのだが、隼が雅也を見た目で判断して決めつけた態度を取ってこなかった時は正直嬉しかった。隼を、父親のようなつまらないただ真面目で堅いヤツかとむしろ決めつけていたのは自分だった。
「……やっぱ、変わったやつ……」
ムッとしたような表情で雅也は呟いた。
少々道を踏み外す前から、雅也は無口なほうだ。話するのが嫌いなのではなく、自分から口にするのが少し面倒なのと、何か言われても上手く返す言葉を見つける前に相手が結果を出してくるからだ。
「何で黙ってるの」
「無視かよ」
そんな風に言われてもこっちも別にそんなつもりはないと腹立たしく思うし、そのせいで余計面倒になって黙ることもある。
隼はこちらが黙っていても気にしない。
……気にも留めない、ということかもしれねぇけどな。
だがそれがとても居心地いいのは間違いなかった。
変わったやつだけどやっぱり、なるはダチだ。
雅也は改めて思った。
ダチだからこそ、あんなに腹立つんだ。心配してやってんだ、俺は。なのにアイツはあんなだし。そもそも俺に何も言ってくれてねえ。俺の彼女の事は聞くくせに、お前はどうなんだよ。彼女と別れた後でまさかあんな先輩と、男とつき合ってんじゃねえだろうな。
考えるとまたイライラしてきた。そして隼のことを考えていたら、また一緒に風呂に入ったことや前に事故で唇がぶつかった時のことまで思い出してきた。
一瞬だったのに、その唇の感触を妙に覚えている気がする。風呂に入っていた時も、何故か落ち着かなくてあまり隼を見ていなかったはずなのに妙にその体が目に浮かんでくる。
「っくそ、何だってんだ」
雅也はのぼせそうになって風呂から出て体を拭いた。
意味わからない。そう思いながら服を着てトイレへ向かう。
隼は普段あまり外に出ないからか肌は少し白い。それがまた美少年と言っても過言じゃない顔立ちに合っている。その体は同じく、普段あまり運動しないからか華奢だった。筋肉がないわけではない。当然ながら女とは全然違い、柔らかさなど全くなさそうな体だ。だがどこか自分と違う。線が細いというのか。
その体がやたらと今、目に、頭に、心に浮かんでくる。最近彼女としていないから溜まっているのだろうか。
そう思った後、雅也は自分に引いた。
彼女としていないからといってダチに、しかも男に対して何考えてんだ。
なのに浮かんでくるものが止まらない。要らないと言ったのに背中を洗ってきた隼を思い、あれが逆だったらと頭が勝手に考える。自分が後ろにいて、男のくせに線の細い背中に泡のついた手を這わせる。
なるは背中に手を這わせるとどんな反応するのだろうか。
いつものように淡々としたままだろうか。それとも感じやすく体を逸らせるだろうか。泡にまみれた手を前へ回して胸に手を這わせたらどうなるだろうか。
男の、まったくふくらみない胸なんてどう考えても楽しくないはずなのに、隼の平らな胸にある乳首に自分の指が掠っていくことを思うと、雅也は堪らなくなった。
女にするように触れたら、隼のそこは反応するだろうか。硬くなり、だんだん膨らんできたりするのだろうか。
その手を下へ這わせたらどうなる?
そもそも男に興味がない雅也が、自分と同じものがついているというのにそれに触れられるのだろうか。
だが雅也の脳内は留まる事を知らずどんどんと暴走していく。むしろ同じものだからこそ、どこにどう触れたら感じやすいかわかるのではないのだろうか。そうすれば隼は思いきり感じてくれるかもしれない。あの綺麗な顔が快楽で歪むのを鏡越しに見たら、雅也はどうなるだろうか。
そもそも男同士でなんて考えたことがないため、それ以上考えは進まなくなった。だがそれでも自分のものが限界になっていた。どうしようもなくなり、早く達したくて到底あり得ないことに考えが飛ぶ。
なるの、余計なこと言わない口が……俺のものを、もし……。
ひたすら止まらない妄想の間、同じく止まらなかった手の中でそれはドクリと脈を打ったように思えた。雅也はそのまま便器に放出した後、自分も放心する。
溜まり過ぎか……!
自分にドン引きする。
ダチ相手に何考えてんだ。ていうかほんと何なんだ。自分がキモいし、ダチや彼女に対して最低じゃねぇか。
その後ふらふら部屋へ戻ると、丁度隼も部屋のシャワーを使っていたらしく、相変わらず髪が濡れたままの状態で冷蔵庫からお茶を出しているところだった。
「あ、おかえり」
雅也がイライラ出て行ったにも関わらず、全く気にしてもいなかったようで普通に声をかけられた。先ほど自分がしてしまったことや、そもそも部屋を出ていった理由などに色々と複雑なへ入る。わ気分になりながら、雅也はムスっとして一旦部屋そして下着やらを持ってシャワー室に向かおうとすると「あれ? 大浴場で入ってきたんじゃないの」と聞かれた。
「な、何でわかんだよ……っ」
雅也は耳が熱くなるのが分かった。すると隼は怪訝そうに首を傾げてくる。
「え? いやだってお風呂あがりの匂いするし」
そのついでにトイレでしてしまったことも何らかの匂いがしてバレたらどうしよう。
ただでさえ居たたまれないと思っていた雅也は「下着忘れたからもっかい入るんだよっ」と別に言わなくてもいいようなことを言い訳しながら洗面所へ籠った。
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